バレー部の試合描写のため、オリキャラ紹介・ポジション解説から入ります。
◎簡単ポジション解説&キャラ紹介
・WS(ウィングスパイカー)
レフト。主にスパイク打つ人。
→長田(おさだ):キャプテン。身長は169センチ。
→桐島隼人:1年。編入生。翔くんバカ。今大会からレギュラー。入学からまだ伸びて現在183センチ。
→内田:3年。ベンチ。
・S(セッター)
トス上げる人。
→久保:3年。
・OP(オポジット)
セッター対角。オリ主のポジション。
・MB(ミドルブロッカー)
背が高い。速攻とブロックする人。後衛ではリベロと交代。
→壁山:3年。
→高山:2年。183センチ。部内で一番の高身長。
・L(リベロ)
守備専門。
→守谷(もりや):3年。リベロなのに身長180超え。針生くんの彼女(守屋花恋)とは無関係です。
・ベンチ
→佐東(さとう):3年。左利き。翔くんにレギュラー取られた。
◎補足
今回のお話について、シリーズ11話目の『頑張れ』の内容が伏線となっております。
このお話を読み終わった後にでも、読み直していただけると嬉しいです。
応援に来た鹿野たちと一旦別れて、サブアリーナに戻る。その道中、とある人物に会った。
「並川さん、お久しぶりです」
「おう、藤原も元気そうだな」
「はい」
並川大輔。準決勝の対戦相手である
会うのは先月のユース合宿以来ということで、近況報告やら最近の調子やらを話す。一区切り付いた所で、並川さんが「それで?」とニヤケ顔で聞いてきた。
「試合前なのに美女ふたりといちゃつきやがって、準決勝なんて余裕ってか?」
「違いますよ。ていうか見てたんですか」
「いや部員の一人が見てただけ。どういう関係?」
「ひとりは幼馴染で、もうひとりは……」
「もうひとりは?」
「…昨日意識しだした女の子です」
顔が熱い。改めて口にするとやばい。並川さんも「うわあっま」と嫌そうな顔をした。
微妙な雰囲気が漂いだしたところで、並川さんがコホンと咳をした。
「それにしても相変わらず小せえな」
「うるさいですよ。あともうそんな身長変わらないでしょう」
「だからだよ」
並川さんの身長は175センチ。俺より少し大きいとはいえ、バレーボールにおいてお世辞にも大きいとは言えない。
逆に言えば、その身長でユースの正セッターに選ばれていることが、この人のバケモノさ加減を証明している。
「この大会、デカいやつばっかりだよな。180でも小柄な部類だし、190なんてザラにいる。それに上に行けば行くほど──」
「──ただデカいやつなんていなくなる」
「そう」
去年のユース合宿で言われたこと。
初代表だった俺と違って、世代のトップを走り続けた並川さん。小さいという不利を、それ以上の武器で黙らせ続けてきた。
「身長のハンデは絶対に埋めることはできない。俺たちは小さいまま、デカいやつらと戦わなきゃいけない──だから、同じ小さいものとして、お前には負けない。今日お前に勝って3年前のリベンジ、明日泉台に勝って春高のリベンジ。優勝するのは俺たちだ」
そう宣言する並川さんには、世代最強セッターの風格があった。
午前の女子2試合が終わり、午後は男子の試合。試合前の公式ウォーミングアップをする中で思う。
「よくないな」
全員動きが硬い。いつも通り動けているのは桐島くらい。全国センターコート、テレビや観客の数の多さ、いずれも初めての経験だ。対する幸岡南は慣れた様子で、経験の有無が如実に出ている。
