本好きの念能力者 @ 麻帆良   作:avagnale

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大変お待たせしました


原作開始前の日常生活 1

 桜咲刹那と再会したこのかが声をかけた。

 

「せっちゃん!」

 

 刹那は頭を下げて一礼してから去っていった。

 

「え……、せっちゃん……、なんで……」

 

「このか、知り合い?」

 

「うん、幼馴染なんよ……」

 

「あれが桜咲刹那か」

 

「ルシル君、せっちゃんのこと知っとるん?」

 

「詠春さんから君の幼馴染兼護衛だからよろしくと知らされている」

 

「そうなんや…………わたし嫌われてんのかな……?」

 

「それはない」

 

「なんで言いきれるん?」

 

「このかは可愛いいい子だから」

 

 このかからお礼を言われ、このかは「絶対にせっちゃん逃がさんえ」と奮起した。

 

 刹那を捕獲して、このかを傷付けてなんの為の護衛だと、貴様ストーカーかと、ハリセンでしばき倒して説教した。

 

 このかが満面笑顔問答無用で刹那を個室の閨に連行して、背後から股を開かせてお願いさせウインウインパンパンパンパン、ルシル君のご奉仕をさせてこのかと半分こして飲ませて、このかの中にも出してから69レズレズお掃除プレイさせて絆が深まった。

 

 ご馳走様です。

 

 刹那の天使の羽根をこのかは綺麗と感動して終了だ。このデコはこんなに綺麗な純白の羽根が忌み嫌われているなど、被害妄想激しすぎ。

 

 …………このかってぽわわんとしていて、誰とするのにでも重宝するな。

 

 家でも毎日献身的だし……

 

「刹那、下着買いにいこう。ブラジャーしないと」

 

「え……?」

 

「そやね。せっちゃん、ブラジャーせんと」

 

 なんと刹那はサラシとスパッツだった。

 

 ランジェリーショップでお買い物だ。形は大事だからね。

 

 で、ランジェリーショップで上下見繕ってプレゼントしたところ、刹那は真っ赤になっていた。

 

「こ、このように高い物を、た、沢山、」

 

「女の子はお洒落して着飾る義務がある。これも男の甲斐性だから受け取りなさい」

 

「せっちゃん、ルシル君に恥かかせんといて」

 

「は、はい……、あ、ありがとうございます……」

 

 女の子はエッチな下着からだよね。これで捗る!

 

 

 

 

 

 

 体育の着替えでルシル君は速攻で教室から出ていった。

 

「あれ、ルシル君は?」

 

「ルシルなら出ていったわ」

 

「女の子ばかりやからな〜」

 

「残念ですわね…………わたくしのプロポーションで誘惑をと思っていましたのに……」

 

「残念ね、あやか」

 

 やはりルシル君の懸念は正しかった。完全に逆セクハラされる。

 

 それにしても可笑しい。あやかはショタコンではなかったのか?

 

 ルシル君12歳、身長170cmにまで成長したよ? ショタではないよ? ゲオルギーネ様やフロレンツィア養母上達からもカッコよくなったって、褒められているんだよ?

 

「ルシル君になら寧ろ見せたいよね!」

 

「そうね。明日菜、問題ないわよね?」

 

「問題しかないと思うわよ…………美砂、あんたルシルに引かれたいの?」

 

「ルシル君無茶苦茶美味しそうなのよね〜 わたしの本能が喰えと言ってるわ!」

 

 流石は柿崎美砂、一年生からエロ番長は健在だ!

