D-Gray Man -The Metal Exocist in 2031 作:zwart
あと、話が大分グダグダになってしまいました。日本語も怪しいし・・・。
アレン達が向かった先はドイツ郊外の、第二次世界大戦ごろの旧ドイツ支部である。
支部名が国名の場合、そのほとんどは単なる研究室のことが多い。
本部との定時連絡で神田には別の任務が入り、彼はオーストリアに向かった。
アレンは心から喜んだ・・・が、彼も紳士である。顔には出さずに神田を見送った。
さておき
電車で三日間の長旅の末彼らは任務地に到達したのだが、そこでの任務内容は、アクマ討伐でも、イノセンス回収でも無い。
話はアレンが崖を登る前にさかのぼり、一週間前。
黒の教団室長室に、奇妙な情報が、これまたレアな(本人達には失礼だが)部署から舞い込んできた。対外調整部だ。
内容は教団の各施設に補助的な目的でエネルギーを供給しているヨーロッパの電力会社からの明細に、既に廃棄しは筈の古い施設の料金が載っていて、確認のため電力会社に問い合わせた所、稼働している可能性が出てきたというものだった。それだけならば供給を停止させれば良いのだが、問題の施設はある室長クラスにしか知らされていない過去の超重要機密に関わっていた。用は下手に手を出すとどうなるか分かったものではないのである。
そこでコムイ室長は最初ファインダー部隊を確認に向かわせたのだが、一日以上定時連絡が来ないので後詰めの別の隊が向かったところ、施設の外側にはいつの間にかアクマが群がっていたらしい。
そこで彼らエクソシストが旧施設の確認というお遣いじみた任務につくことになったのだ。
もっともアレン達の頭にそんなことは今、無い。
彼らの眼前にはアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマアクマ。
「いすぎでしょ、コレ。」
「まったくもって同感です。リナリー」
もうこれはアクマ討伐任務で良いのではないだろうか。
幸い全てレベル1だったので、二人とも特に苦戦する事もなく30体近いアクマを全滅させた。
そしてコムイにあらかじめ施設に入る為に渡されていたカードキーで門を開き――やはり機能しているようだ。
「こ、コムイ兄さんの話だとこのキーで入ればトラップの類は全て停止するはずだけど・・・」
施設内の照明は全て極限まで絞られていて、十メートル先はもう暗くて何も見えない。恐らく自家発電機が故障していて非常電源になっているのだろう。
金属板の床を歩く二人の足音が反響する。
「そ、そうですね。ここが正常に機能しているか分かりませんから、一応気をつけましょうか。」
二人ともビビっている。そんなで大丈夫かエクソシスト。
入口から入ってずっと一本道で、下り階段を下りると、扉が四つ並んでいた。ちなみに階段の上には扉は無かった。この施設は意外と単純な構造だと、アレンは考えた。
扉はそれぞれ「研究室」、「実験室」、「休憩室」そして「保管室」
「あ、ちょっ、リナリー!」
リナリーはまず、休憩室の扉を開いた。アレンの制止は耳に入っていない。緊張しすぎて。
中には台所と、机と、更に奥の扉の先に十人分くらいのベッドがあった。当然ながら、ホラー映画みたいに仏さんとかが寝ている事は、無い。ちょっとだけそんな物を期待していたリナリーだった。
研究室は机と椅子だけが並んでいるだけ、実験室はただのだだっ広い部屋だった。どちらも撤収済みのようだった。
残るは保管室だけである。
アレンが扉を開くと、その部屋の照明は扉に反応して完全(・・)に点灯した。
「あれっ?明るい」
「えっ?」
保管室は非常電源ではなく通常電源で機能していた。
「リナリー、あれを」見てください。」
リナリーがアレンの視線を追うと、部屋の奥に中心に金属製の上部側面にバスケットボール程度の大きさの窓がある高さ二メートルくらいの円筒形がハマった大きな機械が鎮座していた。
「なんだろう・・・。」
二人が近づいてよく見ると、その機会は起動していた。かなり埃をかぶっていたので、恐らく施設が撤収された時から起動しっぱなしだったのだろう。触ってみると、微妙に熱を帯びている。
「キャアアァァ!?」
リナリーが円筒形の部品が気になり窓を覗いたとたんに悲鳴をあげてそのまま後ろにへたり込んでしまった。
「リナリー!? どうしたんですか?」
円筒形の中には一人の青年が浮かんでいた。何らかの液体が容器を満たしていて、その中には深緑の制服を着た青年が浮かんでいた。彼の制服には赤い十字架が左胸に吊るされている。そして左腕の袖が液体の中を不自然に泳いでいた。
「左腕が・・・無い?」
「アレン君、その人だれ?」
立ちあがったリナリーがアレンに不毛な質問をした。まだいくらか動揺しているらしい。
「さ、さあ。あでもここに何か書いてありますよ。」
そういってアレンは容器に付いている窓の下にあるプレートを読んだ。
「セフィロト理論実験体13番、固体名・・・」
「クレイヴ・ダウン・・・?」
リナリーがアレンに続いてプレートの文字を指で追いながら読み上げると、不意に
警報が鳴り響いた。
次回オリ主覚醒!!――――――――――するといいんですが・・・。