万事屋一行の『複合都市』生活   作:ex(イクス)

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またまた連続投稿です


今回の話は正直言って時期を待とうか悩みましたが、いつまでもリクエストをほったらかしにはできないので投稿を決めました

というわけで、季節外れにも程がありますがどうぞ



第21話:カオスな街のハロウィンイベントは大体仮装じゃなくてガチの変装か本物のバケモノの二択

「いやー、やっぱりアイちゃんは画面越しでも完璧で究極のアイドルだねぇ。そこにアナスタシアちゃんのロシアの妖精ボイスと、ミードの地獄の重低音、さらにはワンダーのバンジョーが重なるんだから、もはや音楽の異種格闘技戦だよ」

すっかり肌寒くなり、秋の気配が深まってきた複合都市の片隅。万事屋の居間では、坂田銀時がソファでゴロゴロしながらテレビの特番を見つめていた。画面の向こうでは、星野アイと『Glacier & Stargazer』による世紀のコラボライブが再放送されており、ドームを埋め尽くす観客が狂喜乱舞している。

「本当ですよ。前回の案内ツアーで死にかけた時はどうなることかと思いましたけど、やっぱりこの街のエンタメのレベルだけは宇宙規模ですよね」

新八が淹れたてのほうじ茶をすすりながら同意する。その隣のコタツ(気が早い)には、前回の凄まじい警察の無双ゲームを経て「この人たちを放っておいたらマジで世界線の因果で消滅する」と同情し、本当に毎日万事屋の手伝いに来るようになったオカルン、モモ、アイラの3人組が、すっかり実家のような安心感で丸くなっていた。

「フン、アイドルもいいけど、ウチは花より団子、ライブより酢昆布アル。ほらオカルン、手伝いに来たなら早くそこにある銀ちゃんの黄ばんだジャンプの山を裏の山(千年城のごみ置き場)に捨ててくるネ」

「神楽さん、僕たちは万事屋の『介護役』として手伝いに来たのであって、パシリになりに来たわけじゃ――って、うわあああ! 定春くん、僕の頭を噛むのはやめてぇぇぇ!!」

オカルンが定春に頭を丸呑みにされてガタガタ震える中、万事屋のポストに小気味良い音を立てて1枚のチラシが投函された。

「ん? なんだこれ」

新八が玄関まで行って拾ってきたのは、これでもかとオレンジと黒の装飾が施された、やたらとド派手なデザインのチラシ。そこには大きな文字でこう書かれていた。

 

――【全次元合同・複合都市大ハロウィンイベント開催!!】

 

「ハロウィン……? ああ、あのカボチャの頭被って『お菓子くれなきゃ悪戯するぞ』って言って近所の大人からお菓子を合法的にカツアゲする、あの狂気のお祭りネ」

神楽が肉まんをモグモグしながらチラシを覗き込む。

「ちょっと待ってよ。もともとこの街って、ガンダムが違法駐車されてたり、裏の山に最強の吸血鬼の『千年城』が建ってたり、宇宙刑事と戦隊ヒーローが過剰防衛してたりするカオス極まる魔境でしょ?」

モモがチラシの文字を指で追いながら、嫌な予感を察知して顔を引きつらせた。

「そうよ……。そんなただでさえ毎日がファンタジーか世紀末みたいな街が、公式に『ハロウィン一色に染まる』なんてイベントやったら……それ、一体どうなっちゃうわけ?」

アイラがツインテールをいじりながらゴクリと唾を呑み込む。

「モモちゃん、アイラちゃん。よく聞いてくれ」

銀時がテレビのリモコンを置き、恐ろしく真剣な、それこそ世界の深淵を見つめるような目でダンダダン一行を見据えた。

「この街のハロウィンはな……普通の街みたいに『可愛いオバケの仮装』で済むわけねーんだよ。お向かいの坂本商店の面々や、便利屋68のポンコツども、ロナウド吸血鬼退治事務所のガチの吸血鬼どもが、年に一度の免罪符を得て、本気で街を恐怖と混沌に陥れにくる、合法的な『バカの祭典』なんだよ!!」

「ぎ、銀さん! チラシの裏を見てください! なんでも、参加する飲食店や商店街の各エリアで、仮装のクオリティに応じた『豪華景品』や『特別ボーナス(現金支給あり)』が出るって書いてありますよ!!」

新八がチラシをひっくり返して叫んだ瞬間。

 

キィィィィィン!!

