ザ・ダイハード・マスターピース 作:EXTERMINATION
相馬の銃口が、朝霧海斗の胸を正確に捉えていた。
旧格闘訓練施設の床には、砕けた照明の破片と薬莢が散らばっている。
赤い非常灯が点滅し、金属製の壁に二人の影を映していた。
上階からは、ツキと森下藍が走る足音が聞こえる。
少し離れた場所では、綾小路清隆と龍園翔が激突している。
志朗と雅樹の怒号も、時折、銃声と衝撃音に混じって落ちてくる。
それでも、海斗の視界は相馬だけを捉えていた。
相馬は動かない。
だが、ただ立っているわけではない。
右足を半歩後ろへ置き、腰を落とし、
銃を構える腕には無駄な力が入っていない。
目は冷静。
呼吸も乱れていない。
洗脳装置の影響を受けているはずなのに、
その姿勢には兵士としての完成度があった。
いや、だからこそ厄介だった。
ホワイトルームの装置は、相馬の人格を完全に消しているわけではない。
相馬の中にある任務遂行本能。
命令に従う兵士としての反応。
危険対象を制圧する判断。
その部分だけを、強引に前へ引きずり出している。
「対象確認」
相馬の声は低かった。
「朝霧海斗。接近戦能力高。危険度A。遠距離制圧を継続」
海斗は顔をしかめた。
「だから自分で解説してんじゃねぇよ」
相馬は答えない。
次の瞬間、銃声が響いた。
海斗は発砲を見てから避けたのではない。
相馬の指が引き金にかかる直前、
肩の沈みと視線の置き方から射線を読んでいた。
身体を右へ倒す。
弾丸が海斗の左肩のすぐ横を抜け、背後の壁で火花を散らす。
海斗は転がるように床へ滑り込み、砕けた遮蔽物の影へ入った。
普通なら、ここで息を整える。
だが相馬は待たない。
二発目。
三発目。
弾丸は海斗の隠れた遮蔽物そのものを撃つのではなく、
海斗が次に動くであろう出口を塞ぐように撃ち込まれた。
右へ出れば肩。
左へ出れば足。
上体を起こせば頭。
相馬は海斗を殺すためだけに撃っていない。
動ける選択肢を一つずつ奪っている。
「性格悪い撃ち方しやがる」
海斗は舌打ちした。
相馬の射撃はホワイトルーム生のそれとは違った。
ホワイトルーム生は正確だ。
訓練された姿勢で、無駄なく撃つ。
だが、綺麗すぎる。
相馬の射撃は汚い。
相手が嫌がる位置に弾を置く。
逃げ道を潰す。
遮蔽物を利用させない。
一発で仕留めるより、相手の行動を制限することを優先する。
実戦で部隊を率いた男の撃ち方だった。
海斗は遮蔽物の裏で床に落ちていた折れた警棒を拾う。
次の銃声と同時に、それを斜め上へ投げた。
警棒は相馬の顔を狙っていない。
照明へ向かっていた。
割れかけの照明器具に警棒が当たり、火花と共に破片が落ちる。
相馬の視線が一瞬だけ上へ動いた。
ほんの一瞬。
海斗はその隙に飛び出した。
低く。
床を滑るように。
相馬は即座に銃口を下げる。
だが海斗は直線では来ない。
足元の薬莢を踏み、わざと滑った。
身体の軌道がずれる。
相馬の弾丸が本来の進行方向を抜けていく。
海斗は床へ手をつき、片腕の力で身体を押し上げた。
そのまま相馬の懐へ飛び込む。
「近ぇぞ、おっさん!」
「おっさんではない」
相馬は即座に拳銃を引いた。
近距離で無理に撃たない。
海斗が銃口を掴みに来ることを読んで、腕を引きながら反対の肘を跳ね上げる。
肘先が海斗の頬を掠めた。
