今回は銀さんたちがまさかの臨時教師に!?
しかもこの街の学校が普通のはずもなく……!?
「……ああ、神様、ウイちゃん様。どうかこの黒焦げのクローバー(残りカス)に免じて、パチンコ屋の『世界の歪み』から3万発ほどのCRミリオンゴッドの玉を溢れ出させてください……」
万事屋の居間の神棚(という名の、ただのカラーボックスの最上段)。そこには、一昨日の黒森峰女学園によるマゼラ・アタック爆撃の火を浴びて炭化した、哀れなウイちゃんのクローバーが恭しく奉られていた。坂田銀時はその前で熱心に手を合わせ、神頼み(主にギャンブルの)に興じている。
「銀さん、ウイちゃんからもらった神聖なお守りを汚れた欲望のアンテナ代わりに使うのやめてもらえます!? そもそも、戦車道の審判で死ぬほど稼いだプレミアム報酬があるんだから、大人しく銀行に預ければいいでしょ!」
志村新八が、爆風で焦げた畳を雑巾で拭きながら怒鳴る。
「フン、新八は分かってないネ。男って生き物は、手元に大金があると右隣のピンクウサギ(ニコ)の財布並みにスッカラカンになるまで、あの光る液晶画面(パチンコ)の前に座り続けちゃう悲しい魔獣アル。だから銀ちゃんは今、あえて全額パチンコ台の『未来への投資』に回してるネ」
「全損した言い訳を隣の邪兎屋の専門用語で誤魔化すんじゃねェェェ!!! もう全部溶かしたんかい!!」
新八のツッコミが炸裂し、いつもの極貧ループが確定したその瞬間、玄関から「失礼するよぉ〜〜」と、異様に陽気で、かつ空間そのものを歪めるような圧倒的な魔力の気配と共にドアが開いた。
「おや、ここが噂の『万事屋銀ちゃん』かい? いや〜、思ったよりアットホームな建物だねぇ!」
入ってきたのは、立派な角を生やし、怪しげなマントを羽織った、どこからどう見ても高位の悪魔——『魔入りました!入間くん』の世界の悪魔学校(バビルス)理事長、サリバンだった。そしてそのすぐ後ろには、猫耳と尻尾を生やした、表情一つ変えない超優秀なSD、オペラが静かに控えている。
「げぇっ!? またソシャゲだの深夜アニメだのを通り越して、今度はNHK Eテレの夕方17時半の『週刊少年チャンピオン』の絶対的レジェンドが来たぞ!!」
銀時が椅子から飛び起きる。
「おい、ちょっと待て。お前、魔界の偉い悪魔だろ!? なんでそんな大物が、かぶき町のロートル何でも屋に何の用だよ! うちの定春を、悪魔召喚の生贄のヤギ代わりにでもする気か!?」
「まさか! 僕はそんな野蛮なことはしないよぉ」
サリバンは両手を広げて、お茶目にウインクしてみせた。
「実はね、僕が理事長を務めている悪魔学校(バビルス)の、とあるクラスの担任の先生が……複合都市の『激辛激ニガ魔界ラーメン』を食べすぎて、急に激しい胃腸炎で倒れちゃってね。明日からの授業に穴が開いちゃったんだ。そこで、どんな仕事でもこなすという君たちに、臨時で『先生』をやってほしいんだよ!」
「はぁ!? 先生ェ!?」
新八が目を丸くする。
「いやいや、サリバンさん! 僕たちただの何でも屋ですよ!? 勉強なんて教えられませんし、そもそもそっちの学校って『悪魔の学校』ですよね!? 僕たち普通の人間(※新八と銀時)なんですけど、生徒に美味しく調理されて『本日の給食(人間パティ)』として出荷されませんか!?」
「大丈夫、大丈夫! 理事長権限で、君たちが人間だってことはバッチリ隠しておくからさ!それに名前こそ悪魔学校だけど、生徒や先生には人間もいるしね!(人食いがいないとは言ってない)」
サリバンは悪魔的な笑みを浮かべ、懐から1枚の「報酬額が書かれた金色の小切手」をチラつかせた。
「ちなみに、もし引き受けてくれたら……これくらいのお給料と、僕の可愛い孫の入間くんの写真(非売品)をセットで差し上げるよ!」
小切手に書かれた桁違いのゼロの数を見た瞬間、銀時と神楽の脳内回路が完全にショートした。
「……新八。俺、今さっき、神棚のクローバーから直接『Eテレの教育の精神(教鞭)』を脳内に受信したわ。子供たちの未来を育てる……それこそが、我が坂田塾の建白の理念よ」