 

銀時、新八、神楽の3人の目が、現金という名のギラギラした欲望のライトで100万ボルトに輝いた。

「現金支給……だと……!? 星子ママのお祓いで30円に据え置かれたウチらの財布を、公式に潤すチャンスが向こうから歩いてやってきたってことかァァァ!!」

「行くアル! 全力で仮装して、商店街のタダ飯とお宝を根こそぎ強奪(トリック・オア・トリート)してやるネ!!」

「あ、これまたいつもの『30円に収束する呪い』に真っ向から挑んで自爆する流れだ……」

オカルンがメタ知識保有者として早くも頭を抱える中、複合都市の秋を告げる、未曾有のカオスと欲望のハロウィンイベントが、今まさに幕を開けようとしていた――!

 

「いいかお前ら! 狙うは商店街の仮装コンテスト優勝賞金だ! 令和のオカルト漫画のパワーと、平成のメタ漫画の執念が合わされば、審査員の坂本商店のオヤジやスナックのお登勢のババアの度肝を抜くなんて朝飯前よ!!」

万事屋の居間は、ハロウィンの衣装や小道具の山で完全に足の踏み場もなくなっていた。銀時がミシンをガタガタと鳴らしながら叫べば、神楽はダンボールで作った謎の巨大な被り物を頭にハメて「これなら商店街の子供たちからお菓子という名のみかじめ料を合法的に巻き上げられるネ!」と鼻息を荒くしている。

「ちょっと坂田さん、それもう仮装じゃなくてただの恐喝の準備ですよ! ……って、うわああ! アイラさん、何ですかそのクオリティが高すぎるゴスロリの衣装は!?」

「ふん、美少女であるこの私がハロウィンに降臨するのよ? これくらい当然だわ! オカルン、あんたは早くそのオバケのシーツでも被りなさいよ!」

新八がツッコミを入れ、モモとオカルンが衣装の仕分けに追われ、万事屋のハロウィンへ向けた「本気の作戦会議」が最高潮に達していた、その時である。

 

……トントントントン……

 

いつもより妙に低くて、どこか湿り気を帯びた、規則正しいノックの音がドアに響いた。

「あれ? 新しいご近所さんかしら?」

モモが首を傾げながらドアを開けると、そこには、前髪で片目を隠した、小柄でどこか儚げな雰囲気の少女がポツンと立っていた。

「……あ、あの……万事屋、さん……? ここで……ハロウィンの、ガチの準備をしてるって……『あの子たち』から、聞いて……」

彼女の名は白坂小梅。アイドルの最高峰を目指す『シンデレラガールズ』の一員でありながら、この街の誰よりもオバケやホラーを愛し、ハロウィンというイベントに対して、常人とは一線を画すレベルの【本気】で取り組もうとしている少女だった。

「お、小梅ちゃんじゃん! アイドルがウチみたいなゴミ溜めに何の用――って、おい、ちょっと待て。小梅ちゃんの後ろにいる、あの『日用品のフリをしてるナニカ』は一体何だ!?」

銀時が洞爺湖を構え、ガタガタと椅子ごと後退りした。

小梅の背後、そして足元には、ありふれた日用品や家具の姿をした、しかし明らかに『この世のものではないオーラ』を放つ物体が、ゾロゾロと這い出てきていた。

 

