この間2章第四幕クリアしました。いやあもう真斗君が格好良すぎませんか?ネタバレはあまり言えませんけど『立てよ…!』のシーンはマジで痺れたよね…マジでビリッときたああ!って感じですよ…そして最後のかくれんぼは泣きました。リュシアちゃん自分的には最初あまり癖には刺さらない感じでしたがクリア後には普通に好きになりましたね。まだエージェント秘話も控えてるので時間ある時にでもやる予定です!
前置きがかなり長くなりましたが今回はオメガ戦です。ではどうぞ!
《メA△✕○Sステム…せYVつモード…K動…》
ギギ…ギギギ…ガシャン!
「なんて武装…あの機械は一体…」
《あれは…かつて汝達が『空の文明』と呼んだ者達が造り出した偽りの召喚獣…その目的はかつての我を討ち滅ぼすためだ…シドよ、確か汝は一度アレを討ち破ったのであったな?》
朱鷲の後ろからアルテマがポヨンと音を鳴らしながらシドに近づき話始める
「ああ…だが本来アレを動かすには『ダストクリスタル』が要るはずだが…」
『ダストクリスタル』とはかつてシド達が暮らしていた『ヴァリスゼア』に突如として発生した『クリスタル』の紛い物であり、それは同時に目の前の巨大な機械を動かす為の動力として存在していたがシドはそれを破壊しダストクリスタルは完全に消滅したはずであった…
《ふむ……あやつの炉心から変質したエーテルの気配を感じる…恐らくだが防衛軍はやつを改造しその偽りのクリスタルの代わりにエーテルを用いたのであろう…だが…》
ギリ…ギギギギィィ……
《いかに変質したとて元は我が力の一端、人工的に産み出されたやつとは本来は相容れない物…故にあの様に不安定な状態なのだろう…このままではやつは体内にある膨大なエーテルの圧力に耐えきれずに炉心溶融を起こす…そうなれば我らは無事では済まぬ》
「……つまりどういうことだ?」
「分かりやすく言うとだなブラザー、今俺たちの前にいるあの鉄クズは無理やり軽油や灯油やらをぶち込まれたレギュラー車のような物だ。本来の物と違う物を入れられたら動作不良を起こすしエンジンにもかなり負担がかかる、あれじゃいつ爆発しても可笑しくないというわけだ」
アルテマの小難しい説明に首を傾げるシドにフーゴが別の物に例えて説明する、それを聞いたシドは理解したようで両手をポンと叩き
「なるほどな、それなら急いで止めるしかないか…だが武器が…」
《案ずるな、我が持っている。》
アルテマが手(?)をかざすと裂け目のような物が出現しそこからシドの大剣が飛び出す
「何から何まで助かるアルテマ、さあ…やるぞ皆!」
「……私あんたにやられたこと忘れてないのだけれど…?」
「今は目の前に集中するぞベネディクタ!過去の遺恨はこの場では水に流そうじゃないか!」
「はあ…まさか貴方にそう言われるとはね…仕方ないわ」
シド達は武器(フーゴは拳)を構え前を向く…そして関節部分に異様な軋みを発生しながら目の前の機械…《生体型討神召喚獣オメガ》は全身から武装を展開する
「はは…ははははははっ…!!どうだ?これが俺の最終兵器だ…!ドミナントだろうがお前ら纏めて…こいつに潰されてしま…」
ギギギギ…
「え…?なにを…ふぎぃ!?」
プチッ…グチャ…!
ふとオメガはその前脚部を上げ先ほど自らを起動した弧狼組の若頭の頭上に叩きつける…
呆気ない声をあげながら男の身体はまるでプレス機に入った空き缶のように垂直に潰れる…
ギギ…ネチャ……
オメガが脚部をあげるとそこから粘りを含んだ音と共にどす黒い血と内臓を含んだ物体が糸を引き、朱鷲は手で口を抑え嗚咽を洩らす...
