修学旅行
3Aの修学旅行先で議論になった。
「折角ハワイに行けるチャンスなのよ!」
ハワイ、微妙だよね。
「ルシル君どうしたん?」
「いや、ハワイって日本に侵略されてるから、普通に日本語通用するよね。それは学業の一環としてどうなのかなと」
「そうだったの?」
「そうなのです。それにハワイの日本食美味しいと思ったことないよ」
ロコモコやポケ、サイミン、ハワイアン・バーガー、アサイーとか、ザ・ルシフェリアで食べられるし。
「しずな先生、下手に訛ったハワイ旅行なんて、危険ではありませんか? 短期間に急激に訛ることはないと思いますが、意味ありますか?」
無駄に高い費用かけて海外旅行、クレームにならない?
「そうね。先生としてもハワイは反対します」
ニヤリ
時計塔ザ・ルシフェリア・ホノルルがあるから、いつでも行けるんだよね。
あやかと千鶴もハワイなど珍しくもないため反対に回った。
「それにルシル君と明日菜さん、あやかさんはアメリカ英語ネイティブだから、ハワイにする意味もないわね」
そういうこと。3Aは最高の環境だと思う。友達と英会話してネイティブになれるのだから。
「それに成田空港への移動と飛行機待ち時間、エコノミークラス、相当苦痛だよ? 拷問だね」
ルシル君のガールフレンド達が一斉に同調して反対した。
「ええー、でもそこは北海道の時みたいにルシル君の権力でハワイ直行しようよーー!!」
「ルシル君ならその程度簡単ですよね!!」
鳴滝姉妹……
「簡単だけど、3日前にホノルルから帰ってきたばかりだから嫌だ」
「それが本音か!!」「このセレブ王子!!」
「羨ましいです〜〜」
いや、ハワイ土産のコスメやスキンケアグッズとか配ったよね? 思春期の女子中学生にチョコレートはお肌の大敵だから気を遣っていたんだよ?
しずな先生が手を叩いた。
「ルシル君が先の林間学校の飛行機を手配したことに他のクラスからそれならこちらにもと要望が殺到しています」
『ああ〜』
麻帆良直行便を手配したから、それはバレる。
「ルシル君の時間は貴重なため、ルシル君が時間をお金で買った結果だと説明して矛を収めましたが、それは不公平だという不満は消えていません」
「他のクラスは関東近隣だったみたいだから不満もでるか〜」
「朝倉、ルシルがなんで他のクラスのために便宜を図る必要があるのよ?」
「明日菜、あたし達ばかりルシル君の恩恵にって嫉妬ばかりは仕方ないんじゃない?」
「ルシルの自腹なのよ?」
「他のクラスと一緒にされても困りますわね」
明日菜とあやかに千鶴も頷いている。
「このクラスはちょっと洒落にならないくらいの王子様やご令嬢多いですからね」
ユエ吉はルシル君、このか、あやか、千鶴を見ていった。
「わたしは貧民アルよ〜〜」
『ふざけるな!!!』
3Aは海外からの留学生や帰国子女が多いため、修学旅行先は京都で決定した。
ルシル君の班は明日菜、このか、千雨、ザジだ。ルーナ、さよちゃん、小夜子、茶々丸、刹那の班。他のガールフレンド達は人数関係で別班。ルーナ達は一緒みたいなものだけど。
「班は決定したけど、非常にマズい問題がある」
「ルシル君の言うことだから、どんな問題なんだ?」
「こんな早朝に起きられる自信がない」
3Aはほとんどズッコケた。
明日菜やこのか達からコショコショと、寝かさないから安心してと言われた。新幹線で爆睡しよう。
修学旅行当日、大宮駅でルシル君は手荷物がバッグ一つなことに和美からツッコまれた。
インベントリがあるから必要ないというのもあるし、これは偽装用でしかないんだよねと心の中で呟いた。
「ルシル君着替えはどうするの?」
「現地調達すればいいかなって」
そういえば前世海外旅行の時にもこのスタイルで税関で逆に怪しまれたことがあったなぁ。麻薬なんか密輸してないよ?