ガラスコップの姿をした堕魔ドゥグラス。

不気味な風景画が描かれた額縁の堕魔ヴォガイガ。

怪しい紫色の液体が詰まった薬瓶の堕魔ドゥポイズ。

そして、ゆらゆらと紫色の炎を灯す燭台の堕魔グリギャン。

それらは他作品のメタ知識を持つ万事屋の脳内に、一瞬で最凶のTCG『デュエル・マスターズ』のテキストを叩き込んできた。ありふれた道具に『闇のマナ』を注ぎ込んで産まれる、意思を持って動く最凶の闇文明の眷属――【魔導具】である。

「……ケケケケケケケケケケ……」

「……クククククククククク……」

魔導具たちは言葉こそ喋らないものの、常に空間を呪うような不気味な笑い声を、店内に響かせている。

 

「ひ、ひぃぃぃぃぃ!!! 何ですかあのコップと薬瓶!? 招き猫のターボババアとはまた違う、ガチの呪霊みたいな、底冷えするような闇の気配がビンビンに漂ってるんですけどォォォ!!」

オカルンがメガネを落としてモモの背後に隠れ、アイラも「美少女の私の肌に、不気味な鳥肌が……!」と髪を逆立てる。

「……うふふ、驚かせて……ごめんね……。でも、『この子たち』……すっごく、ハロウィンが……大好きなの……。みんなの仮装……手伝いたくて……」

小梅がはにかみながら言うと、薬瓶のドゥポイズがカタカタと震え、額縁のヴォガイガが不気味に歪んで笑い声を上げた。

「……おい、新八。銀さん、メタ知識のセンサーが『こいつらをハロウィンの仮装コンテストに投入したら、商店街の審査員が恐怖で泡吹いて卒倒するから1発で特賞貰える』って告げてるんだけど」

「銀さん、完全に反則というか、これ仮装じゃなくて『本物の召喚』ですよ! でも……確かにこのクオリティ(本物の魔物)なら、衣装代を1円もかけずに、実質タダで最強のホラー仮装が完成します!」

「決定ネ! 小梅ちゃん、ウチらと一緒に商店街を恐怖のどん底に叩き落として、優勝賞金を山分けするアル!!」

神楽の提案に、小梅は嬉しそうに「……うん、よろしくね……。みんな、素敵な『悪夢』を……作ろうね……」と微笑んだ。

こうして、ハロウィンに本気すぎるアイドルと、不気味な笑い声をあげる魔導具たちという、実質タダで手に入った最高(最凶)の戦力を引き連れ、万事屋&ダンダダン一行の「ハロウィン強奪作戦」の準備は、これ以上ないほど完璧に整ってしまった――。

 

 

「うふふ……あそこにいるお巡りさん(朱鳶)たち、驚いて……銃、落としちゃった……」

「ケケケケケケケケケケ……!」

 

複合都市のハロウィンイベント本番。商店街のメインストリートは、白坂小梅が連れてきた魔導具たちの「ガチの擬態」によって、阿鼻叫喚の恐怖と爆笑の渦に包まれていた。

審査員の『坂本商店』の坂本が置いたガラスコップ(堕魔ドゥグラス)が急に不気味に笑い出したり、便利屋68のアルが覗き込んだ絵画(堕魔ヴォガイガ)の顔が歪んだりするたびに、コンテストの特賞スタンプとお宝(お菓子や限定グッズ)が万事屋の袋へ次々と投げ込まれていく。

「よっしゃァァァ! 小梅ちゃんマジで大天使!! 経費ゼロで商店街のお宝が面白いようにザックザク貯まっていくアル!!」

神楽が大きな袋を担いで大はしゃぎし、新八も「これなら本当に今回こそ30円の呪縛を突破できるかもしれません!」と目を輝かせていた、その時である。

 

「――グルルルルル……ォォォォォン!!!」

 

突如として、商店街の空間がドス黒いエーテルの霧に包まれ、地獄のような咆哮が響き渡った。霧の向こうから現れたのは、鋭い牙と禍々しい装甲を纏った、狼型の上級エーテリアス――大量の『ハティ』と『アーマーハティ』の軍団だった。

