2年生三学期、唐突に学園長室に呼ばれたルシル君は妖怪ぬらりひょんとタカミチとお茶をしながら、今年も食べ切れないバレンタインチョコをお茶菓子に提供した。
「ふぉっふぉっふぉっ、ルシル君は去年以上にチョコレートを貰ったようじゃの」
「今年は高等部や下級生も増えたみたいだね」
「高等部は去年の卒業生で、下級生は愛衣が私のことを宣伝した結果なのかな?」
愛衣がお友達と一緒に遊びに来るから、そこから噂が広まったものと思われる。
「佐倉愛衣ちゃんじゃったか。アメリカのジョンソン魔法学校を最優秀で卒業した」
愛衣もヒーヒー言いながらエヴァの扱きを熟している。
ぬらりひょんとタカミチが最後のチョコを口にして味わっている。
「そのチョコ、作った女の子の血液が入っているみたい」
ぬらりひょんとタカミチは固まった。
「ラブレターには『わたしの愛を注いでおいたから味わってください』ってあった」
ぬらりひょんは緑茶を、タカミチはコーヒーを飲み干した。
「…………なんちゅうもん差し入れしてくれてんのじゃ……」
「処分に困ったから ♪」
「…………全部その女の子の血液入りなのかい?」
「いや、他にも唾液入りとか?」
「全部食べてしまったんじゃけど!?」
「…………ルシル君は食べて大丈夫なのかい?」
「私は安心安全なブツだからね」
「「ちょっと!?」」
「ハッハッハッ、呪われたくないので ♪」
もの凄く恨めしそうだ(笑)
シリウス・ブラックにホグワーツのクリスマス・プレゼントには気を付けろと注意されて、必ず解析する癖が付いているからね。日本独自のバレンタインでも注意している。
「で、何か話あるの?」
「うむ、ナギ・スプリングフィールドの子供のネギ君が中等部2Aの担任、英語教師として赴任してくるのじゃ」
「はい? 赤毛の息子って確か9歳だったよね? 正気?」
労働基準法で児童の就業は基本的に禁止されているのも知らないのか。頭が可笑しいのは外見だけでなく中身もか。
「うむ、ルシル君のように飛び級で合格して教員免許持ってることにしておけば、」
「それは学歴詐称という犯罪。私は実際にMIT卒業しているから」
「うっ……、」
教員免許は私立は必要ない所も多いが、何事も限度がある。私立の教員採用に年齢制限はないが問題が多過ぎる。それに未成年の児童が教員免許を取れる訳がない。
仮にもしもクソガキを教師にしたとして、どのようなスケジュールになるのか確認したところ、一月の教育実習の後で正式採用に至る試験も酷い。
「成績が上がったら採用って舐めてんだろ。タカミチとしずな先生達の顔を潰す愚行だ」
「ふぉっ!?」
いや、本職の教師がお子様に負けたらマズいだろ。それに原作では最下位なのに学年総合一位だなんて無理があるよね。担当教科は英語なのに、何故総合? 他のクラスメイトはこれまで手を抜いていたからといって、色々と無理がある。先生が子供だったらやる気を出す? 反乱の一種か?
