リリライブ!   作:ベリアサーシャ

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 にっこにっこにー! 矢澤にこ25%のすがただよ! 
 気軽にニコニコ動画って呼んでね! マイリスしろ



 結論から言うと、僕は「都市」に転生した。
 もう終わりだ猫の人生。





Verse
はえ^~都市って怖いスね忌憚の無い意見ってやつっス


 

 

 と、いうことで。

 

 プロムン作品全作に関わって他人の不幸を排しながら五体満足生還していくRTA、はーじまーるよー! 

 主人公の名前は入力速度を考慮してリリスに決定。

 

 今回のRTAを走るにあたって、まず必須なのはステータス上げ。

 なんと、全作品に関わるには超上澄みステータスが必要。なんせ研究所がエリートゥの集まりだから。

 主人公が門前払いとか笑えないので、しっかり鍛えます。

 

 

 

 

 

 まずは戦闘能力を上げます。

 

 主人公補正にて手に入れたコネを満遍なく使用することによって、しばらく特色に師事を行ってもらったりします。

 もうチャートガバガバですね、運も実力のうちってな! ガハハ!

 

 ちなみに生まれた時代が時代だからか、ネームド特色ではなかった。ざんねん。

 まだローラン生まれてないってマジ?

 

 

 

 

 

 で(流れるような話題転換)、次に知識を得ます。

 

 この世の中で安定して生きようと考えれば、翼に所属するだけの能力を培う他ない。

 

 翼に所属し、できれば現場ではなく研究職に就き、結果とキャリアを積み上げて程々に成功すれば、多分60%くらいの可能性で研究所ルートが開くはずです。

 ここで「翼に属しても別に安全に生きられるわけではない」というトラップもあるんですが……。

 

 ま、どんな種も撒かなければ発芽することはない。光の種と同じように! ……いやごめん光の種なしでE.G.O発現した怪物イマシタワー。前言をいい感じに撤回していくぜ! 

 

 

 とにかく。自分磨きはちゃんとしよう!

 知っておこう! じゃ!

 

 

 それで(流れるような話題転換)、特に重要なのが各区の地理、ルール、その巣を保護する翼、勢力図を描く指の在り方、そして都市で暗黙の了解となっている数々の決まり事……。

 

 うわーん! 覚えることが多すぎます!

 

 これらを徹底的に覚えなくてはナチュラルに死んでしまいます。

 知識と同時に、知恵を付ける──ひいては、“考える頭”を作ることも重要だ、ってワケ。

 主人公なんだからしっかりしないとね。

 

 

 

 

 

 ところでこれが一番大事なんだが、人脈を張り巡らせることが出来ないならば早々に死んでしまったほうがいいです。

 いやマジで。

 

 人間は群れる生物で、単体生活で可能な領域は限度がある。

 そも僕は女で、女性はやはり生き物として出産をし群れで活動し自分の価値観を周囲の同性と常に共有して最新を保とうとする競争制が社会に組み込まれている。

 有体に言ってしまえば、ひとりで生きられない、誰かに庇護されねば死ぬのだ。

 悲しいことに僕は武力に秀でていない。小柄に生まれたからか、大振りな武器とかは握れない。ゆえに僕は頭を使わないとまともに生きられない。

 

 

 もちろん必要なのは武力だけじゃない。

 頭脳。家柄。権力。そういうものを持った人脈も重要だ。

 

 

 

 勿論、僕も人脈を得ようとした。その結果、なんと成功。

 

 

 

 フン……ご都合主義をあまり舐めないほうがいい。

 

 

 

 偶然にも同じ巣、しかもご近所さんに住んでいた超絶天才エリート少年と知り合いになれたのである。

 原作で「自分より天才な者はいないと思っていた」とまで言わしめた化け物だ。

 そんな相手と上手いこと友人関係を築くことに成功した。

 

 勝ったッ! 第三部完ッ!