皮膚が裂ける。
熱い痛み。
だが海斗は止まらない。
右拳を相馬の胸へ打ち込む。
相馬は前腕で受けた。
鈍い音が響く。
受けた腕が僅かに沈む。
だが相馬の足は崩れない。
衝撃を腕だけで受けていない。
肩。
腰。
足裏。
全身で逃がしている。
海斗はすぐに左膝を上げた。
相馬の脇腹を狙う。
相馬は腰を引いてかわし、同時に海斗の軸足を外側から払った。
海斗の身体が傾く。
普通なら転ぶ。
だが海斗は倒れながら相馬の袖を掴んだ。
「っ」
相馬の姿勢も崩れる。
海斗は床へ背中を打つ直前、相馬を引き込み、額を相馬の胸元へ叩きつけた。
鈍い衝撃。
相馬の呼吸が一瞬詰まる。
だが、相馬は倒れない。
崩れた体勢のまま、海斗の腹へ膝を落とした。
「ぐっ……!」
肺から空気が押し出される。
視界が白く滲む。
だが、海斗の手は相馬の銃を持つ手首から離れない。
相馬はそのまま銃口を海斗の腹へ向けようとする。
海斗は両手で手首を押さえ、銃口を上へ逸らした。
発砲。
弾丸が天井の照明を砕いた。
白い光が一つ消え、施設内がさらに暗くなる。
赤い非常灯の中で、相馬の目だけが冷たく光っていた。
「しぶとい」
「褒め言葉として受け取っとく」
「評価だ」
「どっちでもいい!」
海斗は相馬の手首を捻った。
銃を落とさせようとする。
相馬は逆らわない。
逆らわず、むしろ力の流れに乗った。
海斗が手首を外側へ捻った瞬間、相馬は半歩前へ出て肘を畳む。
手首を守りながら、海斗の顎へ頭突きを入れる角度を作る。
海斗は首を引いた。
完全には避けきれない。
額同士がぶつかる。
鈍い音。
互いに視界が揺れる。
海斗は笑った。
「いいねぇ」
相馬は無表情のまま返す。
「笑う場面ではない」
「強い奴とやる時は笑うもんだろ」
「理解できんな」
「だろうな」
相馬の膝が再び上がる。
海斗は今度は受けない。
身体を横へ倒し、相馬の膝を空振りさせる。
同時に相馬の銃を持つ手を壁へ叩きつけた。
銃が床へ落ちる。
金属音。
海斗はそれを蹴り飛ばした。
「これで銃はなしだ」
相馬は腰からナイフを抜いた。
軍用の短い刃。
海斗は顔をしかめる。
「そう来るか」
「戦場で武器を一つ失ったら、次を使う」
「真面目だな」
「生き残るためだ」
その声に、ほんの僅かに相馬自身の意識が混ざった。
海斗は見逃さない。
相馬は完全に操られているわけではない。
命令に呑まれながらも、抗っている。
なら、戻せる。
そう判断した瞬間、相馬のナイフが走った。
腹ではない。
太腿。
動きを奪う位置。
海斗は後ろへ跳ぶ。
だが、相馬は追ってくる。
一歩目が速い。
二歩目で間合いを潰す。
三歩目で逃げ道を塞ぐ。
ナイフを持つ手だけではない。
反対の手で海斗の肩を押さえ、身体の向きを固定しようとしてくる。
海斗はその手を弾く。
相馬は弾かれることも読んでいた。
弾かれた腕の反動で肘を戻し、海斗の肋骨へ入れる。
「っ……!」
痛みが走る。
海斗は歯を食いしばる。
相馬の打撃は派手ではない。
だが嫌な場所を狙ってくる。
肩。
肋骨。
腹。
太腿。
動きを鈍らせる場所。
長期戦で効いてくる場所。
相手を派手に倒すための攻撃ではなく、確実に戦闘能力を削る攻撃。
海斗は舌打ちした。
「嫌な戦い方しやがる」
「効率的と言え」
「嫌だね」
海斗はわざと一歩下がった。
