スレイたち裏の掃除屋は、阿佐ヶ谷の焼け跡から持ち帰った「四つの不審点(青い炎、電池のない報知器、塞がれた逃げ道、工業用溶剤)」を、環萌美総理と大物議員Aの前に提示して報告を終えた。
「なるほど……。警察のトップである山田相姦がいくつか不審だと言っていた点が、あなたたちの調査で見事につながったわね」
美しいルージュの唇に弧を描き、萌美総理が感心したように頷く。
しかし、大物議員Aは腕を組み、政治家の険しい顔つきで首を振った。
「だが。表の警察の捜査では、現時点でこれを他殺(放火)と言い切れないのが歯痒いところだ。工業用溶剤も、証拠としては決定打に欠ける」
「……そのための、俺たちだろう」
スレイが、サングラスの奥から絶対零度の眼光を覗かせた。
法で裁けない完全犯罪の火種を、裏から物理的に踏み躙って消し去る。それが彼らの存在意義である。
総理と大物議員Aは、頼もしい最強の暗殺者に無言で頷き返した。
――その後、新宿アジト。PCルーム。
「やっぱ、亡くなった店主のおじいちゃん、誰かに恨まれていたのかな?」
リルが、首を傾げて疑問を口にする。
「でもさー、わざわざ逃げ道になる裏口を塞いだり、確実にキル(殺)しにきてるよね。単なる嫌がらせの放火じゃなくて、ガチの殺意っしょ」
メイコが、ゲーマー特有の物騒なスラングを交えながら、犯人の異常な執念を指摘した。
「殺意の動機として……再開発に伴う立ち退きの線はないかしら?」
モニカの言葉に、マリアも深く同意する。
「よくある話ね。言うことを聞かない古い店舗を、事故に見せかけた火事で強引に追い出す、悪質な地上げ屋の手口よ」
まずは実行犯の足取りを掴むため、マリアは阿佐ヶ谷の食堂周辺にあるコンビニや街頭の防犯カメラのハッキングを試みた。
しかし、彼女のタイピングする指はすぐに止まってしまった。
「……ダメね。下町の古い商店街とあって、現代の防犯技術(カメラ)の設置数が少なすぎるわ。死角だらけよ。これでは、プロの犯人は映っていないだろうわね」
物理的な足取りが追えないなら、金の流れから洗うまでだ。
マリアは即座にアプローチを変え、被害に遭った食堂の不動産情報や金銭のやり取りを裏ルートで検索し始めた。
「……あったわ。数ヶ月前から、大手デベロッパーのABC不動産から、この食堂宛に土地の買収案が再三にわたって持ちかけられている形跡がある」
「やはり、その線が強そうね……」
モニカが冷たい声で呟く。
しかし、モニターに表示された買収の提示額を覗き込んだリルが、目を丸くして声を上げた。
「えっ、でもこれ、凄〜い金額だよ! 小さな食堂の土地なのに!」
リルが驚いた声をあげる。
「……ホントだ。確かに、あそこの下町の地価から計算すると、相場の倍以上の金額になってるっしょ」
メイコがチート級の暗算能力で瞬時に弾き出し、不思議そうに首を捻った。
単なる地上げなら、少しでも安く買い叩こうとするのが普通だ。
それなのに、相場の倍以上という法外な金額を積んでまで、ABC不動産はあの小さな食堂の土地を欲しがっていた。
そして、それでも首を縦に振らない店主を、青い炎で焼き殺したのだ。
ずっと黙って報告を聞いていたスレイが、銀色のジッポライターをカチャリと鳴らし、紫煙と共に静かな推理を吐き出した。
「これほどの額を積む裏には、何か別の理由があるはずだ。……あの食堂の実態を、もう少し掘り下げて調べてみる必要もありそうだな」
「店主が何かを隠していたという線もあるわね」
マリアが同意する。
「マリア、近所で行方不明などの過去の事件がないか洗ってみてくれ」
「えっ? スレイ、どういうこと?」
リルが不思議そうに首を傾げる。
「『立ち退かなかったんじゃなく、立ち退けなかった』という線だよねー。ばいやー」
メイコがピンとくる。
「社会的にまずいもの。または何か埋まっているものや、隠ぺいの線もあるわね」
モニカが、冷たく言い放つ。
焦げた木材と工業用溶剤の匂いの奥に隠された、本当に隠されたものは何なのか。
裏の掃除屋たちは、亡き店主が隠し続けた食堂の真実に迫るため、さらなる深淵へと足を踏み入れていくのであった。
翌日。スレイたちは再び、阿佐ヶ谷の下町にある火災現場の食堂へと向かった。
焦げ臭い匂いが漂う商店街の路地で、リルとメイコは、またしても楽しげな刑事ごっこ(聞き込み調査)を再開していた。
警戒心を一切抱かせない二人の明るい笑顔に、近所の主婦や商店主たちは悲しそうに重い口を開いた。
