TS転生・労働生命体カーニャ   作:水辺ロープ

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回らない仕事、補充されては逃げ出す派遣労働者。
通勤車の中で、わずかな仮眠から起き上がる同僚。
こわばった身体が、再び無心で仕事を再開する。

休憩を取らず、食事代わりに流し込むエナジードリンク。
それが偽りの活力を燃え上がらせたとき、皮肉にも生の充足が魂を震わせ、肉体に溢れ出す。

30連勤オーバー。

この労働基準法をぶっちぎる異常な勤務形態こそが、世に隠れた社畜にふさわしいのか。

次回、「掃討 昭和の亡霊」。

連勤を重ねれば、過労死リスクが上がる。


掃討 昭和の亡霊

今生でも続いているのは、私、カーニャ大尉の前世からの狂気的な勤務実態だ。

 

繁忙期の総労働時間は月390〜400時間。

20時にはタイムカードを押して「帰ったこと」にする。昭和の亡霊ならぬ「職場の亡霊」「職場の妖精さん(ブラウニー)」として、繁忙期には過労死ライン80時間の3倍(赤い彗星も真っ青)という超高負荷の環境で15年間すり潰され、命を落とした。

 

その結果、現世(異世界)で私が手に入れた唯一のチート能力。

それは――

 

「どんなブラックな極限環境にも、バグった基準で適応して平常運行(ワンオペ)してしまうガンギマリした異常な業務処理能力!」

 

……であった。こんな特殊能力、持ちたくなかった!

 

人手不足の現場に送り込まれてくる、言葉の通じないベトナム人派遣のおばさんの面倒までワンオペで見ていた前世。

今生のエッセンシャルNo.10基地にフランコのような他に行き場のないロクデナシ兵士が吹き溜まってきても、

 

「あ、これ、前世と同じか」

 

とすんなり適応してしまった。

手取り足取りタスク(戦術)を叩き込んで現場を回す。

それでも毎週5%は損耗してしまうのは、現場の仕様上どうしようもない。当然、悪評も立つ。

 

「あ、これも、前世と同じだわ」

 

◆ ◆ ◆

 

深夜というか、早朝3時の空気は清々しいな。

……うん、実に夜襲が来そうな絶好のコンディションだ。

 

深夜残業からの帰り道、自室がある宿舎に戻ってくると、何かいた。

暗がりの中に複数の影が蠢いている。

 

街中での暗殺や誘拐に続き、病院まで襲撃される昨今だ。

原作知識のデータベースによれば、この時期「夜襲を受けてから敵性集落へ逆襲し、主人公ジョルジョはディアナと勘違いしていたPS(パーフェクト・ソルジャー)プルートゥに撃破されながら敵根拠地へ潜入を図り、捕まりながらもディアナと再会する」というイベントログが存在する。

 

前回のテロに続き、基地への襲撃があることを知っている私への、「早く基地の防壁(防御)を厚くしろ」という運営(谷の底に棲む神)からの煽りメッセージのようなものだ。

 

もちろん、速やかに手配・対策済みである。

 

しかし!

それをかいくぐって私の自室がある宿舎まで辿り着くとは、大したものだ。

重くて鬱陶しかったが、テロの可能性を考慮して基地内でもサブマシンガン(CQB兵装)を携行して移動していて正解だった。

 

物陰へ素早く滑り込み、狙いをつけようとしたその時――

 

「あ」

 

影の一人がビクンと震えて、何か情けない声を上げた。

 

――閃光、爆音、そして衝撃。

 

設置しておいた仕掛け爆弾と地雷のセンサークロスラインに踏み込んだ影どもは、こちらが指一本動かさずとも勝手に自滅していた。

 

ここまで数々のトラップを潜り抜けてきて、ご苦労なことである。

 

◆ ◆ ◆

 