隙を見せる。
相馬は追わない。
踏み込めば罠があると判断したのだろう。
その冷静さが厄介だった。
海斗なら、多少の罠は踏み抜いてでも前へ出る。
相馬は違う。
勝つために必要なら待つ。
焦らない。
命令に操られていながらも、戦い方そのものは冷静なまま。
「やっぱ強ぇな」
海斗は息を吐いた。
脇腹が痛む。
肩も痺れている。
頬から血が流れている。
相馬も無傷ではない。
額から血が滲み、右腕の動きも少し鈍い。
だが、まだ崩れない。
「朝霧海斗」
相馬が言った。
「何だ」
「下がれ」
その声は、さっきよりも少しだけ人間らしかった。
「今なら、まだ殺さずに済む」
「物騒な優しさだな」
「本気だ」
「なら自分で止まれ」
「止められない」
「努力しろ」
「している」
相馬のナイフを持つ手が震えていた。
洗脳装置の命令と、相馬自身の意思がぶつかっている。
対象を制圧しろ。
任務を遂行しろ。
危険を排除しろ。
その命令に対して、相馬自身が必死に抗っている。
海斗は拳を握った。
「お前、隊長だったんだろ」
「そうだ」
「部下にクソみたいな命令を出したことあんのか」
相馬の目が揺れる。
「……」
「ないんだろ」
相馬は答えない。
だが、その沈黙が答えだった。
「なら、自分にも出すな」
低周波音が強くなる。
相馬の表情が歪む。
「黙れ」
「嫌だね」
「黙れ、朝霧海斗」
「お前はホワイトルームの犬じゃねぇだろ」
相馬が踏み込んだ。
速い。
ナイフが横に走る。
海斗は後ろへ退く。
刃が服を裂いた。
薄く皮膚が切れる。
血が滲む。
海斗は痛みを無視して前へ出た。
相馬の腕を掴む。
ナイフを持つ手首を壁へ叩きつける。
一度。
二度。
三度。
相馬の握力が緩む。
ナイフが落ちる。
だが相馬はその瞬間、海斗の首へ腕を巻いた。
締める。
軍隊式の絞め技。
無駄がない。
頸動脈へ圧がかかる。
視界が暗くなる。
海斗は相馬の腕を掴む。
力だけでは外れない。
相馬の体格と技術が噛み合っている。
普通に抵抗すれば、数秒で意識が落ちる。
海斗は足元を見た。
床に落ちている薬莢。
砕けた照明片。
滑りやすい床。
海斗は相馬の膝裏へ自分の足を絡めた。
身体を落とす。
相馬の重心が崩れる。
同時に、海斗は自分から後ろへ倒れ込んだ。
背中に衝撃。
相馬も巻き込まれて床へ落ちる。
締めが緩む。
海斗はその一瞬で首を抜き、相馬の腹へ肘を打ち込んだ。
相馬の呼吸が詰まる。
だが相馬はすぐに海斗の腕を取る。
関節を極めにくる。
「しつこい……!」
海斗は身体を回転させる。
腕が抜けない。
肩に痛みが走る。
このまま極められれば折れる。
海斗は相馬の膝を蹴った。
相馬の力が僅かに緩む。
その隙に腕を抜き、距離を取った。
二人は同時に立ち上がった。
呼吸が荒い。
互いに汗と血で顔が濡れている。
相馬の目はまだ揺れていた。
海斗は肩を回す。
痛い。
かなり痛い。
だが動く。
動くなら問題ない。
「お前、面倒くせぇな」
海斗が言う。
相馬は短く答える。
「お前ほどではない」
「それ、正気の時にも言いそうだな」
「言うだろうな」
「じゃあ戻りかけてんじゃねぇか」
相馬の目が一瞬だけ戻る。
だがすぐに曇る。
「対象……制圧……」
「だからしつこいって」
海斗は前へ出た。
今度は迷わなかった。
銃もない。