「なるほどー……。おじいちゃんの食堂、すごく地域の人に愛されてたんですね」
リルがメモ帳に書き込みながら、しんみりとした声を出す。
「うんうん、子供食堂もやってたんだ? まじリスペクトっしょ」
メイコが相槌を打つ。
二人の聞き込みによって浮かび上がってきたのは、強欲な店主像や犯罪の隠蔽とは真逆の姿だった。
その食堂は、近所の貧しい家庭の子供たちに向けて無料同然で、温かいご飯を提供する子供食堂の活動を積極的に行っており、メニューも利益を度外視した安くてボリュームのあるものばかりだったというのだ。
焼け跡の中では、マリアとモニカが詳細な現場検証を行っていたが、一階の店舗部分からは青い炎の痕跡以外、特におかしいところは見当たらなかった。
一方。二階の住居部分に足を踏み入れたスレイは、炭化した押し入れの奥で、熱で変色した分厚い鉄の塊(金庫)に違和感を覚えた。
スレイはしゃがみ込み、金庫のダイヤルと扉の隙間にわずかに残った煤(すす)の付き方を鋭く観察する。
(……この煤の跡。火が燃え盛る瞬間か、あるいはその直前に、一度開錠して何かを中に入れているな)
店主は、自らの命が危険に晒されている極限状態の中で、逃げることよりも優先して何かをこの金庫の中に隠したのだ。
スレイは首元のインカムに手を当て、警視庁トップ・山田相姦の裏回線へと連絡を入れた。
「……山田。火事については警察も捜査しているだろうが、あの食堂の実態(店主の背景)ついては調べていないだろう」
『ああ。所轄はあくまで漏電事故としての処理を進めているからな』
「……そうか。なら、証拠は俺たちが預かる」
通信を切ると、スレイは丸太のような両腕を金庫の両サイドにガッチリと回した。
そして、常人離れした怪力で一気に力を込めると。
メキメキッ! という床板の割れる轟音と共に、床にボルトで固定されていた重さ数十キロの金庫ごと、力任せに根こそぎ引っ張り出した。
金庫を一旦1階に運び込み、マリアが特殊な電子ツールやピッキングツールを使って開錠を試みたが、熱で内部のシリンダーが歪んでいるのか、カチャカチャと虚しい音が鳴るばかりだった。
「……ダメね。かなり複雑な防盗金庫な上に、火災の熱でロック機構が完全にイカれてるわ。これ以上無理に開けようとすると、中の物まで傷つけるかもしれない」
マリアがツールを置き、お手上げといった様子で首を振る。
「……仕方ないわね。山田相姦の鑑識に引き渡しましょう。金庫を安全に切断できるはずよ」
モニカの提案に、スレイも無言で頷いた。
新宿アジトに戻った裏の掃除屋たちは、金庫の開錠を警察の裏部隊に任せ、次なる一手に出た。
「ABC不動産について、さらに深く調べてみる必要がありそうね」
マリアがコンソールに向かい、猛烈な勢いでキーボードを叩く。
表の警察の捜査では令状が下りないような、大企業の深部データへのハッキングだ。
セキュリティの壁を次々と突破し、ABC不動産の内部サーバーから極秘の帳簿やプロジェクトファイルを引きずり出す。
しかし、金の流れを示す帳簿自体には、特におかしいところは隠されていなかった。
「……これを見て」
モニカが、膨大なデータの中から『一つの隠しファイル』を見つけ出し、メインモニターに映し出した。
「なんか、設計図だね!」
リルが画面を指差す。
「……マジばいやー。これ、ただのビルじゃないっしょ。デカい商業施設じゃない?」
メイコが、図面の規模とテナントの配置スペースを見て、即座に看破した。
図面には、阿佐ヶ谷のあの小さな食堂の土地を中心として、周囲の一画を丸ごと飲み込むような巨大なショッピングモールの建設計画が描かれていた。
やはり、立ち退きの線が強くなった。彼らはこの巨大プロジェクトをどうしても推し進めたかったのだ。
しかし。全員の心の中に、さらに深い疑問が渦巻いた。
なぜ、食堂の店主は立ち退かなかったのだろうか。
子供食堂を運営していたとはいえ、経営は火の車だったはずだ。
ABC不動産から提示されていた相場の倍以上の金銭的な交渉条件を飲めば、別の場所でもっと立派な食堂を建て直すことだって十分にできたはずなのだ。
金ではない。命を賭してまで、彼があの場所を手放さなかった理由。
あそこに、何か隠しているのだろうか。
燃え残った金庫が開く時、すべての謎の答えが明らかになる。
スレイは黙って銀色のジッポライターを取り出し、深く紫煙を吐き出した。
