超次元ゲイムネプテューヌ 罪深き最終兵器と黒の女神 作:甘さん
主要登場人物(ラステイション陣営)
麻田啓二
ノワール
ユニ
神宮寺ケイ→事業のためラステイションを離れている。
CFW陣営
ホーリーエンペラーナイン(代表)通称HEN様
CFW三銃士(Criminal Force Weapon)
サーティースリー
海道玄
プロメデウス
chapter1-1 罪深き最終兵器、紫の女神
chapter1-1 罪深き最終兵器、紫の女神
ユニとのパトロールを終え、教会へと帰宅をすると、先に帰っていたノワールと遭遇した。
ノワールは疲れた様子で大広間でお茶を飲みながら俺たちの帰りを待っていた様だ。
俺はユニと一緒にノワールの元へ行き、今日の報告を行った。
「そう、もう完全に動いているみたいね.......」
少し溜息をまじえながら、報告に対して反応を示した。
この反応から、ノワールは俺たちが遭遇した組織、CFWの事を既に知っていた事を察知した。
と言う事は教祖の元へ向かった理由は、もしかすると........。
「今日、ケイの元に向かった時の報告だけど、もうあなた達も知っているわよね。
あなた達が遭遇した組織CFWに関する事よ」
ユニは少し驚きを表していたが、俺はさして驚かず、やはりそうかと呟いた。
「啓二はもう気づいていたかしら、私が得た情報はCFWと言う組織に関する概要よ
じゃあ啓二、貴方には組織の今の主な活動は何か分かるかしら?」
ノワールの質問に俺は、数秒頭の中でまとめる時間を作り、口を開く。
「俺たちが遭遇した組織だが、何やらラステイション製のハードのジャンク品を販売して資金を集めている様だった。
そのジャンク品を改造した上で、販売する事で資金を集めるこれが今の組織の主な行動だと推測するが」
俺は組織と遭遇する前に、小耳に挟んだ構成員の言葉を思い出して情報をまとめた仮説をノワールに話す。
「正解、組織は今資金繰りのため、組織特有の改造術を駆使して、主にソフトを読み込めなくなったハードを改造して、
所謂、ディスクレスでソフトが機動できる様に改造をしたハードを裏で高値で販売している様なの。」
どうやら俺の仮説は当たっていた様だ。
「まぁ明らかに犯罪よね、これから取り締まりを厳しくする様、ラステイション全体に呼びかけるつもりだけど。
ただ組織の目的は、こんな現実的でコツコツとした活動をしている割にはカルト染みた目的のために行動しているらしいわ。」
カルト......確かに今までの現実的な資金繰り活動を行っている所を見ると縁のない単語であり。
この活動は金儲けだけのためではないと言う事になる。
「その前に組織の構成について説明するわね
組織の最高権力者、ホーリーエンペラーナイン、構成員からはHENと呼ばれているらしいわね。
その下には、CFW三銃士と言う3人の組織の重役がいて、その下に幹部、後は構成員って言う図式になっていて。
構成員の数はどこから集めたのか分からないけど大量にいるみたいね、まぁ構成員一人一人の戦闘力はないにも等しいらしいけど。」
構成員の戦闘能力と聞いて俺がユニを見ると目が合ってしまい、小恥ずかしい空気になってしまい、その様子を見てノワールは頭上にハテナマークが浮かんだような様子でこちらを見るが
続けてくれと一言言って、疑問を強引に消した。
少なくとも今後は戦闘に自分から関わらないようにした方が良いだろう、俺は改めて決意した。
「まぁ重役クラスになってくるとそこそこ強いらしいから注意が必要ね
三銃士の一人には噂によると玄と呼ばれる剣の達人がいるみたいだし
組織の目的は、遥か昔に封印され、沢山の命を奪ったとされる殺戮兵器、「罪深き最終兵器」を甦らせ、ゲイムギョウ界を一度リセットした上で
兵器と言う威を借りた上で、女神ではなくCFWと言う組織が頂点に立つ平和な世界を築く事が目的らしいわ」
なるほど、確かにカルト染みていると言うか、右手や右目がよく疼く様な人が好きそうな話だ。
「その兵器についての詳細は分かっているのか?」
「残念ながらその兵器の詳細は分からなかったわ......どうやら組織の上層部しかこの計画の全容について知らない様だし」
組織の行動、構成、目的、分からない所はまだまだあるが大分まとまった様だ。
目的については謎が多いが、少なくとも目の前で犯罪行為が行われている現実がある以上、取り締まりや対策を講じていく必要があるだろう。
このカルト集団と言うべきか、ただの犯罪組織と言うべきかは分からないこの集まりを早急に潰す必要がありそうだ。
そう思っているとノワールが急に端末の様な物を取り出して、こう言った。
「教会に連絡が来ているみたいね、ケイかもしれないし、ちょっと降りて端末室に行きましょう」
そう言うとノワールはそそくさ広間を出て行ったので、俺とユニはつられる様に広間を後にした。
端末室には大きなモニターが何台も設置され、まさに俺からしたら近未来的な内装であった。
ノワールは早速、モニターの下のキーボードを早打ちすると........。
「やっほー!ノワール!元気にしてた~!」
「なんだ......ネプテューヌじゃない.......」
「ねぷぅ!!なんだとは酷いなぁ!久しぶりに連絡してあげたのにぃ!
