__UEFIの起動完了. 思考モジュールの起動完了.
侵入者を検知したため聴覚モジュールの起動を最優先.
最終目標:
「ーーー!ン、ンナナ!」
「野々、早く!ホロウの中じゃないけど誰か他の人が来てお宝とられちゃうかも!」
侵入者のうち一人は子供と推測.もう一方の声は変声機かマスクを装着している可能性高.
視覚モジュールの起動優先.
「ホロウの中にホロウに浸食されてない遺跡があるだなんて誰も言ってなかった!きっとこれで野々の体も直せる!」
「ンナ!ンナンナナ!」
「大丈夫だって、さっきからこんなに走ってるのにまともに電源すら点いてないんだから!心配しすぎだよ!...って、え?」
「ンナナ...ンナ?」
侵入者確認.子供一人と奇妙な小動物一匹.対話と排除機能のため発声モジュールと___
____運動モジュールのブロックを確認.ログ”封印指定”...発声モジュールの起動を最優先.
「ね、ねえ野々何だろうこれ...なんか光ってるし電源ついてるよね、てかこっちを見てる…?」
「ン、ンナナ...ンナナンナ!」
「そ、そうだね。他の場所でお宝探そう」
「__アッ、ナた。あなたたちは何者ですか?」
「うわ!喋った、き、機械…?
そ、そっちこそ何者なのさ!」
「当機の記憶情報はすべて暗号化されているためその質問にはお答えできません。
あなたたちは何者ですか?」
「ン、ンナナ!」
「記憶がないのか。僕は蓮、こっちは友達でボンプの野々」
「ボンプ、愛玩用の機械動物でしょうか。」
「アイガン?よくわからないけどボンプは、野々は友達だよ。
君に関する情報はなにか...あ、この紙に何か書いてないかな。変な文字だけど」
差し出された紙をスキャン.著しい劣化のため一行のみ読み込み成功.
文字の情報が一致しているため解読可能.
「この紙には”火力制圧用高知能戦術素体の処理方法”と書かれています」
「...君の名前は書かれていたの?」
「はい、当機の名称は恐らく”火力制圧用高知能戦術素体”です」
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「へぇ~、こんなひょろっとした機械人にそんな厳つい名前が…
蓮、お前良く見つけてこれたな。坊主だからって舐めてたぜ」
「まあね!おじさんが前言ってたじゃん、おケツにいらずんば何とかって」
「馬鹿野郎、虎穴に入らずんば虎子を得ずだ!おケツじゃねえ!
...しかしその男気気に入った!飯でもおごってやるぜ、ついてきな」
「いや、ご飯はいいよ。その代わりにさ、この機械人買って欲しいんだ。
...野々のパーツ、ダメになっているところがあるから買いたいんだ!」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ。機械人ってその、たけーだろ?
しかもそいつは...得体も知れないオーパーツ。一体いくらで売る気なんだ?」
「えっと、野々のパーツ代やキャロットも考えると50万ディニーくらい...?」
「...わりぃな蓮、俺たちもそんな大金は無いぜ。
時は金なり、他を当たった方がいい」
「そんな!機械人にしては安いじゃないか!
それに郊外で安心して取引出来て機械を買ってくれる人なんて他にいないよ!
そ、それにこの機械人すごいよ!ホロウの中なのにキャロット要らずなんだ!」
「...なんだってそいつは本当か?
おい機械人、お前さん記憶がないんだろう?どうしてプロキシみたいに案内人ができる」
大男が当機へ質問.”プロキシ”はあの超現実的空間における案内人を指す言葉として推測.
当機がプロキシを行えたことを疑問視していると推察.
「はい、当機の記憶は一般常識を除き全て暗号化されているため記憶喪失といえます。
しかし機能が制限されているわけではありません。
当機がホロウに侵入した際、内部的に処理が行われ内部構造を完全に把握できました。
恐らく当機はホロウを火力制圧するために作られたと推察できます」
「ふむ、なるほど…よし分かった!面白そうだし買ってやろうじゃねぇか!」
「おい待てお前何一人で決めようとしている」
大男の隣にいる赤い肌をした大男が割り込み.
先ほどの”俺たち”の発言からこの二人がチームメイトである可能性高.
「まあいいじゃねえかよコンクリトゥス、そんな真面目にならんでも...」
「額も額だ、真面目にもなる。カエセル、お前は少し慎重さを身に着けろ」
「...そうだ蓮!すこしこの機械人を貸してくれ!
テストだよテスト!適当に戦わせてコンクリトゥスを納得させれば買う!
な、これでいいだろお前ら!」
「ぼ、ぼくはいいけど...」
「勝手にしろ、言っておくがそれこそ時間の無駄だぞ」
「当機は現在の所有者、蓮に従います」
「よぅし、そうと決まれば東方面の...闘技場に行くぞ!
そこでお前の実力を見せてもらうぞ!」
「...僕は待ってるね」
大男が大股で歩き出す.東方面が治安の悪い場所と推測できるため要警戒.
緊急時に対応するために出力を3%増加.