新宿のアジトで各々が調査を進めていると、裏回線の通信機が鳴り、金庫の解体を任せていた警視庁トップ・山田相姦から最初の報告が入った。
『……スレイ。鑑識の分析結果が出た。現場から検出された工業用溶剤(塗料剥離剤)だが、こいつは一般のホームセンターなどでは手に入らない代物だ。建設や解体現場のプロの業者が使う、極めて引火性の高い特殊な劇薬だ。そして……こいつが燃えると、鮮やかな青い炎があがる』
「やっぱり!」
リルが身を乗り出す。聞き込みで得た『一瞬で青っぽい炎が上がった』という目撃証言の裏付けが、完璧に取れた瞬間だった。
「ばいやー。それって、その辺の不良の火遊びじゃ手に入らない、プロの解体業者が使ったってことじゃん」
メイコが、腕を組んで納得したように頷く。
「……マリア。店主の購入履歴を調べてくれ」
スレイが、タバコの煙を吐き出しながら次の指示を飛ばした。
現場の火災報知器から電池が抜かれていた件の裏付けだ。
もし店主が電池切れを放置していただけなら、事故の線もまだ僅かに残る。
「了解。クレジットカードの履歴と、近所のスーパーのポイントカードの購買記録を照合するわ」
マリアが目にも留まらぬ速さでタイピングを行い、数秒後には、亡き店主の生活感あふれるレシートのデータをモニターに弾き出した。
「……ビンゴよ。店主は、火事の起きる先週に、単三電池パックを新しく購入しているわ」
「えっ? じゃあ、電池切れで放置してたわけじゃないんだ。……犯人に抜かれていたってこと?」
リルの問いに、凄腕プロファイラーのモニカが冷徹に肯定する。
「ええ。自分で新品の電池を買ってきたばかりの人間が、火を扱う厨房の報知器の電池をわざわざ抜くはずがないわ。……つまり、これはもう99パーセントじゃなく、限りなく100パーセントに近い他殺ね」
モニカの断言に、リビングの空気が一段と冷え込んだ。
建設現場で使われる特殊な発火剤。逃げ道を塞ぐ巧妙な手口。報知器の無力化。
そして、異常な高額買収を持ちかけていた大手デベロッパー。
これらすべての事実が、ABC不動産が雇ったプロの裏稼業の人間が、立ち退きを拒む店主を邪魔者として処理したという最悪のシナリオを指し示していた。
「でもさ。もし立ち退きがうまくいかない場合って、企業側はどうなるの?」
リルが純粋な疑問を口にする。
「うーん、違約金とか〜? 予定通りにビルが建たないと、色々とマズいっしょ」
メイコが勘を働かせると、モニカがハッとしてマリアのモニターを指差した。
「マリア、ABC不動産の建設プロジェクトの契約書を洗って。……もしかすると、既に下請けの工事業者や、入る予定の巨大テナントと、後戻りできない契約の話をしているのかもしれないわ」
「任せて」
マリアが再びABC不動産の深部サーバーへと潜り込み、極秘の契約書類を暴き出す。
そこには、企業がどうしても焦らざるを得なかった、巨大な爆弾の存在が隠されていた。
「……あったわ。この商業施設の建設計画、海外の巨大資本が入っているわね。もし立ち退きが遅れて工期に間に合わなかった場合、ABC不動産には、このままでは数十億円の法外な違約金と損害賠償が発生する契約になっているわ」
たかが一軒の小さな子供食堂。
しかし、その土地が一日でも空け渡されなければ、ABC不動産は数十億円の負債を抱え、最悪の場合は会社が傾く。
ならば、数千万円を裏社会に流してプロの放火魔を雇い、店主ごと不慮の事故として消し去ってしまった方が、企業としては遥かに安上がりで合理的だ。
それが、相場の倍以上の買収額を提示しても動かなかった店主に対する、血も涙もない巨大資本の答えだった。
「……クズ共が」
スレイが、怒りで奥歯をギリッと噛み鳴らした。
「でも、何で立ち退きをそんなに拒否したの?」
リルが疑問を呈する。
「そこが繋がらないよね〜。ABC不動産はカスだとしても」
メイコが言う。
「そうなのよね。立派な立ち退き料を払うと言っても、受け入れなかった理由」
マリアが考える。
「円満に帰結しなかった理由が、確実に何かあるわね」
モニカがプロファイリングの焦点を絞る。
その時、再び山田相姦の裏回線から通信が入った。
『……スレイ。鑑識の特殊カッターで、金庫を切断した。中身を取り出したが……これは、お前たちが直接見た方がいい』
「わかった。すぐに行く」
スレイは通信を切ると、コートの裾を翻して立ち上がった。
「行くぞ。……首相感貞だ」
