本好きの念能力者 @ 麻帆良   作:avagnale

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ド変態の方が楽しい


原作開始前の日常生活 4

三学期

 

 バレンタインでは朝からルシルにチョコが殺到して、下駄箱を開けるとチョコが溢れ出し、机の上が盛り沢山……

 

 …………明らかに前世の高校生時代を超えている……

 

「ルシルもてもてね」

 

 登校する前にエヴァや明日菜、このか、千雨、ザジ、ルーナ、さよちゃん、小夜子、愛衣、茶々丸から貰っている。

 

「ルシル君他のクラスや上級生達も置いていったわよ?」

 

「ええ……、こんなに食べたら糖尿病、虫歯まっしぐらだよね……」

 

 【発】状態異常無効化があるから関係ないけど

 

「中にはラブレター付きもあるわね」

 

「「ルシル様ならもてて当然です」」

 

 さよさよ……

 

「ルシル君、これ受け取ってください!」

 

「ルシル君、わたしからも!」

 

「ルシル君、はいこれ、本命チョコ」

 

「ルシル君、わたしも本命チョコ」

 

「ルシル君、わたしも本命よ」

 

「ル、ルシルさん、受け取ってください!」

 

「ル、ルシル様、これを、う、受け取ってください!」

 

「ありがとう、亜子、まき絵、美砂、桜子、円、のどか、刹那」

 

「ルシル君本当もてもてやな〜」

 

「ルシル様、わたしからも受け取ってくださいませ!」

 

「ちょっ、イインチョ、なんでルシルの銅像?のチョコなのよ!?」

 

「ふふっ、わたくしのルシル様への愛ですわ!」

 

 …………正直引いた…………重い、重いよ、あやか…………一応お礼は言ったけど…………これ、どうやって食べるんだよ……

 

「ルシル君、わたしからも本命チョコ、受け取って」

 

「ありがとう、千鶴」

 

「ちづ姉までルシル君に本命チョコ!?」

 

「破壊力抜群だーーー!?」

 

「那波さん、ちなみにどんな理由なの?」

 

 パパラッチ和美の取材に千鶴はおっとりと微笑んだ。

 

「ルシル君は女の子の味方じゃない。宮崎さんのことも助けて那波に発注してくれるし、両親も大歓迎しているわ」

 

「おおーーーーっ! それは惚れるわね!!」

 

 ヤバい、千鶴の年上オーラとスタイルは、マジでヤバい…………原作のド変態紳士にビンタしたところなど、マジで惹かれる……

 

「あはは、那波さんに釣り合う男の子って、ビジュアル的にもルシル君以外いないんじゃないかな?」

 

 ルシル君は千鶴に誘惑されて、放課後ウインウインパンパンパンパンしてしまった(笑)

 

「ルシル君、わたしからも本命チョコネ」

 

 思わずジト目でチャオリンを見た。

 

「チャオリン、何か混入していないかな?」

 

「し、失礼ネ!?」

 

「怪しいな、マッドサイエンティスト」

 

「それはマッドサイエンティストの性ネ!」

 

「常日頃から言動行動には気を付けようね」

 

「わかたよ。それでも乙女からの初のチョコ受け取るよろし」

 

 チャオリンが乙女ねえ? まあ受け取っておくけど。

 

「夏美、口開けて」

 

「ふぇ? う、うん……」

 

 村上夏美の口の中にチャオリンのチョコを一粒放り込んだ。

 

「? (もぐもぐ)チャオリンのチョコ美味しいよ?」

 

 ふ〜ん?

