八雲メンマ物語   作:ネヘモス

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プロローグが長くなってしまう…これはまずい


ナルトの消えた日(3)ー偽りの名と嫌われ者の真実

ナルトが幻想郷に来て早3ヶ月が経とうとしていた。最初は甘えろと言われてどう甘えればいいのか悩んでいたが、人里に降りた時に食べたい物を見てたら買ってくれたりした。最初は食べるのを躊躇こそしたものの、ここは木ノ葉隠れの里じゃないと思ったら自然と食べることが出来た。自分が如何にあの里で酷い目に遭ってたかを実感できた。

マヨイガに住み始めてすぐに紫さんに聞いた話だが、自分には「九尾」という化け物が封印されてるらしく、紫さんの能力で解除も可能だったらしいが、吸血鬼の姉、レミリアと言っていたか、その人から止めるように釘を刺されたそうだ。

マヨイガで過ごしてる縁側で疑問に思ったことがある。

 

「紫さん。『真名』を封印するって、どういうことだってばよ?」

 

「言ってなかったわね…。簡単に言えば、本当の名前を封印する、って意味よ。あなたの場合は『うずまきナルト』という『真名』を封印してもらうわ」

 

あ、でもまだ「仮名」、仮の名前を決めてないわね…と続ける紫。戻った時の仮の名前…か。何となく、ラーメン好きだったから、ナルト…だとこれが真名になってるな…何でだ?じゃあ、チャーシュー…なんかやだな…となると…

 

「八雲メンマ…ってどうだってばよ?」

 

「あら?私の苗字を使ってくれるの?嬉しいじゃない。良いわ。じゃあ…」

 

ずいっと顔を近づけてきた紫に対してそういう免疫を持ってないナルトは目を背ける。すると、

 

「痛って!?」

 

髪の毛を1本取られた。紫さん、心臓に悪いってばよ…

 

「じゃあ私は永遠亭に行ってくるわね…少し調べておきたいことがあって…ね?」

 

「で!真名封印の意味ってば、まだ教わってないんだけど!」

 

おっと忘れてたと言わんばかりに紫が自分の頭をコツンと叩いた。

 

「いい?私が施そうとしてる『真名封印』は簡単に言えばリミッターであり、偽装装置なの。つまり、元の世界ではあなたが『うずまきナルト』でない限り普通に接してくれるはずよ」

 

ただし、と紫が念を押すように付け加える

 

「もしも、元の世界で本当に真の力を使うなら、封印を解きなさい。あなたが旅立つ前に『鍵』は渡しておくわ」

 

そう言い残して彼女は永遠亭へと向かった。

 

(そういえば永遠亭ってどこだってばよ?)

 

場所変わって永遠亭。

 

「珍しいわね、あなたがここに出向くなんて」

 

「永琳、あなたに調べてほしいものがあるの」

 

八意永琳、かつて月の頭脳とまで呼ばれた天才。今は迷いの竹林の奥にある永遠亭という診療所で幻想郷の医者をしている。

紫が渡したのは今しがた引っこ抜いたナルトの髪の毛。

 

「もしかして、外来人の髪の毛かしら?大方、これから両親を特定できないかってところ?」

 

「そこまでお見通しなら話は早いわ。半年以内に、分かる?片親だけでも分かればいいんだけど…」

 

「誰に口聞いてると思ってるの?ちゃんと報酬は貰うからね?」

 

じゃあお願いねー、と言いながら紫はスキマの中に、永琳は解析を始めることにした。

 

ところが1週間後、永琳と紫の頭痛の種が増えた…

 

「紫、あの世界では、この子の両親はいないってことで間違ってないわよね?」

 

「…そうね」

 

真名封印の為の参考にするために別の見た目を作る…はずだった。だが、ナルトの起源を遡ろうとした時、分かってしまった。紫の調査と永琳が出した結論。

 

木ノ葉の黄色い閃光と呼ばれた英雄の息子、それがナルトであるということだった。しかも、ナルトに九尾を封印したのはその英雄ー波風ミナト本人であるということも…。

 

「大方、九尾の力をコントロールさせるのが目的なんでしょうけど、その前に里の人間に潰されるなら本末転倒じゃない。何を考えてるのかしら、あの子の父親は」

 

「珍しくムキになるじゃない?紫?余程ナルトの事が気に入ったのね」

 

それはそうだ。現在の紫と藍はナルトの保護者同然、それに、最初こそ警戒心が強かったが、それは木ノ葉の人間が怖かったが故の防衛反応。蓋を開ければ純真無垢で負けず嫌いなだけのただの少年だ。

 

「正直言うなら、幻想郷に欲しいくらいよ。でも、あの子のことを考えるならそうする為にもどうしても一度あの世界に戻ってもらわないと…」

 

「話の腰を折ってすまないけど、彼の母親の調べがついたわよ。何この子?はっきり言って、あの世界基準なら霊夢以上の逸材よ?」

 

永琳が言うにはナルトの中に存在する、霊力、妖力、神力にも該当しない力が膨大に存在する理由がその母親にあるとの事。本来の母親のイメージをモニターに映し出した時に紫はこれだと悟った。

その女性は赤いストレートな髪色をしていて、顔つきはナルトそっくりだった(厳密にはナルトが母親に似たのが正しいが)。間違いない、髪色と髪型を変えるならこれしかない。

「八雲メンマ」としてのある程度の外見の変化はこんなものだろう。後は、腹部にある封印式?みたいなものだが光の境界を弄れば見えなくすることも可能だ。こうして、着々と、水面下でナルトを元の世界に戻るすための準備は進んでいた…と言っても思った以上に橙と藍がナルトを気に入ってるため、月に1度、こちらに戻って来れるように配慮した。まあ、今のところ最もナルトを気に入ってるのは八雲家の一同ではなく…

 

マヨイガから紫が出かけて10分が経とうとしていた。さて、俺も修行に行くか…今日は何分持つだろう…。そう思った矢先

 

「ナルトー?わざわざ迎えに来たわよー」

 

初対面の3ヶ月前とは全く異なる態度を取る人物がいた。大きな赤いリボンを頭につけて、脇が空いてる…巫女服?みたいな黒髪の少女、博麗霊夢がナルトの目の前に降りてきた。




ナルトと東方キャラの関係性②

人里の方々:ナルトを一個人として見てくれる。里の人からは忌避の目で見られてたナルトからするとこの人達だけは守ると誓っている。
八雲家の方々:関係性は超がつくほど友好。橙とは等身大でじゃれ合うことが多いが、これが恋に発展することはない(断定)
博麗霊夢:今回最後に少し登場。どうやら初対面の印象は悪かったらしく…?
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