四角関係   作:slo-pe

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秋合宿

 

 

 11月に入り、土日と祝日、さらには開校記念日まで連続した四連休。

 多くの栄名の生徒はその休日を満喫し、千夏や雛たち一部の運動部はこの機会に三泊四日の合宿へ向かう。

 そして俺たち男バレは、朝早くからとある市民体育館へ来ていた。

 

 会場に入った瞬間、周囲から視線を向けられる。それは決して友好的なものではなく、痛いほどの戦意を宿したものだ。

 

「さすがにピリついてるな」

 

「そりゃあそうだろ。3年生がいるチームにとっては、正真正銘最後の大会なんだ」

 

 高山が呟いたセリフに、俺も同意する。

 

 春の高校バレー、通称春高。今日からその県予選が始まる。

 春高は夏のIH(インターハイ)に並ぶ大きな大会であり、3年生の選手はここで負ければ即引退だ。それに、直近2年の県内大会では栄明が優勝を独占しているため、『打倒栄明』のような雰囲気が漂っている。

 ただでさえ3年生が引退して、チームとしての完成度は下がっている。加えて他チームは栄明対策を徹底してくるだろう。

 

 それでも。

 

「勝つぞ。勝って、全国。全国でも勝って、ベスト4、センターコートだ」

 

「当然」

 

 バレーは個人でやるものではないが、部長である俺と副部長の高山、今日からの大会へ向けて万全のコンディションを保っていた。

 これならチームとしてもいい状態へ持っていけると、そう思った。

 

 

 

 

〜針生視点〜

 

 翔のやつ頑張ってかなぁと思いながら、山を駆け上がる。

 

「ファイトー」

「ペース落とすな!」

 

 慣れない坂道を登るのはしんどいが、2年が1年へ声を掛けながらの集団走なため、ここにいない親友の事を考えるくらいには体力的に余裕がある。

 

「がんばれー」

「ダッシュダッシュ!」

 

「急にペース上げるなっ! 西田、お前だ!」

 

 先頭の西田が女子の声援を受けて急にペースを上げるというイレギュラーがありつつも、練習始めの山ダッシュを終える。

 そして今度は体育館で体力トレ。

 

「足とめるな」「最後まで走りきれよ」「帰りは腿上げで」「気抜くな」「ラストその場でバービー」

 

 監督からの指示の通り、サーキットメニューをこなす。

 

「休憩ー。次フットワークな、ネット立てとけよ」

 

 そう指示を出すと監督はどっか行った。

 

「地獄だ……」

「午前は足練で終わるぞ……」

「午後は午後でノック地獄だろ……」

「せっかくバスで2時間かけて来たのに、なんて代わり映えのない景色……」

「違いといえば少し涼しいくらいで……」

 

 床に転がる部員たち。俺も体力には自信があったが、部でいつもやってるのよりハードなため結構きつい。

 せめて空気を入れ替えたいと扉を開けると、外に男女バスケ部が走っているのが見えた。

 

「バスケ部走ってるよ」

「さっき一緒に山ダッシュしたのに!?」

「バスケ部は近くの体育館使うから、そこまで走って行かされてるんだろ」

「うげー」

 

 俺もぼーっと外を眺めていると、松岡くん、船見、ちーが横並びで走っていた。

 ちーは元々誤解を生まないディスタンスと言うか、翔以外の男子にはある程度の距離を保っていた。だが夏休みに二人が付き合い、さらには先月初体験を済ませたことで、それがより顕著になっている。他の男子を蔑ろにしているわけではなく、単純に距離の取り方が上手くなった。

 多分だけど、親友から恋人になったことで今まで我慢した分一気に距離を縮めようとしたり、あのワンルームで一緒に過ごす機会が増えたことで近すぎるのも面倒だと理解したり。そんな事があって、距離感を測るのが上手くなったんじゃないかと推測する。

 