20歳過ぎてからは日本で危険は犯せないよねとオランダのコーヒーショップに毎日入り浸り、帰国の時はギリギリまで空港で葉っぱやってたけど。
日本 ー オランダ直行便は流石に税関でパスポートをチェックされてヤバいと思ってパリやフランクフルトを経由していた。
オランダから帰国すると毎回同期や後輩達が爆笑していた。天地は見た目インテリなのに中身全然違うよなと。
「ルシル君相変わらずブルジョワね〜 そのバッグ、ボッテガ・ヴェネタでしょ? 学生の買える物じゃないよ?」
「あやかと千鶴、このかなら余裕じゃないかな」
「わたしはルシル君みたいに自分で稼いでないから無理やえ」
「あ〜、このかって学園長の孫娘だったっけ。納得した」
ガールフレンド達にボッテガ・ヴェネタのバッグなどをプレゼントしようとしたところ、固くお断りされた。学生の持つ物じゃないと。
ホグワーツのガールフレンド達はお貴族様やお嬢様、マグルの常識を知らないため受け取ってもらえたのにね。
検知不可能拡大呪文でアイテムバッグ化しようとしたのに、残念である。
東京駅から新幹線でルシル君の班は茶々丸以外全員爆睡した。なお、茶々丸にはSEX機能もある。茶々丸の皮は人と変わらない。茶々丸という一人の女の子の人格に目覚めており、ある日の朝、ルシル君にご奉仕して、次にはルシル君の顔の上に跨り、目覚めたルシル君は『おお、絶景絶景』とジュルジュルしてヤッてしまった(笑)
「ルシル君は茶々丸も抱いたネ?」
「起きたら聖杯が目の前とか抗えないよね」
「茶々丸大胆ネ。ルシル君その時の映像確認させて、」
「却下。下手したら流出するだろ」
「え〜、ルシル君になら抱かれてもいいネ」
「マッドサイエンティストお断り」
こいつとしたら私の遺伝子からクローンを作ったり勝手に優れた魔法使い達の遺伝子と交配させて試験管ベイビーを量産しかねないため、絶対にお断りする。
「(ガード固いネ)」
ルシル君とガールフレンド達は全員グリーン車にいるため、静かなものだ。私費でグリーン車にアップグレードしたよ。新田先生に静かな環境でないと眠ることができないため、グリーン車にアップグレードしてもいいか確認している。新田先生はそれなら仕方がないと、認めている。
亜子やまき絵、のどか、美砂、円、桜子、千鶴はグリーン車でルシル君のご奉仕を始めた。ジュポジュポと交代で。念のために認識阻害結界を張っている。
京都駅到着後、目覚めたところ、亜子やまき絵、のどか、美砂、円、桜子、千鶴達が白濁した液体を味わって飲んでいるところだった。どうりでいい夢見れた訳だ。
あのクソガキがいないだけでトラブル回避できるという好循環。
初日は清水寺などを観光してホテルにチェックインした。
ルシル君は一人部屋だが、やはりアップグレードして一番広い豪華な部屋になっている。ガールフレンド達の部屋とルシル君の部屋に人払いのお札を張ってから、パクティオー・カードでガールフレンド達を召喚した。エヴァと愛衣も(笑)パクティオー・カード重宝する。愛衣は優秀だから少しくらい授業サボっても無問題。
「おお、京都でルシルに抱かれるのもいいな」
「ルシルさん、ありがとうございます」
さあ熱い夜の始まりだ!
いや〜、素晴らしい光景だ。美少女18人が白濁塗れで寝ている。クソガキがいたらできなかったことだ。
バショウ煙草で一服しながら賢者タイム。
クソガキがいたら子猫を助けるのに車を吹き飛ばしたり、パクティオー祭になったり、完全なる世界のお人形と関西呪術協会の刺客に狙われたりと忙しないからね。
車を吹き飛ばすって、絶対にシャーシが曲がってて事故るだろう。むち打ち症もあり得る。バカじゃないの。呼び寄せ呪文アクシオで子猫を確保するとか、風魔法で子猫を包むとか、やりようはいくらでもあるのに。本当に迂闊なバカだ。
奈良では、鹿が横断歩道で信号待ちしている。
「賢いな。人間よりもマナーいいね」
奈良公園で
「……気のせいかしら、鹿がルシルを見て((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしてない?」
「まるでお馬さんなんかな?」
明日菜、このか、正解。
「お肉にしか見えない。ほとんど家畜化されているよね、こやつら♥️」
ジュルリ
「ルシル様、奈良公園の鹿は天然記念物です」
「わかってるよ、ルーナ。でもさあ、鹿刺し美味しいよね」
ヴァッシェンで『寄生虫問題、何それ?』だよね?