「う…なんて惨い…」
《もはや敵味方の識別すら出来ぬか、今のやつにとってはこの場の全員が排除すべき脅威というわけだな》
《侵入Sy,はっKKEEEEEん…せせせ殲滅しまSSSSSSSS…》
《デルタアタック》
キュイイイイイイイインッ…!
「…!来るわ!」
オメガの背中から多数のレーザーが放たれるとシド達の周りを三角形の形をした物体がとり囲む…
「気を付けろ…!暫くするとこれの中に電磁波の様な物が流れる!起動した瞬間は止まるからギリギリで躱すしかないぞ…!」
「了解だブラザー!一度戦ったやつがいると心強いな!」
バチッ…
「今だ…!『バハムート』っ!」
《バハムートウィング》
シュオオオ…ヒュンッ!ヒュンッ!
「ふっ…!」
《ルックスガンビット》
ビュオオオオオオ…!
「俺様は避けるまでもない…!ぬううううんっ!!!」
《プリムストーン》
ピキィィィィィンッ…!
バリバリバリッ…!!!
三人がそれぞれ召喚獣の力を使用した直後に全員の周りを凄まじい電圧が迸るがその電撃は三人に通じることは無く三人は同時に反撃に出る…
「喰らいなさい…!」
《エアロ・レイン》
ババババババババッ!!!
「大地の怒りを受けてみろおおお!!!」
《大地の怒り》
ドゴオオオオオオオンッ!!!
「うおおおおおおおおお!!!」
《ギガフレア》
ズギュウウウウウウンッ…!!!
「凄い…これが召喚獣…ドミナントの力……私がかつての神話をこの目で見ることに…そしてクライヴ君がその一人だったなんて…」
三人の力を目の当たりにした朱鷲は思わず息を飲む…
《侵NyuUU者…殲滅…殲滅TTTTTTUU…》
複数の召喚獣の力を受けたオメガの筐体はかつてシドと戦った損傷が残っているためか、かなり破損した様子ではあるがまだ起動を続けている…
「思ったより硬いわね…」
「当時はこれより遥かに強かったさ、あの時よりは出力が落ちてる分かなりマシだ」
「ならとっとと終わらせるぞ!」
《討めTu対,△GJVX○の脅威を修SEいいいいい…波DDDDD機関のSSSSSつ続を確認NNNNNNN…『オメガウェポン』…解放》
ピピ……キュイイイイイン…!!!ガシャンッ!ガシャンッ!
オメガの機体から小型のポッドに似た機関が現れ、徐々に形を変えたかと思うと第二の腕が生成される…
「くそ…!また『アレ』をやるつもりか…!そうはさせないぞ!」
シドは再び剣を構え走りだす…
ギギギギギギギ…!!!
《マキシマムオーバードライブ》
ギュイイイイイン!!!
先ほどとはうって変わりとてつもない機動力で周囲を爆走するオメガはシドの目の前に迫り、その巨体を活かした連続スタンプをぶつける…
「『タイタン』!!!」
ガキイイイィィィンッ…!!!
シドはかつてフーゴから奪った『タイタン』の力を使いその巨腕で受け止め、弾き返す
バッ!ズシンッ…!ゴオオオオオ…!
《イオンエフラクス》
オメガが高く飛び上がりシドから距離を取り第二の腕をかかげその中央から謎の球体を造り出すとそれは勢い良く爆ぜ辺りに無数の球体が振り注ぐ…
「うおっ!?危ねえ!なんだそりゃ!?」
バンッバンッ!
「はあっ…!」
ビリビリ…!シャキイイイィンッ!
「うわああああ!なんだあっ!?」「落ち着け!連携して身を守るんだ!」「守るって言ったってどうするんだあんなの!?」
シド達が戦っている間ベネディクタが連れてきた捜査官達と一緒に残った組員を見守っていたビリーとアンビーは応戦するがそれ以外の者達はただひたすら逃げることしか出来ない様子だった
《SSSSSSSSん滅TTTTTTTTTTT……》
《バントクラトル》
ズドオオオオオオオンッ!!!