 

「夏美、口を開けて」

 

「? うん……」

 

 夏美にチャオリンのチョコを、次々と食べてもらったところ……

 

「あれ……、なんだか眠くなってきた……」

 

 夏美は眠ってしまった。

 

「眠剤を少量ずつ混入していたと」

 

「チャオリン?」

 

「一体どういうことですの!?」

 

「あはは……、な、夏美が寝不足だただけね……」

 

「んな訳ないでしょ! チャオリン、ルシルに何しようとしていたのよ!?」

 

「わ、わたしはマッドサイエンティストよ!」

 

「やっていいことと悪いことの区別も付かないのですか!? そんな羨ましいことを!?」

 

 おい、あやか、鼻血……

 

「イインチョ、鼻血鼻血、ルシル君ドン引きしとるえ」

 

「こ、これは失礼いたしました……」

 

 マジでドン引きした……

 

 

 

 消費は困難極めるため、一度エーレンフェストに戻り、家族や側近達にチョコを配った。

 

「お兄様相変わらずもてもてですね」

 

「外国では奇妙な風習があるのだな」

 

「商人は儲けるものですからね」

 

「なるほど、納得した」

 

 そこでフェルディナンドが「しかし……」と目を向けたのはチョコの銅像ルシル君……

 

「ルシフェリア、その少女の頭は大丈夫なのか?」

 

 隠れたバカレンジャー、バカゴールドと呼ばれているからね。

 

「深く考えると疲れそうなのでスルーしました」

 

「確かにその通りだな」

 

「お兄様本命チョコばかりではありませんか。義理チョコがほとんどない件について」

 

「本命に義理チョコ? なんだそれは、ローゼマイン」

 

 ローゼマインの本命と義理チョコ説明にフェルディナンドは「また奇妙な風習だな」と呟いた。

 

「お兄様みたいな人がいるから、血涙を流す男の人が多いのです」

 

「尋常な数ではないからな。まあルシフェリアなら当然か」

 

 ルシル君銅像チョコは再加工して神殿孤児院送り。側近達からそのようなもの畏れ多くて食べることはできないと断言されたから。

 

「孤児でチョコ食べることができるのはエーレンフェストくらいのものですね」

 

「他領地ではこのような神の恵みはないからな」

 

「ローゼマインは婚約者のフェルディナンド様にチョコ贈りなさい」

 

 フェルディナンド主従は期待に目が輝いている。

 

「フェルディナンド様に贈りますが、イベント化したいですよね」

 

「ユルゲンシュミットでも2/14にしようか。恋が成就、実ることを願い、元土の女神ゲドゥルリーヒの眷属神ケルストライデにあやかるということで」

 

「ケルストライデならぴったりですね」

 

 じゃああとは婚約者同士仲良くね〜とお暇した。

 

 …………後年ユルゲンシュミットでケルストライデの日の考案者ルシフェリアには陰から怨嗟の声が上がるようになったとか…………ケルストライデ撲滅運動やケルストライデ死ね死ね教徒、モテる奴は敵、etc, etc ……

 

 実りの女神 ケルストライデは悪くないよ?

 

 …………ということが予想されるため、バレンタインのイベント化は諦めた。神々に不敬に過ぎる。

 

 

 

 

 

 

 

2年生

 

 愛衣が中等部に進学して2Aに顔を出したため、愛衣を知らないガールフレンド達に紹介した。

 

「愛衣ちゃん可愛いなあ」

 

「もしかして愛衣ちゃんもルシル君のガールフレンドなの?」

 

「そういうこと。愛衣、案内するよ」

 

「ありがとうございます」

 

 お祝いに保健室に入った。

 

「え、保健室ですか?」

 

「これから保健体育閨実技だ」

 

「? はい……あっ、ルシル様、気付かれて、」

 

「大丈夫。認識阻害使ってるから」

 

「は、はい、」

 

 無茶苦茶盛り上がった。

 

 愛衣にご奉仕してもらいながら、頭をなでた。

 

「体育の時間は保健室でしようね」

 

「ふぁ、ふぁい……」

 

 保健室、屋上、個室、図書館島、他に学校でベストスポットは……プールかシャワールームか? 後者は他の誰かがシャワーを浴びている隣でヤってるとか興奮するな。

 よし、愛衣と移動しよう。

 

 え? ヴァッシェンがあるから必要ない?

 

 エロスのために必要に決まっている。

 

 さてさて、シャワーを浴びながら、愛衣を後からパンパンパンパンしていたところ……

 

「今日もいい汗をかきましたわね」

 

「ええ、さっぱりしましょう」

 

 あの声はあやかとしずな先生だね。しずな先生は馬術部顧問なのかな?

