超次元ゲイムネプテューヌ 罪深き最終兵器と黒の女神 作:甘さん
麻田啓二
ノワール
ユニ
神宮寺ケイ→事業のためラステイションを離れている。
CFW陣営
ホーリーエンペラーナイン(代表)通称HEN様
CFW三銃士(Criminal Force Weapon)
サーティースリー
海道玄
プロメデウス
chapter1-2 紫の都市プラネテューヌへ
程よく心地よい日差しが差し込む、昼に近い朝の時間。
俺とユニは先に広間に集合してノワールが来るのを待っていた。
他愛のない話をして、ノワールを待っていると、ドアをノックする音が聞こえてきた。
「あれ?ここお姉ちゃんの教会の広間ですし、お姉ちゃんがノックする必要ないですよね。」
「ノワールではないと思うが、何か急用がある教会職員かもしれないな。」
「あっそうだと思います、入って良いわよー!」
すると扉を開けて入ってきたのは、ラステイションの教会職員ではなく、紫髪のセミロングヘアをしたいかにも礼儀正しそうな女の子だった。
「ユニちゃんお邪魔するね」
「あれ?ネプギアどうしたの?」
ネプギア....そういえば昨日の紫髪の短髪の娘の名前はネプテューヌ。
髪の色も名前も似ている。
と言う事はこの二人は姉妹で、今の娘の方が雰囲気としては姉であると推測する。
「実はラステイション製で欲しい部品があって、プラネテューヌで集まる前にユニちゃんにお店を案内して貰いたいと思って」
「ああ、確かにあんたはまだこの国の店には詳しくないものね、良いわ案内してあげる」
ユニは俺に対しては敬語だし、ノワールには遠慮しがちな態度を取っているが。
友だちに対しての自然な対応は初めて見た気がする。
やはり姉妹だけあって、どこかノワールと似ている様だ。
ふと、ネプギアと呼ばれている紫髪の女の子と目が合うと。
「ところでさっきから気になってたんだけど、ユニちゃん隣に座っている男の人は誰?
まさかユニちゃんの生き別れのお兄さん!?」
「そんな訳ないでしょ.....彼氏とか出てこない所があんたの発想の凄いところよね.....
この人はお姉ちゃんの助手の啓二さんって言うの、ちょっと助手に就いた経緯が特殊だから後で説明されるとは思うけど.....」
まぁ....ノワールがネプテューヌに事情話すくらい長くなると面倒くさいからな。
ほとんどの責任はネプテューヌが話を脱線させまくったせいなのだが。
「あっ、そうなんだ。
初めまして、私はプラネテューヌの女神候補生のネプギアって言います。
啓二さん宜しくお願いしますね」
「うむ、こちらこそ」
やはり、見た目通りの礼儀正しさを持っている様だ。
ユニとの会話を聞いていると少し変わったところもある様だが。
「それにしても君は随分、変わった妹を持っているみたいだな」
「えっ!?」
ネプギアは一瞬驚いて声を上げるが....何か不味い事を言っただろうか。
「啓二さん、ネプテューヌさんはネプギアの姉なんです
ネプギアの方が妹なんですよ!」
何だと....とつい声を上げてしまいそうになる、雰囲気としてはネプギアの方が落ち着いてるから姉かと思ったが。
あっちの方が姉なのか。
「まぁよく間違われますから.....」
「でも啓二さんが間違えるなんて意外ですね。
啓二さんって何か何でもお見通しみたいな感じで何時も話すから分かってるかと思いました」
「おまえ人をエスパーか何かと勘違いしていないか.......」
「エスパーですから!」
「それは死亡フラグだ」
「大丈夫です!問題ありません!」
「それもっと駄目な奴...」
と他愛のないやり取りをネプギア、ユニの2人とすると。
ユニとネプギアは、ラステイションで寄る所があるそうなので、ユニとは現地で合流する事になった。
ユニからお姉ちゃんに謝っておいてと言う伝言を受け取り、俺はそのまま一人で待つこと5分。
ノワールが広間へと駆け足で入ってきた。
「ごめんなさい、少し遅れたわ!