 リリス先生の次回作にご期待ください。

 

 多少他人に興味が薄く、若さゆえの傲慢さもある男だが、こう見えて根はいい奴である。

 

 それにしても幼馴染兼一番の親友が僕とか、交友関係せっま〜♡ざぁこ♡ざぁこ♡よわよわ♡ざこざこおに〜さんの人生、めちゃくちゃにしてあげるね〜?♡

 

 

 

* * *

 

 

 

 と、いうことで。好感度を上げるために友人と積極的にコミュっていきましょう。

 

 

 

「にっこにっこにー! 矢澤にこ25%のすがただよ! 

 気軽にニコニコ動画って呼んでね! マイリスしろ」

「君、毎回それから始めないと気が済まないのか……? あと君の名前はリリスだろう……」

 

 

 

 いつもの挨拶を交わしながら、僕は友だちの待っていたテーブルへと座る。

 大学の近くのハムハムパンパンのオープンテラス、穏やかな昼下がり。ジャズを片耳イヤホンで聴きながら、僕は牛乳を嗜んでいた。

 サンドイッチさえ買えば飲み物持ち込み可という神ルールのおかげで、僕は今日も身長を伸ばす用のソレを持参している。

 

 ちなみに、ヤバい時は普通にノンアルを飲む時もある。キャラ付けしとこって感じ。後々伏線になるかもしらんし。

 ノンアルコール飲料を夜でもないのに飲んでる僕に対して最初こそ小言を言ってきた彼も、今やこんな僕に慣れてしまった。

 

 僕は主人公なんだから中二病なくらいが丁度いいだろうに。わかってないなあベンジャミン君は。

 でも……もっと叱ってくれてもいいのよ?♡

 

 

 静謐な空気を割くように、ゆったりと対話を楽しむ。

 こんな文明的なひとときを生きれるだなんて、都市では凄まじい贅沢に違いない。主人公補正は最高だぜ!

 これこそが、僕の望む状態。ずっとこんな時間を過ごせればいいんだが……

 

 ……あと30分後には僕と彼は論文発表が待ち受けている。あの終わらない袋小路(しつもんぜめ)に遭うと考えると胃が痛い。

 まあでも、もうしばらくはこんな日々を続けられるわけだし、こんな日々も悪くはないか〜なんて思うわけです。

 

 

 

「ところで、リリス。君に言っておかねばならないことがあって……」

「なんだい水臭いねえベンジャミン君や、僕ときみの仲だろう? 言ってご覧ヨ、聞きたくないことなら華麗に聞き流してあげよう」

「聞き流さないで欲しいんだが……」

 

 

 

 穏やかに始まるいつも通りのやり取り。

 今日飛んでくるのは、それぞれの部署で起こったことやハプニング、研究結果の共有かな。

 

 そう思って、僕は牛乳を口に含んだのだが……。

 

 

 

「先生と私で、会社を設立することになったんだ。」

「ぶーっ!?!?」

 

 

 

 幼馴染の顔面……はさすがに避けて、虚空に向かって牛乳ブレス(貫通2●+4 [的中時]次のターンに麻痺1付与)を使用。

 失礼この上ないし上品さの欠片もないし、何より最高の牛乳が勿体ないが、それもやむなしだろう。

 

 なにせそれは、あまりに唐突に、何の前兆もなく、タイムリミットが来たことを意味していたんだから。

 

 

 







 ……まずい。
 とても、まずい。

 僕の唯一の幼馴染に、新興宗教カルメン教の魔の手が迫っている!!!

「だっ、大丈夫かリリス!?」
「ゲッホゴホゴッホ(画家)……き、気管に入った……。ンン……そ、それで?」
「ほ、本当に大丈夫か……?
 ああ、えっと……今度外郭に研究所を設立するつもりなんだ。リリスも、よければ来ないか? と思って……。」

 過去形やないかい!!!!!

 手遅れだよ!
 もう会社作るって決まってるじゃねえか!!!
 相談じゃなくて報告じゃねえか!!!!!!


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