1.5やっていきますよ~
主個人の話になりますがゼンゼロ始めた頃に初めて当てた限定支援がアストラさんだったのでホントお世話になりましたね。今は千夏ちゃんとかを当てたので機会は減りましたがそれでもパーティーによっては使ってるし今でも現役です。
「……何もすることがないな」
「ワフゥ…(暇だね~)」
あの事件から一週間が経ってからは特にこれといった依頼もなく、自室でトルガルと一緒に映画を観ながらシドはポツリと呟く…
ピピッ!
が、そんな彼の愚痴に応えるかのように携帯の通知が鳴り響く
「ん?メッセージか…どれどれ?『デタラメチャーハンからメッセージが届いています』か…『彼女』だな…」
シドはノックノックの画面を開き、内容を確認する
『急にごめんねクライヴ!実はホロウで探し物があってあるプロキシに依頼したのだけれど一人じゃ心細いから貴方が居てくれるととても心強いの!お礼は…そうね!今度のライブのVIPチケットでどうかしら!勿論貴方だけじゃなくてジョシュア君やジルの分もよ!待ってるわね♡』
「……ここ最近は特に忙しいと聞いたんだが…大方『また抜け出した』んだな…」
ピピッ!
そう言うと再びシドの携帯に別のアカウントからのメッセージが届く。そこには『イヴリン・シュヴァリエ』という恐らく本名と思われるアカウントからであった
『シド、急に連絡してすまない。お嬢様がまた抜け出してしまった。彼女のことだから恐らくは既に君へメッセージが届いているだろう。どうか彼女を探して来て欲しい。』
『こちらこそいつも迷惑をかける。とりあえずはお嬢様に合わせて動いてくれればいい。君の携帯の信号を頼りに後を尾ける。それに君の実力はよくわかっているつもりだ。お嬢様に危険が及ぶ心配はないだろう』
『感謝する。では手筈通りに頼む』
シドはイヴリンとのやり取りを終えると『お嬢様』のメッセージに返事する
『だって退屈なんだもの!それに今回の依頼はちゃんとした理由があるの!だからお願いよ!《不死鳥のシド》なら困ってる人を放って置かないでしょ?』
『やった!ありがとう!大好きよクライヴ!場所は今から座標を送るわ!お願いね!』
「フッ…変わらないな、『アストラ』は…じゃあ少し散歩に行こうかトルガル」
「バウッ!(お散歩!)」
シドはいつもの装備に着替え、武器の手入れを確認してから愛犬のトルガルと共に指定されたホロウ内部へと向かう…
『アストラ・ヤオ』この新エリー都の絶大な人気を誇る歌姫であり、彼女が幼い頃にホロウ災害に呑み込まれた際にシドの父『エルウィン』と叔父『パイロン』が彼女を含めた被害者達への支援を行い、それを切っ掛けに二人は出会った。
それからシドの家にはよく遊びに行き、自分の歌を聴かせたり今の立場になっても時々連絡を取り合いながら一緒に買い物という名のデートをしている関係(シドは友人と思ってる)なのである
────『バレエツインズホロウ内部』にて
「ここだな……ん?誰かが話してるな、彼女かもしれないが一応気を付けろトルガル」
「ワフッ(わかったよご主人)」
座標の場所へとついたシドとトルガルは第三者の声を聞き物陰に身を潜め、少しだけ身を乗りだしながら様子を伺う
『それでアストラさん。そのもうすぐ来る頼りになる相手ってどんな人なの?もしかして恋人とか!?キャアアアっ!////』
『アストラさんに恋人……?……ファンとしては喜ぶべきなのだろうけど、流石にショックだな…』
「うふふ♪二人とも気になっちゃう?彼はね!とっっっっても優しくて強いのよ!でね!」
シドの目瀬の先には赤と白のコントラストが特徴の優雅な服装をした長髪の女性と最近になってお互いの素性を知ったボンプの中に接続したリン、そして通信越しに会話をしているアキラの三人が何やらとても盛り上がっている様子だった
「一人はアストラで間違いないみたいだがもう一人は……リンとアキラか?まさか彼女とも関わりがあるとは…伝説のプロキシの名は伊達じゃないわけだな…」
シドはリンがいることに少し驚きながらも敵ではないと判断しトルガルを連れて顔を出し、咳払いをして三人の意識を自らへと向ける
「ンン゛ッ゛…!待たせたなアストラ、それと…リンにアキラ、二人とも早い再会になったな」
「えっ!?クライヴ!?もしかしてもう一人の相手って貴方だったの!?」
「君…アストラさんとも交流があったんだね……僕もこんなに早く再会するとは思わなかったな」
「俺としてはあんた達が彼女と知り合いなのに驚いたがな、流石は『パエトーン』って所か」
「あら、二人もクライヴと知り合いなの?ならお互い挨拶はいらないわね♪早く行きましょ!」
不意に現れたシドにリンとアキラの二人はボンプ越しに驚愕の表情を見せるが当のアストラは目を輝かせながらルンルン♪っと鼻歌を歌いながらスキップ交じりに歩き出し、シドはそれを止める
「待て……説明も無しに行きなり呼ばれたんだからせめて理由は聞かせて欲しいんだが…?」
「もう!そこは貴方と私の仲なんだから『これくらい御安い御用です聖女様』って言って受ける所じゃないの~?だって私と貴方は聖女とその使徒なんだから♪そうでしょ?『聖騎士グランダル・キャメロット』さん♪」
