ドラえもんのび太の異世界からの来訪者   作:セナドライ

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第三話。 "視え”ざる者達。

「「「見えてる!?」」」

裏山に、声が重なった。

ケータ達四人が、一斉に朔夜へ詰め寄る。

「え、いや……」

「なんで!?」

「いつから見えてるの!?」

「術者でもないのに!?」

アキノリがぐいっと身を乗り出した。

朔夜は思わず半歩下がる。

(近い近い近い)

『しかも普通に認識してたニャン……』

『ありえないでウィス……』

白いのまで青ざめていた。

「えっと……その……」

全員の視線が集まる。

朔夜は一瞬だけ考え、

「……おばあちゃんの家で、百鬼夜行の掛け軸とか見たことあるから?」

とりあえず言ってみた。

沈黙。

「いや意味わかんないよ!?」

ケータが即座にツッコむ。

「掛け軸見たら妖怪見えるようになるの!?」

「知らないよ!」

朔夜も半分やけだった。

一方。

「え、ちょっと待って」

のび太が完全についていけてない顔をしている。

「さっきから何の話?」

「妖怪がどうとか言ってたよな……?」

ジャイアンも眉をひそめた。

しずかが不安そうに辺りを見る。

「本当に、何かいるの……?」

ドラえもんは腕を組み、難しい顔をしていた。

「でも#朔夜くんだけじゃなくて、あっちの子達も同じものを見てるんだよね……」

そして、ぽんと手を打つ。

「そうだ!」

四次元ポケットへ手を突っ込み、

「純真な目薬〜!」

小瓶を取り出した。

「じゅんしんなめぐすり?」

のび太が首を傾げる。

「先入観や思い込みをなくして、“見えないもの”を見やすくする道具だよ!」

「そんな便利なもんあんのか!?」

ジャイアンが軽く引いていた。

 

 

「はい、みんな目を閉じて〜」

ドラえもんが順番に目薬を差していく。

「しみるぅぅ!?」

「のび太さん、大げさです」

わちゃわちゃしながら数秒。

「……で?」

スネ夫が目を開ける。

「何か変わっ――」

ぴたり。

全員の動きが止まった。

空間の一角。

そこに、“黒いモヤ”が浮いていた。

「うわっ!?」

のび太が飛び跳ねる。

モヤはゆらゆら揺れながら、少しずつ輪郭を持ち始める。

丸い。

白い。

浮いてる。

なんか顔がうるさそう。

「……う、うそぉ……」

しずかが青ざめた。

さらに隣。

二足歩行の猫がいた。

しかも喋っている。

『あ、見えてきたニャン』

『純真すぎるでウィスねぇ』

「ぎゃあああああああっ!!!」

のび太の悲鳴が裏山に響く。

「しゃ、喋ったぁ!!」

スネ夫も飛び退いた。

「うおっ!? マジでいたのか!?」

ジャイアンですら目を見開いている。

ドラえもんは感心したように頷いた。

「へぇ〜、ほんとにいたんだ」

「そこ驚くとこ!?」

ケータが叫ぶ。

場は一気に大混乱になった。

『失礼な反応でウィスねぇ!』

『初対面で悲鳴とかひどいニャン!』

「だ、だって化け物ぉ!」

のび太が涙目で叫ぶ。

「キモイやつがいる!!」

スネ夫が指差した。

 

◇◇

 

一瞬。

空気が止まった。

『…………』

ウィスパーの顔が引きつる。

『……今なんと?』

「あっ」

ケータが察した顔をする。

ナツメは静かに視線を逸らした。

トウマも何とも言えない顔をしている。

アキノリだけは小さく、

「まあ……気持ちは分からんでもない」

と呟いた。

『全員敵でウィスかぁぁぁぁぁ!!!』

ウィスパーが爆発した。

「うわっ!?」

「待てコラ金持ち小僧ぉぉぉ!!」

「なんでボクぅぅぅ!?」

スネ夫が全力で逃げ出す。

白いキモイやつが追う。

猫が「頑張れニャン!」と野次を飛ばす。

ジャイアンは大笑い。

のび太はまだ半泣き。

裏山は完全にカオスだった。

――その時。

再び。

黒い扉が、淡く光り始めた。

「……また?」

朔夜が振り返る。

さっきより強い光。

空気が変わる。

騒いでいた全員が、ゆっくり扉を見た。

そして。

光の中から、ひとりの少女が現れる。

燃えるような赤い髪。

白い服。

どこか異国めいた装飾。

少女はふらつきながら数歩進み――。

ぴたり、と。

ドラえもんを見た。

「……!」

その瞬間、少女の表情が変わる。

驚き。

困惑。

そして焦り。

少女は突然、早口で何かを話し始めた。

「――――!! ――――――!!」

「え?」

のび太達が固まる。

聞いたことのない言葉だった。

日本語じゃない。

英語でもない。

まるで歌みたいな、不思議な響き。

少女は必死だった。

何かを伝えようとしている。

だが――誰にも分からない。

ただひとり。

ドラえもんだけが、わずかに目を見開いていた。

「……この言語……どこかで……?」

空だけはただ、白み始めていた。




第三話、ここまで読んでくださってありがとうございます!

朔夜だけ普通に妖怪が見えていたり、ドラえもんたちまで妖怪を視認することになったり、最後にはまた新しい来訪者まで現れたりと、少しずつ妙なことが増えてきました。

感想は一言から大歓迎です。

「朔夜、お前なんで普通に見えてるんだ」
「ウィスパー不憫w」
「スネ夫逃げて」
「また扉から誰か来た!?」

くらいの軽いツッコミや反応だけでも作者が喜びます。

妖怪ウォッチ側を知らない方からの
「このキャラ気になる」
「ここは説明が欲しかった」
といった感想も大歓迎です。

考察でも、ツッコミでも、悲鳴でも。
気軽に何か残していってください。

※本作はpixivでも投稿しています。
※設定・プロット・物語の展開は作者が作成し、本文の文章化に生成AI(ChatGPT)を利用しています。
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