悪魔組曲   作:モンスト学園・管理人

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悪魔組曲

-某ライブハウス-

 

サタン「お前ら、今日も『悪魔組曲』のライブに来てくれてセンキューーーーーッウ!!!!」ジャカジャーン

 

観客A「きゃぁぁあああ!!ベリアル様、ベルゼ様ぁぁぁ!!こっち向いてぇぇええ!!!」

 

観客B「メフィスト様!!!今日も仮面が素敵よぉぉおお!!!」

 

リリス「さ、サタn観客C「レヴィアタン!!!今日はまた一段とセクシーだぜ!!!」

 

観客D「アスタロトちゃん!!踏んで下さい!!!」

 

サタン「.......」

 

ベルゼブブ「...サタン、早く」

 

サタン「!あ、あぁ、すまねぇ」

 

サタン「それじゃあお前ら、今日も俺らのミュージックで地獄の淵まで連れてってやるぜぇーーーっ!!!」ギャィィィン!!!

 

観客「\( 'ω')/ウオオオオオオアアアアアアアアアアアアアーーーーーッッッッ!!!!!!」

 

 

ベリアル「...ふぅ、今日のライブも大成功だったね!」

 

アスタロト「.......」コクリ

 

レヴィアタン「そろそろ観客も詰め詰めだし、ライブ場所も変えた方がいいかもしれないわね」

 

メフィスト「次は音響・照明の色を曲ごとに変えてみるのもいいかもね?」

 

アスモデウス「ふむ、尽力しよう」

 

レヴィアタン「じゃあ今からみんなでモック行かない?確か今日から新作のバーガーが...」

 

ベルゼブブ「...ねぇ、盛り上がってる所悪いんだけどさ」

 

ベリアル「?どうしたの?」

 

ベルゼブブ「サタン、君最近元気無いよ。ライブ中もたまにボーッとしてる…何かあったの?」

 

サタン「ん!?そ、そんなことは無いと思うケドナー!」タラタラ

 

アスタロト「…汗タラタラ。バレバレ」

 

アスモデウス「…サタンよ」

 

サタン「な、なんですかな?」ドキッ

 

アスモデウス「我ら『悪魔組曲』は、このメンバー以外にはあり得ない。痛みも苦しみも分け合うのが我らだろう?それを教えてくれたのはお主の筈だ」

 

サタン「ぐっ…」

 

レヴィアタン「さ、流石ご意見番…言葉の重みが違うわ…」

 

メフィスト「そろそろ白状したらどうだい?サタン君?」

 

サタン「ほ、ほんっとーにしょーもない事だぞ…?」

 

レヴィアタン「どんなのでもいいわよ。あたし達が一緒に、悩んであげるから」ドヤァ

 

サタン「んー、あのだな…」

 

サタン「お、俺、人気無いんじゃないか、って…」

 

レヴィアタン「…はぁ?」

 

ベリアル「人気…バンドの人気、ってこと?」

 

サタン「違う!俺自身の人気だ!ライブの時、ベルゼ様ー!とかアスタロトちゃーん!とかいう声は聞こえるのに俺の名前がまっっったく聞こえない!」

 

サタン「それに、俺にはファンレターが全然来ない!!ベルゼとか凄い貰ってたりするのに!!!」

 

ベルゼブブ「そんなそんなだよ」シレッ

 

アスモデウス「むぅ…些細な気もするが…バンドのリーダーとしては致命的な事…なのか…?」

 

アスタロト「…仮にもリーダーだものね」

 

サタン「仮ってなんだよ仮って」

 

メフィスト「人気ねぇ…一発芸でもしたら人気出るんじゃないかな?」ニヤニヤ

 

レヴィアタン「なるほど、一理あ…」

 

サタン「ねぇよ!もーちょい真面目に考えてくれ…」

 

アスモデウス「と、言われてもだな…」

 

ベルゼブブ「やっぱり一発芸?」

 

レヴィアタン「悔しいけど、それしか無いわね…」

 

ベリアル「僕たちの力じゃ…」

 

アスモデウス「ここまで…か…」

 

サタン「いやまだほんのちょっとしか話し合ってないよね?なのに何でお前ら諦めちゃうの?どれだけ俺に一発芸させたいの?泣くよ?」

 

アスタロト「……」クイッ

 

サタン「お、なんだ、アスタロトだけは俺の味方か!やっぱお前なんだかんだいい奴だよなぁ、いつもそーいう風にしてたらもっと可愛いのによ」

 

アスタロト「…‼︎!」カァァァ

 

アスタロト「前言撤回する…一発芸に一票…///」

 

