今回から多重クロスに挑戦してみようと思い書き始めました。クロス元の作品は最新作しかプレイしてないしそれ以前はYouTubeで知った程度ですのでご容赦を
交差する贖罪と希望
『力だけが……全てじゃない…!』
『俺は…!俺は生きたいと願う!!!!!』
「…………」
日本の『屋久島』にある神聖な場所にて、男は一人瞑想しながらこれまでの戦いを思い返していた……
「(『デビル』の力はこの世界から消えた……だが、この胸のざわめきはなんだ…?何故今、あの時の戦いを思い出す…?)」
ブオンッ…
「…っ!なんだ……これは?」
男の目の前に突如として謎の黒い渦のような物が出現し、まるで男を誘うかのように怪しく光る…
《進むがいい……さすれば答を得られよう…》
「誰だ…!?」
『我は汝に路を示す者…汝の背中を押す為、こうして声をかけた次第……その扉はこことは異なる世界へと繋がっておる、その先にきっと汝の迷いを断つ切っ掛けがあろう』
今度は男の脳内から直接声が響く、声の主は女性のようだが何処か無理してキャラを作ってるかのような*1威厳のある美しい声をしていた*2
「……誰かは知らないが、何故こんな真似を?」
『ただの興味本位よ………というかさっさと行かぬか、お主が聞いてるよりも疲れるんじゃぞこの喋り方。ああ、帰れるか不安なら安心せい♪お主が答を見つければすぐにでも戻してやるからの♪』
「……その話し方、何処かで会ったか気がするが…まあいい、俺はもう迷わないと決めた。まだ俺の中に迷いが残っているのなら……それも受け入れてみせる!」
『ほっほっ♪初めて会った時から随分と変わったのお~。では、頑張るんじゃぞ♪』
ブウウウウウンッ……
男は扉へと足を踏み入れるとその身体はあっという間に呑み込まれ、辺りは静寂に包まれる…
ポンッ☆
「ふぅ……全く『アリス』と『ニコ』め…わしに無茶ばかり押し付けよって。まあお詫びに美味い紅茶を淹れると約束してくれたしのう……」
人の気配もなくなった場所に一筋の光が現れると髪をツインテールに整え、ルビーのような美しい瞳をした超絶美少女*3が肩に浮いているマスコットのような物を指でつつきながらそう愚痴をこぼす
「それに……わし自身も興味本位と言ったしの。はてさてどうなることやら……」
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『新エリー都《ロズフィールド家》のリビング』
「『謎の赤い稲妻の男、再び現る』……か」
小鳥達が忙しなく鳴く朝の食卓にて、シドはコーヒーを啜りながら手元の携帯で非合法の掲示板『インターノット』の記事のトップページに貼られた通知を眺めていた
「最近話題になってる話だね兄さん、二週間前にホロウ災害に逢った人の『音動機もないのに腕に赤い稲妻を纏ったかのような男がエーテリアスの大群を素手で倒した』って内容の動画が投稿されて、そこから掲示板で物議をかもしてるんだ」
「けれど、そんな人が本当にいるのかしら…?その人の見間違いとか……クライヴ?」
「どうしたんだい兄さん?何か心当たりがあるとか?」
「………いや、なんでもない」
コーヒーを飲む手を止め、一心不乱に記事を見つめるシドの様子を見たジョシュアとジルが声をかけるがシドは何も答えずに自身の分の皿を片付け、側に置いていた荷物と武器を手に取りリビングを出て入り口へと向かう
「ホロウへ出掛けるのクライヴ?」
「ああ…少し個人的な用でな、行こうかトルガル」
「ワウッ!(わかった!)」
「なら僕達も……」
「いや…今回は俺とトルガルだけで行きたいんだ。安心してくれ、夕飯には帰るさ」
「クライヴ……気を付けてね」
「……ああ、行ってくる」
シドのその言葉を最後にバタンと入り口の扉が閉まる様子をジルは黙って見つめる…
「……良かったのかいジル?」
そんな彼女の隣にいたジョシュアは心配そうに質問するがジルは柔らかに笑う
「ああなってしまったクライヴは私達が何を言っても駄目なのはわかってるでしょジョシュア」
「……そうだね」
そしてそれに釣られてジョシュアもまた呆れた顔をしながらも笑うのだった……
『デッドエンドホロウ』
「ここだな……記事での目撃場所は…というか、なんでお前も付いてきたんだアルテマ」
《汝に不測の事態が起きてからでは遅いのでな、汝の邪魔はせぬ。ただ…『シヴァ』と『フェニックス』も汝の身を案じておる。無理は禁物だぞ》
「そうか……なら尚更無事に戻らないとな…」
「バウッ!(二人ともこっち!)」
ホロウの中、シドとアルテマが会話をしていると先に進んでいたトルガルが戻って来てすぐに二人に吠え、合図を送る
《どうやら目当てが見つかったようだな》
「そのようだ。案内してくれトルガル」
トルガルの先導の元、シドとアルテマは駆け出しやがて廃棄された工事現場へと辿り着くと既に数体のエーテリアスが存在しており、その中心には一人の男が構えを取っていた…
「はっ!せい!…どぅりゃッ!!!!」
ドゴ!バキッ!ズドンッ!