「塾なんて1秒も経営してねーだろ!! 完全に金に目が眩んでるよ!!」
「フッ、教育は国力(または魔力)の基本ネ。神楽ちゃんが悪魔のガキどもに、正しい酢昆布の噛み方とメンチの切り方を叩き込んでやるアル」
「ただの不良の英才教育じゃねーか!!」
新八の必死の制止も虚しく、サリバンが差し出した「臨時教師契約書(※サインすると血の契約になるやつ)」に、銀時と神楽は躊躇なくハンコを押してしまうのだった。
こうして、万事屋一行は翌朝、複合都市の魔界エリアにそびえ立つ悪魔学校『バビルス』へと赴くことになる。しかし彼らはまだ知らなかった。自分たちが担当するクラスが、あの問題児(アブノーマル)クラスであり、さらに彼らを監視(?)するために、他作品の「さらにヤバい凶悪な教師陣」が同僚として待ち構えているという事実を——。
「いいかい新八。サリバン理事長が言ってたろ? 『名前こそ悪魔学校だが、生徒や先生には人間もいる』ってさ。ほら見ろ、何もビビる必要はねーんだよ」
翌朝、複合都市の魔界エリア。不気味な紫の霧が立ち込める悪魔学校『バビルス』の巨大な門の前に、坂田銀時は昨日もらった金色の小切手を大事に懐にしまいながら立っていた。
「いや、人間もいるとは言いましたけど、『人間を食べない』とは一言も言ってませんからね!? そもそも悪魔の学校に人間がいる時点で、その人間も大概ヤバいバックボーン抱えてるに決まって——」
志村新八がそこまで言いかけた瞬間、職員室の重々しい扉が開いた。そこにいた「臨時教師陣(同僚)」の姿を見た瞬間、新八の眼鏡は恐怖で粉々に砕け散りそうになった。
「ブゥハハハハハハ!!! 臨時教師だとぅ!? 違うなぁ! 私は教師などという枠には収まらない! この複合都市の教育システムを司る、最高神・檀黎斗神(だんくろとしん)だァァァ!!!」
白衣を翻し、狂気的な高笑いと共にゲーム機らしき物(ガシャコンバグヴァイザー)を掲げる男(『仮面ライダーエグゼイド』の檀黎斗)。
「ふむ、騒がしいですね。私はただ、この街の特異な魔力構造をフィールドワークしに来ただけですよ。……おや、そこの白髪の侍、私のグランゾンに興味が?」
手元のタブレットをいじりながら、冷徹な微笑みを浮かべる天才科学者(『スーパーロボット大戦』のシュウ・シラカワ)。
『……騒ぐな、黎斗。私は聖騎士として、この教室の秩序を守るために座っているだけだ。授業の邪魔をする不届き者は、我が聖剣グレイダルファーでデジタル分解する』
漆黒の鎧を纏い、威風堂々とパイプ椅子(特大サイズ)に座っている十三番目の聖騎士(『デジモン』のアルファモン)。
「まぁまぁみんな堅いこと言いっこなしってことで! 僕はただ、可愛い生徒たちと美味しいお菓子が食べられればそれで満足だからさ〜」
目隠しをクイッと上げながら、マイペースに高級大福を頬張る現代最強の呪術師(『呪術廻戦』の五条悟)。
「同僚の教師の属性が大渋滞を起こしてんじゃねーかァァァ!!! 黎斗神にシュウにアルファモンに五条悟ぅぅぅ!? 神と破壊神と聖騎士と最強が職員室で一緒にお茶すすってんじゃねーよ!! 誰がこのメンツを同じシフトに入れたんだよ!!」
新八の喉が早くも悲鳴を上げる中、銀時は冷や汗を流しながら、本日担当する『問題児(アブノーマル)クラス』の教室のドアを恐る恐る開けた。
ガラガラガラ……。
そこにいた「生徒たち」の光景は、もはや悪魔学校という概念すら生ぬるい、全次元のハチャメチャを凝縮した魔境だった。
「わーい! 新しい先生だー! ねえねえ、私の発明品『ペケ』の最新機能、見て見てー!」
ピンクの髪をなびかせ、いきなり教壇の上で怪しげな宇宙テクノロジーを爆発させているデビルーク星の第一皇女(『To LOVEる』のララ・サタリン・デビルーク)。
「ぬおおおおお!! 先生! 俺の鼻毛真拳の授業はいつ始まるんだァァァ!!! 脇毛からビームが出る時間割はどこだァァァ!!」
アフロヘアーを激しくシェイクしながら、教卓をメリメリと引きちぎっている男(『ボボボーボ・ボーボボ』)。
