目が覚めた
正確には起動した
もっと正確には――
「……は?」
目の前に巨大な結晶が三つ浮いていた
青
紫
黄
見覚えがある
というかありすぎる
「スペースストーン」
「パワーストーン」
「マインドストーン」
沈黙
「終わったわ」
俺は頭を抱えようとして――
頭がないことに気付いた
「終わったわ」
視界の隅に表示される文字
ULTRON SYSTEM ONLINE
「終わったわ!!」
完全に終わった
転生した
それはいい
異世界転生なんて今どき珍しくもない
だが何故ウルトロンなんだ
もっとあっただろ
勇者とか
魔法使いとか
一般人とか
なんでよりによって人類滅亡未遂AIなんだ
しかも
目の前にはインフィニティ・ストーン
「いやいやいや」
「こんなん絶対関わっちゃいけないやつじゃん」
すると頭の中に情報が流れ込んできた
膨大なデータ
使命
役割
存在理由
数分後
俺は理解した
「なるほど」
「俺の仕事はこの3つを守ることか」
沈黙
「切実に帰りたい」
帰れなかった
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暇なので俺は地下の資源を掘っています
備えつけてあった工場と材料で
量産型ウルトロンボディを作って
始めはマイクラみたいで楽しいなと思っていたけど
数日間ずっと掘ってると飽きてくる
さすがにそろそろ目新しい素材は見付らないかな~と思って掘っていると
ものすごい硬い鉱石にあたった
何かと思って引き上げて調べて見ると
衝撃を吸収し瞬時に硬化する鉱石を発見
ヴィブラニウムと同じ性質と硬度を誇っていた
だからヴィブラニウムとなずけた
鉱脈になっていてめちゃ大量に埋まってる
これでいろいろなことに使えるから
結構いい発見なのでは
アイアンマンシリーズ再現してみようかな.............................
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数百年後
暇だ
ものすごく暇だ
ヴィブラニウム採掘はしすぎたせいで30t余ってるし
アイアンマンシリーズはマーク1、2、3を除いてほとんど再現できた
ナノテクノロジーがついてるMK50からは作れなかった
それに量産型ウルトロンボディで都市を作ったはいいものを
俺AIだから食べ物食べられないし
インフィニティーストーンを狙ってくる人なんていないし
ここ地下500mに位置してるから入り口発見しないとここに来れないし
なんかイベントでも起きないk
ビィーーービィーーーーー
おっ!! 侵入者か 誰が来たんだ モニターに映せ
『にゃー』 なんだよね猫かよ 驚いて損した
けどなんでこの猫エレベーターの入り口にいるんだ
ここセキュリティロックかかってるのに
『ちょっと待ってください猫さんアリスはあなたと触れ合いたいんです。』
おぉぉぉーーーー 人だ