 

 ヤバい。無茶苦茶興奮する。愛衣の口を手で抑えてウインウインしてしまった。

 

 あやかとしずながシャワールームから出ていった後で果てた。

 

 ヤバい。これはハマる。

 

 あれ、そういえば原作で明日菜とまき絵がシャワールームで……よし、二人と明日シャワールームでしよう。

 

 流石に学校のシャワールームはマズいと明日菜から訴えられたが、愛衣は凄いドキドキしましたと、まき絵が体験してみたいということで仕方なしに?明日菜も参加した結果、流行になったwww

 

 濡れ場の流行シャワールームwww

 

 

 

 

 

 

7月

 

 林間学校はどこがいいかで2Aで議論になった。

 

 福島県や長野県、群馬県など候補にあるが……

 

「ルシル君はどこか希望あるん?」

 

「北海道北見市。羊牧場のラムチョップとサロマ湖、オホーツク海の海の幸食べたい」

 

 北海道の北側なら夏でも涼しいし爽やかでいいよねと、決定した。

 

 

 

 林間学校で北海道の北見市を訪れた。ルシル君は飛行機やバス移動大嫌いなため、2Aはエアカーで移動した。

 

「5分で到着とか、確かに飛行機やバス移動大嫌いにもなるよな」

 

 わたしも苦手だしと千雨は同意した。

 

「何よりもあの狭苦しい空間が我慢ならない。エコノミー症候群になりそう」

 

「ルシル君茶室とかも大嫌いやからね」

 

 野点とかは好きなんだけどね。

 

「やっぱり北海道の夏は涼しくて爽やかでいいね」

 

 最寄りの女満別空港からここまで連絡バスで40分以上って苦痛だよ。麻帆良〜大宮〜東京〜羽田空港の移動も勘弁してくれ。それに空港で待つ時間も……私は前世プレミアムラウンジで一杯やって一服してたけど。

 

 林間学校にチェックインして荷物を置いてから、牧場に移動して農業牧場体験だ。

 

「……ここはムショか?」

 

 私は男子だから一人部屋だが、そのような感想しかないんだけど……食堂とかを覗いても、やはりムショという感想……

 

 夜はタペストリーコテージに泊まろう。

 

 牧場で野菜を収穫しているとルシル君慣れてるわねと美砂が声をかけてきた。

 

「私の家ガラス温室があるからね」

 

「あ、それで消費しきれないからって中華ガーデンパーティーしたのね」

 

 そういうこと。

 

「採れたて野菜は美味しい」

 

「確かに、最高よね」

 

 牧場体験してから、昼食は自分達で収穫した野菜とここのラム肉でジンギスカンになった。

 

「北海道産ラム肉美味しいね。麻帆良恵まれてるな」

 

「どういうこと?」

 

「北海道産ラム肉でジンギスカンなんて一流高級料亭やホテルでしか味わえないと思うよ。道民はほとんどオーストラリアからの輸入物でジンギスカンしているんじゃない?」

 

『そうなの!?』

 

「ハハハ、そうなんだよね〜」

 

 牧場のオーナーが肯定した。

 

「君外国人にしか見えんのに詳しいべ」

 

「そういうトリビア的な雑学好きなんですよね」

 

 アメリカ産、アイスランド産、アイルランド産、ウェールズ産、スコットランド産、フランス産、スペイン産、ハンガリー産、ニュージーランド産、アルゼンチンのパタゴニア産も加えてラムチョップの食べ比べをしてみたい。

 

「ちょっとアンタ!」

 

 おや、オーナーの奥さんが何やらオーナーに耳打ちしている。

 

「なんだって?」

 

 あら、【円】に引っかかった。

 

「明日菜、刹那、楓、真名、ちょっと来て」

 

 4人は頭の上に疑問符を浮かべながらも着いてきてくれた。

 

「ルシルどうしたのよ?」

 

 ジンギスカン・パーティーから離れたところで明日菜に質問された。

 

「牧場にヒグマが侵入したんだって」

 

「ああ、それであのオーナー夫妻の反応なのね」

 

「私が仕留めるから、君達は運ぶの手伝って。流石に一人で運んだら目を疑われるから」

 

「ここは麻帆良ではないからね」

 

「ラジャーにござる」

 

「ルシル様、ヒグマを発見しました」

 

「あのヒグマ舐め腐ってんだろ」

 

 羊を見物してるのか?

