Lucida-Mirror   作:月羽ハズク

1 / 1

 管理人様、おはようございます。アルジャーノンさんの話を聞いていて眠ってしまったんですよ。まぁ長い上に複雑でしたものね。
 はい、こちら管理人に渡しておいてと言われたファイルです。今観測する事のできる人格が記載されていて、随時ページが届いて内容が更新されるそうです。ファイリングは管理人にしていただく事になりますが……
 この技術では特に大きな実験とかもできない様子なので、娯楽感覚で鏡の世界をなぞってみるのはどうでしょうか。



人格一覧

 

・Every

 

都市の姿を覗き見る、平凡にして重要な世界・人格たち。

『私たちが巡る都市に存在する、人間の在り方。都市においての生き方や価値観の現れでもあるその人格たちは、患者たちのいつもの考え方を教えてくれたりもする。』

 

・フィクサー

『需要、供給、仕事。ある者は正義というけれど、これもまた都市を動かすシステムにすぎないんだろう。それでも、そんな仕事に活路を見出したりする人も多くいる。』

 

・組織

『迷惑に思ったり、明確に悪だと思ったりする人もいる。それでも都市を一番手っ取り早く動かしているのは間違いなく彼らのような組織だろう。』

 

・翼

『都市を動かす大企業たちであり、それらを崇める人間も多い。それでもここは都市であり、崇高なように見える翼もまた都市の苦痛で回っているのだ。』

 

・工房

『武力によって利益や平穏を得る都市の人間は、工房にお世話になることも多い。その工房もまた誰かに搾取される対象にもなりうるが、勿論彼らの商材は物理的に武器になりうることを忘れてならない。』

 

 


 

 

・Milkyway

 

銀河鉄道に乗り、天を巡る私たちの旅路をなぞった世界・人格たち。

『かつて出会った彼らとの、関わりの証。ある者は乗り越えた困難、ある者は見送った誰か、ある者は手ずから葬った敵。どこぞの赤いバスの彼らのように力を借りることはできないけれど。』

 

STATION1 Lessons of way

『私たちが旅を始めてすぐ、大体ホールデンの事例を終えてU社での出来事があったぐらいまでの鏡の世界。』

『今のところ観測できそうな世界は見られない。……できてモモハラさんのようなウサギチームの人格だろうか。ホールデンの先生とかは知らないし弱いし、親指はだいぶ時期尚早。』

 


 

 

・Limbo

 

辺獄に駐し、地獄を巡る彼等の旅路をなぞった世界・人格たち。

『そのうち関わるかもしれない赤いバスの、長い長い地獄。時計な彼や囚人な彼らの旅路は、ルートを共にしていない私たちにも大きな影響を与えている。』

 

・SEASON1 RECREATION

『バスが動き始めてすぐの頃を反映した鏡の世界群。G社の敗残兵や埋没処理から逃げ出した元ロボトミー職員、カジノに関連する人々やN社の狂信者……かなり人物が多い。』

 

・SEASON2 Reminiscence

『緑の街K社や、かつて鏡技術を開発した九人会に関連した鏡の世界群。主にK社の職員と"技術解放連合"なる組織、ついでに太湖沿岸のボートセンターの人格を観測することができる。』

 

・SEASON3 VON VOYAGE

『太湖およびU社や、その沿岸であるT社裏路地における組織間抗争を覗くことができる鏡の世界群。とある船の船乗りや中指の構成員、黒雲会や剣契なる組織の様子を垣間見る事が可能。』

 

・SEASON4 Clear all Cathy

『セピアの街たるT社のとある邸宅にて、とある遺言書と相続権に関わった人々にまつわる鏡の世界群。邸宅の従者や家出人のかつての仲間、異なる鏡からの狼藉者に加えて、邸宅で起こった時間異常に駆り出されたT社の役人、バスの彼らと交戦した組織、そしてワープ列車の同乗者まで。』

 

