日和に憑依転生、百獣海賊団√   作:早サ

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書いてみてちょっと長くなってしまったので2つに分けたら今度は少し短くなってしまいました。
ままならないね……


新たな任務

  さて。

 あれから数日、鬼ヶ島へと戻ってきた。

 

 数日船で揺られていたのもあってか、固まった大地を踏みしめる感覚にとても安心感を感じていた。

 途中で何度か起き暴れていたフェールもその度鞘で打ち気絶させていたら、最後にはもう気力が尽きたのかピクリとも動かなくなってしまっていた。

 生きているのは確認していたがちょっと悪い事したかもしれない。

 

 とはいえそれが敗者の定めなのでやはり私は悪くないですね。

 

 そんな彼はワノ国に着いたらすぐに何処かへ連行されて行ってしまった。

 きっと拷問なりで心を折られるか、奴隷か殺されるかそんなところだろう。

 義手でも貰って覇気も鍛えれば強くなれるでしょう。

 ほら、”黒腕”のゼファーとか目指してみたらどうですかね? 腕黒くなるし。

 

 

 

 閑話休題(それはさておき)

 長時間船に揺られて気分的に休みたいところだが、カイドウ様より呼び出しを受けている。

 新たな任務という事だろうが、何の任務だろうか……

 できれば戦いたい所。

 

 そんなわけで、コンコンと戸をノックする。

 中からカイドウ様の声が聞こえてきた。

 

「おう、来たか。入れ」

「──失礼します」

 

 促され戸を引き部屋に入ってみれば、そこには3人の大男達。

 大看板であるキング様とクイーン様、そしてカイドウ様である。

 

「ウォロロロロ……! 遠征の件はご苦労だったな。大体は雑魚共だったが、1人は戦力になりそうなやつが居たな」

「ありがとうございます。武装色も拙い出来とはいえあそこまで航海出来ていたのですから、磨けば強くなりそうですね」

「あァ、とはいえすべてはあいつ次第だがな」

 

 会話も一区切りに、さっきから気になっている事を聞いてみる。

 

「…ところで、そこのお二方は……?」

 

 ああ、とクイーン様がワケを話す。

 

「おれはただの報告でたまたまいただけだ。お前のその力の研究報告! そんで横の拷問好きの変態野郎はこの後お前が連れてきたやつの拷問だってよ」

「黙れ。大した成果も無い報告をするだけの無能デブが」

「──はァ?」

「──あ?」

「やめろお前ら」

 

 カイドウ様が二人をたしなめる。

 二人はお互い睨みつつも大人しくした。

 それを見たカイドウ様が話を続ける。

 

「まァ大体クイーンの奴が言ったとおりだ。お前は気にしなくていい」

「は、はあ……わかりました」

「──そんで、そろそろ本題と行こうか」

 

 カイドウ様の雰囲気が変わる。

 

「新世界のとある島で飛び六胞の一人が死んだ」

「飛び六胞が……?」

 

 予想外の一言に目を見開く

 

「あァ、その島ではある悪魔の実の取引があってな……それにそいつを行かせていた。だがほかの海賊が乱入してきてな、うちの奴らと取引相手を殺して強奪しやがった」

「それは……」

「──まァ大方油断してたんだろう。一番新入りで調子に乗っていたからな、実力でいやァお前のほうが上だ」

「なるほど。それで……私はどうすれば?」

 

 カイドウ様の視線がこちらを射抜く。

 そうして今回の任務が出される。

 

「ケジメだ。うちの取引を邪魔しやがった奴を殺して、悪魔の実を回収してこい」

「承知しました。これから向かえばよろしいですか?」

「あァ、そいつらはまだ島に残っているらしいからな。報いを受けさせてやれ、ウォロロロロ……!」

 

 カイドウ様からその島の永久指針(エターナルポース)と、標的の海賊の手配書を手渡された。

 手配書に写っている海賊は『”痺棘” スタン・スパイン』、懸賞金は2億だそうだ。

 単純計算でフェールの2倍強いという事だろう。

 

「はい。では行ってまいります」

「あァ」

「失礼します」

 

 部屋から出た私は手配書の顔を見ながら港へと向かう。

 今度は強者であればいいのですが……

 

 

 

 

  

 ❆   ❆   ❆   ❆   ❆

 

 

 

 

 

 

 ヒカゲが部屋から出ていく。

 

「それでカイドウさん、本当にいいのか?」

「何がだ?」

「今回任せた任務だ。 例のあの島、海軍が向かっているという報告があっただろう」

「ウォロロロロ…‼ むしろそれが本命だ、ここで死ぬならそれまでだが……」

 

 それを見ていたクイーンが、からかう様に言う。

 

「おいおい! あいつのこと心配してんのか? キング、お前も隅に置けねェな、ムハハハ‼」

「黙れクイーン。お前こそ遊郭に現抜かしてんじゃねェ……アガリはもう集まってんのか? 3日後だぞ」

 

 それまで愉快そうに笑っていたクイーンが顔を青くする。

 口の端を歪め、平静を装ってキングに返す。

 

「───あた当たり前だ、このクイーン様が忘れてたなんてことあるわけねェだろ。だがおれは急用を思い出したんでな、すまんがカイドウさんおれは先に失礼するぜ……」

 

 そういうとそそくさと去って行った。

 それを見たキングはため息を吐く。

「ハァ……」

「ウォロロロロ、まァちゃんと持ってくるなら問題はねェな。それよりヒカゲ、あいつが海軍の奴らを殺して悪魔の実を持ってきたら飛び六胞の空いた席に座らせてやるつもりだ」

「……あいつが入って半年か。確かに実力は最低限ある、これで手柄を上げたならば相応だろう」

「まァな。 だがあと9年、それまでにお前を超えてもらわねェとな……それが約束だ」

「だがおれも簡単に負けるつもりはない、もし超えられなかったらどうするつもりで?」

「──それはその時だな。だがまァ……これからの働き次第ってところだ。ウォロロロロ……‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今話から”!”や”?”の後ろに半角スペースを入れてみたのですが、どうですかね?
恐らくこちらの方が読みやすいと思います。
以前投稿した話はまぁ……気が向いたら修正します。
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