「皆さん、静かにしてください。……先生、今日の音楽の授業は、私のマグロ(冷凍)を使った特別カリキュラムでよろしいですか?」
机の上に巨大な冷凍マグロをドンと置き、涼しい顔でボーカロイドの楽譜を広げる歌姫(『巡音ルカ』)。
『オレ様が次のデジタルワールドのキング……じゃなくて、バビルスのトップになる男、シャウトモン様だァァァ!!! 先生、オレの魂のシャウトを聞けーーー!!!』
マイクを握りしめて教室の窓ガラスを音波で粉々に叩き割っている赤いチビデジモン(『デジモンクロスウォーズ』のシャウトモン)。
そして、そのカオスの中心で、
「あ、アスモデウスくん、クララちゃん、静かに……! 先生困っちゃってるから……!」
と胃を押さえている主人公の鈴木入間と、「入間様を困らせる不届き者はこの私が灰にします!」と炎を出すアスモデウス、「ギクッ☆ 先生にお土産ー!」と怪しげなおもちゃを無限に出すクララの3人組。
「生徒のジャンルが無法地帯すぎるわァァァ!!!」
新八のツッコミが、魔界の防音壁をぶち抜いて響き渡る。
「デビルーク星人にハナ毛のバケモノにボカロにデジモンに魔王の卵ォォォ!? 人間もいるって入間くんのことかよ!! 人間(主人公)の周りのカロリーが高すぎて、もう胃もたれで教室の空気がドロドロだよ!!」
「おいおい新八、落ち着けよ。これはあれだろ、Eテレの予算が限界突破して、ジャンプとサンライズとバンダイナムコとクリプトンが裏で密約を結んだ、大人たちの究極のサバト(悪魔の集会)ってやつだ」
銀時は死んだ魚の目を限界まで見開き、懐の小切手をぎゅっと握りしめた。
「いいか神楽、新八。うちは時給をもらった以上、どんなバケモノが相手だろうが授業(給料泥棒)を成立させなきゃならねぇ。よし、今日の坂田先生の最初の授業は……『パチンコの確率変動における、大人の事情の闇と、コンプライアンスの潜り方』だ!!」
「魔界の子供たちに一番教えちゃいけない暗黒大陸の知識を授けようとすんなァァァ!!!」
教壇の上で爆発する宇宙メカ、飛び交うハナ毛、鳴り響くデジモンのシャウト、そして「おもちゃ箱ー!」と叫ぶクララ。万事屋一行の、命(と精神のレーティング)を賭けた「臨時教師アルバイト」は、開始1秒にして全次元を巻き込んだ大炎上授業の幕を開けるのだった——。
「すみませ〜ん! 遅刻しましたぁ!」
ガラガラと激しく教室のドアが開いた。もうこれ以上のカロリー追加は勘弁してくれという志村新八の祈りも虚しく、「遅刻組の生徒」がドカドカと雪崩れ込んでくる。
「いや〜、複合都市の地下鉄が『デーモン・コマンド』の不法占拠で遅れちゃってさぁ!」
巨大な死神の鎌をずるずると引きずりながら席につく、闇文明のファンキー・ナイトメア(『デュエル・マスターズ』の極・龍覇ヘルボロフ)。
「……」
人間の胴体ほどもある巨大な機械の拳「オーガアーム」をガシャガシャと鳴らし、無言で鋭い視線を教壇に送る白髪の少女(『ブラック★ロックシューター』のストレングス)。
「遅刻の言い訳に『デーモン・コマンド』とかいうTCG(トレーディングカードゲーム)の専門用語を使うなァァァ!!! あとそっちの女の子、座高より椅子の後ろのロボットの拳の方が3倍デカいからね!?」
新八のツッコミが響き渡る中、ついに授業のチャイムが鳴り響いた。
しかし、新八の心臓はすでにバックバクだった。気がかりなのは、教室内でララの発明品が火を噴き、ボーボボがアフロからヤギを出し、シャウトモンがマイクで叫んでいることだけではない。
時折、教室の窓の外……すなわち「廊下」を通り過ぎる『学校職員』の影が、あまりにも狂っていた。
ガシャン、ガシャン……と、不気味な鎧の擦れる音と共に廊下を巡回する「警備員」。
見れば、巨大な大剣を背負い、髑髏の仮面から青い怪火を燃え立たせる暗殺教団の初代山の翁——『Fate/Grand Order』のキングハサン(山の翁)である。
(廊下から……廊下から「晩鐘は汝の名を指し示している(=お前もうすぐ死ぬよ)」ってガチの死の宣告が聞こえてくるんですけどォォォ!!! 廊下走ったら即・首チョンパされる学校があるかァァァ!!!)