 

 近付いていったらヒグマは立ち上がり、口を開けて威嚇してきたから、口の中にコイン指弾をぶち込んでやった。

 

「ガッ!?!??」

 

 ドサッとヒグマは倒れてこと切れた。

 

「ルシル君何をしたんだい?」

 

「指弾を口の中にぶち込んだ」

 

「挙動が見えなかったでござる……」

 

「血を吐いていますね……」

 

「……指弾がそこまでの威力になるのかい?」

 

「回転に力を入れたからね。脳味噌ズタズタになってるよ ♪」

 

「ルシル凄い……」

 

 ヒグマをヴァッシェンして血抜き洗浄した。

 

 皆に手伝ってもらい、ヒグマを運んだところ、クラスメイトやオーナー夫妻が目をひん剥いた。引率の先生達はやっぱりルシル君だよねと遠い目をしている。

 

「ヒグマに遭遇したので駆除しました」

 

 どうやって駆除したのか説明したところ、オーナー夫妻は処理落ちしてしまった。

 

「これは交渉ですが、解体した毛皮などは寄付します。お肉と骨はこちらが貰います」

 

「( ゚д゚)ハッ! それは構わねえけど、これの解体は人数いねえとキツいな」

 

「呼んでくる、」

 

「ああ、私達だけで十分です。チャオリン、茶々丸、ハカセ、さっちゃん、クー、いける?」

 

「まかせるネ!」

 

 問題ないと返ってきたため、サクサク解体していった。

 

「…………埼玉の中学生は一体どうなってんだべ?」

 

「お父ちゃん、あの超絶美少年の手の動き見えないよ……」

 

「あれはヤバいっしょ……」

 

「普通はそう思いますよね」

 

 千雨は一般人会話に癒されている。

 

「あれが今流行りの森ガール、山ガールだべか?」

 

 いえ、必殺仕事人です。

 

「あの眼鏡の女の子ヤバいっしょ…………目と発言が逝っちゃってる……」

 

 ハカセ仕様だね(笑)

 

「あー、すみません、麻帆良が誇る非常識人の集まりですから」

 

「埼玉パないっしょ」

 

「あれを埼玉の常識にしないでください。頼むから……」

 

 オーナー親子に千雨は普通はそういう反応するよなとフォローしていった。

 

「それから、ルシル君と超、古菲は外国人留学生です。埼玉県民じゃありません」

 

 龍宮は凄腕スナイパーだし、長瀬は忍だよ! 忍のくせに忍んでねーけどな!と千雨は心の中でツッコんでいた。

 

「最近の外国人は凄いべな」

 

「お婿さんに欲しいわね」

 

「農業笑顔で楽しそうにしてるし、狩猟も解体も熟せるなんて超絶優良物件っしょ」

 

 これにはルシル君のガールフレンド達がバリアになった。

 

 

 

 解体が終わってから、料理していった。

 

「ヒグマの脳味噌はわたしも初めてよ。……あん肝や白子、フォアグラを足して割った感じネ」

 

「これは堪りませんね」

 

 私とチャオリン一味がパクパク食べていたところ、皆食べ始めた。レバーはレバ刺し、ミンチ脳味噌はコロッケと味噌煮込みにしたところ先生やクラスメイト達から絶賛された。

 

「あー、埼玉って都会なんじゃねえのか? なんでお前さん達躊躇なく解体して料理できるんだべ?」

 

 埼玉は都会ではないと思う。人が多いだけ?

