「結果出ました」
薄暗い部屋で教員達が集まり本日行われた受験の実技試験の映像と資料に目を通していた
「ふむ この男子かなり戦えているな ただ途中で個性の発動が難しくなったのか?」
「体の体色が肌色に戻っていることから個性の発動が出来なくなったみたいですね 資料にも鉄分が由来すると書かれています」
「この子の個性は影かしら?」
「1人デ2人分……ト言イタイガ本人ハ動イテナイナ」
各々が高順位の生徒を手元の資料を元に評価していく中話題は本日の受験で1番の彼に向く
「特に彼はすごいですね 救助ポイントなしで1位とは」
「最初からずっとロボを破壊して回っていたタフネスもある」
「それで言えば俺は0ポイントをぶっ飛ばしたやつが気に入ったぜ!」
「YEEAって叫んでたものね…途中までほぼ落第の動きだったのに最後に化けたわね ただ個性がまだ上手く使えてないみたいね」
画面に移るのは腫れ上がった指の少年だ
「まったくごちゃごちゃと……」
その中で無精髭の男は眉を下げ不快さを隠さずボヤく
「しかし懐かしい名前の子も入ってるねぇ」
「リカバリーガール?お知り合いがいるのですか?」
画面を見ながらリカバリーガールに尋ねる13号
「私の古い知り合いの孫さね」
13号がリカバリーガールの手元に握られた資料に目を落とす、そこにのっていたのは試験で実技2位を記録した生徒だ
「妖魔 幽歌くんヴィランPが32レスキューP44…どちらかあと1つ多ければ1位の子と並んだ子ですか」
画面に映し出された幽歌は個性を使いロボを破壊しつつも手こずっている生徒や囲まれた生徒を助けサポートする動きが見られる
「昔に比べたら個性の使い方も上手くなった 何よりあの子は出来ることが多い」
「YO YO!婆さんがそこまで進めるってのはすごいんじゃねえの?」
「リカバリーガール贔屓はやめていただきたい」
「そんな事しないさイレイザーヘッド それとも何かい?アンタは私がそんな事すると思ってるのかい?」
リカバリーガールがバイザーの中から除く彼女の目は鋭くイレイザーヘッドを貫く
「……失礼」
イレイザーヘッドはすぐに謝罪しその場の重くなった空気は何事も無かったように軽くなる
「HAHA じゃあ今回の合格者はこれで決まりでいいかな?」
「「「「「「異議なし」」」」」」
満場一致の可決で今年の雄英高校合格者が決定された
「じゃあオールマイト 君の初仕事さ」
「おまかせください!!」
受験が終わりかなりの日数がたった、特にやることもないし部屋で歌謡曲を聞きながらレモン味のオランダキャンディを口に含む
「やっぱジュリーはいいねぇ」
特に勝手にしやがれは最高だなぁ
お茶でも飲もうかと腰を上げ急須にお湯を入れているとばあちゃんが戸を開けて入ってくる
「幽歌手紙だよ」
手紙にしちゃあ大きくない?受け取った封筒の差出人は…雄英高校!
「これ合否じゃない!?」
「おや なら見てみようか」
ばあちゃんが自分の分の湯のみも持ちちゃぶ台の前に座る、えぇこれ1人でみるもんやないん?
自分の分の湯のみと急須を持ちちゃぶ台に置き封筒を開けると中には大きな機械が入っていた
「えぇ…なにこれ」
よく分からずいじっていると機械から映像が映し出される
【やぁ!妖魔少年!】
映し出されたのはNO.1ヒーローオールマイトだ
「んぁ?オールマイト」 「おや俊典じゃないか」
【なぜ私が映し出されたかって? それは今年から私が雄英高校の教員になったからさ!】
NO.1ヒーローが教師…確かオールマイトやエンデヴァーの出身校は雄英だったからその繋がりか?
「俊典が教師って…大丈夫なのかねぇ根津の奴」
なんかばあちゃんが小さい声でボソボソ呟いてるけどオールマイトが教師になったとかどうでもいい*1気になるのは自分の合否なんだ
【さて気になる妖魔少年の合否だが筆記は特に問題なしそして実技の方はヴィランPが32君は3位の順位だ……だがそれはヴィランPだけの点数だ!】
ヴィランPだけ?他にもあるの?聞いてないけど
【ヒーローたるもの困った人を見のがなさいそれは例え同じヒーローであってもだそしてこの試験で隠されたポイントそれは救助ポイント!】
救助ポイント?……あっもしかして他の人の手助けとかしてたからって事?
【君の救助ポイントは44!大変素晴らしい合計76ポイント!君は次席の合格だ!!】
次席か〜別に首席がよかった訳じゃないけどちょっと悔しい
【来いよ!ここが君のヒーローアカデミアだ!】
「ふふふ よかったね幽歌」
「ん〜ありがとうばあちゃん」
あんまし強く撫でないで縮むから…あとこの歳だと少し恥ずかしい
「今日はお寿司でも取ろうか」
「やったー僕お寿司大好き!」
まぁとりあえず入学決まったし2人にも連絡しとかないと!