基地の各所から爆発音と閃光、そして怒号の喧騒が沸き起こっていた。

私も兵舎脇のたこつぼ(陣地)に飛び込み、寝ぼけ眼の男どもに囲まれながら、戦闘というか……ひたすら叫びまくっていた。

 

「フランコ! ヘルメットを被れ! 頭を吹き飛ばされたいのか!」

 

「ルイス! 防弾ジャケットの前を止めろ! 撃ち抜かれたいのか!」

 

「立つなジョルジョ! 狙撃されるぞ! 火炎放射器の先は味方に向けるな!」

 

気分は完全に、言うことを聞かない小学生男子どもを引率する小学校教師である。

 

その時、たこつぼのすぐ脇を猛スピードで走り抜けたバイクに引っかかり、サロ・サリアが派手に転倒した。穏やかで理知的に見えて、性根が熱い元正規軍の近衛部隊将校様である。ろくでなしぞろいのエッセンシャルの傭兵どもの中で、トップレベルで真っ当な男だ。

 

バイクもバランスを崩して転倒したが、乗っていた敵兵は流れるような動作で受け身を取り、そのまま横たわるサリアへ向けて銃口を跳ね上げた。

 

サリアの長身の影が、何故かぼーっとしたまま動かない。

 

まずい!

私は反射的にサブマシンガンを向けようとして――ある違和感に気づき、決死の思いでそのゲリラへ向けて突進した。

 

頼むから撃つなよ!

自分のバカすぎる判断への疑念と、死の恐怖という二つの緊張が脳内を駆け巡る。相手の銃口が、サリアから私の方へと向き直った。正直ちびりそうだ。

 

私は相手の銃口を腕で強引に払いながら、ラグビーかアメフトのタックルのような姿勢で相手に飛びついた。

 

二人まとめて地面を転がる。

私は咄嗟に相手をうつ伏せに抑え込み、胴体に腕を回して拘束した。偶然触れた胸部には、かなりの質量(ボリューム)があった。

 

――いや、そこじゃない! 顔を上げさせる。私は確信した。ビンゴだ。

 

「大尉ーっ!」

 

必死すぎるサリアの悲鳴が聞こえる。

 

「女と子どもは殺さん。……仕かけてこなければ、だ。行け!」

 

私が抑え込んでいた女ゲリラ。それは原作に登場する「メリッサ」であった。サロ・サリアの幼馴染だ。ヤツがバイクと交差した瞬間、動けなくなった理由だ。

 

作品は違うが、某ガソダムの「ミハノレ」のように、できれば生きていてほしい非業の死を遂げるキャラクターである。

(※昔見たミハノレの霊との会話シーン――『あはっ! クワイ、また一緒に滝桜を見ることはできなかったけれど、あんたは生き延びて、グルメンチをつまみながら滝桜を見てね!』にはボロボロ泣いたものだ)

 

作品は違えど、メリッサの運命も根底は同じだ。

敵味方として再会し、最後は幼馴染のサリアを庇って戦死する。そしてそれが、戦後のクメソを担う軍人政治家となるサリアの心に深い傷を残してしまうのだ。

 

……そんな悲劇のバグは、意地でも回避したい。

 

私は咄嗟に映画『レオソ』の名台詞を引用し、メリッサを解放した。

 

「女と子どもは殺さん。行け!」

 

顎で逃走ルートを促す。少なくとも、今この場で自分の手で殺したくはない。

自爆されたり、振り返りざまに刺されたり撃たれたりしないか、膝がガクガク震えるほど緊張していた。

 

「勘違いするなよ? 情勢はこちらの勝ちだ。無駄死にすることはない」

 

私を強い眼差しで見つめ返してくるメリッサを、なおも手でシッシッと追いやる。

 

「ふざけるな! こちらが攻勢をかけている! クメソの未来は我々が握る!」

 

気の強そうな女ゲリラは、立ち止まって叫び返してきた。

いや、威勢のいい反論はいいから早く逃げてくれ! せっかく脱出の機会を与えたのに、狙撃されたり流れ弾に当たって目の前で死なれたら泣くに泣けない。

 