かく言う俺も、色んな意味で浮ついている。センターコート、優勝まであと2つ、両親が、雛が、鹿野が……メンタルコントロールは得意だと自負していたのに、本当によくない。
「切り替えていこう、か」
「どうしたいきなり」
「なんでもないです。久保先輩、ちょっとお願いが──」
この雰囲気を払うために、俺の気合を入れるために、幸岡南に対する挨拶のために。久保先輩へとあるお願いをする。
センターコートで試合をするにあたって、今までと違う点はいくつかある。まずはコート、コート外の範囲が広くなったことで距離感覚がズレる。次に観客、この場にいる全員が俺たちを見ているという重圧が掛かる。
『これより、全日本バレーボール高等学校選手権大会、男子準決勝第一試合、栄明高等学校 対 幸岡南高等学校の試合を開始致します』
そして会場に響くアナウンス。センターコートだけに許された特別感、高揚が抑えられない。
いつも行う選手確認でさえ、アナウンスで選手名を紹介される。キャプテンが、壁山先輩が、守谷先輩が、高山が、名前を呼ばれた選手はビクリと肩を震わせる。
幸岡南のスタメンが昨日と変わっている事に気づく。
そんな一連の流れを終えて、試合が始まる。
ピーッと、笛が鳴る。
並川さんのジャンプフローターサーブがこちらのコートへ迫る。守谷先輩がオーバーで上げたボールは、きれいにセッターの頭上へ。
大会屈指のビッグサーバー、並川さんのジャンフロに対して渾身のレシーブ。普段なら4枚での攻撃態勢になるところだが。
「ライトオープン!」
手を上げて、トスを呼ぶ。敵味方問わず、驚いた空気が伝わってくる。通常レフトを向いてトスをする久保先輩が、ライトを向いた。
「藤原!」
ネットから少し離した、高めのトス。
目の前には二枚のブロック。三枚じゃないのは、フェイント・コース打ち・ブロックアウトを警戒しているんだろう。
関係ない。
いいジャンプはいい助走から。あのセリフの通り、飛ぶ。
ただそれだけ。
小細工はいらない。
俺の事を偵察して、研究して、対策したとしても。初見でこの滞空時間に合わせられるはずがない。
ぼんやりとした視界で、ブロックが落ち始めたのがわかった。力を誇示するように、3年前のあの時のように、ブロックの上からコートの真ん中へ打ち下ろす。
ダァン!
強烈な音と共に、ボールが叩きつけられる。
1ー0、先取点は栄明だ。
「緊張も高揚も確かにありますけど、やることは変わらないです。落ち着いていきましょう」
選手全員が駆け寄ってきたところで告げる。皆の表情が変わった。
「「おう!」」「おう」「っしゃ」「はいっ!」
キャプテンと守谷先輩、久保先輩に高山桐島。バラバラの返事に笑ってしまう。
「久保先輩もナイストスです、さすがです」
「おう。でもまだ感覚掴みきれてないから、皆カバーよろしく」
「おう」「「「はいっ」」」
円陣が解散して、俺はサーブのためエンドラインへ向かう。
ピッと、笛が鳴る。
高く、ドライブ回転のかかったサーブトスを上げ、相手コートに打ち込む。コートの感覚が掴みきれていないため、威力抑えめのコース重視。
コート隅ギリギリ、リベロが腕を伸ばして拾ったボールは、アタックライン付近に上がる。
──スッと、完璧な一歩目
並川さんがボールの落下地点に入る。コンマ数秒の空白が、ブロッカーの動きを止めた。
スパァン!