明日菜とまき絵はバカレンジャーを脱出しているため、2Aは最下位ではない。結構上の方だ。新たなバカレンジャーの刹那はバカレンジャーの一員になってしまったことに当時愕然としていた。
原作では試験当日寝坊して遅刻、別室で試験を受ける中で寝不足によりウトウトしていたバカレンジャーの眠気をクソガキが魔法で解消している。
ふっざけんな。
寝不足は普段から勉強していない故の自業自得だ。えこひいきのズル、インチキだろうが。それになんでもかんでも魔法に頼るな。私ならその時点で修行失敗と見做す。
「図書館島に頭の良くなる本があるという噂を流す? ゲームに負けたら図書館島にお泊りで勉強会? 無断外泊が許される訳がない。大騒動になる。新田先生達も黙っていない」
あのツイスターゲームはゴーレムを操縦していた妖怪ぬらりひょんのエッチな趣味なのか? 女子中学生のおパンツ様を見たいと? 妖怪の年齢でそれはドン引きするよ……
「む……、」
「クソガキが引率するから大丈夫? クソガキが保護者になるか」
「ううむ……」
ボーイスカウト気分かよ。
「麻帆良は娘さん達をお預かりしているのだから、保護監督責任があることを忘れていないかな?」
「そ、それはじゃな……」
今までは従順に?麻帆良の非常識を指摘してくれていた常識人のルシル君に妖怪とタカミチは明らかに困惑している。
…………私にフォローしてもらいたかったのだろうけど、ふっざけんな。
「それから図書館閉館時間の侵入は犯罪だから」
「ふぉっ!?」
「教育実習生と生徒を唆して犯罪行為をさせるとはどういうこと?」
「うっ……」
楽して頭が良くなると? …………バカブラックやバカブルー、バカイエロー、二代目バカレッドなら釣れるか…………ゆえきちは迂闊なところがあるからな…………京都で死にそうな体験をしておいて魔法を習いたいと普通一般人がなるか? 普通は怖くて距離取らないか? 好奇心は猫をも殺すという諺を知らない子なんだね。ああ、それは変なドリンクばかり飲む趣味があるところに反映されているのか。
「子供に思春期の女子中学生の教師が務まる訳がない。タカミチやしずな先生のような頼りがいのある大人でなければ無理」
「ルシル君……」
タカミチは嬉しそうだが、同時に困った顔をしている。
「それから学習指導要領で日本で教える英語はアメリカ英語と定められている。訛ったウェールズ英語など論外」
「ふぉっ!?」
「文科省から監査入るかもね?」
「そ、それは困るんじゃが……」
どんだけ無法地帯なのか妖怪も心当たりがあるようだwww
「そんな非常識な課題を出すのか、メルディアナ魔法学校は。バカじゃないの。その非常識な課題を受け入れる側も同様に非常識極まりない。小学校に通わせろ」
「いや、そこはメガロが煩くてのう……」
「ここは日本で治外法権ではないから」
朝鮮学校ですら例外ではない。法治国家舐めんな。
「タカミチ君、」
「学園長、ルシル君は法律を指摘しているんですよ。それに正論です」
「しかしタカミチ君は出張で忙しいじゃろう」
「そのための副担任しずな先生だろう。クソガキに任せることではない」
「ううむ……」
おい、世界樹の認識阻害結界に妖怪も毒されていないか? たかが外れている? 世界樹を利用しているつもりが、逆に侵食されているのか。ギャグだろwww
「それにそのクソガキに教師が務まるとは思えない。世間一般的に教師という職業はブラックだ。授業の準備、テスト宿題の作成採点、日誌に目を通してコメント入れたり、通知表の作成、生徒の悩みごと相談に乗ること、指導、喧嘩の仲裁、進路相談、部活動顧問。休日などないに等しい。修行で教師をしろ? 世の中の教師を舐めてんだろ」
「よ、容赦ないのう……、爺泣いちゃう……」
好きに泣けや。
「教師は毎日4〜5時間残業があって月100時間超えることも珍しくもない。新田先生や瀬流彦達の定時上がりしている姿を見たことがない。それを本人は理解しているのかな?」
残業月100時間超えって立派なブラックだろ。私立だから残業代が出るのは救いかな。私ならどちらもお断りだけど。働きたくないでござる。エヴァの別荘……ダイオラマ魔法球で修行兼休息などさせないよ。
「ううむ……」
原作であのクソガキは教育実習当日に遅刻してくしゃみによる魔力暴発で明日菜を下着姿にするバカだ。明日菜が怒るのも無理もない。明日菜は本当のことしか言ってない。勝手に占ったバカ。下着姿にしておいて謝罪するどころかぷんぷん怒るとはどういう神経している? それを逆ギレという。前日入りして職員室で挨拶くらいしろ、バカが。
…………しかし明日菜は素でクソガキをアイアンクローして片手で持ち上げているのはこれ如何に……9歳って25〜30kgくらいはないか? しかもガチャガチャした重そうなリュック背負ってるのに…………馬鹿力だけで説明できるのか?