亡き店主が、業火に焼かれる最期の瞬間に、自らの命に代えても隠したものは何だったのか。
その答えが待つ首相感貞・極秘地下作戦室へと、裏の掃除屋たちは歩みを進めるのであった。
――首相感貞・極秘地下作戦室。
円卓の上に置かれた、分厚い鋼鉄の扉が切断された防盗金庫。
現場の指揮を執っていた警視庁トップ・山田相姦が、重苦しい沈黙の中で、その中身をスレイたちの前へと並べた。
それを見た瞬間。裏の掃除屋たちは全員、言葉を失い絶句した。
決して、何か社会的に見つかってはまずいものではなかった。
後ろめたいものでもなんでもない。
現金や通帳、あるいは土地の権利書などは一切入っていなかった。
焼け焦げた金庫の中から出てきたのは、束になった画用紙の束。
クレヨンで一生懸命に描かれた「しょくどうのおじいちゃん」の似顔絵。
たどたどしいひらがなで綴られた、子供達からの感謝の手紙。
そして、食堂に通う子供たちの背が伸びていく様子を大切に収めた、何冊もの成長記録のアルバムだった。
「……店主の遺体の状況だが」
山田相姦が、苦渋に満ちた顔で静かに報告を続ける。
「真っ黒に焦げた店主の手と胸の間に、燃え残ったアルバムの一部があった。……彼は最期の瞬間、子供たちとの思い出の品を、必死に抱きしめていたんだ」
その凄惨な最期の光景が、全員の脳裏に浮かび上がった。
深夜の厨房で、突如として上がった青い炎。一瞬にして燃え広がる異常な火の手と、塞がれた逃げ道。
自分がもう助からないと悟った時、老店主は迷うことなく炎の中を引き返し。
自分の命や財産ではなく、何よりも大切な『子供たちの笑顔の証』を、耐火金庫の奥底へとしまい込んだのだ。
そして、入り切らなかった残りのアルバムを愛おしむようにその胸に抱きしめ、炎に焼かれていった。
彼が命を懸けて守りたかったものは、ただの古い食堂という建物ではない。
そこへ集う地域の笑顔であり、お腹を空かせた子供たちの笑顔だった。
本当の価値。それは、人それぞれ違う。
ABC不動産が積んだ相場の倍以上の大金など、彼にとっては紙切れ以下の価値しかなかった。
彼にとっての本当の価値は、この手紙や似顔絵の中にこそあったのだ。
どんなにいい条件のお金よりも、大事なものがある。
「……やっぱり、アタシたちの聞き込みどおりだったね」
リルが、煤けた似顔絵を見つめながら、ポロポロと大粒の涙をこぼした。
「そうだね。……おじいちゃん、本当に、すごく愛されていたんだね」
メイコも、普段の軽い口調を完全に潜め、鼻をすすって目を赤く腫らしていた。
「立ち退かなかった理由……それは子供達ね」
成長記録のアルバムを手に取るマリアが、悲しそうに呟く。
「子供達からの感謝の手紙。……店主は、あそこでこそ意味があったのよ。だから立ち退かなかった」
モニカが、彼の遺志を代弁した。
そして。
「…………」
スレイの背中から、部屋の温度を錯覚させるほどの、どす黒く、底知れぬ怒りのオーラが立ち昇った。
孤児院『愛の家』で、大人の私利私欲のために子供の命や臓器が金に換えられていく地獄を見てきたスレイ。
彼にとって、貧しい子供たちの胃袋と心を無償の愛で満たしていたあの老店主は、最高に尊い存在だ。
その善意の塊を、数十億の違約金を惜しんだ大企業のクズ共が、青い炎で無惨に焼き殺した。
スレイのサングラスの奥の瞳に、絶対零度の殺意という名の火がつく。今すぐにでもABC不動産の本社ビルに単身で乗り込み、幹部たちの首を物理的にへし折らんばかりのプレッシャーだ。
「……スレイ。怒る気持ちは痛いほどわかるわ。しかし、ここは冷静にならないといけない」
モニカが、スレイの太い腕にそっと手を添え、その暴走を理知的な声で押し留めた。
悲しみと怒りに任せて暴れ回るだけでは、巨大な組織のトカゲの尻尾切りに終わってしまう。
「ええ。私たちの手元には、塗料剥離剤という物的証拠も、違約金という動機を示す状況証拠も、ある程度は揃っている」
マリアが、決意を込めた目でモニターを睨みつける。
「しかし、連中を社会から完全に抹殺し、法の裏から地獄へ引きずり落とすためには……あと1ピース必要よ」
ABC不動産の上層部が、実行犯である放火魔に直接指示を下したという確たる証拠。
その決定的な尻尾を掴まない限り、老店主の無念を真の意味で晴らすことはできない。
子供たちの手紙を守り抜いた店主の魂を弔うため。
裏の掃除屋たちは、静かな怒りを胸に秘め、巨大企業を摘発するための1ピースを探しはじめる。