超次元ゲイムネプテューヌ 罪深き最終兵器と黒の女神 作:甘さん
麻田啓二
ノワール→今回はノワール視点の話です。
ユニ
神宮寺ケイ→事業のためラステイションを離れている。
CFW陣営
ホーリーエンペラーナイン(代表)通称HEN様
CFW三銃士(Criminal Force Weapon)
サーティースリー
海道玄
プロメデウス
chapter3-1 プリンセス・ユニ
ここは........。
気が付くと私は、暗くて緑の深さが際立つ森の中にいた。
時刻は夜だと推測する事ができるが、何故こんな時間にここにいるのか私にも分からない。
そんな中ただ一人、棒立ちして上を見上げている。
この時、私はネプテューヌがやーい!ノワールのぼっち!と言われた気がして一瞬無性に腹が立ったが。
私の周りには誰もいない、ユニも啓二も......。
別に寂しくはない、ただ胸の奥が締め付けられ不安な気持ちを感じていた。
ここが何処なのか、何故私がここにいるのか、それは分からないが立ち止まっていても仕方ないと思い歩き出した。
歩いてからしばらくすると、暗い森の中に一筋の明かりが見え始めた。
私は締め付けられるような不安が和らぎ、安堵した。
私がその明かりを目指して歩きはじめると、そこには啓二とユニがいた。
何故か二人の周りだけまるでスポットライトを当てられたように光っている事は気になったが、私の不安は完全になくなり二人の近くに走り出そうとすると。
そこでは耳を疑うようなやり取りが聞こえてきた。
「ユニ、僕は君が好きだ!君なしじゃ生きていけない!」
「わ.....私も啓二さんが好きです」
耳を疑うやり取りに出てくるタイミングを見失ったので私は木陰から覗く。
啓二のテンションが高めと言うかおかしいのが気になるが、私は間違いなくそれを聞いていた。
すると突如上から謎の声が響いた。
『ラステイション国のお姫様ユニと、ユニと幼馴染であること以外一般人である麻田啓二の二人はお互いの思いを確かめ合い付き合う事になりました』
ナレーションみたいな声が響くと、突如、私は森にいたはずが街の中に一人立っていた。
目の前には、喫茶店のテラス席で啓二とユニが一緒に仲睦まじげお茶をしていた。
「啓二さん、その.....あーんしてください」
えっ....ちょっ...その食べさせてあげちゃうみたいなノリ......
啓二もすぐに口を大きく開けて、ユニはそこにスプーンですくったケーキを食べさせた。
「おいしいよ!ユニ!やっぱり君の愛情がこもったケーキは最高にデリシャスだよっ!」
「もう....恥ずかしいですよ啓二さん!」
最高にデリシャスって何よ!っと突っ込むが何故か私の突っ込みに誰も反応していない様だった。
と言うか、さっきから啓二のキャラがおかしい気がするのは気のせいじゃない様だ。
啓二は好きな人にはあんな感じの対応になるタイプの人なのだろうか.....。
何時もクールで余裕ぶっているから意外と言えば意外だけれど。
「じゃあ今度はユニ、ちょっと目を閉じていてくれるかい、お礼がしたいんだ」
「えっ.....良いですけど......閉じましたよ」
ちょ....これって、私はそっぽを向こうとするが、啓二の方が速かった。
啓二は目を瞑ったユニにキスをして、ユニは驚きのあまり目を開ける。
私は目を背けなきゃと思っていてもつい妹と啓二のキスシーンから目を離すことができなかった。
しばらくすると啓二はあろうことか、自分、舌をユニの口の中に........。
ああー!駄目駄目。深い濃密なキスを目の前でされて、目を背けなきゃいけないのに私は胸をドキドキさせながら見ていた。
そのキスは実際には5分くらいしか経ってないのだが、私には30分くらいに感じた。
「う...嬉しいですけど、ちょっと周りの目が.....」
