そしてキャラに関してはノルムーちゃんがマジ可愛過ぎるのだ…ヴェリナさんはもう色々とデッけえのだ…格好もえっちなのだ…シグリッドさん……その見た目で某大マハマトラ系面白枠ってマジですか?
あと最近のゼンゼロキャラのデザインがどうたらで揉めてはりますけど主は下半身と脳ミソが直結してるので雑に太ももとか強調されてても普通に喜ぶ変態なので全く気にしてないのだ!
まあ主のどうでもいい性癖はこの辺にして、今回からちょっと曇る話にしていこうかなと思います。それではどうぞ
───────『エリー都 星見家屋敷内』
「ごめんなさい流…いえ『バルナバス』…前の時も……そして今世でも貴方にこんな重荷を背負わせてしまって……どうか雅のこと…頼むわね…?今度こそ……貴方は『人として』生きて…」
ドス…!
「ああそんな…母様…!母様ああああああああああ……!」
燃える屋敷の中…幼き少年の瞳に写る彼女の顔にはエーテルの結晶が浮き出ており…その胸には短刀が突き刺さっている……そしてその短刀を握るはその少年であり、彼女はその腕を支え自ら胸へと突き立てたのであった…
「あにうえ……?」
「…!雅…!」
ふと少年は背後から声をかけられ振り向くとそこには今世において自らの分け身といっても良い最愛の妹がいたが…その瞳は黒く濁り絶望の表情を浮かべている…
「雅……母様が…母様が…!」
そう悲しむ少年の声は自分よりも幼い雅の耳には届かずに少年の服を掴むと…
「どうして…!どうして母上を斬ったの……!?母上を返して…!返してよお…!『人殺し』!」
それは本心では無いにしても目の前で家族を失った少年の心をへし折るには充分であった……
バチ…バチバチッ!
「あ…ああああアアアアアアアアアアァァァァァ………!!!」
ドオオオオオンッッ…!
その日かつてのエリー都…『旧都』は突如発生した《零号ホロウ》によって呑み込まれ…そしてこの事件を切っ掛けに少年…『バルナバス』はかつての記憶を取り戻し『オーディン』に目覚めたのであった…
「……これが今世における私の過去だ。『母様』は始めから全てを受けれいていたのだろう…雅のことも…」
「そうか……辛いことを思い出させてしまったな」
「何を謝る…?私は母様から『人として生きろ』と言われた。母様はこんな私が犯してきた今までの罪を赦して下さったのだ、人としてな…であればその想いには応えねばなるまい?そうだろうクライヴ?」
ホロウを歩きながら…あの日から成長を遂げた少年、流はシドに自らの過去を明かす…それを聞いて耐えかねたのか雅は流の腕を掴む…
「兄上…!私は…!」
「雅…何度も言うがお前が気に病むことはないのだ……俺は母様を…お前の母をこの手で殺めた。あの時お前が俺に言ったように俺は『人殺し』なのだよ…この時代でもな」
そう自虐混じりに言う流だが雅はさらに力強く腕を握り、紅い瞳に涙を浮かべる…
「違う…!あれは私が未熟だったから…!私が母上を失った事実に堪えきれず兄上にあんな酷いことを…!」
「……例えお前が赦そうとも、この罪が消えることは決して無い…俺は母様からお前のことを託された…ならばこれが俺の『贖罪』なのだろう……だから泣くな雅、お前は俺の妹だろう?」
流はあの頃のように泣きじゃくる雅の頭にポンと手を置きながら撫でる…
「今まで俺のことを想っていてくれてただけで充分だ……思えばあの日からこうしてまともにお前と向き合うことすらしなかったのは俺の落ち度だ…すまなかったな雅」
「兄上……私こそ…兄上に嫌われてたかと……うぅ…」
「………ふっ」
そう雅に語りかけるかつての宿敵の表情を見たシドは安心したように笑みを溢す…その顔はかつて互いに命を削りあったあの頃とは違い、慈愛の籠った『人』の顔をしていた…
ふとアルテマが言葉を溢す…