 

「秩父とか普通にツキノワグマいますからね」

 

「ルシル君まさか秩父で狩りしてたの!?」

 

「自衛だから合法さ ♪」

 

 秩父で惹かれる店がかき氷以外なかったから、キャンプしたよ。

 

 オーナーと交渉して、ヒグマ肉とラム肉を交換した。

 

 他の肉や骨はこっそりインベントリに収納しておいた。チャオリンとさっちゃんに依頼しよう。

 

 自由時間にホテルを抜け出してエゾシカを37頭狩ってきた。……え、密猟じゃないか? いいんだよ、奴等は際限なく増えるから。生態系が崩れる。これもインベントリに収納しておいた。

 

 

 

 夕食

 

「何故北海道で長野や福島とそう値段が変わらないのか理解したよ」

 

「アハハ、毎回自炊だもんね」

 

 和美は苦笑しながらじゃがいもの皮をピーラーで剥いている。

 

「あ、そこは飛行機予算が浮いたからっていうのがあるみたい」

 

 そういうことか

 

「牧場で収穫した芋や野菜を使って自炊って徹底してるよね。しかもやはりオージーラム肉」

 

「大丈夫、ルシル君の料理はなんでも美味しいから」

 

「わたし達はサラダとスープを作っておきます」

 

「私は部屋や食堂を見た時にここはムショかとツッコんだ」

 

 Prison Breakかよと。

 

『アハハ……』

 

 一緒に料理している女の子達から苦笑が返ってきた。

 

 夕食のラム肉トマト煮込みカレーも大好評だった。

 

 

 

 夜はオホーツク海で夜釣りだ。

 

 マガレイ、クロガシラ、ホッケ、サバ、カラフトマス、マダラ、ブリなどを爆釣りした。

 

 朝昼晩三食自炊など、朝はお魚茶漬けがないと堪えられない。納豆は勘弁してくれ。冷蔵庫の食材は好きに使っていいということで確認したところ、案の定だったからね。

 

 パクティオーカードでエヴァを召喚して、ラム肉とエゾシカ肉料理で一杯始めた。舐め腐ったヒグマの話題を酒の肴に。

 

「なるほど、それは舐め腐ってるな。それでルシルに瞬殺されて肉か」

 

「このラム肉と交換したよ。ラムチョップ旨味たっぷりでジューシーだね」

 

「ああ、赤ワインとよく合うな」

 

「エゾシカのロースとヒレのステーキとも合う」

 

 何故エヴァと一杯やっているのか? これから運動するから精力を付けないとね。

 

「冬眠前や冬眠中のヒグマ狩りしようかな。栄養付けて冬眠するから肥え太ってるだろうし」

 

「舐め腐った奴等だからな。肉にしてしまえ」

 

 それに真冬の北海道でも釣りしたいんだよね。寒さは防寒の魔術具で無問題。それに【纏】をしているとオーラがエアコン状態で常に極楽快適だからね。

 

 

 

 二日目朝食はビュッフェ形式

 

 茶碗にご飯を盛り、焼き生鯖の身、大葉、刻みネギ、ごまをトッピングして、熱々の出汁を回しかけて、わさびを添えて完成。

 

「ルシル鯖好きよね。わたしも鯖にするわ」

 

「わたしも。鯖って刺身、塩焼き、味噌、〆鯖、焼き〆鯖美味しいよね」

 

「〆鯖茶漬けも忘れてはいけない」

 

「あれも絶品ですね」

 

「わたしは炙り〆鯖茶漬けに梅干しや塩昆布も好きです」

 

「あれは癖になりますね」

 

 さよさよコンビの発言もあって鯖に殺到したが、早いもの勝ちで人数制限がある。

 

 

 

 午前中はサロマ湖でカヌーに乗りながら釣りをした。

 

 コマイ、カレイ、アメマスなど爆釣りした。

 

「しかし昼食は釣果から自分達で料理するなんて幸運の女神の加護がない人とかどうするの?」

 

「ルシルがその分爆釣りしてくれるから安心ね」

 

「明日菜料理できんからな〜」

 

「うっ、お世話になります……」

 

 このかとザジ、チャオリン、さっちゃん、祐奈、千鶴がテキパキと魚を〆て料理してくれる。コマイは煮付けと唐揚げ、カレイは塩焼きと煮付け、唐揚げ、クリーム煮、アメマスはソテーとバター蒸し、塩焼きなどなど。

 

 このクラスには典型的な平成女子の「キャーーーッ、ぬるぬるして触れなーい!」というのはいないようだ。

 

