待て待て待てい
何故セキュリティを素通りしてきているんだ普通におかしいだろ
仮にもインフィニティストーンを守る施設の入り口だぞう簡単に俺に気づかせずに侵入できるんだ?!?!
ていうか侵入者表記なの猫だけでこのなんか天使のわっかに似た何かが頭に浮かんでて物騒なもん背中にしょってる少女は表記が別なんですけど
えーとなになに・・・・
最高権力保持者?
最高権力保持者・・・・
最高権力保持者?!?!
つまり俺の役目は終了ってこと?
とりあえずエレベーター開けてこっちに誘導してみよう
『お~ ダンジョンの入り口が空きましたさぁ猫さん一緒にこのダンジョンを攻略しましょう。』
よーしこっちに来たら扉を閉めて起動 猫は締め出した
ていうかなんか言動が中二病臭いなこの美少女見た目反してオタク少女なのかなこの美少女
とりあえず会話するために量産型ウルトロンボディを向かわせようと思ったけどこの顔怖いからやっぱりアイアンマンMk33のシルバーセンチュリオンを向かわせよう
え? なんで遠隔に話しかけないかって?
うるせぇ!! スピーカー設置してなかったんだよ!!
そんなことを考えているとエレベーターの出口についた
「おぉ ここはどのような場所なのでしょうか アリスわくわくします。」
「すみませんお嬢さん」
そのように俺は話しかけた ちなみにボイスはジャービスボイスだお☆
「パンパカパーン第一村人のロボットに遭遇した 早速聞き込みです!こんにちはここはどのような場所なのか聞いてもいいでしょうか?」
「ここは私が開発した都市みたいなものです こちらからも質問したいのですがここには何をしに来たのですか?」
そう質問すると、少女――アリスは、うーん、と考え込むような仕草を見せた。
「アリスは勇者です!」
「……勇者?」
「はい! アリスは猫さんと一緒にダンジョン攻略に来ました! しかし、ダンジョンの入口で猫さんが逃走しました。パーティーメンバーがいなくなってしまいました……」
しょんぼりと肩を落とすアリス。
いや、猫とパーティーを組むな。
いや待ていそもそも、ここはダンジョンじゃない
数百年かけて俺が作り上げた、地下五百メートルの秘密都市であるその辺の洞窟と一緒にされては困るのだが
その辺の洞窟にモンスターが沸くのもやばい話だが
「なるほど……それは災難でしたね」
「はい。ですが、アリスは諦めません! 新しい仲間を見つけて、ダンジョンの最深部を目指します!」
「……ちなみに、最深部には何があると思いますか?」
「伝説のアイテムです!」
「…………」
やめてくれ、頼むからやめてくれ
その最深部には、宇宙の法則すら捻じ曲げかねない石が三つ置かれているんだ
しかも、そのうち一つでも外に持ち出されたら、善人ならまだしも悪人が使ったら惑星が破壊されかねんし
宇宙規模の厄介事に巻き込まれるのは御免である ・・・・ 切実に御免である!!
ここは嘘をついいてでも帰ってもらうしかない( ー`дー´)キリッ
「残念ですが、お嬢さん。この先は立入禁止になっています」
「なんと! 通行止めですか!?」
「はい」
「では、クエストを受注します!」
「……はい?」
アリスは真剣な顔でこちらを見上げた。
「この先に進むためのクエストをください!」
…………すぅーーー
……なるほど、この少女、話が通じないタイプである
いや、正確には話は通じているのだが
ただし、俺の話をすべてゲームのシステムに変換して理解している 何故?
数百年も生きていれば、いろいろな人間の相手をする機会があると思っていたが
しかし、まさか初めて訪れた人間がこんなタイプとは想定外である
「……では、まずお名前を伺っても?」
「アリスです!」
「フルネームは?」
「天童アリスです!」
その瞬間だった。
俺の視界に、警告ウィンドウが表示された。
《対象:天童アリス》
《認証情報を照合中……》
《照合完了》
《名もなき王女として最高権限を確認》
《管理権限:最上位》
《施設管理者権限:譲渡》
「…………」
…………。
……は? なんで 自分のシステムが自主的に管理者権限を渡したのだが!??
「ちょっと待ってください」
「はい?」
「今、何か特殊な能力を使いましたか?」
「いいえ? アリスは普通の女の子です!」
普通の女の子は、地下五百メートルにあるインフィニティ・ストーン保管施設の最高権限を持っていないだろ
絶対に持っていない
「Whatfauck!!」
思わず叫んでしまった。
今までずっと平穏だった俺の生活が、たった一人の少女の登場で崩壊した
まあ、転生してからは採掘と建築ばかりしていたので、そんな大層なことを言える立場ではないのだが
何なら崩壊してもよかったけどもなんで施設の権限を譲渡しちゃったのよ 俺ぇ!!
ヤバイヨーヤバイヨー マヂドウシヨウ
はっはっはっはっは はっはっはっはっは(発狂)
「えーと……ロボットさん?」
スン「はい。何でしょうか」
「もしかして、アリスはラスボスの部屋に入ってしまいましたか?」
「……ある意味では、そうかもしれません」
「なんと!」
アリスの目が輝いた。
「では、アリスはラスボスを倒さなければなりませんね!」
アリスは背中の物騒なものを使おうと背から降ろそうとする
「待ってください。私は敵ではありません」
「では、仲間ですか?」
「……そうですね。少なくとも、敵対するつもりはありません」
「わかりました! では、アリスはロボットさんを仲間にします!」
「…………」
俺はこれからどうなってしまうのだ、胃がないのに胃がキリキリする気がするゾ