あっ!わかった~久々に私の連絡を受けて嬉しかったからツンデレ発揮しちゃったんでしょ!
もうノワールぼっちだから寂しかったくせに~」
「誰がぼっちよ!別にあなたの連絡を待っていたわけじじゃないんだから!」
モニターには薄い紫髪の紫の瞳を持ち、白と紫が基調の服を着た紫尽くしの女の子が映り、スピーカーから爆音が端末室に響き渡る。
なんだ....この妙にハイテンションな娘はと思って呆然としていると。
「啓二さん、モニターの人はネプテューヌさんって言ってプラネテューヌの女神なんです」
ユニの説明を聞き、俺はノワールから散々駄目な女神としてこき下ろされていた娘であることを知った。
「まぁ寂しかったノワールのために、今宵は皆でカラオケ大会でも開いて
友だちの様に歌っちゃおっか~!」
「えっ......友だち....」
「ノワール、様にだから友達だとは言ってないぞ」
「なっ!.......そ...それくらいわかってるわよ!」
「あはは!そんなの気にしない!どらげない!だよ!........ねぷっ?」
「どうしたの?」
「後ろのいかにも俺属性クールですって感じで腕組んで立ってる男の人がいるけど.......
もしかして!もしかして!ノワールの彼氏だったり!?」
「えっ!?....ち....違うわよ!!
啓二はその拾っただけで.......そ....その...つ....付き合ってなんかいないわよ!」
今更俺に気付いたあの子は俺をノワールを弄る為のダシにしたようだな。
ノワールは動揺して声が裏返ったり、どもったりしているからそれっぽくなってしまっている。
「いや~やっぱ一番最初に抜け駆けして彼氏ができるのはノワールだと思ってたけど
本当に作っちゃうなんて!んで彼氏さんはノワールの何処が好きになったの?」
「だーかーらー!違うって言ってるでしょ!当然の様に付き合ってる前提で話を進めないでよ!」
「完璧そうに見えて、どこか抜けている所があってそのギャップだな......」
「あんたも悪ノリすんじゃないわよ!」
こんな調子でノワールが落ち着いて、ネプテューヌと話をつけるのに10分くらい掛かった。
まぁ俺も見ているのが面白くて、咄嗟に悪ノリを入れたことで話が拗れたのだが。
ネプテューヌも本気で俺がノワールの彼氏と思っている訳ではなさそうだったし。
「それにしても別の世界から来た男の人を行き成り自分の助手にするなんて!ノワールも大胆だね!」
「仕方ないでしょ!このままだと飢え死にそうだし、かと言って何かの脅威かもしれないし
それだったら私の近くに置いて監視するのが得策だと思っただけよ!」
ネプテューヌはまさにふーんとでも言いたげな顔をしてノワールを見て。
何よその顔はと言いノワールはまた怒り始めた。
実際、行き成り助手になれと言われた時は驚いたし、大胆だとは俺も思ったが。
何度かこういうやり取りをしているのを見ると、どうやら形はどうであれ仲は良さそうだ。
ノワールには友だちがいないのかと心配していたが、どうやら少しはいたらしい。
その後、会話の脱線を繰り返しながら、明日プラネテューヌの教会に集まって皆で遊ぶことが決まった様だ。
俺は留守番を任されるかと思ったが、どうやら俺を皆に紹介したいから俺も連れて行くそうだ。
今日は色々な事があったが、明日は羽が伸ばせそうだし、とりあえず今は組織の事は忘れて
ゆっくり休むことにした。
続く
パロディ・小ネタ元記載
友だちの様に歌っちゃおっか~!、そんなの気にしない!どらげない!
SEKAI NO OWARIの曲、Dragon Nightの歌詞から。
正直なんであんな流行ってるのか分からないですね、別に曲は良いとは思いませんし嫌いでもありませんが。
では第1章 chapter1-2をご期待ください。