『Gaッ…!?』
黒と白の色が交差したジャケットとジーンズを身につけた男は一体エーテリアスの腹部へと右フックで態勢を崩すと続け様に左手で掌底を打ち、そのまま踏み込んだかと思うと右手で強烈な突き上げ*4を喰らわせるとエーテリアスの身体は宙を舞う…
『Gaaaaaa!!!!』
ブンッ!
「させるか…!チェストッ…!はあああ!!!!」
ガキンッ!バチバチ…ドゴオオオオンッ!!!
『Guaaaaa……』
次に彼の背後を両手に棍棒のような結晶を持った巨体のエーテリアスが棍棒を振りかざすが男はそれを鮮やかな身のこなしで力を受け流し、いなしながら身を屈め左で正拳突きを入れると彼の身体から掲示板にもあった赤い稲妻が迸り、そのまま右ストレートでエーテリアスを拳を以て一閃し、その攻撃によりエーテリアスは力無く倒れノイズと共に消滅する*5
《ほう、武器を持たず徒手のみで倒すとは…かなりの実力者とみたが……二人ともどうした?》
「…………やっぱりか」
「ワフッ!(間違いないよご主人!)」
ダダッ!
《む、待つのだ…我は羽が重い故複雑な足場は苦手なのだ……》
男の姿をみたシドとトルガルは思わず駆け出し、アルテマは反応が遅れたためトルガルの背中に乗れずよちよちとまるで立ったばかりの赤子のような足取りで瓦礫の上を歩く
「……片付いたな、ん?」
シュタッ
「………!お前…!」
エーテリアスを殲滅させ、一息ついていた男の前にシドが降り立つと男はシドを知ってるようで目を丸くする…
「お前は…!クライヴか!!!」
「やっぱり……あんただったんだな、『風間仁』…!」
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『……こうしてシドはかつて迷い込んだ世界にて出逢った運命の稲妻を背負う若者と奇妙な再会を果たすのでした』
「うふふ♪とってもロマンチックな再会ね!これから二人はどうなるのかしらね?」
「それはまだ未定じゃよ。作者がまだ考えきれておらんからの♪」
「ふふっ♪『イングリッド』ちゃんは相変わらず何処か不思議ちゃんな所があるわね♪」
「お主にそれを言われるとはのお~こりゃ1本取られたのじゃ」
「「うふふふふ♪(ほっほっほっほっ!)」」
『……貴女達って凄く気が合いそうね』
……そして二人の出会いを水晶越しに三人の魔女達はその光景を見ながら紅茶を飲み、お菓子を食べながらはしゃぐのでした
という訳で『原神』『鉄拳』そして『ストリートファイター』との多重クロスでした。
『原神』についてはこの物語の本編自体が自分が書いてるもう一つの話、『転生したらミュトスの身体でテイワットにいた件』と繋がってます。
『鉄拳』はシリーズ最新作である8にてFF16とコラボしてたので今回は鉄拳8本編後の風間仁さんを新エリー都にぶちこみました。
『ストリートファイター』はキャラのみですが『イングリッド』が登場してます。入れた理由としては『プロジェクトゾーン2』で仁さんや一八とチームを組んだ際の掛け合いもあるし鉄拳7に豪鬼さん出てるからいてもおかしくないかなと思ったので……
あとあの人って結構というかかなりご長寿っぽいし色んな宇宙いってそうだからワンチャン『魔女会』とも知り合ってそうだなと思ったのでアリスとニコとは顔見知りって設定にして、メタネタとか多いんで作者のことも認識してるような描写も入れました。