ナイフもない。
なら拳で戻す。
海斗の右拳が飛ぶ。
相馬は左腕で受ける。
海斗は引かない。
さらに左拳。
相馬はかわす。
海斗はそのまま肘を入れる。
相馬は肩で受ける。
鈍い音。
海斗の攻撃は荒い。
だが、一撃ごとに重い。
相馬はそれを受けながら、海斗のリズムを読もうとする。
一発目。
二発目。
三発目。
海斗はわざとリズムを崩した。
四発目を遅らせる。
相馬の受けが先に動く。
その隙へ、海斗の膝が入る。
相馬の腹へ直撃。
相馬の身体が僅かに折れる。
海斗は叫ぶ。
「戻れ!」
拳。
相馬が受ける。
「戻れ!」
肘。
相馬が流す。
「戻れ!」
膝。
相馬がかわす。
「さっきからそればかりだな」
相馬が苦しげに言う。
「戻ってほしいからな」
「甘いな」
「悪いか」
「戦場では死ぬ」
「何回も死にかけてる」
「なら学べ」
「嫌だね」
海斗は笑った。
「オレは馬鹿だからな」
相馬の拳が海斗の頬へ入る。
海斗の顔が横へ弾ける。
血が飛ぶ。
だが、海斗は倒れない。
むしろ前へ出る。
相馬の胸倉を掴む。
額をぶつける。
鈍い音。
相馬の目が揺れる。
「お前は何者だ!」
海斗が叫んだ。
相馬は歯を食いしばる。
「何だ、急に……」
「隊長か!」
海斗の拳が相馬の腹へ入る。
「傭兵か!」
さらに一撃。
「雅樹の部下か!」
もう一撃。
相馬の身体が揺れる。
「違うだろ!」
海斗は相馬の襟を掴んだまま、額を近づける。
「お前は相馬だろ!」
相馬の目が戻った。
ほんの一瞬。
だが確かに戻った。
「……海斗」
初めて、相馬が名前を呼んだ。
海斗は笑う。
「やっと戻ったか」
だが、低周波音がさらに強くなった。
相馬の顔が歪む。
「まだだ……!」
「知ってる」
「離れろ……!」
「嫌だね」
海斗は相馬の肩を掴んだ。
「殴ってでも戻す」
相馬は苦しそうに笑った。
「理屈が雑だ……」
「オレだからな」
「そうだったな……」
相馬は拳を握る。
「なら、やってみろ」
「言ったな」
二人は再びぶつかった。
今度は技術ではなかった。
相馬も銃を使わない。
ナイフも使わない。
ただ拳だけで海斗へ向かってきた。
右。
海斗が受ける。
左。
海斗がかわす。
海斗の拳。
相馬が受ける。
相馬の膝。
海斗が受ける。
互いに距離を取らない。
殴る。
受ける。
流す。
押す。
押し返す。
足元の破片を踏み、滑りかけながらも立ち続ける。
海斗の拳が相馬の頬へ入った。
相馬の拳が海斗の肩へ入った。
海斗の肘が相馬の胸へ入った。
相馬の膝が海斗の腹へ入った。
どちらも倒れない。
倒れるほどの一撃をもらっても、足を踏ん張る。
「隊長ってのは」
海斗が息を切らしながら言う。
「部下を連れて帰るんだろ」
相馬の拳が止まる。
「……」
「なら自分も帰れ」
相馬の目が揺れる。
海斗はさらに言う。
「ホワイトルームの命令なんかに置いていかれるな」
その言葉が、相馬の奥に届いた。
ほんのわずか。
低周波音が乱れる。
観覧室の方から、森下藍の声が響いた。
「解除できます!」
ツキの声も続く。
「海斗、もう少し!」
海斗は笑った。
「聞こえたか」
相馬は息を吐く。
「聞こえた」
「じゃあ、あと少し耐えろ」
「無茶を言う」
「得意なんだよ」
相馬は拳を構える。
その目はまだ完全には戻っていない。