「何をするつもり…!?」
「設置型の波状攻撃をするつもりだ!俺とあんたは飛べるから問題ないが…フーゴ!気を付けろ!」
「俺の心配は無用だブラザー!要はお前にとっては隙だらけなんだろう?俺が引き付ける!」
《アトミックレイ》
オメガは第二の腕を地面に叩きつけると凄まじい衝撃波が地を走り巨大な火柱が立つ…
「こいつを喰らえええい!」
《ワインダップ》
ドゴオオンッ!バキィッ…!
フーゴはその攻撃をものともせずに全力の右ストレートをオメガの顔面に叩きこむと、まともに喰らい一部装甲が剥がれたオメガはよろよろと後退りをする
「ナイスだフーゴ!ふんっ!」
「相変わらず馬鹿力だけは一級ね…!」
《ガルーダエンプレイズ》
シドとベネディクタはその隙を見逃さずガルーダの力でオメガの両腕を掴む…
ギギギギギギギ…!
二人に掴まれたオメガは負けじと脚部を地面にめり込ませ対抗するかの様な仕草を取る…
「ふん、無駄よ…!はああああ!」
「うおおおおおおおおおおおっ!!!」
ギギギッ…メキメキ…!ブチィッ!!!
二人がさらに力強く引っ張るとオメガの腕は不快な音を鳴らしながら根元から千切れ、オイルなのか血液なのか不明な黒い液体が噴き出す…
《ZZZZ元圧SSゅく…殲滅体SSSSSSいに以降…》
《次元圧縮》
オメガが背中から無数のレーザー砲台を展開すると放たれたレーザーがその頭上に収束しやがて小さなブラックホールのようなものが出現し辺り一帯が揺れ始め黒いモヤが周囲を包み始める…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
「ななな、なんだあっ!?」
「気を付けてビリー…!周囲の空間が歪み始めてる…!あのモヤに当たれば文字通り圧縮されてスクラップになるわ!防衛軍はこんな兵器を復活させようとしてたなんて…シド先生、援護は必要?」
アンビーは慌て始める捜査官達や組員を宥めながらシドの方を向く
「大丈夫だアンビー!しかし腕を落としたはずなのにやれるとはな…!二人とも!一気に決めるぞ!はああああああ!!!!」
「言われなくてもやるつもりよ…!やああああああ!!!」
「ここからがクライマックスというわけか!ぬうううううううううう!!!」
《リミットブレイク》
三人は召喚獣の力を解放し『半顕現』状態へと変化する…
《殲滅…殲滅…殲めTTTTTTTTTTTTT…》
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
黒いモヤは徐々にその範囲を狭め、あと数分程でこの倉庫一帯を呑み込もうとしていた…
ガッ!
「ぐぬぬぬぬ……!ずうりゃああああああああ!!!」
ブオオオオオオオンッ!
フーゴが突然オメガの懐へと飛び込み、前脚部を掴んだかと思うとその勢いのまま上空へと放り投げる…
「こいつでも喰らいなさい!」
《エリアルブラスト》
ビュオオオオオオオオ!!!
ベネディクタが背中の翼を広げ飛び上がり、上空へ飛ばされたオメガの周囲を周り始めると巨大な竜巻を発生させる…
「これでトドメだ…!アルテマ…頼めるか?」
《心得た》
キイイィン…!バサァッ!
シドとアルテマの背中から神々しさを放つ羽根が生え、同時に飛び立ち竜巻の中心へと潜り込む…
「こいつで終わらせる!くたばれえええええええええ!!!!」
《神の威光をその身に刻むが良い!ぬああああああああああ!!!》
《完全アルテマ》
ゴオオオオオオオオオオオッ!!!!!
