とある最強の|能力喰い(スキルイーター)   作:零崎一識

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今回は恭哉視点です


とある日常

「・・・・にいちゃん・・」

「ん・・・・」

「お兄ちゃん起きてください、お兄ちゃん!」

「あぁ、最愛か、おはよう」

絹旗最愛。

柵川中学一年、俺の自慢の妹だ。なぜ苗字が違うって?それは義理の妹だからだ、その理由については禁則事項。

「お兄ちゃんさっき、小萌先生に超遅れるって電話しましたよ」

「えっ、今何時!?」

最愛は俺の枕元にある目覚まし時計を指差す。その時間はとある高校登校時刻を二十分オーバしているではないか。

俺はスキルアウト時代、学校の半日以上も行ってなかったので一日も無駄に出来ないのだ。

とはいえ、今更学校に行っても遅れたことには変わりはないのでゆっくりすることにした。

「お兄ちゃん、もうご飯できていますよー」

「あぁ、今いくよ」

最愛の作る料理はそこらの店より美味いので期待しながら食卓に向かう。

今日のご飯は鮭の塩焼きに味噌汁、ご飯などオーソドックスな飯だ。

「んじゃ、いただきます」

 

 

俺は最愛の朝ご飯を食べゆっくり着替えようとすると、ふと視線に借りてきた漫画があるではないか。

あと一歩踏み出せば、確実に踏んでいたに違いない。

俺はその漫画を踏まないように右足を左へと踏み出す、その時バキャッと何かしらの音が足元から聞こえてきた。

その足を恐る恐る足を上げてみると、ヒビが入っているキャッシュカードがあった。

(俺、絶対当麻の不幸が乗り写ってんだろ・・・・)

「お兄ちゃんどうしたんですか?」

ヒョコッと顔を出す最愛。その表現もなんとも可愛いらしいのだが俺はそんな余裕もなく、ウルウルした表情で最愛のほうを向く。

「最愛、俺の足元を見てくれ・・・・」

足を上げると先ほどのキャッシュカードがある、、最愛は頭に?を浮かべながら足元を見ると五秒の沈黙が流れる。

「・・・・お兄ちゃん絶対、当麻さんの不幸が写ってるでしょ」

「そう思うか」

「待っててください、今から当麻さんに罰を与えてきますから」

「待て待て!罰って窒素パンチだろ、当麻はそんなもん受けたら確実に全身の骨バラバラになっちゃうから!!」

絹旗最愛は空気中の窒素を操る能力者である。その力は極めて強力で圧縮した窒素の塊を制御することで、自動車を持ち上げたり、銃弾を止めることができるのだ。

つまりその力を当麻の右手以外に当たったりしたら、天井しか見れない病院生活を送ることになってしまう。

それはいくらなんでも可哀想すぎるので俺は必死に最愛を止める。

「大丈夫ですよ、痛いのは一瞬ですから」

「そういう問題じゃないよ!?頼む、今度なんでもするから!」

最愛は玄関のドアノブを捻ろうとした手がピタッと止まった。

「・・・・お兄ちゃん、それは本当ですね」

「あぁ、マジだマジ、なんでもしてやる」

「じゃあ今度、一緒に服を買いに行ってくれますか?」

「えっ、それだけでいいの?」

「・・・・はぁ、ホントお兄ちゃんは鈍感なんですね

その鈍感さも当麻さんから引き継いでいるんですか」

何を言っている、この俺が鈍感だって?そんなもん天然フラグ建設者の上条君だけだろう。なぜ周りから鈍感男や堕とし神などこの俺に付けるだろうと思っていた。

「まぁいいや、んじゃ今度な」

「はい♪」

そのあと学校の準備をしているとポケットに入れていた携帯のバイブが鳴り出した。取りあいず携帯を開くと当麻からの着信だった。

「はい?俺だけど」

「き、恭哉、早く学校に来い!

小萌先生が泣き出して青髪と土御門が暴走してんぞ!・・・・・・ぎゃぁぁああ!!なんで俺まで!」

ぐちゃ、ごきゃ、バキンッと携帯越しでも分かる悲鳴を残してブツッと切れてしまった。

「や、やべぇ早く行かねぇとみんなが!」

乱暴に携帯を閉じ、さっきのキャッシュカードのことなど忘れたかの様に玄関のドアを蹴飛ばし消えていった。

「お兄ちゃんってあれ?もう行ったんですか・・・・」

 

 

 

俺は学校まで全力で走ったが時すでに遅し、青髪と土御門は動物園の檻が放たれたごとくまさに野生の獣になっていた

その横には当麻だったものが倒れており、俺の顔を見るなりいきなり吠え出した。

「「はぁぁざぁぁくぅぅぅらぁぁぁきょょょょょうぅぅぅやぁぁぁ!!!!!」」

「は、はぁ!?」

あまりのことで俺は尻餅をついてしまった。

(や、やべぇ立てねぇ・・・・)

「キサマ、イイノコシタコトハアルカ」

「い、いえ」

俺は二人の威圧感で思わず答えてしまった。

「ソウカ、ナラバコモエセンセイニムクイテ・・・・シネ」

「あ、あのですね、まずは話し合いというものを・・・・」

「モンドウムヨウ」

「い、嫌だ。まだ俺は・・・・ぎゃぁぁぁあああ!!!??」

 

 

その後、俺と青髪、土御門なぜかわからんが当麻も小萌先生から一時間以上怒られたのだった。

「小萌先生、なんで俺まで怒られるんですか!?」

「連帯責任ですよ!」

この時小萌先生を表すとプンプンと幼稚園児が頬を膨らませて怒っているにしか見えないのだ。

まぁ、それを見ている青髪と土御門はやたらと喜んでいるような気がする。

「はぁ~、小萌先生に怒られるなんて感激なんやで~」

「ロリでMかよ、どうしょうもないな」

「何を言っているキョウやん、ロリこそ最強何だにゃー!」

「はぁー、ここには変態しかいないのか・・・・」

「ちょっと待て恭哉、なんで俺が含まれている!!」

「え、だってこの間こいつらと当麻の家に行ったときベットから出てきたものは何だ?」

「なんでお前ら俺の家に勝手に入ってんだよおおおおおおお!!!」

「俺の施錠に解けないものはない」

「別にカッコよくないからな!?」

「カミやんいい趣味してるぜ、家庭教師さんと一緒!だっけ?」

「なに人の家忍び込んでエロ本探索してんだ!!」

「えっ、お約束だろ?」

「こらー、上条ちゃんたち人の話しをきくのです!」

「まだまだあったぜ、家庭教師との関係!特典DVD付き、とかな」

「不幸だあああああ!!!」

 

これがデルタスクエア(四人の馬鹿の)の関係だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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