 

「ルシル君は優良物件超えてるわね」

 

「そんなとこに下宿できるなんて明日菜達どんな手使ったんだーーー!?」

 

「おじいちゃんの伝手やからな〜」

 

「学園長の!? 羨ましい伝手持ってるわね!」

 

「ルシルさんの家は麻帆良中等部女子寮の売りの大浴場を超えてるですか?」

 

 綾瀬夕映の何気ない疑問に明日菜達に視線が集中した。

 

「…………」

 

 女子寮の売りは大浴場だ。あれに惹かれる女の子は非常に多い。

 

 …………一方で男子寮はむさ苦しい(笑)

 

「明日菜さん? このかさん?」

 

 アイゼンライヒ下宿組は全員目を逸らした。

 

「超えてるですね」

 

『なんて羨ましい!』

 

「明日菜さん、この裏切り者!?」

 

「ちょっ、イインチョ!? なんで裏切り者扱いされるのよ!?」

 

「ルシル様のような方がいらっしゃっただなんて、わたくしを陰から馬鹿にしていたのですね!?」

 

「あんたショタコンじゃなかったの?」

 

 これにカチンときたあやかは深呼吸して我慢した。

 

「わたくし、真実に目覚めましたの」

 

『はい?』

 

「ルシル様以上の目の保養の殿方はいないと」

 

『そうですね』

 

「ルシル様は破壊力抜群ですからね」

 

 相槌を打ったザジにルーナは大きく頷いた。

 

「そういうことで、明日菜さん、わたくしも、」

 

「却下」

 

「はい!?」

 

 寮の自室を雪広の資産でリフォームしておいて我儘過ぎない?

 

「そんなことしていたら際限なくなるじゃない。わたしはルシルに迷惑かけたくないのよ」

 

「明日菜正妻ポジション? なんか安定感あるわね」

 

「イインチョ、ごめんな〜 こればっかりは男女共学化のモデルケースとして実験的なもんで厳選してるから無理や」

 

 建前だ。

 

 ぬらりひょんの思惑としてはこのかに早く魔法を指導してもらい、明日菜も保護してもらいたかった。他はネギの従者候補として、というものがある。

 

「このかさん…………わかりました。ですが負けませんからね、明日菜さん!」

 

「なんで勝ち負けになるのよ……」

 

 着替えてから体育の授業で……

 

「ルシル君はどこよ?」

 

 美砂を始めとしてキョロキョロしてルシル君を探している。

 

「ルシルなら参加しないわよ。男女で体格差体力差あるから一緒にできないでしょ」

 

「残念ね。ペアになれば誘惑するチャンスなのに」

 

「ルシル君身長も高いし、龍宮さんや長瀬さん、那波さんとも釣り合い取れるんじゃない?」

 

 和美の感想に三人の胸に視線が集中した。

 

「那波さん達の胸は脅威ね」

 

「あらあら、うふふ」

 

 ザジとルーナはコショコショと……

 

「ルシル様は膨らみ始めの胸も好きですよね」

 

「はい、お胸様に貴賤はないと、つるぺたは論外みたいですね」

 

「明日菜さんとこのかさんが昔浴場に突撃して混浴した時には、お胸様が出てきたらねってスルーされたみたいですからね」

 

「でもルシル様は間違いなく胸好きですよね」

 

 これに聞き耳を立てていたパパラッチ和美が……

 

「え、明日菜とこのか、ルシル君と混浴したことあるの!?」

 

 明日菜は厄介な奴にバレたわねと内心引きつっている。

 

「小4くらいのことよ」

 

「ルシル君昔女の子にしか見えなかったんよ」

 

 今では混浴すると激しいことになっているが、それは明かさない。

 

 

 

 結論ルシル君はおっぱい星人(笑)

 

 

 

 亜子の背中の傷跡を見たこのかがルシル君に治癒できないかと相談した。ということでこのかが亜子を個室に連れてきた。

 

 …………亜子は背中の傷跡といい、魔法世界でアキラと夏美と一緒に奴隷にされてしまうことといい、薄幸少女というか…………現代日本人が奴隷にされて良く立ち直ることができたものだ。

 あやかというパトロン、桜子というラッキーガールが重なり、ウェールズのゲートポートに辿り着いてしまい、そこから魔法世界に転移して、フェイト達のテロに巻き込まれてしまうことといい……

 テロ首謀者実行犯のフェイトがネギ後任の担任って、普通は顔を見るのも嫌にならないかな? あのテロさえなければ奴隷になることはなかったよね? 何故そのような人事がまかり通る?

