魔法少女かたな☆マギカ   作:紡縁永遠

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 事の始まりは中国、軽慶市。『発光する赤児が産まれた』というニュースだった。

 以降各地で「超常」は発見され、いつしか「超常」は「日常」に、「架空(ゆめ)」は「現実」となった。世界総人口の約八割が何らかの「特異体質」である現在、個性を悪用する敵(ヴィラン)により混乱渦巻く世の中で、かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が、脚光を浴びていた。そう、「ヒーロー」と呼ばれる職業である!

 ただし、この物語において出てくるキャラクターは一名を除き異能を持たない残りの二割であり。使うものも魔法という願いである。

 個性を持つその一人も、基本的に制限がかけられ使うこともなく、そもそも発動自体一度あるかどうかというのが現状だ。

 

 (ともえ)魂魄(こんぱく)、本作主人公。魔法少女まどか☆マギカに出てくる巴マミの双子の弟である。個性を持って生まれたが、病弱の体で個性を使えるほどの体力はあまりなく、確認のために使った四歳時に一度きり、全容は掴めぬまま15歳になっている。

 巴マミ、魂魄の双子の姉であり、本作の一人目のヒロイン。超がつくほどのブラコンである。両親にも惹かれるほどに過保護であり、それが当たり前と感じている魂魄が拒絶しないためその恋愛感情は増えていく一方である。

 美国(みくに)織莉子(おりこ)、魂魄の幼馴染であり、本作二人目のヒロイン。政治家の娘であり、その才を認められ周りからみ期待されていたが、魂魄だけが政治家の娘でなく織莉子自身をみてくれたことで、惚れている。その恋愛感情は増えていく一方である。

 

 現在三人は、見滝原病院の一室にいる。

 二年前に巴家が事故にあい、重傷を負った魂魄がいまだに昏睡しているのである。その事故で死ぬはずだった巴マミはキュゥべぇに「生きたい」と願い、魔法少女となって生きている。

 その願いに魂魄が含まれておらず自責の念に駆られながらも唯一のこっている肉親を手放したくないという感情が膨れ上がり、狂愛にも近い感情になっている。

 一方美国織莉子は、魂魄の昏睡に続き父親である久臣(ひさおみ)が汚職で自殺したことで、「存在意義を知りたい」と願い魔法少女に成った。

 久臣の日記の最後には娘の将来が心配と書かれており、その意味は幼馴染に抱く感情の重さについての言葉だったが、織莉子は自分のことを考えていたという事実だが少し違う捉え方をしている。

 魔法少女まどか☆マギカの原作より三ヶ月も前のことである。

 だが、ようやく目覚めた魂魄は毎日のように見舞いに来ていた二人に驚きながら嬉し泣きをして、体力を消耗また眠り始める。

 ようやく起きれるようになって、二ヶ月リハビリも終わりようやく見滝原中学に通えるようになる。

 織莉子は父親の汚職のレッテルから白羽女学院か見滝原中学校のマミのクラスに転校しており、マミや魂魄は織莉子が住んでいる屋敷に同居している。この同居の件はマミと織莉子の外聞の良さもあり、親のいない言葉が一箇所に集まっていることもあり、警察や学校の先生は二つ返事で許可をしている。

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