 それではいただきます。

 

「この味噌汁北海道郷土料理の三平汁? 昆布出汁にコマイやアラがいいね」

 

 旨味抜群だ。

 

「お味噌汁にじゃがいも入ってるのね」

 

「林間学校の前に調べておいたんよ」

 

「このか大変結構。美味しいよ」

 

 この林間学校は当たりだな。趣味の狩りや釣りを満喫できる。

 

「コマイとカレイの煮付けも美味しいわね。ご飯が進むわ」

 

 ドリンクフリーで水を辛口の三千櫻にして一杯、堪らない。酒が進む。

 

「これは酒が欲しくなるな」

 

「ハハハ、流石に昼間から教師がお酒飲めませんよ、新田先生」

 

「残念だよ、瀬流彦君」

 

「2Aは料理上手の女の子が揃っていますから役得ですよ」

 

「しかもルシル君は爆釣りしているからな。2Aの引率は当たりだね」

 

 すみません、ルシル君は堂々飲酒しています(笑)

 

 しずな先生からジト目いただきました。

 

 〆にご飯にカレイの煮付けを乗せて煮汁をかけて、熱湯を注ぎ、薬味を乗せてお茶漬けの完成。

 

「は〜、お茶漬け最高」

 

「おお、ルシル君通だね。私もお茶漬けにしよう」

 

「ルシル君すっかり日本に馴染んでるね」

 

 前世日本人だからね。

 

 

 

 午後はところ常南ビーチで海水浴…………

 

「ルシルどうしたの?」

 

「ルシル君一緒に遊ぼう?」

 

「…………」

 

「ルシル様どうかされましたか?」

 

「ザジ……、私の中では海水浴とは白い砂浜、エメラルドグリーンの海、ヤシの木なんだよね」

 

 それに比べてここは灰色の砂浜、どこか寒々しい青い海、人工ヤシの木……

 

「皆のビキニは眼福だけど、ね……」

 

「でた、セレブ発言」

 

「そんなの日本だと沖縄以外は難しいと思うよ?」

 

 しかしあやかと千鶴は賛成してくれた。

 

「わたくしにもルシル様のようなイメージしかありませんわ」

 

「ルシル君がカルチャーショックを受けても仕方ないわよね」

 

 君達本当に中学生なの? モデルですか?

 

「ルシル様、オイルを塗ってくださいませ」

 

「ルーナ、ここでそんなことしたら色々目立つよ?」

 

「残念です……」

 

 時計塔プライベート・ビーチではヌードのガールフレンド達にオイルを塗ることは仕様だけど、ここはそういう気分にならないんだよね…………2Aは美少女が揃っているから、注目の的だし……

 

「興が削がれた。釣りしてくる」

 

 2Aの武闘派が挙って着いてきた。

 

「禁漁区ではないから、合法だね。雲丹や牡蠣、ホタテ、カレイ、ホッケ、ニシン、北海シマエビ、甘エビと素晴らしい」

 

 牡蠣の殻をメッサーで剥いて、柚子を搾って汁をかけた。

 

「おいっしいーーー! 原始を感じる!」

 

 武闘派と祭りになった。

 

 

 

 ホテルの部屋に戻ってから料理して、パクティオーカードでエヴァを召喚して一緒に一杯始めた。

 

「カレイの煮付けもホッケの塩焼きも堪らんな。やはり北海道の海の幸は美味い」

 

「どれも冷酒に合うよね。この時期にブリが釣れるとは思わなかった」

 

「ブリといえば寒ブリだからな」

 

「しかも子持ちだったからね。不思議ケ池で増やしてブリの親子茶漬けにしようかな」

 

 【発】ステータスで子持ちかどうかもわかる。

 

「それは楽しみだ」

 

 林間学校?臨海学校?は無事に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 11月ツール・ド・おきなわ開催

 

 そのレースに乱入した観客は……

 

「オーーーッホッホッホッホッ!!!」

 

「あ、イインチョが馬に乗って乱入したわ!」

 

「余裕で自転車と並走してるなあ」

 

「謎のシスターまで乱入したけど、あれって美空やん」

 