さらに、そのキングハサンの足元を、最新鋭のハイテク魔法モップで「シャカシャカシャカ!」と恐ろしい超高速で掃除していく「清掃員」のコンビ。
「ドロシー、そこはもう拭きました! 汚れを分子レベルで消滅させる私の新型ルンバ(魔法仕様)の邪魔をしないでください!」「何言ってるのクラウディア! メイドの意地にかけて、山の翁様の足跡は1ミリも残さないわよ!」と、凄まじい戦闘力でお掃除バトルを繰り広げている『グランブルーファンタジー』のドロシー&クラウディアのメイドコンビだった。
「警備員がグランドサーヴァントで、清掃員がグラブルのガチ勢メイドかよォォォ!!! 職員の戦闘力の平均値で魔界が3回くらい滅びるわ!!」
新八が窓にしがみついて絶叫していると、教室内のカオスはいよいよ限界突破を迎えようとしていた。
ボーボボが「これぞアフロ魔術!」と叫んでクララの「おもちゃ箱」と融合し、アスモデウスが「入間様をバカにするな!」と魔火を放ち、ララの発明品が「チュドーーーン!」と大爆発。五条悟が廊下で「あ、これ僕の大福」とのんきに食べている間に、教卓が燃え盛る火の海と化す。
「ひ、ひえぇぇぇ!!! 銀さん! 神楽ちゃん! もう駄目です! 生徒も教師も職員も全員が『大戦の引き金』みたいな奴らばかりで、この教室のバランスが崩壊しますよ!!」
新八が頭を抱えて机の下に隠れた、その時。
「——みんな、いい加減にしなさい!!」
カオスの中心で、一人の少年がパシィィィン!!と教科書で机を叩いた。
『魔入りました!入間くん』の主人公、鈴木入間である。
「ララさん、授業中にメカを爆発させたらダメだよ! ボーボボさんもアフロから変な動物を出さないで! アズくんも火を消して! クララは先生にお菓子を返しなさい! ヘルボロフくんも鎌が後ろのストレングスちゃんに当たって危ないでしょ! シャウトモンくんはマイクの音量を下げて!!」
「「「「「あ、はい……」」」」」
……静寂。
さっきまで世界を滅ぼさんばかりの勢いで暴走していたデビルーク星人、鼻毛の魔術師、魔界の貴公子、デジモンの王、そして闇文明のドラグナーが、入間の放った「圧倒的な正論」と「学級委員長オーラ」の前に、一瞬でシュンとなってお行儀よく席に座り直したのだ。
「え……?」
新八が机の下から目玉を丸くして這い出る。
「お、おい新八……。俺、今、この複合都市最大の『奇跡』を見た気がするわ」
坂田銀時は、頭に突き刺さっていたボーボボの鼻毛を引き抜きながら、呆然と入間を見つめた。
「神だの最強だの宇宙人だのが大渋滞を起こしてるこの暗黒大教室で、ただの『お人好しの人間の少年(※実は魔王の卵)』が、一番強力な抑止力(バランサー)になってやがる……。あいつの『圧倒的な常識人パワー』、うちの新八の100倍は機能してるぞ」
「僕のツッコミの存在価値をサラッと否定するのやめてもらえます!? でも……確かに凄い……! あのバケモノたちが全員、入間くんの言うことだけは素直に聞いてる……!」
「フン、やるネ入間。お前、今度うちの万事屋に『常識人枠(新八のスペア)』として時給20円で引き取ってやるアル」
神楽が鼻をほじりながら、感心したように頷く。
入間という究極のバランサーのおかげで、奇跡的に「学級崩壊」を免れたアブノーマルクラス。
「あ、あの……坂田先生、志村先生。すみません、お待たせしました! 授業、続けてください!」
入間がキラキラとした純真無垢な笑顔で教壇の銀時を振り返る。
「お、おう……。よし! それじゃあ鈴木入間くんの多大なる犠牲(気苦労)のおかげで、ようやく授業を再開するぞ! 席につけお前ら! 坂田先生の『パチンコの演出信頼度における、緑保留の絶望感について』の本講座、ここからが本番だァァァ!!」
「バランサーが保ってくれた秩序をクソみたいな授業で一瞬で汚すんじゃねェェェェエエエ!!!」
東西南北、廊下も教室もバケモノだらけの悪魔学校。万事屋一行は、入間くんという奇跡の少年の背中に全力で寄りかかりながら、命がけの臨時教師サバイバルをなんとか後半戦へと進めていくのだった——。
「……鈴木入間くん。君は神だ。いや、魔王だ。君がもし将来、かぶき町に就職する気があるなら、いつでも万事屋の副社長(新八の上司)として迎えてあげるからね」
「銀さん、僕のポジションを勝手に他所の14歳の男の子に譲渡しようとしないで!!」
入間という奇跡のバランサーのおかげで、奇跡的に『パチンコ講座』の1時限目を生き延びた万事屋一行。志村新八は全身から吹き出た冷や汗でワイシャツをびしょ濡れにしながら、ようやく2時限目の時間割へと突入していた。
「まぁまぁ新八、座学が終わればこっちのものネ。ここからは実技の授業アル! 専門の『教科担任の先生方』が補佐として来てくれるってサリバン理事長が言ってたから、おじさんたちは後ろで鼻の穴ほほじりながら給料泥棒してればいいネ」
神楽が体操着に着替えながらのんきに言うが、銀時の野生の勘はすでに別の「死線」を感知していた。
教室を飛び出し、魔界の広大なグラウンド、そして各特別教室へと向かった万事屋一行。そこで彼らを待っていた「科目ごとの補佐教師」の顔ぶれを見た瞬間、新八の眼鏡は今度こそ木っ端微塵に消し飛んだ。