「そっから速攻かよ」
ど真ん中の速攻。未完成のブロックの上から打ち下ろされ、1ー1。
相変わらず強気なセットアップ。それを可能にするのは、繊細なボールタッチと洗練された一歩目だ。
あの素早く的確な一歩目が、セットアップのフォーム・他者の把握全てに余裕を持たせている。それに、本来なら流れである程度分かるはずのトスの予想が全くできない。
「さて、どうしたもんかね」
第一セット序盤、試合は一方的に進んだ。
トスが読めない。並川さんのトスが、全く読めない。
レフトへの平行。久保先輩がサイドで待ち構えるも、壁山先輩のブロックが間に合わず、揃わないブロックの間を打ち抜かれる。
3ー6。
中央からの速攻。高山が遅れてブロックを跳ぶが、間に合わずほぼノーブロックで打たれる。
7ー12。
速攻を囮にして、その後ろからのバックアタック。高山が釣られることなくブロックを飛び、サイドから遅れて久保先輩が飛び付くも、的確に未完成のブロックの上を打ち抜かれる。
10ー16。
ピーッと、笛が鳴る。
準決勝からの5セットマッチでは、どちらかのチームが8点と16点に達した際、通常のタイムアウトとは別に、テクニカルタイムアウトが入る。
選手たちがベンチに集まるが、皆の表情は硬い。
序盤リードされること自体は珍しくない。相手の攻撃をインプットして、慣れて、守備を整えていく。それが栄明のスタイルだ。
ただ、あのトスワークに慣れるビジョンが見えない。
「どうすっかねえ、あの1番のトスワーク」
キャプテンの問い掛け、沈黙が流れる。
案はある。この状況を変える案は浮かんでいる。ただ、下手をすれば状況を悪化させるため言えずにいた。
「ブロックやめれば?」
そこに、守谷先輩の声が響いた。
「バラバラなブロックだと却ってレシーブの邪魔だし、タイミング遅れて上から打たれてる事も多い。それなら一人ずつコミットで跳んで、絶対に一枚ブロックを付ける方がずっといい」
それは、俺が考えていたのと全く同じ案だった。
「理屈は分かるけど、大丈夫かそれ? 常に一枚ブロックってレシーバーかなり負担だぞ」
「大丈夫だろ」
皆の意見を代弁したキャプテンに対して、守谷先輩は笑ってみせた。
「藤原よりすごいスパイカー、相手にいないだろ?」
「ぷっ……そうだな」
皆から笑いが漏れた。さっきまでの張り詰めた空気が緩んだ。
「相手の
そこからは選手たちの話し合いが加速して、タイムアウトの時間いっぱいそれは続いた。
◆
〜千夏視点〜
第一セット10ー16、テクニカルタイムアウト。
「大分離されたな」
「やっぱ幸岡南か」
「栄明は藤原がいるとはいえ他がなぁ」
「ブロックめちゃくちゃにされてて、そもそもタッパが足りてないし」
後ろの方からそんな会話が聞こえてきた。
ここは栄明の応援席だけど、部員や父兄の人数が少ない分、一般の観客と近くこういった会話も耳に届く。
優勝候補筆頭の幸岡南、大躍進した栄明。これが会場の意見なのだ。
翔くんのご両親の顔が曇る。雛ちゃん一家も険しい顔だ。
「大丈夫です」
五人に聞こえるように言う。
「去年の
身長に関してはその通り。相手チームの殆どは180センチ台で、MBの二人は190センチすら超えている。観客席から見てもその差は歴然。
でも、その不利を跳ね返したからこそ、翔くんたちはここにいるのだ。
「そうだな」
「ごめんなさいね、千夏ちゃん」
「いえ、大丈夫です」
翔くんのご両親だけでなく、周囲の父兄の雰囲気も変わった。張り詰めすぎた空気が緩んで、応援に熱が入る。
タイムアウト明け、栄明の動きが変わった。ブロックする選手に迷いがなくなったのだ。
「あ、コミットにしたんだ」
「コミット? 雛、なにそれ?」
「あ、うん、えっとね──」
雛ちゃんがお母さんの質問に答える。春高に応援来てたのは知ってたけど、雛ちゃんもバレー詳しいんだ。
コミットブロック。
あらかじめブロックを飛ぶ選手を決めておいて、相手スパイカーに合わせてブロックする戦術。