《オーディンよ…汝も変わったのだな……》
「貴方様こそ随分とお変わりになられた御様子ですな?その…色々と」
《そうであろう?この肉体はかなり居心地が良い、それに万人が見ても愛くるしい…正に完璧で至高の肉体なのだ…!》
そう言うとアルテマは気に入ったのか再びこの間とは少し違ったセクシーポーズを流に披露する
「ふっ…その立ち振舞い…まるで『人』のようだ…本当に変わられましたな」
《……フェニックスにも同じことを言ったが…『人は皆成長する』ものだ。それは汝も同じであろう?》
「全く……かつての我らには考えも付かないでしょうな」
《ふふふふ…》「はっはっはははは…」
「……兄上のあんなに笑った顔は久しく見たな…でも、嫌われていなくて良かった……出来ればもう少し撫でて欲しかったが…」
むぅ…と少し不満気ながらも兄の姿を見ている雅…
「大切な家族を嫌いに思うやつはそういないさ……ところで、兄があんな調子だが俺達の事は捕まえなくて良いのか?」
シドの言葉を聞いた雅は振り返りる、その瞳に迷いはなく真っ直ぐに彼の顔を見つめていた
「ああ、徐悪務本…悪たるを定めるは我ら兄妹が決めること……兄上がお前を『悪』と断じないのなら私もそうする、お前の信念はきっと正しい物だ…『人が人として生きられる場所を作る』…かつてのお前が掲げた言葉は今もこの新エリー都に残り続けているのだから」
「……そうか…ありがとう」
2人が互いの信念について会話をしていると…
「課長…!それに流さんも!ご無事なようで何よりです…それで、この人達は?」
「流にい!よかったあ!蒼角心配したんだよお!ところでお兄さんだれえ…?」
「2人とも心配し過ぎですってえ、だってあの『オーディン』ですよお?遥か昔の神話に存在してた召喚獣の力を持ってるんですよ?それに我らが誇る『虚狩り』の課長もいるんですから敵無しですって…」
恐らくは纏め役であろう桃色の髪を降ろし眼鏡をかけた女性と青い肌に体格に見合わない武器を担いだ幼い子供とその2人の一歩後ろを歩きながらへらへら笑いつつもシド達からは決して目を離さずにいる弓の様な武器を担いだ男性の三人組が前方からやってくる
「『柳』、『悠真』、それに『蒼角』もご苦労だったな…彼は今回発生したホロウに巻き込まれ迷いこんでしまった者達だが、共に他の生存者達の救助に当たっていたのだ
雅はシド達の為に口裏を合わせようとするが、『柳』と呼ばれた桃色髪の女性は眼鏡をクイッとあげ…
「……失礼ですがそちらの方はかの報告にあった『不死鳥のシド』と酷似しているようですが?彼はホロウレイダーですよ?相変わらず嘘は苦手のようですね雅…」
「む……何故こうもよくバレるのだろうか?」
そう訝しむ雅であるが…
「まあ……確かに苦手そうだな…」
そうプルプルと小刻みに震える彼女の耳を見ながらシドは苦笑いをする
「彼らは報告通りエーテル物資の違法採掘も行っておらず、ただ救助活動のみをしていただけだ。」
「だとしても、ホロウに不法侵入した時点で駄目です。それは貴女もわかっているでしょう?」
「むぅ…」
柳から至極真っ当な正論を言われヘニャっと雅の耳が力なく垂れ下がる…すると流が2人の間に割って入る
「まあ待て柳…此度の調査、道中のエーテリアス駆除にもこいつらは尽力してくれた。こちらとしては借りが出来ている。故に今回は見逃す形で返すのはどうだ?」
「ですがそれでは六課として…」
そう反論する柳に流は手を出して遮ると…
「実は今度新作のあんパンが売りの店がルミナススクウェアに出来るらしいが俺一人では行きづらくてな…どうだ?久しぶりにデートでm「仕方ないですね、今回だけですよ?」」
流が言い終わる前に柳が食い気味に眼鏡を光らせながら答えるともう一人の隊員『悠真』はやれやれといった顔でシドの肩に手を置く…