「はい……」
「雄雌一匹ずつくらいなら気付かれない。鹿刺しと日本酒のマリアージュ、堪らないじゃない」
「それもそうですね」
「ちょっ、ルシル、ルーナ、それは流石にマズいわよ!?」
明日菜が慌てて阻止してきた。
「数が減ったら野生がいるよね」
奈良の鹿は野生だよね。
「明日菜さん、大丈夫です。バレなければいいのです」
「そういう問題じゃないわよ!?」
「信号待ちしない鹿を見せしめにすればいい。奴らはそれくらい賢い」
「おいおい、周囲の鹿がほとんどルシル君を見て((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルしてるぞ……」
「ルシル様は鹿刺し大好きですからね」
「その天然記念物、興味がありますね」
「さよちゃんと小夜子ちゃんまで!?」
「ルシル様、人目のないところで狩ってきますか?」
「茶々丸さんも待って!?」
「鹿をフォアグラ化してみたい♥️」
「ルシル様、フォアグラとはアヒルなどの肝臓でしたか?」
ザジも興味津々だ。
「アヒルなどに無理矢理餌を喰わせて肥大化させた肝臓のことだね。鹿のレバーも美味しいから、無理矢理ではなく、自ら進んでどんどん食べる甘い高級フルーツを与える」
「鹿のフォアグラか、それは唆られるな」
エヴァもノリノリだ。
「鹿肉ステーキ各部位と鹿フォアグラ、酒のマリアージュ……」
ジュルリ
「ルシル様、一匹くらいなら、」
「色々アウトだろ! 周りの鹿、涙目になってるぞ!? 世界遺産に謝れ!」
ほとんど涎ものになっていたところに、千雨がツッコんだ。
「奈良の鹿天然記念物指定とか意味不明だよね。いくらでも繁殖できるじゃない」
「そこは見逃してあげて!?」
「仕方がない。昼は鹿料理屋にしよう」
『賛成(です)!』
千雨は内心やっぱりルシル君は非常識だと、周りもそれに感染すると、明日菜と揃って遠い目をしていた。
ルシル君はこのかの実家にご挨拶に伺ったところ、巫女さん勢揃いで出迎えられた。
『お帰りなさいませ、このかお嬢様』
「ただいまー」
ゆるふわ近衛家
「歓迎いたします、このかお嬢様の婿様とご友人の皆様」
「よろしくね。これお土産の白鷺宝。皆で食べて」
「ありがとうございます」
近衛詠春と早速宴になった。
原作のようなことは起きないよ。天ヶ崎千草はこのかの陰陽師の教師でお話し合いして敵対することはない。
魔法世界の大戦で両親が亡くなったってまさか赤毛のフレンドリーファイアじゃないだろうな? それで西洋魔法使いを恨むようになったとか。
魔法世界の戦争に参加する義務は日本人にはなかったのだからそれは自己責任だよねと諭したところ暫し号泣してから心の整理をして落ち着いた。
フレンドリーファイアだったとしたら恨むのも当然だけど……
天ヶ崎千草は現在ウルスラ女子で教師をしている。そう、あの時推薦したのは彼女だ。
ルシル君は湯船に浸かりながら詠春と一杯やっている。このかのことで無茶苦茶感謝された。
「実は関東に修行に送り出したい子が2人いるのですが、何分血の気が多いのが……」
話を聞いたところ、犬上小太郎と祝月詠だった。
「そういうバトルマニアはちょっと私にもこのかにも合わないかな」
「ですよね」
刹那が月詠にストーカーされるのも避けたい。
「クソガキのように独り暮らしさせたら? それも修行だから」
「それもそうですね。しかしネギ君のことは聞いていますが、ナギの子供とは思えませんね」
「一般常識の欠如と魔力制御未熟、これに尽きる。一般人に魔法バレして記憶を消す時に『ちょっとパーになるかも』って、洒落にならないから。完全に廃人になるのを理解していないよね。家庭崩壊させる気か」
「それは……、確かに……、ルシル君がクソガキ呼ばわりするのも当然のことですね……」
