オコジョ
麻帆良学園に侵入してきたオコジョを感知したルシル君はクソガキの肩の上にいる姿を確認した。
そこでタカミチとしずなにあのオコジョの正体を教えた。
「え……」
「女性の下着どろぼーですって……」
「魔法使いだからオコジョの刑になったのだろうね。下着どろぼー二千枚ってねえ?」
マホネットから過去のニュースを検索して、これが正体の画像と見せたところ、しずなのこめかみは引きつっている。
「脱獄したんだってさ。未来の英雄に取り入って恩赦を狙ってるのかな? 大体本物のオコジョ妖精が煙草吸うと思う?」
あのオコジョ、酒飲むし、完全に中身人だろ。
「なるほど……」
「昔あのこそ泥が罠にかかって捕まってるところを逃がしたのが出会いだって。犯罪者幇助は立派な犯罪なんだけど? その期間にどれだけの女性が被害に遭ってきたのだか」
「最低な犯罪者ね」
女の敵だね。
「それに普通学生はペットを学校に連れてこない。非常識の塊だね」
既に麻帆良でもあのエロオコジョによる被害は発生していると、女子寮に住む3A女子生徒達からの証言もある。
モザイク入っているが、明らかだろう。
「しずな先生、最近干しておいた下着が何故かなくなっていたなど記憶にありませんか?」
「…………もしかして、そういうことなのかしら?」
しずなとタカミチの額に青筋が入った。
「御愁傷様です」
ビシッ、ガチャッ!!!
しずなの持っていたティーカップの持ち手が砕けて、ティーカップが粉砕された。
「ふっ、ふふふっ……、教師って忙しいから、金曜日に一週間分洗濯して乾しておくのだけれど、何故か下着だけなくなっていたことがあったのよねえ……」
ビシッ、ガチャッ!!!
タカミチはコーヒーカップを粉砕した。
レパロで修復しておいたけど。
「ふふふっ……」
あ、これ、ヤベー微笑みじゃん(笑)
恋人が下着どろぼー被害者なんて許せないよね?
「……それで、ルシル君はどうするつもりなんだい?」
「捕獲する。龍宮真名と長瀬楓に依頼した」
私一人だけでも余裕だが、アバターはあまり見せたくないため、アルバイトとして依頼した。
「なるほど、スナイパーの龍宮君と忍の長瀬君なら適任だね」
長瀬楓、バレバレである。忍びなのだから忍べよ。クラス名簿に忍と書き込みあったよ?
「で、ここからが本題」
「え……」
「脱獄させたのはぬらりひょん。あのオコジョは仮契約魔法使えるから、従者を量産させる気なのだろう」
タカミチは額を抑え、しずなはこめかみと口がヒクヒク痙攣している。
「ということで、この計画を練って実行する私達への報酬はぬらりひょんに請求してというお話」
「任せてちょうだい」
しずなはとてもイイ笑顔をしている。
真名がオコジョをコイン指弾でクソガキの肩から飛ばして、楓が捕らえてきた。
「ルシル君、捕獲完了したよ」
「余裕でござったな」
籠の中のオコジョがキーキー喚いて喧しいため、シレンシオで黙らせた。
「ありがとう。これ報酬」
一人一千万円渡したところ、二人揃って目を瞠った。
「流石に今回の様な楽な仕事でこれは貰いすぎだよ。十分の一でも多いくらいだ」
「そうでござる」
「遠慮しないでいいよ。所詮その程度端金だし」
「流石は時計塔ザ・ルシフェリアCEOだね。しかし適正価格というものがある」
真名と楓は百万だけ受け取った。
「真名は指弾に500円玉使ってなかった? 回収できなかったら赤字にならない?」
「うっ……」
「桜とゲーセンでコイン荒稼ぎしてきたら? 桜ラッキーガールだから」
「椎名はそれほどまでなのかい? …………いや、試験結果のトトカルチョでも毎回当てているね……」
「桜の幸運値については私が保証するよ」
「わかった。椎名とゲーセンに行ってくるよ」
中々珍しい組み合わせだけど、結構相性抜群だと思う。
「それでその下着どろぼーオコジョはどうするんだい?」
「まずは動物病院に連れていく」
怪しい微笑みを浮かべたルシル君を見た二人は聞かないことにした。
ふっふっふっ
エロオコジョを眠らせてから、動物病院で去勢してもらった(笑)
翌日エロオコジョを動物病院に引き取りにいったところ、エロオコジョは愕然としている。
「おめでとう、これで貴様は立派なオカマちゃんだ(笑)」
「オ、オレっちのハイパーなブツが……」
お粗末な剣だったけど?
籠の鍵を外したところ、エロオコジョは早速逃走して、洗濯物の女性下着に突撃したのだが……
「そ、そんな……、全然反応しねー……」
ないからねwww
「そんな……、こんなんじゃオレっちは何をイキガイにすりゃーいいんだ…………ん? あれは……」
その日クソガキのアパートから悲鳴が上がったとか……
翌日学園長室でぬらりひょんに一千二百万請求した。
「ほっ? オコジョ捕獲代じゃと? しずな君、これは?」
「下着どろぼーオコジョが脱獄してネギ君に取り入って良からぬことを囁いていたそうです。従者を見繕っていたそうですね?」
「ふぉっ!?」
「学園長、ネギ君はまだまだ未熟で従者など時期尚早です」
「ルシル君から伝言です。『ネタは全て掴んでいる』と」
内心涙目の妖怪は報酬を支払った。
これをルシルは真名と楓に暴露したところ爆笑された。
「だから遠慮するなということ。パーーーッと散財しない? 寿司焼肉天ぷら、どれが女子中学生にうけるかな?」
「焼肉だね(でござる)」
「じゃあ麻帆良にある叙々苑にしようか。高級お肉食べ放題」
「それはいいね」「楽しみでござる」
ということで、タカミチとしずな、学年主任の新田先生、他にも誘ってクラスメイトは全員参加した。
『かんぱーーーーい!!! ルシル君ゴチになります!!!!』
「どうぞどうぞ、思う存分飲んで食べて」
どんちゃん騒ぎが始まった。
…………楓が休日に山に籠り修行していたところ、クソガキが大きな魔法使いの杖に乗り、飛んできたところに遭遇したそうだ。話を聴いてみたところ、ペットのオコジョが男物の下着……ブリーフばかり盗んでくるようになり、それを寝具にするようになって堪えられなくなったとか……
ぶふぉっ!?
「魔法使いって存在したでござるな」
楓は甲賀の中忍で、長は最上位の上忍だから、実質楓は忍として上位であり、魔法を知るのも時間の問題であったため、セーフであるが……
「しかし極端だな…………もっこ〜りブリーフなんてピュアな少年しか履かないでしょ。そのエロオコジョはショタコンになったと(笑)」
エヴァも含めて吹き出した。
ショタの下着ドロボーも犯罪なのでは? この世からブリーフを殲滅するためならありなのかな?
トランクス派 VS ブリーフ派
いやいやいやいや、ブーメランパンツを忘れるな!
ここに三つ巴の闘いが幕を開けた。
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