「いや、我々の、勝ちだ! ……ナメルキャがお前らを切り捨てて、こちらにつくぞ。わかるか!? これからクメソの未来を担う若者を、できれば殺したくない!」

 

後ろでサリアが、「汝、正気か!?」とでも叫びたそうな奇妙極まりない顔で私を見つめている。

日頃から砲撃や爆撃を盛んに要請し、人間挽肉や人間焼肉の山を大量製造しまくっているエッセンシャルの『冷酷な殺し屋大尉』『殺戮のハンバーガー屋』が、「未来を担う若者を殺したくない」などと世迷いごとを言い出したのだ。お笑い種である。絶対に頭のラジオに変な毒電波でも受信して正気を失ったと思われている。しかし、前世のブラック現場で老いも若きも男も女もが、使い潰されるのを見てきた私の切実な「本音」である。

 

(※この時、カーニャが相手の胸を探り、その圧倒的な大きさに劣等感から正気を失って逃げられたという尾ひれのついた噂が基地内に流れるのだが……それはまた別の話である)

 

◆ ◆ ◆

 

……別にゲリラ追跡や出世や好感度のためにメリッサを逃がしたわけではないのだが。

襲撃が収まると同時に、私は逃走するゲリラ部隊の追跡を開始させた。

 

朝まで不眠不休で追跡を続け、残務…ではないザンム村にゲリラが逃げ込んだと判明した。クルツ司令からは「そのまま敵拠点へ突っ込め」という非情な命令が下る。

 

「頼むから休ませろ!」

 

と叫びたいところだが、現場にそんな権利はない。

私は追跡の指示や出動準備に奔走しながら、立ち眩みの中で細切れの仮眠を取る。

 

職場、通勤用の車内、あるいは備品倉庫で仮眠を取り、「私の住民票はここ(会社)にある!」とブラックジョークを飛ばしていた前世のあの頃から何一つ変わっていない。ここ(前世)より永遠(今生)に。悪夢のような転生生活である。

 

意識を朦朧とさせながらもサリアとフランコを走らせて追跡部隊を編成。装甲歩兵部隊と歩兵部隊をヘリ編隊に押し込んで発進させた。

 

さて、今回の問題。

 

拠点となっているザンム村の村人を死なせないで、我々の被害を抑え、ゲリラの前進拠点も潰すこと。

そして、できればここに逃げ込んでいてほしくないが、原作通りならいるはずのメリッサを死なせないこと。

恐らく襲撃してくるであろうプルートゥを、ディアナと間違えて勝手に追っていってしまうジョルジョの巻き添えを食わないこと。

 

人々の被害を抑えられれば、私が「あんたは、人間のクズだな!」とルイスに竪穴の底に放り込まれる「ざまあ」へのヘイトを溜めていくことも軽減できるはずだ。

 

「貴様ら、よく聞け。今回の作戦は極めてリスクを伴う。我々の被害を抑えながら住民を避難させ、ゲリラと分離させる。考えられる交戦の際、可能な限り村人の被害は減らしたい。……それから、ここは敵との競合エリアだ。万が一、我々の中からMIA(戦闘中行方不明者)が出ても、捜索で長居して被害を増やすことを避けるため、放置して速やかに撤退する。覚悟しておけ!」

 

「しかし、隊長! そいつはあんまりですぜ!」

 

案の定、フランコが泣き言のように反論してきた。

 

「行方不明にならなければいいだけの話だ! それに、たとえMIAになったのがこの私であっても、もたもたして被害を増やすな! その時はサリア! 貴様が部隊を率いて無事に撤退させろ! フランコ! 万が一の時はサリアを支え、被害を出させるなよ!」

 

「「……はッ!」」

 

サリアとフランコから、不承不承といった感じの返答が返ってくる。

 

「……サリア、聞こえるか」

 

オマケとして個人回線を開き、サリアにのみ念を押す。

 