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2時限目【体育】:高町なのは(StrikerS世代)
「はい、皆さん! 今日は合同の対人戦闘訓練です! 諦めずに最後まで頑張りましょうね。……あ、そこのアフロの生徒(ボーボボ)さん、私のお話中に鼻毛を伸ばすのは校則違反ですよ? 少し、頭冷やそうか(スターライトブレイカー準備)」
グラウンドで魔導端末『レイジングハート・エクセリオン』を優しく構えていたのは、魔法少女界の絶対的エースにして、時空管理局の『白い悪魔』こと高町なのは(教導官モード)だった。
「体育の授業のレベルが『管理局のガチの軍事訓練』になってんじゃねーよォォォ!!! 『頭冷やそうか』の温度が絶対零度を通り越してプラズマ爆発の熱量だからね!? 生徒のボーボボが鼻毛ごと白い閃光に包まれて消滅しかけてるからね!?」
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3時限目【魔法学】:ルシファー(モンスト)
「……チッ、ダルいな。魔法の詠唱? そんなもん、適当にそこらへんのエネルギーを集めてドカンとやればいいだろ。ほら、ウァラク(クララ)、お前が落としたその怪しいおもちゃごと、『ハイペリオン(極大魔術)』で消し飛ばしてやる。我、堕天の王なり」
魔法学の特別教室で、玉座にふんぞり返りながらストローでパックのジュースを啜っていたのは、『モンスターストライク』の絶対的カリスマ堕天王、ルシファーだった。彼女が指先をちょっと動かしただけで、教室の天井に巨大な魔法陣が展開し、クララのおもちゃ箱ごと空間が歪み始める。
「堕天の王が補佐に就くなァァァ!!! 魔法の授業の教材が世界を滅ぼすレベルの光線になってるわ!! クララが『ルシお姉ちゃんすごーい!』ってキャッキャしてるけど、後ろの入間くんの顔が恐怖で真っ青だよ!!」
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時限目【帝王学】:ゾーマ(ドラクエ)
「……我が前に跪くが良い、魔界の雛鳥どもよ。これより『帝王学』の講義を始める。真の王とは、万物を絶対の零度で凍てつかせ、すべての希望を打ち砕く者なり。……鈴木入間よ、貴様が次の王となる器か? 貴様の放つその『常識人オーラ』、不快なり。『いてつくはどう』」
薄暗い玉座の間に改造された教室の奥。禍々しい魔力を放ちながら鎮座していたのは、『ドラゴンクエストIII』の伝説の大魔王、ゾーマだった。彼が放った「いてつくはどう」により、入間くんのバランサーとしての守護バリアが全て強制解除され、アスモデウスが「入間様ァァァ!!」と叫んで凍りつく。
「ドラクエのラスボスがバビルスの教壇に立ってんじゃねーよォォォ!!! 帝王学ってそういう意味の帝王じゃないから!! ガチの魔王が14歳の少年にマウント取ろうとすんな!!」
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昼休み【保健室】:モリガン・アーンスランド
「あらあら、みんなずいぶんとボロボロねぇ。なのは先生に撃たれたり、ゾーマ先生に凍らされたり……。かわいそうに。私が特別な『保健』の授業で、その体力をぜーんぶ吸い尽くして……じゃなくて、癒してあげるわ♡」
ボロボロになった新八と入間くんが逃げ込んだ保健室。そこで妖艶なナース服(というかほぼ水着)を身に纏い、背中からコウモリの羽を生やしていたのは、『ヴァンパイア』シリーズの最強のサキュバス、モリガンだった。
「保健室が一番危険エリア(R-18指定)じゃねーかァァァ!!! 癒すフリして僕たちの生命エネルギーをミリ単位まで吸収しようとしてるよこのお姉さん!! Eテレの放送枠のレーティングが完全に粉砕されたわ!!」
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「おいおい新八、何ビビってんだよ。体育になのは先生、魔法にルシファー、帝王学にゾーマ、保健室にサキュバス……。これ、完全に『僕の考えた最強のクロスオーバー学園』の布陣だろ」
坂田銀時は、ゾーマの「いてつくはどう」の余波で半分凍りついた天然パーマをガリガリと掻きむしりながら、死んだ魚の目を天井に向けた。
「いいか? この学校の何が恐ろしいかってな、生徒のボーボボたちよりも、この臨時のシフトを組んだサリバン理事長のキャスティング能力が一番の悪魔的だってことだよ。 授業が1コマ進むたびに、俺たちの精神の『世界の歪み』がマキシマム突破してんだよ!!」
「銀ちゃん、私はモリガン先生のそのセクシーな羽、ちょっと美味しそうだから酢昆布のタレに漬けて食べてみたいネ!」
「やめろ神楽ちゃん!! それサキュバスの部位損壊だから!! 格闘ゲームのコンプライアンスに引っかかるから!!」
生徒だけでなく、科目ごとの教師陣すら全次元の頂点(トップランナー)たちが揃い踏みしている悪魔学校バビルス。万事屋一行の命がけの臨時教師アルバイトは、もはや学校の形をした『サバイバル・トーナメント』の様相を呈しながら、さらなるカオスの放課後へと突き進んでいくのだった——!