「私の恩師の一人ミネガルは教師のあまりのブラック過ぎる環境からキャットフードが大好物になった」
「「ちょっと待ちなさい(待って)」」
ん? なんだろうか? 首を傾げた。
「キャットフード大好物になるなんてどんだけブラックなんじゃ!?」
「それだけ教師はブラックという証拠」
ホグワーツの教師はホグワーツに住んでいるからね。休日ないに等しいよ。
「その先生の頭は大丈夫なのかい?」
「大丈夫。ミネガルは厳格で猫格者だから」
※ 本好きの念能力者 ハリー・ポッター編
「人扱いしておらんな!?」
「どんな恩師なんだい……」
「キャットフードの方がドッグフードよりも美味い。これ獣医の常識みたい。ミネガルに試してみたら『これは薄味過ぎます』と言って塩振りかけていたね」
「ルシル君の悪戯かい……」
「恩師に食べ比べさせたのか……」
妖怪とタカミチは引きつっている。ルシル君の悪戯は鳴滝姉妹と美空のよりも余程性質が悪いと……
「あそこの校長は妹の幼女おパンツ様を頭に被っている」
妖怪とタカミチは吹き出した。ゲホゲホ咽ている。
「それだけ教師というのはブラックという証拠」
「ゴホゴホッ…………そこは何かが可笑しいと思うぞ……」
「ゴホゴホッ…………同感です……」
「大人のおもちゃのバイブしゃぶってる詐欺教師もいたね」
また吹き出した。
公務員ブラックあるある。NTT前身とか、地域のお役所以外はブラック多いんじゃないかな。前世の両親はNTT本体超絶ホワイトと絶賛していた。実際大型連休のゴールデン・ウィークなどに有休活用していたし。週五日勤務は体力的に辛いからって、水曜は二時間休むことが多かった父親を思い出した。教師なんて有休まともに消化できないだろ。良くて学校の夏休みに有休消化? 溜まった有休消えていく教師など珍しくもないんじゃないの? それをブラックという。
教師は公務員ブラックランキング3位。私立は公務員ではないが、同じ教師だから言わずもがなだね。
それはともかく
「何故私があれをクソガキと呼ぶかわかるかな? メルディアナ魔法学校で禁書庫に夜な夜な忍び込んでいたようだね?」
「ふぉっ!?」
「決まりごとを守ることもしないからクソガキと呼んでいる。とても日本の法律を遵守するとは思えない。あれは禁呪指定された『登校地獄』も平気で使うだろうね」
「ルシル君……」
妖怪とタカミチはルシル君がエヴァと小夜子の件で激怒していることを察した。
あのクソガキが禁書庫に忍び込んでいたことなど校長は把握していただろう。叱らないからあのようなクソガキになるんだよ。バレなければいいと、寧ろ何が悪いのかもわからないのではなかろうか。クソガキが教師になれると思える思考回路が理解できない。
「まさか教師を片手間に魔法の修行をするつもりか? 新田先生を始めとして激怒するだろうね。繰り返すが、教師を舐めんな」
「ううむ、しかしのう……、」
「しかしもかかしもない。生徒達をクソガキの従者ミニステル・マギ候補、生贄にするつもりだよね?」
「うっ……」
「ふっざけんな。メガロの人工英雄計画の犠牲にするなど許されるか。小学校中学校高校大学に通わせて一般常識を身に着けさせてから先生になればいい。それも修行だよね。休日に手隙の魔法先生から魔法を教わればいい」
「む……」
妖怪はその手があったかと惹かれた。
「メガロは害悪極まりない。小夜子の虐めを主導していたメガロ出身教師も『立派な魔法使いマギステル・マギ』資格信者だった。酷い虐めを主導しておいて『立派な魔法使い』? 笑わせるな!」
あまりにも法律を舐めた妖怪ぬらりひょんにガチギレして、文科省や労基署などに通報したりマスコミにリークしたり、このかのおパンツ様を頭に被らせるぞと釘刺しした。
お茶ごちそうさまと学園長室を出ていった。
昼休み、ガールフレンド達に何を学園長達と話していたのかレコーダーを再生した。
『うわぁ……』
処々で吹き出す音が続いた。
「…………おい、最後のこのかのパンツを学園長の頭に被らせるってなんなんだよ!?」
千雨のツッコミ炸裂!