(まじで大学入ったら、親に土下座してでも一人暮らししてやる)

 

 もちろん大変な事はあるだろうけど、ヤりまくってるであろう二人へ嫉妬し、そう決意を固める。そこに菖蒲がストップウォッチ片手にこちらへやって来る。

 

「はーい、休憩終わるよー」

 

 それを合図に部員たちはのそのそと立ち上がる。

 

「こっそり休憩増やしてくんね?」

「ダメに決まってるでしょ。ほら早くネット張る」

「マネージャーきびしー」

 

 菖蒲は軽口を叩いてきた部員を軽くあしらいながら、部員たちを起こして回る。最初は不安だった菖蒲のマネージャー業、今ではすっかりバド部の一員だ。

 

 午前の足トレ、午後もノック地獄を終えて、最後に試合形式を数回行う。とはいえ、部員の殆どはそんな気力もなく死屍累々の様子。

 そんな殆どに当てはまらない奴が一人。

 

「針生先輩、試合お願いします」

 

 大喜は疲れてはいるものの、まだ余力を残している。体力もだけど、それ以上に上手くなってる。長所であるガムシャラさは残しつつ、プレーの無駄が減っている。翔仕込みの思考の仕方、単調な練習中でもショットや動きの一つ一つに意味を込めているからこその成長速度。

 決してセンスがあるプレーをするわけではない、試合の展開力やラケットのタッチセンスなんかは俺の方が遥かに上だ。だが、フットワーク、読みや配球を除いた純粋な動きの精度に関しては、俺より大喜の方が上かもしれない。

 積み重ねたことで得られる強さは、そう簡単にはブレない。今や実力も俺に次ぐ部内2位だ。

 

「ああ、やるか」

 

 まあでも、いくら大喜が急成長しているとはいえ、俺にも俺のやってきたことがある、確実に強くなってる。1位の座を渡すつもりはない。

 

 

◇◇◇

 

 

〜大喜視点〜

 

 一日目の練習が終わり、夕飯の後風呂の時間がやってきた。風呂の時間は部活ごとに割り当てられており、男子はバスケ部→バド部の順番。部内では2年生が先に風呂に入るということで、俺たちバド部1年は最後の順番だった。

 

「いやぁ、いい湯だったなぁ!」

 

 同室の匡と、長風呂で1年に混じっていた西田先輩と共に風呂を上がる。

 

「西田おっさんみたーい」

「確かにいいお湯だったけど」

 

「──いいか、いい男ってのは『湯上がりの女子いい』と思っても口に出さないものだ」

「出してますよもろ」

 

 西田先輩にツッコミつつ、さっきの女子の先輩、その湯上がり姿はえろ…色っぽかったと思う。

 そう言えばと考える、あの先輩は新体操部だ。女バスは3年生も残っていて人数が多い一方で、新体操は部員もそこまで多くない。つまり、新体操は1年2年同じタイミング、雛もそろそろ出てくるんじゃないか。自分でもキモいと思うけれど、そわそわしてしまう。

 

「あ、大喜」

「…雛」

 

 噂をすればなんとやら。本当に女子風呂から雛が出てきた。

 

「髪下ろしてるんだな」

「乾かしたばっかりだから」

「へー……」

 

 やばい。風呂上がりの雛、中学の修学旅行でも見れなかったから初めてだ。色っぽいなんて言葉じゃなくて、正直えろい。

 

「どうしたの?」

「いや別に……」

「ふーん……あ、もしかして〜」

 

 不思議そうにしていた雛がにやりと笑みを浮かべた。

 

「お風呂上がりの私にドキッとしちゃった感じ?」

「……っ!!」

「え、マジ?」

 

 図星を突かれて俺が固まり、それを見て冗談のつもりだった雛も固まる。

 

 やばい。気まずい。

 気まずくて目を逸らすけれど、それでも風呂上がりの雛に目を引き寄られてチラ見して、それで目が合ってしまってまた気まずくなる。

 

