インフィニット・ストラトス×家庭教師REBORN!―雪零の守護者―』   作:suzuki00

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嵐の前の静かさ
AIを使いならが、かつオリジナルを踏ませて


臨海学校の前 設定

ショッピングモール、水着売り場。

 

騒がしさの中心で、一歩引いた位置に立つ白崎零士は、腕を組みながらその光景を眺めていた。

 

「……賑やかだな。だが悪くない」

 

ふっと小さく笑う。

 

「臨海学校、か。こういう“普通の時間”も、たまにはいいものだ」

 

その呟きに、一瞬だけ空気が緩む。

 

だが――

 

「零士先生、見てるだけじゃなくて意見くらい言ってほしい」

 

一夏に呼ばれ、零士は軽く肩をすくめて前に出た。

 

「意見、ね……」

 

視線を一人ずつに向ける。

 

まずは箒。

 

「篠ノ之、そのスポーティなやつだが……悪くないな。動きやすそうだし、お前の体格にも合ってる」

 

「なっ……! た、体格とはどういう意味だ!」

 

「褒めてる。バランスがいいってことだ」

 

ぐぅ……と言葉に詰まる箒。

 

次にセシリア。

 

「オルコット、その水着は“見せるための完成形”だな。お前の立ち振る舞い込みで成立するタイプだ」

 

「ふふ、当然ですわ。わたくしに相応しいものですもの」

 

満足げに微笑む。

 

鈴には――

 

「凰、そのチャイナ風……いいな。色が映える。目立つのも戦術の一つだ」

 

「戦術って何ある!? ……でも、ありがと」

 

照れながらも少し嬉しそうだ。

 

シャルルへ視線を移す。

 

「デュノア、そのパステルカラーは正解だな。柔らかい印象が強調される。……守りたくなるタイプだ」

 

「……っ」

 

一瞬、言葉を失うシャルル。

 

「そ、それ一夏じゃなくて零士の感想だよね!?」

 

「両方だろうな」

 

さらっと返す。

 

最後にラウラ。

 

「ラウラ」

 

「なんだ」

 

「それはやめろ」

 

即答だった。

 

「布が足りてない。戦闘以前の問題だ」

 

「……むぅ」

 

ほんの少しだけ不満そうに、だが素直に別の水着を取りに行くラウラ。

 

そして――

 

「結論だが」

 

零士は全員を見渡す。

 

「全員、似合ってる。甲乙つける意味がないな」

 

「綺麗だし、ちゃんと個性も出てる。いい選び方だ」

 

その言葉に、女子たちは一瞬だけ静まり――

 

「……ずるいある」

 

「誤魔化しましたわね」

 

「でも……悪くない、かも」

 

それぞれ、少しだけ満足したような空気になる。

 

一夏はというと――

 

「零士、お前そういうまとめ方うまいよな……」

 

「場数が違う」

 

軽く流す零士。

 

 

そして数時間後。

 

買い物を終え、ショッピングモールの外。

 

夕焼けが差し込む駐車場で、一夏が腕を組む。

 

「さて……どうやって帰るかだな」

 

「電車でもいいけど……荷物多いしね」

 

シャルルが袋を抱えながら言う。

 

その時。

 

「なら、車を出す」

 

零士が一歩前に出た。

 

「乗っていくか? 一夏」

 

「え、でも人数が……」

 

「問題ない」

 

乗るなら来い

 

そう言って、

 

零士は周囲を一度だけ確認する。

 

ー地下駐車場ー

 

ジャケットの内側に手を入れとある函を出す。

 

次の瞬間。

 

「――開口」

 

低く呟いた。

 

空間が、歪む。

 

まるで“箱”から引き出されるように――

 

重厚な黒い車体が静かに姿を現した。

 

ロールスロイス。

 

圧倒的な存在感を放つそれに、全員が言葉を失う。

 

「……え?」

 

「は?」

 

「な、なに今の……!?」

 

「空間……収納……?」

 

「……やはりお前、規格外だな」

 

ラウラだけが納得したように頷いている。

 

零士は何事もなかったかのようにドアを開けた。

 

「乗れ。全員入る」 今見た物は他言禁止だ。

 

 

「いやいやいや入るって!?」

 

「内装、見てから言え」

 

促されて中を覗くと――

 

「広っ!?」

 

高級ホテルのラウンジのような空間。

 

明らかに外見以上の広さ。

 

「どうなってんだこれ……」

 

「企業秘密だ」

 

軽く流す零士。

 

 

結局。

 

全員、乗車。

 

シートに座りながらも落ち着かない空気。

 

「す、すごいですわ……」

 

「これが……車……?」

 

「なんかもう別世界ある……」

 

女子たちがざわつく中。

 

エンジン音もほとんどなく、車は静かに走り出した。

 

 

車内。

 

少し落ち着いた空気の中で――

 

一夏がぽつり。

 

「なあ零士」

 

「なんだ」

 

「さっきの水着の感想さ……」

 

「本音だ」

 

即答。

 

「見た目だけじゃなく、その人に合ってるかどうかが重要だ」

 

「今日のは、全員“自分に合うもの”を選んでた」

 

一瞬の沈黙。

 

そして――

 

「……ふん」

 

「……まあ、悪くない評価ある」

 

「嬉しい……かも」

 

「当然の評価ですわね」

 

それぞれが、ほんの少しだけ顔を逸らす。

 

そんな空気の中――

 

零士は窓の外を見ながら、小さく呟いた。

 

「……嫌な予感が外れればいいがな」

 

「ボスの直感は、外れないことも多い」

 

「……まあ、今はいいか」

 

その言葉は、誰にも届かないほど静かだった。

 

 

臨海学校前。

 

それぞれの思惑と、少しの不安を乗せたまま――

 

物語は、次の舞台へ進む。




当日は、着替えと酒、ウィスキー・ラフロイグ、ジン・サファイヤブルー、炭酸水、数本を揺れないように梱包。皆んなはバス、俺は、TOYOTA86GRで向かう。
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