サタン「何故だホワイ!!!!!」

 

レヴィアタン「女心を分かってないからね」フゥ

 

メフィスト「だめだめだね」ハァ

 

サタン「ぐっ…べ、ベルゼ!何か言ってやってくれ!」

 

ベルゼブブ「一発芸だね」

 

サタン「ベルゼぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

ベルフェゴール「お邪魔しまーす」ガチャ

 

レヴィアタン「あ、ベルフェ姉さん!」

 

ベルフェゴール「こんにちは、レヴィアタン。皆、今日もライブお疲れ様、これ差し入れのサンドイッチよ」

 

ベリアル「ありがとう、いつも助かってるよ」

 

レヴィアタン「いやーベルフェ姉さんのサンドイッチはいつもめっちゃ美味しいです!!」

 

ベルフェゴール「ふふ、そう言ってもらえると作りがいがあるわ。ところでサタン君」

 

サタン「…ん?何だよ」

 

ベルフェゴール「貴方宛に、可愛いファンからお手紙よ」ニコッ

 

サタン「!!お、俺宛に…ファンレター…!!!」

 

サタン「お、おぉ…輝いて見えるぜ……水色の封筒にハートのシール、可愛いじゃねぇか…」

 

レヴィアタン「そ、そんなクリスマスプレゼントみたいなもんじゃ…」

 

メフィスト「シッ!…面白いから見てようぜ」ニヤニヤ

 

サタン「便箋は水玉模様か…なんて清らかな!リリスの奴に見習ってほしいぜ…」

 

ベルフェゴール「」ブフォッ

 

レヴィアタン「ねぇ、あのファンレターってもしかして…」

 

ベルゼブブ「黙っておいた方が双方の為だよ」

 

レヴィアタン「そ、そうよね…」

 

サタン「えー、なになに…?」

 

 

 

「前略 サタン様へ

 

初ライブの時より前から、ずっとずっと見てました。

私は、『悪魔組曲』の中であなたが一番好きです。あなたの歌声に元気付けられ、あなたの姿に恋い焦がれてきました。一生、ファンとしてあなたについて行きたいくらいです。

これからも、頑張って下さい。

応援してます。

 

愛を込めて、3年女子より」

 

 

レヴィアタン「う、うわぁ...///」

 

ベルゼブブ「これは...」

 

アスモデウス「ファンレター、というよりかは恋文に近いな」

 

ベリアル「というかもはやプロポーズでしょ」

 

メフィスト「おアツいねぇ...なぁ、アスタロトちゃーん?」

 

アスタロト「......ッ!!!......!!!」ジタバタ

 

ベルフェゴール「気持ちは分かるけど今は落ち着いてねーアスタロトちゃん」ガシッ

 

サタン「.........」

 

レヴィアタン「こ、これは流石のバカサタンも気づくんじゃあ...」

 

サタン「...感動した」ジ---ン

 

ベリアル「えっ」

 

サタン「こんなにも綺麗な文章でファンレターを送ってくれるなんてきっと黒髪ロングの清楚美人に違いない...俺は感動した!」

 

アスモデウス「そこなのか」

 

レヴィアタン「で、でもそれってもろラブレt アスタロト「そのファンレターの主も、きっとあなたはそのままで十分素敵だと言っているわ」キリッ

 

メフィスト「...」ニヤニヤ

ベルフェゴール「うふふ」

 

サタン「お、おぉ...アスタロト...お前もそう思ってくれるか!」

 

アスタロト「と、当然...///」

 

ベリアル「まぁ、その点に関しては僕も同意かな」

 

ベルゼブブ「...右に同じ」

 

メフィスト「んー、じゃあ俺も」

 

アスモデウス「お主はお主のままがよい」

 

レヴィアタン「ま、そーなるわね」

 

ベルフェゴール「だそうよ、サタン君♪」

 

サタン「み、みんなァ...」

 

サタン「ありがとう...こんな仲間を持てて俺は幸せだぜ...」

 

レヴィアタン「お互い様よ」

 

ベルゼブブ「愚問だね」フンス

 

アスタロト「」コクリ

 

アスモデウス「そう褒めるな」

 

ベリアル「サタンのお陰だよ」

 

サタン「お前ら...」

 

サタン「グスッ...絶対、絶対...このバンド、世界にまで名を轟かせよう...!!!」

 

アスタロト「サタン...」ジーン

 

レヴィアタン「...泣きそうになるじゃないの」グスン

 

ベリアル「全く、サタンらしいね」ヤレヤレ

 

メフィスト「ここまで来たらどこまでも付いてくしか無いね」

 