月詠には銃刀法違反にならないように刀の持ち運びにはくれぐれも注意するように徹底してもらう。原作でもありえないだろう。街中で、それも観光地で堂々と抜刀するな。映画村だからできたことだな。
詠春に関西呪術協会からとあるところに魔法使いや陰陽師などを派遣してもらいたいと要請して快諾された。
麻帆良に帰ってから、登校してルシル君とこのかは学園長室で妖怪とタカミチにお土産を渡した。
「柿の葉寿司と奈良こんふぇいと、ショコネか。折角じゃから今日のお茶菓子は奈良こんふぇいととショコネにするかのう」
「京都のお土産はないのかい?」
「詠春さんの出張とかで飽きてるかなって」
「ほほほ、否定できんのう」
お茶をしながら修学旅行の会話を
「奈良の鹿、横断歩道で信号待ちするの凄いよね。人間よりもマナーいいんじゃない」
「鹿は賢いよね」
「赤毛のクソガキよりも余程マナーいいよ」
沈黙が訪れた。
「もしかして、また何か騒動起きたの?」
「うむ……、また惚れ薬騒動なんじゃが、対象が男の子達なんじゃよ……」
吹き出した。
中々いい仕事するな、オカマ淫獣オコジョ(笑)
は、腹が痛い……
「フルフェイスヘルメット被ったちびっ子小学生が逃げ回る光景か。シュールだね」
「フルフェイスヘルメットって……」
このかはツボったようでぷるぷる震えている。
クソガキは制服を八つ裂きにされてあと一歩で『ア゙ーーーーッ!?』なことになる寸前だったとか(笑)
むしろヤラれてしまえwww
悪魔襲撃
麻帆良に侵入した悪魔がクソガキのクラスメイトを人質にした。
この事態にルシル君はぬらりひょんから救援を要請されたが、折角愛衣にご奉仕してもらっているところを邪魔しやがってと内心舌打ちした。
愛衣の口の中に出してから、あーん、から味わって飲ませてお掃除してもらって出発だ。
「愛衣、続きは帰ってからね」
「はい、お早いお帰りをお待ちしています」
で、現場にはスライムに捕まったクソガキのクラスメイトの女の子達が何人も……
「ルシル君待っていたよ」
「伯爵級悪魔とスライム3体により、ネギ君のクラスメイトが何人も人質にされている」
初等部でお泊り会があったようで、そこを襲撃されたらしい。
「何故女の子達は裸なの? スライムに溶かされた? 悪魔はロリコンなのか」
先生達は苦笑している。
「問題はどうやって人質を解放するかだが、」
「ボクのクラスメイトです! ボクに任せて、」
フルフェイスヘルメットが鬱陶しいため、スタンで気絶させた。
「すぐに片付ける」
〈ピアッシング 2,048〉
悪魔とスライム3体は消滅した。
『…………』
「女性教師は人質の女の子達を保護してください。裸の女の子に男はマズいので」
インベントリからバスローブを出して刀子先生達に渡した。
「( ゚д゚)ハッ! ありがとうございます、ルシル君」
「…………ルシル君、一体どんな魔法なんだ?」
「悪魔共を消滅させた魔術のことかな。あれは私が開発したプラズマの魔術ピアッシング。それを2,048本放った」
悪魔相手なので光属性も追加しておいた。
「プラズマか……凄まじい威力と速度だったな……サギタ・マギカよりも上だろう……」
「それを2,048本もか……」
解放された女の子達はバスローブを着てから私にお礼を言ってきた。早く帰りなさいと頭をなでてから帰した。
「…………神多羅木先生、あの女の子達容姿整っていたけど、まさかクソガキの生贄候補だったりしますか?」
「…………そういうことか、全くあの学園長は……」
「魔法バレしているんじゃないの?」
「…………それが6人もか……」
二人で一服しながら渇いた溜息を紫煙と一緒に溢した。
帰宅してから、愛衣達と激戦してしまった。
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