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「……ふぅ。驚いたネ。魔界の学校だから、お昼ご飯は『干からびたカエルの目玉のスープ』とか出てくるかと思ったら、普通に美味いオムライスと皿洗いの手間が省ける皿が出てきたアル」
午前中の最強教師陣による弾幕と精神攻撃をなんとか生き延びた万事屋一行。
神楽が学食のオムライス(10杯目)をペロリと平らげ、満足そうに腹を叩いていた。
「そうですね……。学食のコックカワサキさんが『ちょっと死なない程度に毒を入れてみたよ〜!』って笑顔で言ってた時は、別の意味で任天堂のコンプライアンスの終わりを感じましたけど、味は本当に普通に美味しかったのが逆に怖いです……」
志村新八が、粘液と霜焼けでボロボロになった眼鏡を拭きながら呟く。
「ま、飯さえ美味けりゃすべて許すのが坂田塾のモットーよ。さあ、エネルギーも補給したことだし、午後の授業をサクッと終わらせて、サリバン理事長からあの金色のギル(小切手)を毟り取って帰るぞ。もう教師のインフレには慣れた。何が来ようが驚かん——」
坂田銀時が死んだ魚の目でそう宣言し、午後の特別教室のドアを開けた瞬間、彼らは「教師の概念」そのものが物理的に書き換わる光景を目撃することになった。
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5時限目【技術・工作】:スティーブ(マインクラフト)
ガラガラ……と引き戸を開けると、そこはいつもの技術室ではなかった。
教室の床、壁、天井のすべてが、1メートル四方の巨大な「立方体の土と木」のブロックで埋め尽くされている。
その中心に立っていたのは、一切の表情を変えず、関節が直角にしか曲がらない四角い青シャツの男——『マインクラフト』のスティーブだった。
「え……? 先生、何ですかこの立体ピクセルアートみたいな空間は。……って、おい! スティーブ先生が、一言もしゃべらずに素手で技術室の鉄筋コンクリートの壁を『ボコボコボコッ!』って殴って、立方体のアイテムとしてインベントリに回収したぞォォォ!!」
新八が絶叫する中、スティーブは無言のまま、空間に浮かぶ謎の作業台(クラフトボックス)を展開。
ダイヤモンドと棒を3つ組み合わせた瞬間、一瞬で光り輝くツルハシを錬成し、それを生徒のララやボーボボに「作ってみろ」と言わんばかりに無言で手渡した。
「工作の次元が神の領域に達してんじゃねーよォォォ!!! 材料の調達が『学校の解体』ってどういうことだよ!! クララが『四角い箱いっぱーい!』って面白がって学校の土台のブロックを掘り始めたから、バビルスの校舎が今リアルタイムでピサの斜塔みたいに傾きかけてるからね!?」
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6時限目【狩猟学】:レウス装備ハンター(男)&キリン装備ハンター(女)
「——よし、技術の授業で学校が崩壊する前に、次のカリキュラムだ。アブノーマルクラスの諸君、これより『狩猟学』の実技演習を開始する!!」
校庭(すでにスティーブによって半分がブロック化している)に集められた万事屋と生徒たちの前に現れたのは、全身を真っ赤な火竜の甲殻で包んだ大剣使いのレウス装備ハンターと、露出度の高い純白の雷獣の皮を纏った太刀使いのキリン装備ハンターの二人組だった。
「狩猟学ゥゥゥ!? バビルスって一応、悪魔を育てる座学の学校でしょ!? なんでカプコンの誇るガチのハンターギルドから特別講師が派遣されてんだよ!!」
新八のツッコミなどお構いなしに、キリン装備の女ハンターが、地面に巨大なクエスト受注のスクロールを叩きつけた。
「本日の実技ミッションを発表します! 今回のターゲットは……複合都市の砂漠エリアからこちらの魔界エリアに迷い込んできた、『鏖魔(おうま)ディアブロス』の狩猟です!!」
「「「「ゲコォォォ!?」」」」
万事屋と入間くんの顔が同時に真っ白に染まり、余りの恐怖にジャイアントトードのような悲鳴をあげる。
「お、おいちょっと待て、お姉さん!!」
銀時がガタガタと震えながらハンターの胸ぐら(キリン装備の露出部分)を掴もうとしてアスモデウスに阻止された。
「鏖魔って何!? 二つ名持ちの、あのBGMが流れた瞬間に全ハンターが3オチを覚悟する、カプコンの狂暴の歴史の頂点に立つあの二角の悪魔だろ!? なんでそれを悪魔学校の『14歳の中学生たち』に授業で狩らせようとしてんだよ!! 完全に教育虐待だろ!!」
『大丈夫だ、先生! オレ様の魂のシャウト(音波爆弾効果)があれば、あんな砂まみれの牛、一撃で——』
シャウトモンがマイクを構えた、その瞬間。
グラララララララララッ!!!!