「なんてエーテル活性反応!クライヴ君……」
シドとアルテマの周囲から眩い光が発生し直後に膨大なエーテルの爆発が起き、オメガを呑み込む…
やがてその光が収まり静かに着地したシドとアルテマが現れ、それについでズシンッとオメガが地面に叩きつけられる…
《TTTTT神召喚ZZZZyyyy・オメガ……継SSSSSん能力を喪失つつつつつ…》
シュウウウウウウウウン……
力を失ったオメガの機体から光が消え失せ、完全に停止する……
「終わったな…」
「久しぶりに骨のある喧嘩が出来たぞ…流石だなブラザー」
「はあ…当事者である弧狼組の若頭はあの様だから後始末が大変ね…貴方達は組員を連行して技術班に連絡するのよ!それと朱鷲は後で医療班に診てもらいなさい」
「はい…ベナ捜査官………クライヴ君…」
朱鷲はシドに歩み寄るがシドは気まずそうに目を背ける…
「すまない朱鷲さん…今まであんたに俺がホロウレイダーとしての活動してること……そしてドミナントということも黙っていて…幻滅したよな…?あんたは騙されるのが許せない人だかr」
ギュウウウウ…
シドが言い終わる前に朱鷲は彼に抱きつく…
「し、朱鷲さん?」
「……私に隠し事をしていた事については怒っているわ…でも…!」
そう言いシドを見つめる朱鷲の目には涙が浮かび安心や不安といった感情が入り混じった表情を見せる
「それ以上に君に…!君に何かあったら私は……!良かった…!無事で本当に良かった!」
「………俺は大丈夫さ朱鷲さん…あんたこそ無事で良かった。……それに俺のせいで巻き込んですまなかった…」
自分を心配してくれていたことに面食らうシドだがすぐに持ち直し優しく微笑みかける…
「うう…うああああああ…!」
大粒の涙を溢し朱鷲はシドの胸に顔を寄せ力強く抱きしめる…シドは黙って彼女の頭を撫で、静かに抱き返す…
「……自分ではなく惚れた相手の身を案じて泣くことが出来るか…良い女だな」
「彼女は良くも悪くも真っ直ぐよ。私の弟と同じでね」
フーゴとベネディクタは何も言わずにその光景を眺める…
その後駆けつけた治安局の応援によりオメガの機体は分解され鑑識へと回され、軽く事情聴取を受けたシドはホロウを出て(アンビーとビリーはその前にキャロットを使い先に抜けた)フーゴと別れ朱鷲と帰り道を歩いていた
「その…朱鷲さん?俺のことは捕まえなくて良かったのか?」
「確かに君は今まで無断にホロウへ侵入していたしそれはれっきとした違法行為よ…でもね…」
朱鷲は少し黙った後に言葉を続ける
「君はドミナント…過去の神話時代の英雄の記憶を受け継ぐ者……君が名乗っている『シド』は世界の在り方を変えるために戦い続けた英雄の名前。だから君は今も正しいことの為に戦っているのよね?」
「ああ…かつて『人が人として生きられる場所』を求めたように…俺はこの新エリー都を蝕むホロウの原因を根絶する為に再びこの力を振るうつもりだ」
シドの決意を持った目に朱鷲は哀しくも安心した様に笑う…
「だから本当は良くないことだけど、君のことは逮捕しないわ…それに…」
そう言うと朱鷲はシドの手を握る…
「今日の君は…その……すごく格好良かったから////」
「……あんたを守る為に必死だっただけさ」
「っっ!//////もう!///すぐそういうこと言うんだから君は…!////ありがとうクライヴ君…」
そこからシドは朱鷲を家へと送った後、自分の屋敷へと帰宅する…
「「クライヴ(兄さん)…?何か言い訳は?」」
「………すみませんでした」
《自業自得だな》
そして帰宅してすぐ玄関前でジルとジョシュアに挟まれながら独りで突っ走ったことをこっぴどく叱られしおしおと小さく縮こまるシドであった…
今までで一番もの凄く長い戦闘パートになった気がする……
一応補足みたいになりますがこの物語のオメガはDLC時よりもかなり出力が落ちているので仮にあのまま次元圧縮しようものなら耐えきれず不完全なまま爆発していました。でもそれでもホロウ一帯が包まれるくらいの威力を想定しているのでヤバいことには変わりないですが…
次回は未定ですが今後も読んでくれると嬉しいです!