「このか可愛いからご褒美になってしまうかな? とりあえずこのかのおパンツ様とブラちょうだい」
これこの前デートで一緒に買った新品ねとインベントリから出して渡した。
「うん、脱ぐから待っててね」
「躊躇しないのな…………しかも制服まで脱ぐのか……」
千雨は遠い目をしている。
眼福眼福
「はい、ルシル君脱ぎたてほかほかおパンツ様とブラや♥️」
裸ニーソックスのこのかから下着を手渡された。
「ありがとう。インベントリに保存しておけばいつでもぬらりひょんに被せることができる」
頭にこのかのブラを被って、ちょうどいいので、このかを後ろから膝の上に乗せてお胸様をもみもみしながら会話を再開した。
千雨のジト目が気持ちいい。
「…………ルシル君の言う通り、クソガキに教師を任せるって非常識極まりないだろ」
千雨が真っ先に賛成した。
「あんっ、お、おじいちゃん堂々学歴詐称発言してるえ……」
千雨は内心このかが羨ましいようでチラチラ見ているのはバレバレだ(笑)亜子やまき絵、愛衣、さよさよ、美砂など隠しもしないからね。
「確かに教師って激務なんだから魔法の修行のついでに務まる訳ないわよね」
「ルシル君なら教師できるんちゃうの?」
「亜子、働きたくないから無理だよ」
このか以外のガールフレンド達はガクッとズッコケた。そもそも労働基準法的にも無理だから。
「それは残念やな……」
亜子は原作のようにサッカー部のマネージャーにはなっていない。保健委員で帰宅部だ。逢瀬の時間が減るのはもったいないとのこと。
「それも違法ってことだろ?」
「千雨正解。問題しかない」
労基署が黙ってないよ。
「それにこのかのブラジャー頭に被って耳にしているド変態なんて通報されるよね」
このかも含めて吹き出した。
「私は自分が如何にド変態か自覚している」
「そ、それ、耳だったのね……」
ネズミーランド的な?
「レベル高いですね……」
「このちゃんが羨ましいです……」
刹那?
「刹那のおパンツ様もちょうだい。はい、新品おパンツ様とブラ」
刹那に差し出したところ、「このちゃんの幼馴染、親友として一緒にお願いします」と、刹那は即座にニーソックスだけになり脱ぎたてほかほか下着を差し出してきた。刹那のブラも頭に被せてもらった。
右足にこのか、左足に刹那を乗せてお胸様をもみもみとな。
至福
お胸様に貴賤はない。
「…………(ルシル新たなプレイ考えたわね…………わたしも今夜してもらおう)9歳の子供が独り暮らしって無理があるわよね?」
どうだろうか? 一応魔法使いだから山で狩りや釣り、野草きのこ採集して野宿……あ、狩りは狩猟免許ないと違法だから駄目だ。襲われたから自衛行為だと、魔法を使って狩りをしてはいけないとはないからバレなければ大丈夫だが、あのクソガキ迂闊なバカだからな。
自炊できなければ外食するか弁当屋、スーパー、コンビニがあるからいいんじゃない? 初等部には給食あるでしょ。最低限生きていけるのでは?
「女子寮に入れて誰かに面倒見させるつもりなんじゃない?」
「それ先生違うだろ」
「イインチョはショタコンだから喜びそうね」
明日菜の意見に全員ありうると頷いた。
「イインチョ、那波と同室だから余計だと思うぞ。那波って子供好きで保育園でボランティアしてんだろ?」
そんなお世話されるクソガキが教師などふっざけんなと一致した。
那波千鶴は天文部に所属している。『魔法先生ネギま!』最初の扉絵で火星儀を持っているという伏線少女だ。
「ルシル君の言う通り小学校通わせるべき」
「魔法学校って一般人のいない非常識なところだからね。小学校通わせて一般常識を学ばせるべきだ」
「ルシル君の母校の魔法学校って本当に大丈夫なの?」
多分。恐らく。きっと。めいびー。
「退屈だったから飛び級卒業したよ」
「あはは、流石ルシル君や」
「わたしはアメリカの魔法学校卒業してから麻帆良の中等部に入学しました。いきなり先生とかおかしいですよね」
愛衣に全員うんうん頷いた。愛衣は魔法学校を飛び級はせずに麻帆良に来たからね。
「小夜子ちゃんのこと虐めてた主導者のメガロ出身教師が『立派な魔法使い』資格信者って本当にふざけてるわね」
「ルシル君が手を差し伸べるのも当然や」
「わたし達もあれ聞いた時は怒ったもの」
「うぅっ、皆ありがとう……」
小夜子は魔法使いとして一級品の素質があり、エヴァが小夜子の境遇に同情して鍛えている。っていうか、ルシル君のガールフレンドは全員エヴァに鍛えられている。