「まあ、うん、そうだね、私可愛いからね。お風呂上がりなんて見惚れて当然だよね!」

「…なに自分で言ってんだよ」

 

 雛が捻り出した言葉に、俺も何とか合わせる。そこからぎこちないながらも会話が繋がり、段々と普段の空気に戻っていく。

 

「さて、それじゃあ明日に備えてさっさと寝るか……」

「何を言ってる夜はこれからだぞ!」

 

 雛との話を終えて部屋に戻ろうとしたところで、西田先輩が高らかに言う。

 

「泊まりなんだしわいわいしたいだろ? 憧れだろ? だからゲーム持ってきたんだよ!」

「ゲーム!? 私もやるー!」

 

 ゲームと聞いて、どこからか守屋さんがやってきた。西田先輩と守屋さんに促され、俺と匡、雛の三人も参加が決まった。

 

「おっ、そこのお二人さんもやろーぜ!」

 

 そこに通りがかった二人、千夏先輩と女バスの船見先輩へ。西田先輩が誘いをかけるが。

 

「ごめん、私は遠慮するね」

 

 千夏先輩は即答で不参加を表明した。

 

 その後、船見先輩が参加を表明して、西田先輩の部屋にいた針生先輩も巻き込んで7人でゲームをすることになった。

 ゲーム内容は王様カードゲーム。王様役の命令と、それを受ける従者役の両方がカードによって決められるらしい。その例として西田先輩が『左の人からデコピンされる』を掲げたことで、左隣の針生先輩から強烈なデコピンを喰らっていた。

 

「じゃあやってみようぜ」

「ほら引いて引いて」

「それで従者はー……匡か!」

「王様カード引いて」

 

 最初の従者は匡、そして命令である王様カードの内容は「語尾に『にゃん』をつけるにゃん」だった。

 

「これでいいかニャン」

「なんで普通に受け入れてるの……少しは照れなさいよ」

「こういうのは恥ずかしがったら負けニャン」

「えー、つまんないのー」

「んじゃ次いくかー」

 

 二度目の従者は西田先輩。そして命令の内容は……

 

 ──今夜は舞踏会! ヘアアレンジしてもらおう

 

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……なんか言ってくれよ!」

 

 沈黙と視線に耐えきれず西田先輩が叫んだ。その頭はつるりと剃られている。

 

「まあ、次いくか」

「そうね」

 

 針生先輩と船見先輩が、さっさと次のゲームに移ろうと仕切ったお陰で、皆の意識が戻ってきた。

 

 それから数回ゲームを続けて、

 

「俺だ」

 

 初めて剣のマークの従者カードを引いた。そして、命令である王様カードの内容は。

 

 ──好きな人に愛を叫ぶ。

 

「おっいいねー!」

「泊まりの夜っぽくなってきたじゃん!」

「両親とか……」

「ダメダメLOVEの方で! ここだけの秘密にしておくから!」

「さあ言ってみよう!」

 

 これ逃げられないやつだ。どうしよう。

 決して視線を向けないようにしながら、頭の中では雛の事を考える。

 

 俺は、雛のことが好き。女の子として意識してるを通り越して、雛が好き。これはもう自分でも分かってる。

 でも、まだ言いたくない。まだ、伝えられない。

 

「すみません! まだ自分の中で伝える準備ができてなくて! なので言えないです!」

 

 腰を折って、頭の上で両手を合わせて、これで勘弁してほしいと請う。

 

「まあいいんじゃないか。カードは『好きな人に愛を叫ぶ』で、大喜がその子に惚れてるのはよーく分かったし」

「んー、そうね、あんまりしつこいのもよくないか」

「そうだなー」

 

 針生先輩がそう言い、船見先輩と西田先輩もそれに続く。よかった許されたと思ったところで、

 

「えー、じゃあ名前は言わなくていいからさ、せめてその子の何処が好きなのかくらい教えなさいよー」

 

