ドラえもんのび太の異世界からの来訪者   作:セナドライ

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復活したブリザーガは一体だけとは限らないんですよね~私としてもそう簡単に倒されては面白くなくて。
おかわりいってみよう!なわけですw
頑張れ朔夜!


第九話 鳴りやまない警告音

白い雪が、静かに降っていた。

ついさっきまで暴れ狂っていたブリザーガは、今や巨大な氷の残骸になって地面へ崩れ落ちている。

「……終わった?」

のび太が恐る恐る呟いた。

「っしゃああ!!」

ジャイアンが真っ先に駆け出した。

ずんずん近づき、

倒れたブリザーガを――。

ガンッ!!

思い切り蹴った。

「おいジャイアン!?」

スネ夫が悲鳴を上げる。

「やめろって!!」

ケータも慌てる。

だが。

ブリザーガは動かない。

ただの氷塊のように沈黙していた。

「……へっ、余裕余裕!」

ジャイアンが鼻を鳴らす。

それを見て、皆も少しずつ緊張を解いていった。

『終わったズラ〜……』

コマさんがへたり込む。

『腹減ったニャン……』

ジバニャンもぐったりしていた。

「さっき食べてたよね.....?」

トウマがツッコむ。

ラボ周辺には、ようやく穏やかな空気が戻り始めていた。

「すごかったね!」

のび太が興奮気味に言う。

「妖怪と未来道具の共闘かぁ〜!」

ケータもテンションが高い。

一方。

ヒャッコイ博士だけは、難しい顔をしていた。

「……あんなに、あっさり……?」

その呟きに、ドラえもんが振り向く。

「博士?」

ヒャッコイ博士は砕けたブリザーガを見つめたまま、小さく首を振った。

「いや……君達を疑うわけではない」

だが。

「本来、ブリザーガはもっと危険な存在のはずなのだ……」

空気が少しだけ張る。

「どういうこと?」

ナツメが尋ねた。

博士はゆっくり言った。

「復活したブリザーガは……一体ではない」

「……え?」

ケータの笑顔が固まる。

「ま、待って」

のび太が引きつった声を出す。

「まだいるの!?」

博士は重く頷いた。

「おそらく、星の各地で目覚め始めている」

沈黙。

吹雪の音だけが聞こえる。

そして。

「どうか頼む」

ヒャッコイ博士が、深々と頭を下げた。

「この勢いで、他のブリザーガも止めてはくれまいか」

「えぇぇぇぇぇぇ!?」

のび太が叫ぶ。

「またぁ!?」

スネ夫も顔を青くする。

「いやでも……」

しずかが困ったように視線を向ける。老人に頭を下げられてしまうと、断りづらい。

しかもカーラまで不安そうにこちらを見ている。

「……しゃーねぇな!」

ジャイアンが胸を叩いた。

「ここまで来たらやってやるよ!」

「ジャイアン……!」

のび太が若干感動する。

「どうせ放っといても寝覚め悪いし」

トウマも肩をすくめた。

「決まりね」

ナツメが頷く。

#朔夜も静かに息を吐いた。

(まぁ……そうなるよね)

するとヒャッコイ博士は、今度は棚をごそごそ探り始めた。

「せめて、これを」

取り出したのは、小型の機械。

「ワイヤレス通信機だ」

「イヤホン?」

ケータが受け取る。

「各地で連携が取れるようにしてある。役立ててくれ」

「おぉ〜!」

アキノリが素直に感動した。

「普通に便利だなこれ」

全員が装着していく。

その流れで、少し空気が緩んだ。

「……とりあえずさぁ」

ケータがその場へ座り込む。

「ちょっと休まない?」

「賛成……」

のび太が即同意した。

「さすがに疲れたズラ〜」

コマさんもへにょっとしている。

その時だった。

ビーッ!! ビーッ!!

再び。

ラボ中へ警告音が響いた。

「うわっ!?」

スネ夫が飛び上がる。

モニターが自動で起動する。

レーダー画面。

そこに映し出された反応を見て、全員が凍りついた。

「……は?」

西側。

三つ。

東側。

二つ。

合計五つの巨大反応。

【BLIZZARDA DETECTED】

「増えてるぅぅぅぅ!?」 

のび太の絶叫が、ラボへ響き渡った。

 

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