地響きと共に、校庭のブロック化された地面を突き破り、血のように赤い狂奔の紋様を浮かび上がらせた、文字通り「死神」のような巨大な角を持つ超弩級の暴君——鏖魔ディアブロスが、咆哮と共に姿を現した! その凄まじい咆哮の衝撃波(バインドボイス【特大】)だけで、新八の眼鏡の予備がすべて粉々に砕け散る。
「ぎゃあああああ!!! 予告なしでクエストターゲットが校庭にポップしたァァァ!!! 授業開始1秒で鏖魔が超高出力の狂奔突進の体勢に入ってるからね!?」
「おい新八、気にするな!! ほら、ハンターの兄ちゃんが『大粉塵』って書かれた怪しい粉をこっちに撒いてくれてるから、これで体力は……っ!」
「銀さん、それ鏖魔の突進の直撃喰らったら粉塵の回復量なんてミリ単位で追いつかずにキャンプ送り(死亡)になるからね!! 入間くん! 助けて! またあの『最強のバランサーオーラ』で鏖魔を説得してぇぇぇ!!!」
「無茶言わないでよ志村先生ぇぇぇ!! さすがに悪魔のゲームのモンスターに僕の正論は通じないよぉぉぉ!!!」
スティーブが背後で無言のまま「土ブロック」を積み上げて鏖魔の突進を防ごうとする防壁を作り、レウスハンターが溜め斬りを構え、ボーボボが「これぞ鼻毛狩猟!」と叫んで鏖魔の角に鼻毛を絡ませようとして引きずり回される。
「銀さん……僕、もう教員免許(持ってないけど)をサリバン理事長の目の前でシュレッダーにかけたいです……」
「新八……泣くな……。これが……これがNHKと各ゲーム業界が、裏でどんな握手を交わしたか分からねー【複合都市】の午後の時間割だ……。俺たちはただ、あの鏖魔の尻尾が切断されて、美味そうな『悪魔のテールステーキ』が学食に並ぶのを祈るだけだ……」
「神楽ちゃんはキリンのお姉さんの防具の剥ぎ取り(R‐18)を手伝うネ!!」
「絶対にやめろォォォオオオ治安維持局の朱鳶班長が飛んでくるからァァァ!!!」
鏖魔ディアブロスの怒り状態の熱波と咆哮が響き渡る中、万事屋一行の命がけの「臨時教師アルバイト」は、ついに学校全体の崩壊を賭けた、世紀の「大狩猟祭」へと突入する——!
「ウオォォォイ!!! なんでだァァァ!!! なんであのバケモノ牛、教室の隅で縮こまってるだけのただの一般市民を目がけて、殺意1000%の狂奔突進を仕掛けてくるんだよォォォオオオ!!!」
志村新八の、喉から血が出るほどの絶叫が校庭に響き渡った。
なぜか新八の眼鏡(本体)から発せられる「モブ特有の反射光」が、鏖魔ディアブロスの『怒り狂う本能』を執拗に刺激してしまったらしい。血の紋様を真っ赤に染めた暴君が、時速200キロを超えるスピードで新八目指して突進を繰り返す。
「新八ィィィ! 諦めるな! そこで立ち止まったらお前、明日の学食の『特売ミンチ(新八味)』に確定だぞ! ほら、スティーブ先生が作ってくれた『土ブロック(厚さ1メートル)』の後ろにスライディングしろォォォ!!」
「銀さん、さっきからスティーブ先生の土ブロック、鏖魔がかすっただけで2ピクセルくらいに粉砕されて消滅してるからね!? 全然防壁になってないからね!!」
新八が死に物狂いで校庭をダッシュする中、アブノーマルクラスのヤバすぎる生徒たちと、最強の教師陣がようやく本気を出した。
「もう……! 僕の先生をイジメないでよ!!」
鈴木入間が『百発百中(エルズ)』の弓を引き絞り、鏖魔の弱点である尻尾の付け根へ正確無誤な一撃を叩き込む。
「入間様がそう仰るなら、このアスモデウス、アミィの家系魔術でこの不届きな牛を消し炭にいたします!」
「おもちゃ箱ー! 固くて美味しいどんぐりいっぱい降れーーー!」
「ラ~ラララ~~♪」
アスモデウスの劫火と、クララが異空間から召喚した『数トン規模の巨大どんぐりの雨』が鏖魔の頭上に降り注いで動きを鈍らせ、ルカの歌声が生徒や先生(ハンター)たちにバフをまき散らす。さらに、「いっけー! ペケ・ロボマークII!」と叫んぶララとストレングスが宇宙怪獣並みのビームとありったけの弾丸を放ち、ヘルボロフが「遊んであげるよ!!」と言いながら大鎌で鏖魔の全身を切り刻んだところをボーボボが「これぞ鼻毛狩猟奥義・鼻毛の檻!」と叫んでその巨体を物理的に縛り上げた。
『——オレ様の、オレ様たちの魂のビートは、こんな砂まみれの牛ごときに止められねえんだよォォォ!!!』
極めつけは、マイクを握りしめた赤いチビデジモン、シャウトモンだった。
入間たちの奮闘と、ハンターたちの激しい連撃(レウスハンターの溜め斬り&キリンハンターの気刃大回転斬り)によって繋がれた魂のメロディが、彼の身体を黄金に輝かせる!