あれ?ユニはどこにいったのかしら」
「ユニはさっき来たネプギアと一緒にラステイションの店に寄ってから現地に行くそうだ」
「そう、なら仕方ないわね。このまま二人でプラネテューヌに行きましょう」
ノワールがそう言うと、俺はノワールの横について広間を後にした。
ラステイションからプラネテューヌに行く、定期船の乗り場に着いた。
船と言っても空中を飛ぶ飛行機の様な物だが......。
チケット購入所が混んでいて少し嫌気がさしながらそれを見ていると。
「どこを見ているの、付いて行かないと置いていくわよ」
「チケットを買わずにどこに行くと言うんだ?」
「それは任せて良いから、さっさとついてらっしゃい」
俺の質問には答えずとっとと乗り場に向かっていく。
このままだと置いてかれるので俺も速足で付いていくが。
既にチケットを買っているのだろうか、しかしそうであるとするならユニのチケットも既に買ってることになるから、
先ほどの唐突な離脱に対しての反応の薄さに矛盾するしな。
よく分からないがまぁ任せてくれと言っているみたいだし黙って付いていく事にした。
「チケットを確認します、あっ!ブラックハート様お疲れ様です!」
定期船乗り場のチケットの確認をしている男がノワールに対して敬礼をする。
「あなたの方もお疲れ様、早速だけど次の船の2人分の席用意できるかしら?」
「お任せください、2名様でよろしいですね」
なるほど、女神の力による顔パスってわけか。
男はスタッフ用の扉を開き、すぐに手続きを終えノワールにチケットを差し出した。
「次の出航は5分後となりますのでお間違いないようお願いします」
これぞ女神の力と言うべきか、当然の様に一番前の席の前の窓から外が見られる場所となった。
定期船は自動運転で、ラステイションとプラネテューヌを行ったり来たりしているそうだ。
ルウィーとの定期船はここの反対側に存在している。
速度も速く改良を繰り返したため、20分もすればあっと言う間にプラネテューヌに着くらしい。
「こんなのゲームなら、カーソル1つで1秒もかからずいけるんだけどね」
「何の話だ?」
前からはプラネテューヌの街並みがミニチュアの模型の様に見えている。
空も綺麗な水色で心をくすぐられる光景である。
「本当に綺麗だな、短いが良い旅になりそうだ
有難う」
「べ....別にあなたのためにこの席を取ったんじゃないんだから...
でも本当に綺麗よね」
他愛もない雑談をしている途中俺は、昨日の組織の事が気になっていた事と
今日ノワールが遅れた理由について見当が付いていたので話題を振ってみる事にした。
「今日遅れたのは昨日の組織に関する作業をやっていたからか」
その話題を振るとノワールは図星を付かれた様に驚いて。
「う....あなたって本当に鋭いのね、それと待たせてごめんなさい」
「いや別に遅れた事を責めてるわけじゃない
ただ今日は遊ぶ日なのに、仕事もこなすとは相変わらず真面目だと思ってな」
「当然でしょ!私はあなたみたいな不良じゃないし
それに啓二、あなた夜はたまにお酒を飲みに居酒屋に行ってる事だって私知ってるんだから」
得意げにしてるノワールがどうやら俺のちょっとした楽しみを知っていたらしい。
流石に広間で酒を飲むわけにもいかないし、部屋の冷蔵庫に補充している缶ビールで毎日は満足できないしな。
やはり店に行って、注ぎたてのビールを飲みたいし、ちょっと高いリーンボックス製の酒を飲んでみたい日もあるわけだ。
「大人の楽しみって奴だ.....