「──いつもはトスを見てから動いて二人でブロックしてるんだけど、今日は相手のセッターが凄くてブロックが追い付いてないの。だからトスを見るんじゃなくてスパイカーをマークして、絶対一人はブロック付きましょって感じ……ですよね千夏先輩」
「うん、そうだと思う」
最後に話を振られて頷きを返して、目の前の試合に意識を戻す。
相手セッターがトスを上げる、レフトから強烈なスパイクが打たれた。ボールは翔くんの腕を弾いてコートのさらに後方へ。守谷先輩が辛うじて繋げて、主将さんがアンダーで返す。
万全の態勢からの攻撃、トスはど真ん中から速攻。
「ワンタッチ!」
高山くんのブロックに当たったボールはコートの外へ。久保先輩が走り込んで拾い、ボールはセッター定位置に上げられた。
トスを上げるのは翔くん。レフトへ緩く伸びたボールは、桐島くんが強烈に叩き込んだ。
第一セット、12ー19。
「がんばれ翔くん」
届くはずがないと分かっていながら、私は小さく呟いた。
◇◇◇
〜並川(敵オリキャラ)視点〜
第一セットを25ー17で獲っての第二セット。俺たち幸岡南は劣勢だった。
「カバー!」「返せ返せ!」
「一本で返るぞ!」「もっかいもっかい!」
「ワンタッチ!」「カバー!」
しつこいのだ、栄明は。
決めたと思ったボールも拾われる。
確実に一枚付くブロックは触ること、コースを絞ることにだけ注力していて。それを抜ければリベロ並みのレシーブ力を持つ5人が待ち構えている。
頭おかしい。皆少しはサボれや、ブロックもレシーブも、毎回毎回しつこいんだよ。
なんでこんなチームができるのか。どうやってこんなチームを作ったのか。
主将の1番は身長こそ170に届かないが、跳躍力はある。公式の選手一覧では、ついにメータージャンパーになっていた。その安定した空中姿勢からコートのどこにでも打ち込んでくるスパイク。言わばもうひとりの藤原だ。
13番は泉台からの転入生。藤原に憧れてるだけあって1年にしては守備もコース打ちも上手い。技術の不足は火力で補っている。
2番も10番も、
多分、藤原、13番、主将以外は素の身体能力は高くない。ひとつひとつの動きに積み重ねが見える、藤原に叩き込まれたであろう効率化されて動きだ。
なにより3番、セッターの久保くん。
久保くんは例えるなら、野球のバッティングピッチャーだ。
バッピには球速や多彩な球種は求められないが、それが簡単かと言われれば間違いなく否。
100キロのストレートをど真ん中に、メトロノームのように10秒刻みで、一定の球を投げ続ける。一日何百球と投げるから負担の少ないフォームが必要、力んでシュート回転が掛かったらダメ、ボール球なんて論外。調子の悪い日も、逆に調子が良くて球が走ってしまう日も、変わらない事が求められる。
極限まで自分を殺して、ただひたすらに打者に気持ちよく打たせる。それがバッティングピッチャー。
久保くんのトスは、まさにそれだ。
多彩なトスワークはないが、スパイカーがちゃんと打てるトスを上げ続ける。いつも通りとかベストとか、口で言うのは簡単な、でも難しい事を実行し続ける。
自分のとこのエースが止められて焦ったり、延々と拾われてストレスが溜まったり、長いラリーで呼吸が乱れたり、自分を見下ろすブロッカーのプレッシャーに負けたり。そういった全てを背負ってなおスパイカーに尽くす。
俺が3年前出来なかったことだ。
ピッと、笛が鳴る。
栄明のサーブはネット際に落ちる。レシーブはきれいに上がったが、膝を付いたことで一人攻撃の選択肢から外れた。
トスはレフトへ振る。ストレートに抜けたスパイクは藤原がレシーブした。
「すいません長いです!」
ボールはネットに向けて高く上がる。このままだとネットを越えるため、久保くんが押し込もうと、こちらのブロッカーはそれを防ごうとする。でも。
トトン
久保くんがわざとブロックにボールを当てた。
「ほい、もっかい!」
栄明コートに緩く落ちるボールをリベロがきれいに上げる、トスはレフトへ。
ダァン!