「おおー!ごめんよー、でもユニが可愛いのがいけないんだぞー、ついついキスしたくなっちゃって」
「それを言うのなら啓二さんがカッコいいから、私だって断れないんですよ.....ずるいです....」
一体、何なんだろうか。
見ているこっちは脱力してしまう。
それに何故か二人がイチャついているのを見ると、少しだけ嫌な気分になっている自分がいた。
妹が誰かに取られるのが嫌なのか、それとも啓二が......。
私は何を思っているのだろう、啓二は関係ない、関係あるはずがない。
妹がこんな奴に取られると思うと、苛々してしまうだけに決まっている
『二人は順調に愛を育みますが、しかし周りは二人の関係を許そうとしませんでした』
天の声が流れると、当然の様に舞台が移り今度は城の中の様な豪華な所に移った。
「どうして!どうして啓二さんとのお付き合いを認めてくれないの!」
ユニは奥にいる誰かに叫んでいる。
奥には誰がいるのかを見ると......。
「悪いけど、君は由緒正しき家の息子との婚約が生まれる前から決まっている。
それに、一般人が王位を継ぐなんて事を周りが許すと思うかい。
その一般人とは別れて貰うよ」
そこには、何故か事業のためラステイションを離れたはずの神宮寺ケイがいた。
と言うかラステイションにはこんな城はないし、一体どうしたのだろうか。
「ケイの分からず屋!」
ユニは涙目になりながらケイの元から走り去ってしまう。
立っていた私とすれ違っているはずなのに、私の事をスルーして走り去った。
さっきから思っていたが今ここにいる人は私の事が見えていない様だ。
『生まれながらの婚約者がいる事と、王位の問題でお付き合いを認めない神宮寺ケイの頑固な態度にユニは現実逃避をしてしまいます』
当たり前の様に天の声と、そして新しい場所にワープ。
今度は高級なレストランの様だ。
そこには、ユニと.......えっ......。
「例えそれが決められた愛であろうと関係ない!
私は君を愛している!だからユニ私と結婚しよう!」
そこには恐らく由緒正しき家の息子のブレイブ・ザ・ハードが向かいに座っていた。
「ブレイブ....あなたの気持ちは嬉しいけど少しだけ考えさせてほしいの」
何故、あいつが生きているのか等の色々と突っ込みたい点は沢山あるが。
もう疲れてしまったので突っ込む気がなかった。
『婚約者ブレイブ・ザ・ハードの純粋な愛情に心が揺れながらも、ユニは再び啓二の元に向かいます』
そこは草原だった。
当然の様に、啓二とユニが二人でいる。
「ユニ!どこか遠くへ行こう、この草原をどこまでも超えて!
僕たちの事を誰も知らない様な場所に行き、平穏に暮らそう!」
啓二の駆け落ち宣言に対し、ユニは戸惑った様子だった。
『啓二との愛を取るのか、それとも国のお姫様として国民を取るのか、ユニは迷っていました。
一人の最も愛する人を失うのか、国民の信頼を失うのか、どちらを選んでも失う物があったからです。
次回、プリンセス・ユニ 2話『貴方だけのお姫様になりたくて....』、ご期待ください。』
もう一体何が起こっていると言うのだろうか。
『なお、超次元ゲイムネプテューヌ 罪深き最終兵器と黒の女神はこれで最終話となります。』
一体、何の話なの。
私が突っ込みできるキャパ量が限界を超えた時。
私は、ベッドの中で目を覚ました。
寝ぼけ眼で周りを見渡すと、ちゃんと今まで自分の住んでいた部屋である事が確認できた。
私は深呼吸して安堵をした。
続く
パロディ・小ネタ元記載
(これネタ回だから)パロディの枠ねーからっ!
一応言っておくと、この作品は続きますよ。
行き成り、作品のタイトルがプリンセス・ユニに変わりませんのでご安心を。
じゃあ俺、ゴッドイーターレイジバースト楽しんでくるから。
では、chapter3-2をお楽しみください。