日和に憑依転生、百獣海賊団√ 作:Sasa
ヤバい、ヤバいヤバいヤバい!!!
こちらに向かって来ている、屈しそうになるほどに強大な覇気!
まさかあいつが───
───カイドウ自身が来るなんて聞いてない!!!
内部破壊もできないのに、カイドウ相手に善戦すら出来る気がしない!
流石に予想外がすぎる───!!
もうそこまで来てるッ!
マズイ、このままじゃ、何とかしないと───
───ッ!?
「────”
「───くッ!!」
いきなり!?
何とか受けなが───せないッ!?
吹き飛ばされた私は背後の社に激突、そのまま突き抜けて木を数本倒してようやく止まる。
攻撃してきた本人、巨大な龍──カイドウはそのままこちらへ飛んでくる。
威力がおかしい…!!
ブレスじゃなくて破壊光線だこんなの!!!
「ウォロロロロ……お前があいつの、”光月おでん”の娘だな?」
「くッ……ハァ…どうして、私が"おでんの娘"だと…?」
カイドウは愉快そうに答える。
「数年前、ほんの一瞬…!!覚えのある覇王色の覇気…!!すぐわかった、あいつの子だってな…!!だが一瞬すぎて正確な場所はつかめなかった。発現したばかりだろうあの一瞬で抑え込むとは…!!」
あの一瞬で───!?
しくじった、カイドウを甘くみてた。
あれで気づかれていただなんて!!
「あのガキのほうは期待外れだったが、お前はそうではなさそうだ…!!」
「それは…光栄ですね……それで、どうするのですか…?」
「───ウォロロロ……お前の、最大の攻撃を放ってみろ。傷の一つでも付けられたのなら生かしてやる…!!」
───難題がすぎる…!!
内部破壊もできないのに!
でもやるしかない。今の私の、最大の攻撃を───!!
「…”傷の一つでも付けられたのなら生かしてやる”……フゥ…その言葉に偽りはないです、か?」
「あァ、前みてェに嘘はねぇぜ。ウォロロロロ……!!」
ならば。
「──!
「えぇ、動物系「リュウリュウの実」幻獣種 モデル:イヴェルカーナ。大昔にあったであろうこの地で信仰されていた……龍の力です」
「ウォロロロロ……幻獣種か」
頭には双角、手足は龍鱗で覆われ翼が生える。
髪には霜が降りて冰気があたりを冷やしていく。
───すべての覇気を集中させて、一刀に。
冰気を、龍のエネルギーを、自身の力をすべて使って。
せっかくあちらが待ってくれるんだ、集中……集中。
上段に構える。
「───いきますッ!!」
───
放つは冰気を纏い、覇気を纏い、”すべて”を乗せた斬撃。
その一刀が、明王にとどく───
「───ウォロロロ……!!」
カイドウが八斎戒を構える。
「───”雷鳴八卦”!!」
ドッッ!!!
───稲妻を発する覇気を纏う一撃。
それは私に直撃する。
確かな”手ごたえ”を感じ、私の意識は落ちた。
カイドウは自身より出た血を指で拭う。
「ウォロロロ…!!お前気づいているか…!?」
口角を上げ、すでに意識のない日和に言う。
「今のお前のすべてを乗せた一撃……!!
”覇王色を纏っていた”!!
拙いながらも、魅せてくれたぜ……!!」
笑うカイドウの隣に、黒ずくめの男が降り立つ。
彼は倒れた日和を見つめ、言う。
「それで、こいつはどうするつもりで?」
「あァ……こいつはおれに傷をつけた。ひとまず生かしといてやる」
カイドウは背を向けつつ続ける。
「海楼石の手錠でも付けて置け。そいつが目覚めたらおれの前に連れてこい」
「承知した、カイドウさん」
カイドウが飛び去ったのを見届け、背の燃える男、”火災”のキングは再度日和に目を向ける。
「フン……命までをも乗せたか、瀕死も瀕死でいつ死ぬかもわからんな」
───キングは日和を担ぐ。
「カイドウさんが生かした命だ、せいぜい死なないことだな」
そのまま妖刀も拾い、空へと飛び去ってゆく。
その場に残るは倒壊した……というより更地になった社のみであった。
戦闘シーン難しい、難しくない?
まぁ戦闘シーンっていうか技1つずつやり取りしただけなんですけど。
日和が使った技は、イヴェルカーナの必殺技ですね。
まぁ作中じゃ斬撃ですが、モンハンだと普通に範囲攻撃です。
あと覇王色纏いですが、しばらく出てこないです。
極限まですべて集中させた結果たまたまできただけなので。
悟空の身勝手の極意(初回)みたいな…許してください。
あと閻魔使わなかった理由ですが、あっちで同じ事したら過剰な覇気の放出で火力は上がるでしょうがちゃんと死にます。あとそもそも手元にないです。