・SEASON5 Oblivion

『P社にて執り行われたある掃討作戦と、掃討対象だった血鬼を映し出す鏡の世界群。作戦に参加した同業者、掃討対象の血鬼が主に見られる。その後の定期検診もまた、世界群に含まれる。』

『どうやら例のバスの場合はこの後H社に向かい、そこで家主大戦前に発生した戦闘もこの区切りの内側だったようだが……どうやらこちらは違うらしい。』

 

・SEASON6 葬花吟

『本来の世界では家主大戦ののち、第二審査の結果を参照しジア家の令嬢が家主となった。また、とある鏡の世界ではジア家の令嬢が仙皇蟲の寄生を受け、後にその兄が全ての黒獣を統べる冷徹な君主となった。』

『こちらの鏡の世界では、各々の家主候補およびそれに準ずる者がそれぞれ1種類の黒獣の轡を握り、家主大戦を執り行っている様子だ。さながらどこぞの聖杯戦争のような様子である。』

 

000 黒獣:丑 筆頭 次郎

 

000 黒獣:巳 筆頭 葉蔵

 

000 シュエ家 家主候補 ミュンヒハウゼン

 

000 シー家 家主候補 ホールデン

 

000 黒獣:卯 筆頭 アリス

 

000 ジア家 家主候補 穂吉

 

000 黒獣:寅 筆頭 ネモ

 

000 黒獣:酉 筆頭 レオナ

 

000 シー家 異形丸の家主候補 ロッズ

 

000 ワン家 家主候補 リゲル

 

000 黒獣:未 筆頭 ピエレット

 

000 シュエ家の護衛 『アルジャーノン』

 

      クモノイト/アカノイト

・SEASON7 蜘ノ糸ノ赤

『五本指と蜘蛛の巣、そして天殺星刀を取り巻く世界を反映した鏡。曰く、リンバス・カンパニーが観測・抽出した人格は本来の流れに比べて"最悪の場合"と言えるほど酷いことになっているらしい。』

『一方で、弊社で観測した世界は現実よりもマシらしい。だが残念、やはり蜘蛛の巣が切り刻まれ焼け落ちる運命は変わらない。』

 

000 東部親指 カポIIII ミュンヒハウゼン(便宜上ここに配置)

 

000 蜘蛛の巣 薬指の親方 穂吉

 

000 蜘蛛の巣 人差し指の親方 『アルジャーノン』

 

 


 

 

・Walpurgis

 

本来ならば私たちの知る由もない過去の人格たち。

『私たちの知らない、かつて都市が辿った物語。どこか懐かしくもあり、知らない世界で新鮮でもある。』

 

・Case:Lobotomy Corporation

『旧L社、ロボトミーコーポレーションにて繰り広げられる鏡の世界。基本的に時系列が一続きなので世界の構造がかなりわかりやすい。』

 

・Case:Library of Ruina

『現在では外郭に放逐された図書館と、そのゲストに関する鏡の世界。基本的に時系列が飛び飛びである上に、ほぼ確実に別の世界であるため観測の際には注意が必要。』

 

 


 

 

・Another

 

存在するかどうかもわからない、もしかしたら鏡の世界にしか存在しないかもしれない組織や事務所の人格たち。

『彼らの存在自体が一種の小さな可能性かもしれない、短くて多彩な枝。こういった鏡の存在がどこかで切り札になったりするかもね。』

 

 


 

 

・Crossroads

 

まず間違いなく都市ではないであろう場所の、不思議な人格たち。

『これは……お出ししていいんだろうか。観測するだけなら都市の禁忌には抵触しないはずなので、仮に彼らの人格を被せる技術を使えるようになったとしても使用禁止。』

 

・Scenario:狂気山脈〜邪神の山嶺〜

 

『説明不能。あまりにも都市の常識と異なりすぎてまず把握しきれない。わかるのは彼らが登攀技術に長けているということと、戦闘技術は度外視しているということだ。』

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定