「ひ、ひぃぃぃぃ!! ゼンゼロの上級ホロウの化け物が、ハロウィンの仮装に釣られて大量ポップしてるよォォォ!!」

オカルンが白目を剥いて叫び、モモがサイキックの手を構えてアイラを背後に庇う。

通りを歩いていたパトレンジャーや朱鳶たちが「イベントは一時中断! 一般市民は退避してください!」と銃を構えるが、敵の数が多すぎる。このままではせっかく集めたお宝もコンテストも全て中止になってしまう。

「チッ、せっかく銀さんの財布が令和最新版にアップデートされる寸前だったってのに、お役所仕事の邪魔が入るんじゃねーよ……!」

銀時が洞爺湖を握りしめた、その瞬間。一歩前に出たのは、前髪の隙間からオッドアイの瞳を妖しく光らせた小梅だった。

 

「……大丈夫……。ハロウィンを……邪魔する悪い子は……『あの子』が……おしおき、してくれるから……」

小梅の言葉に呼応するように、彼女の周囲にいた6体の堕魔たちが、自らの身体を黒い光の粒子へと変え始めた。ガラスコップ、絵画、薬瓶、燭台――それらの日用品が自身の存在を犠牲にして、商店街のアスファルトの地面に、禍々しくも美しい巨大な闇の魔法陣を描き出していく。

「ちょっと小梅ちゃん!? あいつら消えちゃうわよ! 何が始まるの!?」

モモが驚愕の声をあげる中、小梅は小さく息を吸い込み、いつもの儚げなアイドルからは想像もつかない、世界の終焉を告げるような厳かな声で呪文を紡いだ。

 

「――壮絶。絶大。絶望。絶命。絶滅。――――開け、【無月の門・絶】」

ドゴォォォォォォォォォン!!!

 

魔法陣が爆発し、複合都市の空が完全な漆黒に染まった。

その闇の門の向こうから、漆黒の闇のマナを全身から噴き上げ、燃え盛る不吉な紫の炎を纏った、伝説の火の鳥の化け物がその巨躯を現した。

 

――【卍月 ガ・リュザーク 卍】

 

魔導具たちの肉体を贄として降臨した、デュエル・マスターズが誇る最凶のドルスザク。その圧倒的な神話級の威圧感と、空間そのものを腐食させるような闇のオーラに、大量のハティたちが恐怖で一歩後退り、キャンキャンと悲鳴をあげ始める。

 

「新八ィィィ!! 確定だ! 確定演出入ったアル!!」

神楽が叫ぶ。

「小梅ちゃん、ただのホラーオタクのアイドルかと思ってたら、闇文明の最凶のマスターカードをダイレクトアタックで召喚できるガチの闇の王だったネ!!」

「ハロウィンに本気(ガチ)ってそういう意味かよォォォ!!! 15歳のアドバンス環境のトッププレイヤーが、複合都市の治安をさらに世紀末に塗り替えにきたよォォォ!!!」

新八のメガネが衝撃波で粉砕されんばかりのツッコミが響く中、降臨したガ・リュザークは、その巨大な翼を大きく広げ、侵入者たるエーテリアスたちを冷酷に見下ろした。対峙するハティとアーマーハティの群れは、その圧倒的な闇文明の王たる威圧感に完全に気圧され、牙を鳴らすことすらできずにガタガタと震えている。小梅が静かに前髪の隙間から眼を光らせ、ハティの群れに向けて小さく指を指した。

「……あの子たちに……ハロウィンの、本当の『恐怖』を……教えてあげて……」

その言葉に呼応し、ガ・リュザークの全身から空間を腐食させるほどの莫大な闇のマナが集束していく。

 

『――卍・獄・殺――』

 

轟音と共に放たれたのは、全ての生命を無に帰す地獄の業火。直撃したハティやアーマーハティの群れは、悲鳴をあげる暇さえなく、その強固なアーマーごと一瞬で焼き尽くされ、光の塵となって空間から完全に消滅した。上級エーテリアスの大軍を文字通り1ターンで更地にする、圧倒的な「マスターカード」の暴力であった。

 