このかと刹那に欲情して小夜子にご奉仕してもらいがんばってしまった。大丈夫、次の時間は体育だから。
タカミチとしずながクソガキの食生活と住む場所についてルシル君に相談してきて……
「イングランドは味付け塩だけで本当に激マズだよね。あれに比べれば日本のジャンクフードやファミレス、コンビニ、神なんじゃない?」
「…………」
タカミチとしずなは黙った。
「ウェールズはまた別かな? 心配なら教会の孤児院に入れれば?」
ハリー・ポッター世界でもイングランドは飯マズだった。ホグワーツはスコットランドだからまだマシな方で、厨房のハウスエルフにレシピを教えたところまともになったよ。
ドラコの実家マルフォイはフランスからやってきた一族のためか、食事はまともだ。ドラコに連絡して百味ビーンズとか悪戯お菓子を仕入れるかな。
「ネギ君は孤児では、」
「両親いないよね」
孤児じゃん。シスター・シャークティやカトリック教徒の春日美空にココネと一緒に面倒見させれば? お布施したから断られないよね。定期的に旬の魚や野菜芋果物を寄付しているから、結構恵まれていると思う。
「ルシル君のところに、」
「エヴァを呪った、約束を破った男の息子なんてお断り。『登校地獄』が原因でエヴァと小夜子が嫌がる。まるで『登校地獄』状態だったさよちゃんもね」
タカミチは呻いた。
「そういえばそれがあったわね……」
あわよくば私やエヴァに弟子入りさせて鍛えてもらいたいのだろうけど、論外だ。
それに女の子の布団に潜り込んでくるようなお子様はお断り。
「食事はドッグフードにしようかな?」
「人権!? それにドッグフード!?」
「どうせ味音痴でしょう? ドッグフードのカリカリにミルクかければ十分じゃない」
「ドッグフードがシリアル!?」
「ルシル君……、ネギ君に悪戯は止めてください……」
タカミチとしずなはルシル君のところに下宿させたら絶対にヤバいと確信した。
シリウスを保護した時に出したら『変わったシリアルだな』と食べていたよ? ルーピン先生と一緒に二人で爆笑したけど。ビーフ、チキン、ラムの三種、シリウスはチキンが好きだった。
キャットフードの缶詰は評判良かった。バゲットにキャットフードを塗って食べる姿は腹が痛かった。ルーピン先生と二人で笑いを堪えるのが大変だった。
他にもキャットフードの缶詰をシーチキン代わりにして、ツナマヨおにぎり、サンドイッチ、ピザ、サラダ、酒の肴と大好評。アズカバンの臭い飯とは比べ物にもならないと。
「仕方がありませんね。中等部女子寮の部屋が余っているから、」
「しずな先生、それ絶対駄目。女子に甘やかされて修行にならない。毎日食事にお呼ばれされるようになる」
「想像できるわね……」
特に危険なのがあやかと千鶴のコンビだ。
「自炊も含めて修行じゃないの? どんだけメガロは英雄の息子をぬるま湯漬けにして堕落させるつもりなの?」
「そんなつもりは、」
「日本の諺にある通りに千尋の谷に突き落とせ。赤毛の父親は自ら飛び込んだ」
私の家ではこのかとザジ、愛衣が朝食を作ってくれる。といっても前日に作っておき、アイテムボックスに収納しているが。朝の時間は貴重なので。ルーナとさよさよコンビが側仕えとして、明日菜、千雨、茶々丸もお手伝いしてくれている。
私とエヴァは魔法などの師匠兼保護者だ。
…………裸エプロン、あれには最初ドン引きした。が、もう割り切って楽しんでいる。眼福だから抗うことはできない。
「…………なるほど…………僕は勘違いしていたのか……」
「タカミチは知っているよね。私が料理できること」
「あ……、そういえばルシル君はお菓子作りも一流ホテルのパティシエ・レベルだったね……」
「え、そうだったんですか?」
「このケーキ私の手作りだよ」
しずなは感動している。
「ルシル君年齢偽ってないかしら? ルシル君がモテるのも当然ね」
ハッハッハ、転生者だから精神的には大人です。
「安くて美味しい食堂が近くにある家具付きアパートの物件とか斡旋してあげれば? 学園都市だから学生向けの良心的なお店多いよね」
「それもそうだね」
「わたしが見繕っておきます」
クソガキのアパートが用意されることになった。
感想大歓迎です ♪
ネギまの次はNARUTO始めます
ハーメルンに投稿するので良かったら見てね
ハッキリ言って腐さってます(笑)