インフィニット・ストラトス×家庭教師REBORN!―雪零の守護者―』   作:suzuki00

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【臨海学校:夕暮れ前の砂浜、そして解禁される『極上の賛辞』】

【臨海学校:夕暮れ前の砂浜、そして解禁される『極上の賛辞』】

「さて、と……」

 

ISの初期調整と宿への搬入をすべて終え、ようやく一息ついた零士は、薄手のサマーシャツのボタンを少し開け、ラフな海パン姿のまま再び砂浜へと足を運んでいた。

 

スイカ割りを終え、一夏が他の男子生徒たちに呼ばれて一時的にその場を離れた、まさにその瞬間。

波打ち際で手持ち無沙汰にしていたセシリア、シャルル、ラウラ、箒、そして鈴の五人は、こちらへ歩いてくる零士の姿を見つけるや否や、目を見張って一斉に駆け寄ってきた。

 

「あら、零士さん! お仕事はもうよろしいのですか?」

「零士! ずっと待ってたんだよ?」

 

一夏がいなくなったことで、彼女たちの「本当に見てほしかった相手」への遠慮は完全に消え去っていた。五人に取り囲まれ、零士はサングラスを頭に上げながら、ふっと柔らかく微笑む。

 

「ああ、明日の分の調整まで完璧に終わらせてきた。……それにしても、遠目から見るのと、こうして間近で見るのとでは訳が違うな」

 

零士の視線が、一人ひとりの水着姿を真っ直ぐに捉える。

売り場で見た時とは違い、太陽の光を浴び、潮風に髪を揺らす彼女たちは、息を呑むほどに輝いていた。非常勤講師としての分別はあれど、一人のレディに対する礼儀として、零士は惜しみない賛辞を口にする。

 

まずは鳳鈴。水色のビキニが、弾けるような彼女の肌によく映えている。

「鈴、やっぱりその色は正解だな。お前の持つ健康的な美しさと、眩しいくらいの元気良さが全面に出ていて……本当に可愛いよ」

「なっ、かわ……っ!? な、何言ってるあるか! センセーのくせにデリカシーがないある!」

鈴は顔を真っ赤にしてポカポカと零士の腕を叩くが、その瞳は完全に潤んでいる。

 

次にシャルル。

「シャルル、その白い水着は反則だな。砂浜の白さと相まって、まるで妖精のようだ。清楚なのに、どこか目が離せなくなる……本当に綺麗だ、よく似合っている」

「……っ。ありがとう、零士。そう言ってもらえるのが、一番嬉しいな……」

シャルルは胸元で手をきゅっと握りしめ、トロンとした熱い視線を零士に注ぐ。

 

続いてセシリア。

「セシリア、その華やかなデザインを着こなせるのは世界中探してもお前だけだ。プロポーションの素晴らしさは言うまでもないが、海を背景にしたお前は、言葉を失うほどに綺麗だよ」

「あ、あら……ふふ、ふふふ、当然ですわ! 零士さんにそう言っていただけるなら、わたくし、もう……!」

セシリアは天にも昇るような心地で、頬を薔薇色に染めて身悶えしている。

 

そして箒。

「箒、やはりその凛とした佇まいにその水着は最高に映える。日頃の鍛錬の賜物だな、無駄のない身体のラインが本当に美しくて……思わず見惚れるほど格好良くて、可愛いよ」

「み、見惚れる……!? う、うむ……あやつ(一夏)とは大違いだな。感謝する、零士……」

箒は顔から湯気が出そうなほど真っ赤になり、恥ずかしそうに視線を彷徨わせた。

 

最後にラウラ。今回は露出を抑えた大人しい水着のはずだが、それが逆に彼女の白い肌を引き立てていた。

零士は一歩近づき、ラウラの目線に合わせて少し腰を落とす。

「ラウラ、選び直して大正解だな。その水着のおかげで、お前の神秘的な美しさが際立っている。文句なしに可愛いぞ」

「……っ! こ、これが教官からの『最上級の評価』か……! 胸の鼓動が収まらん。零士、これは私の勝ち、ということでいいな……?」

ラウラは胸を震わせながら、零士のシャツの裾をぎゅっと掴んで離そうとしない。

 

五人五様の極上の美しさを前に、零士はふっと満足そうに目を細めた。

 

「一夏には悪いが、これほど綺麗で可愛いレディたちを独占できるのは、役得というものだな」

 

その決定的な一言が、少女たちのハートを完全に撃ち抜いた。

遠くから「おーい! みんな何話してんだよー!」と一夏が手を振りながら戻ってくるが、もはや五人の意識の中に一夏の入る隙間は一ミリも残っていなかった。

 

「(もう、一夏なんかより、零士さんの方が何倍も男らしくて素敵ですわ……!)」

「(零士、今日の夜、ボクの部屋に来てくれないかな……なんて……)」

 

夕暮れ前の穏やかな潮風の中、少女たちの胸に灯った『非常勤講師への本気の恋心』は、寄せては返す波のように、もう二度と止めることのできないほど大きなうねりとなっていくのだった。

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