「万が一私が行方不明となり、お前が部隊を率いることになった時は、ジョルジョとフランコの動きに一番気をつけろ。奴らは何をしでかすか分からん。その後のことはクルツ司令とセシリアに訊け。資料は渡してある」

 

「……了解しました」

 

何かを深く思案するような、一瞬のタイムラグの後に返答があった。

 

――よし。こうやってあらかじめ全体に示しておけば、このあとMIAになるであろうジョルジョを放置して離脱しても、私に向かうヘイトや批判は最小限に抑えられるはずだ。

 

大体、あいつは心臓を銃弾でぶち抜かれても何故か平然と蘇生する怪異(主人公)である。そんなバケモノに貴重なリソースを割いて他の兵士が被害を被るなど、コストパフォーマンス的にも大きな無駄というものだ。

 

例のアイスクリーム食券で胃袋を掴み、補給部隊の護衛の件で手柄を立てさせてやった砲兵部隊と戦闘機隊という、我が部隊の切り札(私的繋がりによる外部リソース)は健在である。

 

敵性集落に突入してからPSプルートゥらの襲撃を受けて泥沼の近接戦になるのを防ぐため、村へ形式上の降伏命令を通達しつつ、外見及び原作知識で敵部隊が潜んでいるはずの集落周辺へ事前攻撃として無慈悲な砲爆撃を叩き込ませた。

 

――ドドドドンッ!

 

ザンム村の周りのジャングルに、地獄もかくやという巨大な火柱が立ち上る。

激しい砲弾と炎熱を凌ぎ、これまで敵装甲歩兵の何割かが生き残ってきた理由には、野戦築城の頑丈な陣地と、水陸両用装甲歩兵『リヴォルティング・タートル』の圧倒的な気密性が効いているのだろう。だが、やらないよりは100倍マシだ。

 

流れ弾の一発で難敵プルートゥが消し飛ぶとは思えないが、装甲にヒビが入る程度の損傷でも与えられれば儲けものである。

 

本来、この集落は早期に解体し、政府側の「戦略村」へ住民ごと統合・移住させるプランを私が提案していた。

しかし、トップダウンの命令しか認めないクルツ司令の無理解と、予算の都合で遅々として進んでおらず、結果としてこの泥縄状態である。

 

私は敵性集落の住民を安全なエリアへ退避させる、極めてホワイトな「人道支援作戦(という名目のタスク消化)」を提案した。

 

「とにかく、全員ここから移動しろ!」

 

ゲリラが住民に混ざってしまうのは織り込み済みだが、背に腹は代えられない。

……と高を括っていたのだが、当然、現実は甘くなかった。

 

殺伐とした戦場のセオリーにおいて、村人(ワーカー・ゲリラの協力者)側からすれば、

 

『政府軍の冷酷な大尉が、人道的な顔をして我々を囲い込み、周辺の仲間をおびき出すための陰湿なトラップである』

 

と、完璧すぎるベクトルで理解されていた。

 

「移動など断固拒否する!」

 

村人たちは避難を拒み、その場に全員で座り込んだ。

 

こちらの都合から言えば、とっとと移動してほしい。

原作のログによれば、ここでモタモタと尋問や説得を続けていると、SSプルートゥ率いるワーカー・ゲリラの本格的な戦闘部隊が到着し、挟み撃ちに遭うのだ。周辺を予備爆撃しておいたとはいえ、彼らが全滅している保証などどこにもない。

 

このままだと原作通り、ゲリラシンパである村民を巻き込んで殺戮しながらの激戦になってしまう。

 

そして――抗議の先頭に仁王立ちしたのは、先ほど基地で見逃してやったメリッサさんであった。

そうですね、原作のログ通り、この村に逃げ込んでいますよね。

 

上手くいかない圧倒的な現実に、猛烈な胃の痛みが襲いかかる。思わず「んばば んばんば めりっさめりっさ んば!」と狂気のダンスを踊り出したくなるのを必死で耐えた。

 

原作のカニュー大尉なら、ここで女ゲリラ・メリッサの頭に銃を突きつけ、映画『ディア・ハンター』さながらのロシアンルーレットで冷酷に尋問した場面だ。村人を殺戮し、襲いかかってくるゲリラ部隊も返り討ちにする。鷹羽・資料輔(たかば・しりょうすけ)監督による、実に映画史に残る名シーンのオマージュである。

 

しかし! 私はそんな原作再現をするわけにはいかない!

