作者はアニメ勢のにわかなのでおかしい所あっても笑って許して教えてください。
転生した。しかもリゼロの世界に。普通だったら嘆いて絶望するレベルの事だけど俺はそうはならなかった。
なんと転生先はアストレア家! しかもラインハルトの妹である!!
妹である……妹なんだよなぁ……
俺の前世は男である。普通にオタクだったしTS物とかの造詣もある。でも自分がするのは違うじゃん? 俺の相棒は一度も入れる事は無く入れられる物に変わった訳だ。ははは、カスがよ。
まあでもラインハルトの家族なら仲良くしてれば守ってもらえるだろうから命の危険は無いし? なんなら原作知識もあるから家族仲取り持って幸せなアストレア家にしてやるぜ!
とか考えてたのが十七年前である。
いやー、無理だわ。無理無理。子供一人がどうにか出来る問題じゃ無いわ。多分お祖母様を死地に送るのを止められなかったんだと思うし。しかも白鯨に原作知識分までお祖母様の記憶消されたし。俺にはリカバリー不能だった。
それでもこの先知ってるなりに出来る事はやろうとした。家族仲がそこまでギスギスしないようにしたり、実際ラインハルトとヴィルヘルムは最初は俺のお陰でそこまで悪い空気じゃ無かったのだ。
でもやっぱりこの世界はカスである。なんとこの俺、今世の名前はオルティア・アストレア。成長するにつれてお祖母様似になった。お祖母様に関する記憶は全部忘れてるのに俺含め家族全員が顔を見た瞬間にお祖母様の面影を感じるレベルである。
何も覚えてないのに面影を感じるとかいう気持ち悪い現象もさる事ながら面影を感じてしまうっていう事実が何よりの問題である。
だって空気良くしようと行動したら更に空気死ぬんだぜ? やってられねー。俺はすぐに家出した。
「オルティアさん、髪を整え終わりました」
「ん、ありがとーレム。今日はどんな感じにしてくれたの? 似合ってる?」
「はい、オルティアさんに良くお似合いです」
「なんか含みのある言い方するね……え、なんか変な感じにされてる?」
という訳で俺はロズワール邸に逃げた。一応話した事はあったから丁度こっちに居る時「泊めて」ってダメ元で言ったら普通に頷かれたのだ。もしかして叡智の書とかに俺の事書かれてるんじゃないかとも疑ったがそれでも泊まる場所と原作と関われる環境に惹かれた。
ちなみに逃げたのは十三の時、それから四年もの間俺はロズワール邸で食客としてレム、ラム、フレデリカっていう美少女、美女にお世話して貰いながら自堕落に生活している。まさに男の夢、最高! 俺今は女だけど!
ちなみに今日はおそらく原作開始日だ。ラムとエミリアが王都に行く事になったので当然俺もついて行く事にした。
スバルノーデスチャレンジは死に戻りの事とか知って貰う為に流石に無理だが王都編もそれ以降も出来る限りは助けてあげたい。
今でこそ自堕落している俺だが一応そこそこ強いのだ。剣の才能もあって十歳くらいまでは結構真面目に剣と向き合ってたし、エルザとかそこら辺の魔獣はいける筈だ。
「という訳でいざ王都! しゅっぱーつ!」
「降ろすわよ」
「うーん、辛辣」
「ティアも楽しみなのよね。私もすごーく楽しみ」
浮ついてるエミリアが癒しすぎる。あまりにも可愛い。そりゃあスバルも一目惚れするわ。
「折角だし私がエミリアに王都案内してあげるよ。……楽しくても一人でどっか行って迷子にならないでね?」
「もう! 私子供じゃないんだから!」
「オルティア、エミリア様は何処に行ったの?」
「わかんない……」
いや一瞬しか目離して無いんだよ? 消えると思わないじゃん。