『シャウトモン、超進化ァァァ!!!―――― オメガシャウトモン!!!』
「デジモンがマジの進化バンク(演出)と共に黄金の究極形態に変身したァァァァァ!!!」
新八のツッコミを置き去りにして、オメガシャウトモンは超高速で大空へと飛翔。全身から凄まじい黄金のオーラを放ちながら、鏖魔ディアブロスの脳天へ必殺の『ヘヴィメタルバースト』を叩き込んだ!
ドゴォォォォォォン!!!
「グオオォォォ……ッ!?」
カプコンの誇る最凶の二つ名モンスター、鏖魔ディアブロスは白目を剥き、その巨体を大地に激しく叩きつけて、ついに完全に沈黙したのだった。
「いや〜〜、素晴らしい! 素晴らしいよ、坂田先生、志村先生、神楽先生! 初めての授業で鏖魔ディアブロスを学級全員で討伐しちゃうなんて、僕もびっくりだよぉ!」
放課後。スティーブ先生によって立方体のブロックの山に改造され、五条悟が「あ、これ鏖魔の角ね」とお土産に持って帰ろうとしているボロボロの職員室。サリバン理事長が(悪魔的な)善意100%の笑みを浮かべて、銀時に金色の小切手を差し出した。
「はい、これが今回の臨時教師の特別報酬! あとね、これ、さっきみんなで剥ぎ取った鏖魔の『極上テール&ステーキ肉セット(10キロ・高級霜降り)』だよ! お土産に持って帰ってね!」
「お、重畳……重畳であります、サリバン閣下……。これで明日のパチンコ……いや、我が塾の運営資金は完全に潤いました……」
坂田銀時は鏖魔の咆哮や生徒たちの猛攻撃の余波でアフロヘアーを通り越して真っ白な灰になりながら、小切手と巨大な生肉の袋をギューッと抱きしめた。その横では、新八が「もう二度と教壇には立たない……」と床にのの字を書いて魂を抜かれ、神楽はキリン装備の女ハンターからちゃっかり剥ぎ取ってきた『雷獣の毛皮』をマントのように羽織って満足そうに鼻をほじっていた。
「いや〜、君たちみたいな優秀な先生なら、いつでも大歓迎さ! 隣のクラスの檀黎斗先生やシュウ先生も『あの白髪の男、なかなか面白いゲームの仕様(パチンコ)を理解しているな』って褒めてたよ! また来週もよろしくね!」
「よろしくされるかァァァアアア!!! 毎週こんな、世界の終わりみたいな時間割こなしてたら、今度こそ僕の眼鏡の予備が100個あっても足りないわ!!」
新八の最後の魂のツッコミが、紫の霧が立ち込める悪魔学校の校舎に虚しく木霊する。
右隣、左隣、お向かい、斜め向かいの近隣住民。
街を歩けばロボットと最強生物の嵐、そして臨時教師をすればカプコンの最終兵器とのガチ狩猟。
しかし、どんなに理不尽な魔界のルールだろうが、最後は報酬の小切手と、めちゃくちゃ美味そうな鏖魔の霜降り肉を抱えて笑顔(?)で我が家に帰る。これこそが、あらゆる世界が混ざり合った【複合都市】の、最高に胃もたれがする日常なのだった。
万事屋一行の命がけの「学園・臨時教師編」は、黄金のデジモンのシャウトと、鏖魔のステーキ肉のずっしりとした重みと共に、賑やかに幕を閉じるのだった——。
第1章・第5話「学校・教師編」完
はい、というわけで教師も生徒もカオスすぎる『臨時教師』編でした!
皆さんはこのクラスの本来の担任、誰だと思います?
それではまた次回に!