 バレバレである。しかもアーティファクトを使っている。

 

「覆面忍者も、ってあれ、楓ちゃんね」

 

 少しは忍べ。

 

「超包子のエプロンして並走してるのクーちゃんだよね」

 

「超包子の宣伝がんばるネ」

 

「シュミルが死神の鎌を持って選手達を追いかけてますよ!?」

 

 ルシル君の動物もどきアニメーガスだ。

 

「ルシル様達愉しそうですね」

 

 ルシル君がエアカーを手配してガールフレンド達やクラスメイト達を招待してツール・ド・おきなわに乱入したのだ。

 あやかはノリがいいし、美空は悪戯大好き、楓やクーも言わずもがなである。

 千雨は改めて麻帆良の非常識を実感した。その筆頭のルシル君について、もうお祭りは楽しまないと損だよなと諦めた(笑)

 

「パンイチのド変態まで乱入したぞ!? どっから湧いてきたんだよ!?」

 

 麻帆良有志である。

 

「おい! あいつ後ろ姿完全真っ裸じゃねーか!? どこの国旗振ってんだよ!?」

 

 ダンケルフェルガーの紋章である。

 

「おい! 股間隠せばいいってもんじゃねーぞ!?」

 

 これでもかともっこ〜りしているド変態乱入www

 

「なんでカタツムリが乱入してんだよ!?」

 

 サイクルロードレースあるあるwww

 

「ーーーーッて、おおい! ふんどし一丁のたけのこリーゼントが乱入したけど、あれも麻帆良だろ!?」

 

「麻帆良で見たことあるわね」

 

 あれも麻帆良有志である。

 

「アフロの水着ワンピースまで乱入してきたぞ!?」

 

「ルシル君はどこから勧誘してきたんだろうね……」

 

 ルシル君は基本的にド変態と仲がいい。類は友を呼ぶ。ド変態はド変態と惹かれ合う。

 

「選手抜いて1位シュミルのルシル君じゃねーか! グリコしてるし!? 長瀬は2位だしどんな体力してんだよ!? それから忍なら少しは忍べよ!!」

 

 千雨のツッコミ炸裂!

 

「長谷川ツッコミが冴えてるね。ほら、かき氷のシロップはマンゴーで良かったかな」

 

「ああ、龍宮ありがと。ツッコミどころ満載だろ」

 

 かき氷で喉を潤す千雨。流石にツッコミに疲れた。

 

「ルシル君も太っ腹だね。リゾートホテル代も含めて全てルシル君持ちで招待してくれたんだから」

 

「保護者は師匠がいるから問題ないってな。師匠は爆笑してるけど」

 

「ああ、笑い転げてるね」

 

「ルシル君と師匠が羨ましいよ。本州は寒いからってこの後暫くは八重山諸島巡りらしいからな」

 

 しかし去年の冬は北海道やスイスなどでスキーをしていたルシル君。全ては気分である。

 特にスイスはぼったくりも甚だしいため、キューブコテージにルシル君達は宿泊していたという……

 

「羨ましい限りだね。それにしても長谷川は非常識を疎ましく思っているんじゃなかったかな?」

 

「…………麻帆良の非常識に辟易していたわたしを理解してくれたのがルシル君なんだよ…………まさかルシル君が一番の非常識だなんて思わなかった……」

 

 ということはなんでもかんでもやりたい放題だなと、ルシル君が逆に麻帆良を利用しているとは思わなかった千雨。

 

「惚れた弱みかい?」

 

「それな。…………しかし龍宮のスタイルヤバいな……」

 

 沖縄のとあるリゾートで麻帆良女子は水着姿でツール・ド・おきなわを観戦している。

 

「そうかい? 那波には敵わないよ。といってもルシル君には全く通用しないけどね」

 

「あ〜〜〜、ルシル君の好みはな……」

 

 爆乳はちょっと…………本人はあえて意識しないようにしているが、膨らみ始めのお胸様〜Eカップまでと、ロリコン疑惑がある。精神が肉体に引きずられたことと解釈しているが、年を取った時にこのままだったらヤバい……

 