 守屋さんが蒸し返し、一旦落ち着いていた先輩方もそれに乗っかった。なにより、雛が興味津々な様子でこちらを見ている。針生先輩に助けを求めると、「それくらい早く言えや」と言わんばかりに顎でしゃくられた。逃げられない。

 

「えっと……元々いい奴で凄い奴だと思ってたんです。友達としても、選手としても、人としても。話しやすくて、真面目で、尊敬できて……」

 

 雛の名前を出さないように、先輩たちに特定されない程度に、想いを明かしていく。

 

「でも、とあるキッカケで女の子として意識するようになって、そこから少しずつドキッとする事が増えて、気づけば目線で追ってる事も増えて、他の男子と話してるとモヤモヤというかイライラしたりもして……いつの間にかめちゃくちゃ好きになって、ました……」

 

 やばいと、そう気づいた時にはもう遅くて。

 周囲からはニヤニヤした笑みが注がれる。雛は真顔を維持しようとして、でもそれができずに変な顔になってる。

 

「いやーよく言った少年! もうその子のこと大好きじゃん!」

「俺は応援してるぞ大喜! 正直抜け駆けするのは許しがたいし、お前も俺を置いていくのかと思わなくもないが……大喜なら祝福しよう! 上手くいくといいな!」

 

 そこからはゲームそっちのけで先輩二人に質問攻めにされ、どうにかバレないようにそれに答えるのだった。

 

「ひなっち、よかったね」

「うんっ」

 

 視界の端でそんなやり取りがあったのは、見なかったことにした。

 

 

 

 

〜守屋菖蒲視点〜

 

 一日目を終えて、二日目も過ぎて、秋合宿の三日目。

 練習詰めだった合宿だけど、今日の私は気分がいい。今日の夜はバーベキューとキャンプファイヤーがある、ようやく合宿らしいイベントが来たのだ!

 

 スパンッと、気持ちのいい音が響く。

 

「おおおお! ナイスプレー!」

 

 思わず両手を叩いて声を上げる。

 

「マネージャー、片方だけ贔屓するなよー」

「だって今のすごかったから! スマッシュもバシーンって決まって。それに村岡くん、前は今みたいな球取れてなかったから。その成長が眩しくて!」

「マネージャー俺はー?」

「原田くんはすぐロブに逃げるクセ直すんじゃなかった? 今もそれで決められてんじゃん」

「うわー、きびしー」

 

 村岡くんと打ち合っていた原田くんは適当にあしらう。村岡くんにはファイトー! と声を掛けると、二人は試合を再開する。

 

 これだけ毎日練習しても、試合で勝てるとは限らない。夏のIH(インターハイ)にいけるのはたった二人らしい。

 本当に、筋肉をつけるのって大変なんだなと思う。

 

 視線を落として両手を見る。夏場でもまったく日焼けせず白さを保ったすべすべな手に、透明つやつやなクリアネイル。マネージャーを始めてから派手なネイルはやめたけど、手入れは怠っていない。

 自慢のツインテールに手櫛を通すと、引っ掛かりもなくさらりとした感触。腰やお腹周りに手を当てても余分な肉はない。

 悪くないと思う。顔もスタイルも、生まれ持ったものに胡座をかかず磨いてきた。自分磨きは嫌いじゃないし、こうして客観的に振り返ると嬉しくもなる。

 だけど偶に、先に進んでいく人たちを見ると、どうしても考えてしまう。私には何もないって。秘めていたコンプレックスが浮き上がってくる。

 

 でも。

 

「『俺が筋肉を付けるのと同じくらい、それ以上に自分のこと大切にしてる』……うん、大丈夫、私も頑張ってるよ!」

 

 パンパンと頬を叩いて、他のコートを見る。いのたと笠原くんが打ち合っているのが目についた。

 うーむ、やっぱりフォームはいのたが一番キレイかな。遊佐くんには負けるけど!