真逆の、なりふり構わない行動に出る。

 

「お前はゲリラじゃない! いいか、お前はただの一般人だ!! ここは今から戦場に変わる! お前らを巻き込むわけにはいかないんだ、頼むから避難してくれ!」

 

(頼むから大人しく一般人のフリをして避難してくれ! お前がゲリラだと名乗り出たら、周辺組織の情報を吐かせるためのワンオペ尋問と膨大な報告書作成が追加されるし、村人は戦闘に巻き込まれて死ぬし、私の残業時間が3倍以上に膨れ上がるんだよォォ! 私はとにかく寝たいんだ! な、な、な!?)

 

サリアの幼馴染だから見逃したい、などという甘い理由が通じる現場ではないので、必死の形相で意味不明な説得(懇願)を囁いた。決して私の本音(残業拒否)ではない。……たぶん。

 

だが、私の必死の詭弁に対し、メリッサは毅然とした態度で睨みつけてきた。

 

「私たちを騙して仲間を売らせる気か、悪魔め! それくらいなら、誇りを持って死を選びます!!」

 

鋭い眼光が私を突き刺す。

 

メリッサァァァ! お前の手で私の希望(定時退社)の息の根を止めないでくれ!

お前と村民たちの命、そして(私の)睡眠時間を救おうとする、私の胸を貫くような切実な内心の思いが聞こえんのか! 頭の中のラジオの通信周波数を80メガにセットしてあるかチェックしろ!

 

(……まあ、こんなバグった『内心の思い』が、某ニュータイプでもなく、頭の中にラジオを備えているわけでもない相手に「聞こえる」わけもないのだが)

 

現場の無情なタイムリミットに向け、時間が刻一刻と過ぎ去っていく――。




【テイヘンズ補足小事典】
●メリッサ
生真面目な女ゲリラ。サロ・サリアの幼馴染。原作のログでは、彼を庇って悲劇的な死を迎える運命にある。

●某ガソダムの「ミハノレ」
スパイとして潜入し、クワイと心を通じさせてから悲劇的な死を迎える。グルメンチをつまみながら、クワイと共に見た三春の滝桜を思い出すシーンは、全視聴者の涙を誘うトラウマログ。

●女と子どもは殺さん
“No women, no kids.”(女と子供は殺さない)
伝説の殺し屋レオソが掲げる、絶対のプロ倫理。

●「んばば んばんば めりっさめりっさ んば!」
『室戸市名物シットロト踊り』のヴァリエーション、あるいは南国のパプワ島に伝わる狂気のダンスと言われる。大尉のキャパシティが限界突破した際に発動する。

●通信周波数80メガ、セット!
原作のログでは、カニュー大尉の指示に対してジョルジョ(キリコ)が「チェック!」と短く答える名やり取り。

●メリッサ! お前の手で私の希望(定時退社)の息の根を止めないでくれ!
某・鋼の錬金術師の第1期オープニング曲(ポルノグラフィティ『メリッサ』)の有名フレーズのオマージュ。

●頭のラジオ
某ガソダムのヒロイン(ララァ)やニュータイプたちが持つとされる、言葉を交わさずとも波長や思いが脳内に直接受信できてしまう謎の通信機能。遠ざかる終電時刻、帰れない、人並みに。泊り連勤の終わりを教えてくれない、壊れかけのラジオ。もちろん、一般人のカーニャにもメリッサにも搭載されていない。
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