13番が叩きつけ栄明の得点。15ー18。
「リバウンド上手えな」
今のリバウンド、全国レベルのセッターなら出来ても不思議じゃない。
でも、さらっとやる、いつもやる。それがどれだけ難しいことか。俺は学んだ。
「恩返ししないとな」
3年前の中総体、栄明に負けたお陰で俺は成長できた。あの時のようにはいかない。
今日勝つのは俺たちだ。
◆
ダァン! と、こちらのコートでボールが弾む。
コミットに切り替えてから相手の攻撃にも慣れてきたが、ブロックが一枚になる分コースは絞りづらく、いつもより拾える本数は少なくなる。
それでもこのセットはうちが有利に進めている。
第二セット、得点は24ー21。あと1点でこのセットは取れる。
でもこういう時に限って。
「ここ一本切るぞ!」
「「おう!」」「「「はい!」」」
キャプテンの掛け声、審判の笛の音。
並川さんのジャンフロ。無回転のボールは、ブレながら瞬時に目の前に来る。
「ふっ……!」
なんとかオーバーで捕まえたボールは、久保先輩の定位置から離れた。速攻は出来ず、トスはレフトへ高く上げられた。ブロックがきっちり二枚揃った状態で、桐島が跳ぶ。
桐島のスパイクはブロックに当たり威力を弱められたが、飛んだ場所がいい。相手選手が飛び込んでレシーブしたボールはセッターの定位置付近へ上がるが、軌道が低く、余裕がない。
ブロックの位置について、瞬時に状況を確認する。
並川さんが後衛の位置から走り込んでくる。
タイミング的にギリギリオーバーで間に合う。
ブロックした二人は助走に入れてない。
打つ可能性があるのはレフトとバックセンターの二人。
ボールに向かい全力で走る中、身体の動きとは逆向きのバックアタックにトスを上げるのは難しい。
レフトだと確信してブロックを待ち構える。壁山先輩もレフトに寄ってきた。
しかし、並川さんはボールの落下地点に入る瞬間、全身で踏ん張り急ブレーキを掛けた。
あ、やばい。
そう思った時には遅く、トスはバックセンターへ。ダァン! と、ノーブロックから強烈なバックアタックが叩きつけられた。
24ー22。
「やべえな今のトス」
あの勢いで突っ込んできてなんで止まれる。なんで止まってからあんな精密なトスを上げれる。フィジカルも身体の使い方もボールセンスもバケモノ級だ。
そもそもなんでバックセンターは助走に入ってんだ、あれくらいなら絶対上げるっていう信頼か。てことは並川さんにとって、幸岡南にとって、あの程度のスーパープレイは日常ってこと。
「やべえな幸岡南」
ピッと、笛が鳴る。
並川さんの2本目のジャンフロ、今度は守谷先輩の所へ。
オーバーで捉えようとした瞬間、ボールがホップした。ボールは指を弾いてコート後方に落ちる。
24ー23。
「フゥーー!!」
並川さんを中心に、相手チームが盛り上がる。
対するこちらは……
「よし、落ち着いてるな」
キャプテンがコートにいる5人を順々に見て言う。俺たちも頷きを返す。
自分の中で切り替えて、外からもそれを肯定されて。改めて大丈夫だと確信できる。
ピッと、笛が鳴る。
並川さん3本目のジャンフロはキャプテンの所へ。レシーブは乱れてライト寄りに上がった。
幸岡南のブロッカーは、俺を警戒して若干ライトに寄っている。レシーブがライト寄りに上がったことで、さらにライトに寄った。
トスはレフトへ振られる。相手MBが追いかけるも間に合わず、桐島は一枚ブロックを冷静に躱して決めた。
「──っしゃあ!」
「ナイス桐島ぁ!」
叫ぶ桐島に全員が駆け寄る。
25ー23。第二セット、取り返した。
シリーズ11話目の『頑張れ』にて。
翔くんたち栄明バレー部が3年前戦ったのが、並川さん率いるチーム。
という設定でした。