 

「お、やってるやってるー」

「お疲れ様」

「新体操部じゃん、練習は?」

「あとは筋トレだから戻ってきたの。そのついでにちらっと」

 

 とか言いつつ、ひなっち本当はいのたを見に来たんだろうなぁと微笑ましくなる。

 

「なんだ、また雛の忘れ物かと」

「聞こえてるよっ!」

「やべっ」

 

 打ち合っているのにいのたはひなっちが来たことに気づいたみたい。ちょっかいを掛けてから、しれっとプレーに戻ることで、ひなっちの抗議をスルーしてる。ひなっちは少しムスくれていたけれど、「まったくもう」とその矛先を収めた。

 早くくっつけ、付き合え、と強く思う。

 

「ひなっち、今日楽しみだね!」

「? うんっ」

 

 今夜のキャンプファイヤーには、その時告白するとラブラブカップルになれるってジンクスがあるらしい。いのたはまだ告白しないとしても、二人でキャンプファイヤーを眺めるのは絶対いい。なんなら雰囲気に流されて告白しちゃうんじゃないかとも期待している。

 

 練習を終えて、バーベキューの準備をする。

 

「大喜にもついてるよ」

「新たに付けようとしてるだろ!」

「ちがうってー」

 

 その最中に、ひなっちといのたがイチャイチャしてるのが見えた。

 

「あらあら仲の良いことで。ああいう友達みたいなカップル憧れるなぁ」

「守屋さん相手を振り回してそうだよね」

「そんな事ないけど」

 

 一緒に物を運んでいた笠原くんがそんな事を言う。微妙に非難を含んだそれに少しムッとする。

 まあ待て落ち着け私。

 

「まあそうだとしても、それでいいって人と付き合ってきたから。だからああやってお互い好き同士な二人は応援したくなるんだよね」

「そうなんだ……俺はあの二人は付き合ったら大変だと思うけど」

「は? なんでよ?」

「理由は言わない。守屋さんはあの二人上手くいくと思ってるの?」

「好き同士なんだから、少なくとも悪い恋愛にはならないでしょ」

「それって守屋さんと比較してって話だよね」

「…何が言いたいの?」

「失礼だけど、守屋さんって告白されてもあまり長続きしてないし。説得力ないよね」

 

「あんたに言われなくないんだけど」

 

 あ、やばっ。考えるより先に口が出た。……まあいいか。

 

「そもそも笠原くんだって彼女いないでしょ」

「そうだけど……」

「告白したりとか、されたことは」

「…ないよ」

「あっそ。私は……私は確かに長く付き合ったことはないし、まともな恋愛もした事ないのかもしれない。……でも、動いたこともない奴に知った顔で言われるのは嫌」

 

 私だって、次はいい恋愛をしたい。そのために次に恋人ができたら、自分を見せるのと同じくらい相手を知る努力をしようと決めている。

 バド部のマネージャーを始めてからは、不純かもしれないけどバドミントンが新しい彼氏だと仮想している部分もある。仕事を覚えてルールも覚えて、筋トレも少しだけやってこんなに大変なんだって知った。今まで知らなかった事を知って、私の外にこんな世界があったんだって気付いた。

 

 私は恋愛で失敗ばかりだけど、失敗どころか挑戦すらしてない奴に言われるのは、ひどく不快だ。

 

 私は笠原くんに背を向けて、彼を置いて歩き出した。

 

 

 

 バーベキューが終わって、片付けを済ませばいよいよキャンプファイヤー。

 

「ひなっち、になにな! 一緒にいよー!」

「いいよー!」

 

 一瞬下がったテンションは、美味しいお肉によって即座に回復した。

 それでも、あんな事があった直後は恋愛のことは忘れたくて、ひなっちといのたの事は頭から追い出した。私たちは女子3人で、思う存分キャンプファイヤーを楽しんだ。

 

 

 

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