だが、先ほどより明らかに正気が混じっている。
「朝霧海斗」
「何だ」
「次で止めろ」
「注文が多いな」
「でなければ、また撃つ」
「銃ないだろ」
「拾う」
「真面目だな」
海斗は拳を握る。
「なら、拾う前に止める」
相馬が踏み込んだ。
最後の突進。
技術も理性も残っている。
だが、命令の衝動が混ざっている。
真正面。
相馬の拳は海斗の顎を狙っていた。
海斗は避けない。
相馬の拳が頬を掠める。
皮膚が裂ける。
痛みが走る。
だが海斗は踏み込んでいた。
一歩深く。
相馬の懐へ。
相馬の腕が伸び切るより早く、海斗の拳が相馬の胸へ入った。
鳩尾ではない。
心臓でもない。
胸の中心。
意識を刈り取る一撃ではなく、呼吸を止め、身体の動きを止める一撃。
相馬の呼吸が止まった。
膝が揺れる。
それでも倒れない。
海斗はもう一歩踏み込み、額を相馬の額へ当てた。
「戻れ」
短い言葉。
相馬は目を閉じた。
低周波音が乱れる。
さらに乱れる。
そして。
観覧室から大きな電子音が響いた。
洗脳装置の出力が落ちた。
施設全体を満たしていた不快な振動が、急に薄れていく。
相馬の身体から力が抜けた。
海斗は倒れそうになった相馬を支えた。
相馬は荒い息を吐きながら、ゆっくり目を開ける。
今度は、完全に相馬の目だった。
「……悪い」
海斗は肩で息をしながら笑った。
「高くつくぞ」
「何を要求する」
「まずはおっさん呼びを許可しろ」
「断る」
即答だった。
海斗は呆れたように笑う。
「戻ったな」
相馬は小さく息を吐いた。
「ああ。戻った」
それから、相馬は自分の拳を見た。
血がついている。
自分の血か、海斗の血か。
おそらく両方だった。
「よく止めたな」
「まあな」
「普通なら途中で殺している」
「殺す理由がねぇだろ」
海斗は脇腹を押さえた。
「ツキが怒る」
相馬は一瞬だけ黙り、それから僅かに笑った。
「いい理由だ」
「だろ」
遠くで低周波音が完全に消えた。
同時に、舞の動きも止まり、龍園も頭を押さえ、雅樹も膝をついた。
洗脳装置は止まった。
だが、それで終わりではない。
天井スピーカーから篤臣の声が流れる。
『よくやった』
冷たい声。
人間を実験結果としてしか見ていない声。
『だから次へ進め』
警報が鳴った。
赤いランプが旧格闘訓練施設を染め直す。
モニターが切り替わる。
【中央管制区画 解放】
【最終フェーズ移行】
相馬は壁に手をつきながら立ち上がった。
海斗も拳を握り直す。
「まだやる気かよ、あの親父」
「篤臣は止まらない」
相馬が言う。
「なら止めるしかねぇな」
海斗はツキのいる観覧室を見上げた。
無事だ。
少なくとも立っている。
それだけで十分だった。
相馬は海斗の横へ並ぶ。
「朝霧海斗」
「何だ、おっさん」
「おっさんではない」
「戻って早々それかよ」
「重要だ」
「はいはい」
相馬は静かに銃を拾った。
今度は海斗へ向けない。
ホワイトルーム最深部へ向ける。
「借りは返す」
海斗は笑った。
「高くつくって言ったろ」
「分かっている」
「じゃあ行くぞ」
「ああ」
洗脳装置による白き支配は砕けた。
だが、ホワイトルームはまだ生きている。
海斗と相馬は、血と汗に濡れたまま、同じ方向へ歩き出した。
今度は敵ではなく。
同じ戦場を抜けるために。
モチベ維持のために感想・評価をもらえると幸いです。