「月城さんって普段は真面目なのにあんパンが絡むと途端にアホになるんだよねえ…あと流さん大好きだし…」
「ということは…デキてるのか?あの2人」
「経緯としてはどちらかというと月城さんの方が猛烈アタックして向こうが折れたんだけど…まああの返しを見る限り流さんも悪くは思ってなさそうですし良いかなって」
「ねえねえ!お兄さんって羽根出せるの!?ナギねえから『不死鳥はとっても綺麗な羽根をしてる』って聞いたの!」
2人の足元から『蒼角』がシドの顔を期待の籠った目で見つめる…
「ああ、いいぞ。炎よ!」
ボアアア…
シドの背中からフェニックスの翼が生えるのを見た蒼角は更に目をキラキラさせ、無邪気にはしゃいでいた…
その後どうにかホロウ内から脱出し、放免されたシドはジョシュア達と合流し事の経緯を説明する
「そうか…彼も随分と変わったんだね。」
「心配だったけれど貴方が無事で良かったわクライヴ」
「俺のことなら大丈夫さ、そっちは終わったのか?」
「ああ、報酬も相場通りにね。そろそろ日も暮れるし今日の活動はここまでかな…そろそろ夏休みも終わって明日から学校だからね」
「ふふ…そういえば『エレン』から私に連絡があったわよ?『最近連絡しても返事ない』ってね?」
ジルの言葉にシドは少しバツの悪い顔をしながら…
「それが……携帯は今修理中でな」
《また壊したのか汝…》
「お、俺は何もしていないのに急に熱くなって…そのまま動かなくなったんだ…!本当に何もしてないぞ!?」
「「《いや普通は何かしたから壊れたんだぞ(よ)(のよ)?》」」
帰りすがらにシドの苦し紛れの言い訳に総突っ込みを入れる三人であった…
──────2日後『シドの通う学園』にて
「久しぶりの学校は楽しかったな……昔はこういう教育を受ける機会が少なかったのもあるが……ん?」
シドは始業式を終え、早々に下校し校門の前を通ろうとするととてつもない人だかりが出来ていて、その中心にはついこの間見たばかりの背中を見かける…
「雅様あああっ!!どうか私を踏んで下さいいい!」
「お、俺ずっとファンです!というか雅様はどうしてここに!?」
「ここにはある男に会いに来ただけだ……む…!」
学生一同は「ある男…?」と首を傾げていると雅はシドを見かけた瞬間目を輝かせ駆け寄る
「やはりいたかシd…クライヴ。今から時間はあるか?お前に手伝って欲しい頼みがある」
嬉しそうに耳をピコピコさせる雅だが周りはその光景にざわざわと騒然とした様子だった
「嘘…だろ?クライヴのやつ雅様と知り合いなのかよ…」
「雅…様?どうして…?」
「くっそお…エレンだけじゃなく虚狩りまで…!色男過ぎるだろあいつ!」
他の同級生からの嫉妬や怒りの感情が渦巻く様にシドは冷や汗を流しつつも雅に訪ねる
「あ~雅、色々聞きたいこともあるし手伝うのは構わないが…何故俺がここに通ってると?」
すると雅は不思議そうな顔をしながら…
「あの日から私の父上がお前の両親に挨拶へ行ってな、『雅と流の仲を取り持ってくれて感謝する。良ければ今後も仲良くしてくれると嬉しい』と伝えたらお前の入学先を喜んで教えてくれたぞ」
「なにしてくれてるんだ父上ええええええええ…!!!?」
そう答えられ学園中にシドの悲痛な叫びがこだまするのであった……
次回は雅課長とのデート回です。六課は曇らせるほど今が眩しいほどに耀くと思ってるけどハッピーエンドではあって欲しい勢です
この物語のオリジナルとして
ゼンゼロの『雅の母親』とff16での『バルナバスの母親』は同一人物であり、この世界線では雅の代わりにバルナバスこと流が母親を介錯したという設定です。
あとこの設定はYouTubeとかここの他作品で見た『雅に兄がいたら』的な概念にかなり影響受けてます。その兄ポジションがバルナバスなら面白いかなと思い導入しました