アスモデウス「当然の事」

 

ベルゼブブ「君が望むのなら、どこまでも」

 

サタン「...お前らならそう言ってくれるって信じてたぜ...」

 

サタン「俺たちの冒険は...ここからだ!」グッ

 

リリス「ちょっと待ったぁーーーーっ!!!!」バターン

 

サタン「何だリリスじゃねえか、折角いい雰囲気だったのに」

 

リリス「ずっと入るタイミング伺ってたのに何であんたたちいい雰囲気になっちゃってるのよ、入りにくいじゃない!」

 

サタン「いや、そう言われても...俺らお前の話とかしてないんですが」

 

リリス「さっきまでしてたじゃない!」

 

サタン「俺らがしてたのはあの麗しきファンレターの主の話でお前の話じゃないぞ?」

 

リリス「うっ、うるわしきって...///」

 

サタン「だからお前じゃないって」

 

リリス「うっ...そ、そうだけどぉ...」

 

アスタロト「...ここは関係者専用。用が無いなら帰るべき」

 

リリス「なっ、べ、別にいいじゃない!」

 

ベルフェゴール「そうよーリリスちゃん、用が無いのならここに来ちゃダメねぇ」

 

リリス「な、何でベルフェゴールさんまで...」グスン

 

リリス「くっ...よ、用ならあるわよ!」

 

サタン「?なんだよ」

 

リリス「そ、そのっ...これ、ライブ、やってるなって、持ってきただけよ」スッ

 

アスタロト「........」ゴゴゴゴゴ

 

ベルフェゴール「うふふ」ガシッ

 

サタン「おぉ!そうならそうって言ってくれたら良いのに...って...これ、何だ...?」

 

リリス「あ、アップルパイよ」

 

ベリアル「(この暗黒物質が...)」

 

ベルゼブブ「(アップルパイ...だと...)」

 

レヴィアタン「(確かにサタンの大好物はアップルパイだけどこれは流石に...)」

 

サタン「うおーまじか!アップルパイ作ってきてくれたのか!」

 

レヴィアタン「関係無しかっ!」

 

リリス「つ、作りすぎちゃったから持ってきただけよ」

 

サタン「すげー!今食っていいか?」

 

リリス「えっ、い、今!?べ、別にいいけど...」

 

サタン「サンキュー!じゃあ早速いただきます!」パクッ

 

サタン「」モグモグゴックン

 

リリス「ど...どうかな...?」ドキドキ

 

サタン「.................」バターン!!

 

ベルゼブブ・アスタロト「サタン!!!!」ダダッ

 

メフィスト「凄い勢いで倒れたね」ヒェー

 

レヴィアタン「た、大変!救急車を...」

 

リリス「ぇ...サタン.....?」ジワッ

 

リリス「そんな...私のせいで」ポロポロ

 

サタン「ゲホッ!!ゴホッ...」ガバッ

 

ベルゼブブ「!サタン、大丈夫かい?」

 

サタン「おう、何とか...って、リリスお前何で泣いてんだ!?」

 

リリス「だってぇ...ひぐっ、さ、さたんがぁ...私の料理のせいで死んじゃうかもってぇ...思ったんだもん...ぐすっ」

 

サタン「馬鹿野郎、俺が気絶した程度で死ぬわけないだろ?それに、俺はお前のアップルパイがうますぎて気絶しただけだ」

 

リリス「ぇ...うますぎて...?」

 

サタン「おうよ、悪魔なのに天国へと行っちゃうレベルでうまかったぜ」

 

リリス「本当...?」

 

サタン「ほ、本当に決まってるだろ!」

 

リリス「良かったぁ...変に心配させないでよね!べ、別に心配なんて、してないけど...でも、美味しかったんだぁ...えへへ...」

 

サタン「おう、大丈夫だって!じゃあそろそろ遅いし、俺たちも片付けしなきゃだから退散するか!」

 

リリス「うん!ごめんね、お邪魔して!じゃあまたね!」ルンルン♪ガチャ

 

ベリアル「...ふぅ、まるで嵐だね」

 

レヴィアタン「微笑ましくもあるけど全く冷や汗ものだわ...」

 

アスモデウス「...サタンよ、顔色が優れんぞ。本当に大丈夫なのか?」

 

サタン「......わり...やっぱ...無理...」ドサッ

 

ベルゼブブ「サタン!!!!」

 

アスタロト「べ、ベルゼブブ落ち着きなさい、救急車救急車、110番...」

 

レヴィアタン「駄目よ!リリスちゃんが捕まっちゃう!!ど、どどどうしよ...」

 

ベルフェゴール「」パン!!!