「何? ルシル君はどのような女が好みなのかな?」

 

「…………普通はボンキュッボンだろ?」

 

「それが男の夢だと聞くね」

 

「…………わたしは明日菜みたいに尻まではボンしてないんだけど、尻はむしろわたしの方が好みみたいだな」

 

「…………ボンキュッキュッということか……」

 

「んで、手足が細いのはマストだな。ルシル君ただでさえ細いだろ? わたし達は節制してるんだよ」

 

「なんだと……」

 

「全く、どんだけ不摂生しても太らない師匠が羨ましいよ…………全裸でポテチ食いながらレトロゲームしてんだぞ……」

 

「羨ましい限りだね……」

 

 真名を始めとして、ルシル君を狙っていたスタイル抜群女子はご愁傷さまである。

 

 ルシル君が登校したのは三学期が始まってからだった。

 

 

 

 

 

 

 




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ダンまち世界に闇の福音に転生して人類を導くのは間違っているだろうか(作者:魔法少女(偽))(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

令和を生きたアニメやマンガが好きで多少の武道の心得がある社会人がトラ転して前世の武術やアニメの技術を教えたりして色々やらかしたり助けたりして超有名人になっていく▼※他作品のキャラや武器が登場したりします


総合評価:1242/評価:6.78/連載:14話/更新日時:2026年07月16日(木) 09:45 小説情報

異常過ぎるのは間違っているだろうか?(作者:ダーク・シリウス)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

冒険者として生活をする事になったとある並行世界の兵藤一誠を知った神々と冒険者。▼色々無視できないことばかりするので・・・・・。▼「イッセー! ワシと覗きに行くぞ!」▼「お前はお前を愛する女を裏切らなきゃいいんだよ!」▼「なぁなぁ、なーんか楽しい事しようやー」▼「どんな手を使ってでもあなたは私のオーズにするわ」▼「炉の炎に照らされるあなた横顔と鎚の音を見聞きす…


総合評価:993/評価:7.25/連載:16話/更新日時:2026年06月13日(土) 00:00 小説情報

異世界ントム(作者:色々残念)(原作:クロスオーバー)

現代日本から生まれ変わり、ドラゴンクエストモンスターズの世界でモンスターマスター兼波紋使いとなって、ポケットモンスターの世界で波導使いにもなった波紋と波導の使い手が、ダンまち世界で幼馴染みのフリュネと生き抜いて大往生してから、また別の世界に生まれ変わり続けていく話▼ちなみにそれぞれの世界で相棒ポジションとなるのは、個性的な相手になる


総合評価:1647/評価:8.19/短編:64話/更新日時:2026年07月26日(日) 17:54 小説情報

心配性の実力者は今日も鍛え続ける(作者:大気圏突破)(原作:魔法少女リリカルなのは)

 青信号で横断歩道を渡っている時に上級国民が運転する暴走車に轢かれてしまい彼は命を落とした。本来ならもう67年ほど生きる予定だったが天国に来てしまった。定員オーバーなので神は二次創作特有のアニメ作品内に彼を転生させる▼ 部屋で目を覚ました彼は9歳の姿になっていた。そして机の上置かれていた手紙に▼「その世界は実力が無いと死んじゃうから頑張って鍛えてね♡ byゴ…


総合評価:3523/評価:7.15/完結:63話/更新日時:2026年05月02日(土) 20:55 小説情報

『calor ――理想の果てに灯る温もり――』(作者:そもゆえに)(原作:魔法先生ネギま!)

正義の味方は、多くを救った。▼だが、▼救えなかったものもあった。▼何気ない日常。 当たり前の食卓。 ▼誰かと笑い合う時間。▼聖杯戦争を終えた英霊エミヤは、 異世界・麻帆良で小さな食堂を開く。▼店の名は『calor』。▼温もりを意味するその場所には、 傷ついた者たちが自然と集まってくる。▼出し巻き卵に涙する少女。▼シチューに頬を緩める吸血鬼。▼一杯の珈琲に救わ…


総合評価:1052/評価:8.68/連載:35話/更新日時:2026年07月26日(日) 12:06 小説情報


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