「ひ、ひぎィィィィ!! ゼンゼロの最高危険度のホロウ災害が、デュエマのアドバンス環境の力で一瞬で除菌されちゃったよォォォ!!」

オカルンが頭を抱えて叫べば、モモと愛羅も「もうこれ仮装コンテストとかの次元じゃないじゃないのォォォ!!」と抱き合って震えていた。

しかし、戦いが終わり、ガ・リュザークが静かに闇の門の向こうへと還っていくと、商店街には静寂の後に……割れんばかりの大歓声が巻き起こった。

「す、すげええええ!! なんてハイクオリティな3Dホログラムと特撮演出なんだ!!」

「あの前髪のアイドルちゃん、ガチの魔王降臨コスプレじゃん! 特賞だ! 特賞をくれてやる!!」

審査員の坂本商店の面々や、過剰防衛の機会を奪われた国際警察のパトレンジャーたちまでが感動の涙を流し、万事屋の袋にはこれでもかと金目の賞品や「現金入りのポチ袋」が次々と投げ込まれていった。小梅のガチすぎる本気度が、奇跡的に街のバカどもに「最高のお祭り演出」として誤認されたのである。

「よっしゃァァァ!! 現金だ! リアルマネーだ!! 銀さんの財布が令和最新版にアップデートされるぞォォォ!!」

銀時がポチ袋を抱えて狂喜乱舞し、神楽も大袋に詰まった高級酢昆布やお菓子の山にダイブする。ダンダダン一行の協力、そして小梅と魔導具たちの参戦により、万事屋のハロウィンイベントは未曾有の大収穫を以て大団円の幕を閉じた――はずだった。

――翌朝。万事屋の居間。

「……ねぇ、新八。銀さんちょっと確認したいんだけど。昨日、確かにウチらの袋には商店街からの現金ボーナスがガッツリ入ってたよね? 数十万円は硬かったよね?」

銀時がソファの上で、抜け殻のような目をしながらパチパチと財布を開け閉めしていた。

その中に入っていたのは、見覚えがありすぎる、いつもの【30円】。

「……諦めてください銀さん」

新八が畳の上で力なく転がりながら呟く。

「夜中、僕たちが爆睡している間に、一階のお登勢さんが『お前ら、ウチの常連のORDER(篁さんたち)を魔導具とかいうコップで驚かせてウイスキーこぼさせただろ。その迷惑料と、溜まってた今月の家賃更新料、前払いのツケを相殺しとくからね』って、全額持って行きました……」

「おのれあのクソババアァァァ!!! 結局また30円に収束したじゃねーか!! 星子ママのお祓いの効果どうなってんだよォォォ!!」

銀時が床を叩いて号泣する。

「フン、いいネ。お金は消えたけど、神楽ちゃんの胃袋には昨日強奪した3日ぶんの高級お菓子がギッシリ詰まってるアル。実質大勝利ネ」

神楽が満足げにお腹を叩いていると、コタツの中からオカルン、モモ、アイラの3人が、これまた昨日以上の「完全なる介護の目(同情)」で銀時を見つめていた。

「……坂田さん。星子さんの言う通り、この街の『30円に収束するお約束(呪い)』、本当にガチの因果ですね……。僕たち、これからもっと本気で万事屋のシフトに入りますから……」

「そうよ! あんたたち放っておいたら本当にそのうち餓死するわ! 今日は星子が余った景品のジャガイモで肉じゃが作ってくれるから、それ食べて元気出しなさいよ!」

「お、オカルン……モモちゃん……。お前らマジでジャンププラスの、いや全次元の良心だよ……」

最強のホラーアイドルによって街は救われ、万事屋の財布はいつも通り30円にリセットされた。しかし、ダンダダン一行との「介護同盟」はより強固なものとなり、複合都市の賑やかな日常は、また一歩、騒がしくも温かい季節へと進んでいくのだった。

 

 





(第2章・第21話「ハロウィン編」 完)


はい、というわけでハロウィン回という名の小梅ちゃん回でした


魔導具デッキは自分もよく使ってます

いいよね、無月の門……
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