 

一同「!」シーン...

 

ベルフェゴール「はい皆落ち着いて。救急車を呼ぶ程でも無いわ。ベリアル君とアスモデウス君とレヴィちゃんはライブ場所の片付け、ベルゼ君はサタン君を保健室まで運んであげて。アスタロトちゃんも付いて行ってあげて」

 

メフィスト「俺は?」

 

ベルフェゴール「...メフィストは、私と残るように」

 

メフィスト「...はーい」ニヤニヤ

 

レヴィアタン「おぉ、さすがベルフェ姉さん...頼りになる!」

 

ベリアル「だよね、ほんと助かるよ...あれ?どうしたの、アスモデウス?」

 

アスモデウス「......いや、何も語るまい。片付けに取り掛かろう」ガチャ

 

ベリアル「?あ、待っておくれよ」ガチャ

 

レヴィアタン「お、置いてかないでよぉ」タタッ

 

ベルフェゴール「...さて、邪魔者はいなくなったわね」

 

メフィスト「あそこにいるけど?」

 

サタン!!サタンオキテヨ!!!サタァァァァン!!!

 

オ、オチツキナサイコウイウトキハジンコウコキュウ...

 

ハッ!!ソウカ,マッテテサタン!!

 

マ,マチナサイヨ!!ワタシダッテ

 

ナンデキミニソンナケンリガアルンダ!

 

アナタコソ!!

 

ベルフェゴール「はー...あなたたち、サタンは大丈夫よ。保健室に運びなさい」

 

ベルゼブブ「!分かった。取り乱してごめん」

 

アスタロト「私は取り乱してなんかないけどね」

 

ベルゼブブ「まだ言うか君は」

 

ベルフェゴール「いいから早く行きなさい」

 

アスタロト・ベルゼブブ「ウイッス」ガチャ

 

 

 

メフィスト「...さて、冷静沈着かつ温厚篤実なベルフェゴールさんが、一体全体こんな俺に何の用かな?」

 

ベルフェゴール「あなたに気安く名前を呼ばれる筋合いなんて無いわ...最もこれは、私にはもう、関係の無い事だけれども」

 

メフィスト「へぇ」

 

ベルフェゴール「いつから『あいつら』の事を付け狙ってたの?」

 

メフィスト「『私たち』って言い方はしないんだね。俺はあなたの事も何も知らない訳じゃないんだけどなぁ?」

 

ベルフェゴール「私は忠告しようとしているのよ。私はもう、あそこに居る気はさらさらないからね」

 

メフィスト「忠告、って?」

 

ベルフェゴール「あいつらはあなたの存在にはとっくに気づいてる。...いや、『あの人』だけは気づいてる。あなたはただ泳がされている、哀れな道化師よ」

 

メフィスト「何だ、そんな事か」

 

ベルフェゴール「...気づいてたっていうの?」

 

メフィスト「気づいてるも何も、気づかれる事が俺の第一目標だったからね。わざわざご報告ありがとう」

 

ベルフェゴール「なっ」

 

メフィスト「そっちの言う『あの人』も知ってるだろうよ。俺たちは互いに互いの動きを曝け出しあいながら、遊んでるだけだ」

 

ベルフェゴール「そういうこと、ね...」

 

メフィスト「ま、そんなこった。ベルフェさんもこっち側に来る決心が付いたようで一安心、一安心。実を言うと、お仲間がまだまだ居なくてね。君なら大歓迎だ」

 

ベルフェゴール「だから気安く呼ばないで」

 

メフィスト「まぁまぁ、これからは表と裏という違いはあれども、2人とも『悪魔組曲』だ。せいぜい仲良くやろうぜ」ポンッ

 

ベルフェゴール「...少し、あなたという人間をみくびっていたわ」

 

メフィスト「そうかい。...あぁそう、言い忘れてたよベルフェゴールさん」

 

ベルフェゴール「?」

 

メフィスト「俺は、産まれてから死ぬまで。ずっとずっと、道化師なんだよ」ニタァ

 

 

 

 




どうも管理人です。「悪魔組曲」どうでしたか?今回は試しも兼ねて、SS形式にしてみました。色々なキャラが暴れています。あと、裏設定としてベルゼブブは滅多に慌てない、というのがあります。慌てる時は余程の大事の時だけですね。ご意見、ご感想等あれば、次回作の参考に致しますので、どしどし送ってくれたら嬉しいです。Twitter→(@mnst_gakuen)

ちなみに管理人はBUMP OF CHICKENが好きです。
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