仕事の内容はやはり、昨日の組織への対策か?」
「ええ、各地への警戒と取り締まりの強化と、ハードの新バージョンの作成を求めてるわ。
組織の改造の手段に関してはもう掴んでいるわ」
もう手段について把握しているのか、ソフトを読み込まずメモリにソフトデータを入れるだけで機動できるのは分かっていたが。
「改造方法を簡単に説明するとある特殊な市販ではないバッテリーを用いて基盤を改造しているみたいね。
だから基盤自体を作り直して改造できなくするわ。」
なるほど、確かに元の原因を対策する事ができれば少しは被害も抑えられるかもしれないな。
だが相手が生き残ってる以上、新たな改造方法が確立され、イタチごっこの様になってしまうかもしれないが。
「でもダウンロード販売でソフトを主に売っていくのも面白いかもしれないわね
今考えてるのは、ソフトを読み込む場所を無くして、ソフトの入手はDL販売のみの
ラステイション製ハード「ラステイション 業」って言うの!
これからの時代わざわざゲームショップに行ってソフトを買うんじゃなくて
家でソフトをDLしてゲームをする、まさに時代を先取りしたハードだとは思わない?
データだけならその分ソフトを安くできるしお財布にも優しいんじゃないかしら?」
確かに、ソフトをいちいち買わずDLだけでゲームができるのは良いかもしれないが。
ノワールの言うゲーム機には、様々な問題があるのは事実だ。
「いや、まだ早過ぎるし、ソフトを無くすのは問題だろう。
DL販売したソフトの容量の重さとラステイションで販売しているメモリ量から考えて
あまり多くのゲームが入れられるとは言えないし、結局メモリ代金でお金が掛かってしまうし
お世辞にも、ユーザーの財布に優しいとは言えないじゃないか?」
「メモリに関してはこれから大容量のものを作っていくわ!」
「それにソフトはDL販売より少し高い分、ソフトを売ってお金にしてキャッシュバックや次のゲームの足しにする事が出来る。
売られたゲームを利用して中古で安く買う事もできるしな
勿論これらの事はハードの発売元やソフトの開発者に直接的な利益があるわけでないが。
今までの形作られたシステムを壊すようなやり方では、その商品は絶対に売れないだろうな。
進んだ技術を取り入れる事は良い事だが、先走り過ぎると人は付いてこないぞ。」
これに対しノワールは少し口を歪めながら。
「そ...それくらいわかってるわよっ!
ちょっとだけ参考にするわ....」
キツく言い過ぎてしまったか。
しかし、もしそのハードを発売していたら売れない事間違いなしなので。
先に釘を刺しておいて良かったかもしれない。
あまりにも落ち込んでいたら後でフォローしておこうと思ったが。
「あなたって...何時も人に対して受け身な行動や言動しかしないと思ってたけど
言う時は言うのね、ちょっとだけ見直しちゃった」
考えてみると、今の俺は少し今までの俺と比べて出過ぎた真似をしていたかもしれない。
そう言えばここに来る前、流されるまま生きている自分が嫌だと自己嫌悪に陥っていた。
昨日のユニの件にしても、俺はこの世界に来てから少し変わりつつありのかもしれないな。
そんな話をしていると、先ほどまでミニチュア模型の様なサイズに見えたプラネテューヌが、もうすぐ近くに見えていた。
「そろそろ着くわよ」
続く
パロディ・小ネタ元記載
エスパーですから!
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生より、舞園さやかが主人公苗木誠の質問に対して答えた一言。
何故死亡フラグなのかはお察し。
大丈夫です!問題ありません!
ルシエルさん「原作にもパロられているが大丈夫か?」
イーノ君「大丈夫だ!問題ない!」
どうもそういや神次元アプリにブラン、ベールの追加来てましたね。
実はiphoneに機種変して引き継ぎ面倒くさい(と言うか引き継げるのか知らない)のでノワールに費やした500円がなくなったため、今とりあえず何も買ってない状態でDLしてあるのですよ。
引き継ぎできなさそうですし、できても面倒くさそうなのでノワール買いなおすついでにベールさん買いましょうかね、安くなってますし。
では、第1章 Chapter2-1をお楽しみください。