アストラはシドの鼻先をツンッと指でつつきながら悪戯っぽく笑い、シドは呆れた様子で彼女を見る
「その話は止めてくれ……というかまだ覚えてたんだな…」
「勿論よ♪私大好きなのよ?『聖女と使徒』の物語♪貴方もそうでしょ?」
「……まあな」
『ええええっ!?待って待って!?クライヴってアストラさんとどういう仲なの!?』
『……僕も気になるな、君とアストラさんがどういう関係なのか』
二人のまるで夫婦かのようなやり取りにリンは顔を赤くし、アキラは笑顔であるが凄まじい圧でシドを見ながらアストラに質問する
「それはね…」
ギュッ
「うおっ!?」
ふと彼女はクスっと悪戯っぽく笑いながらシドの腕を組み側へと抱き寄せ、シドは不意に抱き寄せられ面食らう
「彼は私の将来のフィアンセになる予定なのよ♪」
「………はい?」
『えええええええええっっっっっ!?』
『…………は?』
彼女から放たれた言葉にそのアキラとリンは驚いたり呆然としながらも少ししてから状況を飲み込みシドに詰め寄る
『浮気っ!浮気だあああああっ!!!!私が先に貴方と婚約の約束したのにいいいいぃっ…!!!!!!』
『クライヴ…?詳しく説明をお願い出来るかな……?僕は今、生涯で一番冷静さを欠こうとしてるよ…?』
シドはリンの接続したボンプから飛び乗られ顔をポコポコ叩かれながらも弁明を始める
「待て待て待て!俺も初耳だぞ…!?どういうことなんだアストラ!?」
シドに質問されたアストラは貴方の驚いたその顔が見たかったわ♪と言わんばかりにクスリと笑う…
「昔、ジルに私の気持ちを打ち明けたの。貴女の気持ちは理解しているけれど私もクライヴのことが好きなの!ってね」
「ジルに…?彼女は何も言わなかったんだが…」
「当たり前じゃない!私は彼女にビンタされる覚悟で話したのよ?でも…」
アストラは少しの沈黙の後に言葉を続ける
「彼女は私の気持ちを汲み取ってくれただけじゃなくて、将来は三人で結婚は出来なくても一緒に暮らしましょうと言ってくれたのよ!だから貴方と私は彼女の認めた正真正銘の婚約者ってことなの!それに…今は重婚も合法でしょ?ならいいわよね♪」
「いや……だとして当人の許可は…?」
ガシッ!ギュウウウ!
『じゃあ私とも婚約してるんだから責任とってよ!!!!私だってクライヴが大好きなんだもん!!!』
「ぐえっ…!締まってる締まってる…!完全にキマってるから…!」
『……今度うちに来て欲しい。じっくりと話し合いをしたいからね…?』
「はい……」
「ふふっ♪クライヴってば相変わらずモテモテね♪でもそういう優しい所が彼の良い所なのよね、あなたもそう思うでしょ?トルガル♪」
「ワフッ…(限度があると思います)」
その後はアストラから彼女にとっての憧れであり、また彼女が歌姫を志す切っ掛けとなった『ヨラン・デヴィンター』の最後のライブ音源が録音されたアルバムを探して欲しいと説明を受け、シドはリン達と共にホロウ内部の探索を始めるのだった…
『茶番』
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Q
なんでジルはシドが他の女性に言い寄られているのにノータッチなんですか?
A
ジル
「どんなに傷だらけになろうとも誰に愛されようとも最後に私の隣に居てくれればそれでいいわ!!!!」
ジョシュア
「器がデカすぎない?」
アルテマ
《どこぞの拳王みたいな思想やめよ『シヴァ』よ》
ジル
「それよりもブリンガー戦の時から私の描写が何もされてないのはどうしてかしら投稿者?」
すいません忘れてました。
ジルは例の会場前で住民達の避難やらをしてたので参加は出来ませんでしたがシドがイフリートになったことはなんとなく気配で分かってます
ジル
「絶対今作ったわよねそれ」
ホントにすいませんでした
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『茶番終わり』
説明がありませんでしたがイヴリンとはアストラの紹介によって知り合ってはいます。
今回のようにアストラが予定をすっぽかしたりした時に連携して確保したり、仕事の後一緒にラーメンを食べるくらいには親密であり現在の関係性としては
気になってる(自覚なし) (BIG♡LOVE)
イヴリン→→→→→→シド←←←←←←←アストラ
(何も知らずに他人の脳を焼くシド)
という感じです。あと『エリーの休日』は元だとアキラ君でしたがここではシドが相手になってます。
時系列としては
リンがシドと婚約の約束をし、シドは引っ越す
↓
その後『旧都陥落』等の事件等やホロウ災害の対処等でロズフィールド家が動き、その際にアストラと出会う
↓
彼女と一緒に『聖女と使徒』の演劇をやったりと親密にしながら彼女自身はシドへ想いを寄せ続け、ある日ジルへ自らの気持ちを打ち明けた結果、公認で側室のような関係となる(またしてもなにも知らないシド)
↓
歌姫となってからもノックノックでやり取りをしたり買い物に連れ回したりしていて、それを切っ掛けにイヴリンとも知り合う
といった流れです。