ドラえもんのび太の異世界からの来訪者   作:セナドライ

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pixivからハーメルンに来たの、コメントが欲しいからなんです。承認欲求のバケモンでゴメンなさい…で、でも!読者の反応が見えやすいほど、創作意欲あがるのほんとだし!
(展開でドッキリさせたい)


#第六話 氷漬けのラボ

ヒャッコイ博士のラボは、静まり返っていた。

氷に閉ざされた通路。

薄青く光る壁。

機械らしき設備は沈黙し、時折どこかで金属音が響く。

「……なんか、やだなここ」

のび太が小声で呟いた。

その声すら吸い込まれていくような静けさだった。

#朔夜は周囲を見回す。

(寒いだけじゃない)

空気そのものが、妙に重い。

まるでこの場所全体が、“何か”に怯えたまま止まっているみたいだった。

先頭を進くカーラが、突然立ち止まる。

「……博士?」

その声に、一同が振り返った。

部屋の中央。

そこに、一人の老人がいた。

いや――。

「氷漬け……!?」

しずかが息を呑む。

ヒャッコイ博士は、分厚い氷の中に閉じ込められていた。

だが。

異様だったのは、その表情。

目を見開き。

口を歪め。

まるで、この世のものではない何かを見たような顔で凍りついていた。

 

 

「……なんだよこれ」

ジャイアンですら声を潜める。

ケータが唾を飲み込んだ。

「こんなの、普通の凍り方じゃない……」

トウマも険しい顔をしている。

その時。

「任せて」

コマさんの隣から、ケータがが前へ出た。

ケータが妖怪ウォッチを掲げる。

その手にはコインのような絵が描かれたメダル。

「召喚!俺の友達!メラメライオン!」

炎が弾けた。

現れた炎を纏ったライオンの様な妖怪が、拳を鳴らす。

『燃えてきたメラァ!』

「氷だけ溶かせる?」

『余裕メラ!』

ぼうっ、と熱気が広がる。

メラメライオンは慎重に炎を操り、博士を包む氷だけを少しずつ溶かしていった。

やがて。

パキ、パキン――。

氷が崩れ落ちる。

ヒャッコイ博士の身体がぐらりと傾いた。

「危ない!」

しずかが駆け寄る。

ドラえもんも慌てて支えた。

「ドラえもん! 温かいお湯とか――」

 

◇◇

 

「ダメ!」

珍しく強い声だった。

しずかが目を丸くする。

ドラえもんは真剣な顔で言う。

「急に温めたら危険なんだ。」

すぐにポケットへ手を突っ込み、

「お医者さんカバン!」

白い医療バッグを取り出した。

自動で器具が展開されていく。

「うわっ」

ケータが引いた。

「未来の医療ってどうなってんの……」

ナツメも目を細める。

「便利、って言葉で片付けていいのかしらこれ」

だが、手は止めない。

「しずか、これお願い」

「うん!」

二人はすぐに看病を始めた。

濡れた布。

保温シート。

体温チェック。

未来道具が勝手に補助をしていく。

ナツメは若干困惑しつつも、それを冷静に観察していた。

「本当に理屈が分からないわね……」

「未来だからね!」

ドラえもんが言う。

「便利すぎ……」

トウマが呟いた。

 

◇◇◇

 

数分後。

「……う……」

ヒャッコイ博士の瞼が震えた。

「博士!」

カーラが駆け寄る。

博士はぼんやりと天井を見つめ――。

やがてドラえもん達を認識した。

「ドラ……えもん……?」

「博士、一体何があったの!?」

その瞬間。

ヒャッコイ博士の顔が強張る。

「ブリザーガだ……」

震える声。

「あれは……復活してはいけなかった……!」

ラボの空気が重くなる。

「わしは見た……」

博士の目が怯えていた。

「氷の中で、“あれ”が動いていた……!」

誰も口を挟めない。

「まるで星そのものが、喰われていくみたいだった……」

その時だった。

ぐぅぅぅぅぅぅ――。

盛大な音が響いた。

全員が振り向く。

ジャイアンが真顔で腹を押さえていた。

「…………」

沈黙。

そして。

「……あ」

のび太が呟く。

「そういえば、そろそろ朝ごはんの時間……?」

緊迫していた空気が、一気に緩んだ。

ケータが吹き出す。

トウマも肩を震わせた。

ナツメは呆れたように息をつく。

しずかが小さく笑い、

#朔夜も思わず口元を緩めた。

こんな状況なのに。

それでも、お腹は空くらしい。




低体温症は水から温めましょうね。いきなり温かいお湯だと、急激に上がった血行により、血管が傷付くそうです。そして腐り始めて…(*´∀`)!
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