 

 …………亜子に首輪を着けて、リードで繋いで、って鬼畜だな!? 私は人買いでも人売りでもないよって、エーレンフェストで灰色錬金術してるからどちらも当てはまるよ!

 

 ※ 灰色錬金術

 

 エーレンフェスト神殿孤児院の孤児の灰色売買のこと

 

「ルシル君、亜子ちゃん連れてきたえ」

 

「いらっしゃい」

 

「え、ルシル君? なんやこの豪華な部屋……」

 

「亜子ちゃん、背中のことルシル君に相談して。じゃあルシル君頼むな〜」

 

「任された」

 

 このかは出ていった。

 

「ルシル君、」

 

「亜子、上を脱いでベッドにうつ伏せになって」

 

「え、でも、」

 

「大丈夫、亜子は可愛いから、傷など気にしない」

 

「う、うん……」

 

 顔が真っ赤な亜子に寝台に上半身裸うつ伏せになってもらい、ルングシュメールで癒した。魔術は想像力だ。傷跡が治っていないと想像すれば治る。

 

 …………癒しの魔術に服を脱いでもらう必要ないけど(笑)

 

「終了。亜子、背中を鏡で確認してごらん」

 

「う、うん…………ほ、ほんまに、消えてる……」

 

 感激のあまり抱きついてきた亜子は自分が上半身裸だということを忘れていないだろうか…………まあ少し前まで小学生でほとんどつるぺた、わずかに膨らんできた、これならセーフ! …………いい雰囲気になってキスから、最後までしてしまった。

 全身白濁塗れの亜子の完成だ。なんて素晴らしい光景なのだろうか。

 

 …………私は170cm、亜子140cmって結構犯罪臭がするな…………エヴァは130cmだったから今更と言えば今更だけど…………エヴァは150cmに、お胸様も成長した。前よりも私の反応が激しいことに、エヴァはご満悦だ。

 

「ごめんね。亜子が可愛いから止まらなかった」

 

「う、ううん、うちも嬉しいから……」

 

 よし、犯罪回避!

 

 ヴァッシェンしてから、亜子が着替えていたら、このかが入ってきて、亜子の背中を確認してから祝福された。

 

「このか、ほんまおおきに」

 

「気にしないでええよ。魔法魔術のことは秘密なの忘れんでな」

 

「うん、わかった」

 

 このかがブレザーを脱いでハンガーに掛けてから、ルシル君にキスしてきた。

 

「え……」

 

 この組み合わせにまた興奮してきた。ということでこのかと亜子を一緒に抱いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

身体測定

 

 ルシル君の身体測定でタカミチは困った顔で明日菜達に測定結果を見せた。

 

「ルシルの測定結果ですか? …………はい? 170cmで40kgってどういうことですか?」

 

 身長がほとんど変わらない真名や楓よりも圧倒的に痩せてるってどういうことですかと……

 

「ルシル君細い思とったけど、最低限の筋肉しかないんと違う?」

 

 ルシル君のガールフレンド達が深刻そうな表情になり、タカミチは相槌を打った。

 

「明日菜君とこのか君達も不安になるよね。ルシル君の食生活について教えてくれないかな」

 

「基本的に少食ですね。朝はお魚茶漬けが基本で、他は中華粥、クロワッサン・サンドとかかしら?」

 

 お茶漬けに魚介類は重宝するし、中華粥の牛豚鶏、アワビ、カキ、カニ、エビ、ホタテなどなどレパートリーに欠かせない。

 

「朝の時間は貴重って、コーヒーしか飲まないの改善したよね」

 

 明日菜とこのかの証言にタカミチは額を抑えた。

 

「…………改善されてそれかい…………」

 

 バショウ煙草とコーヒーがあればルシル君は生きていける。ドリンクフリーもあるから、酒にも困らない。

 

「あ、でもわたしが握るおにぎりルシル君好きです。梅や昆布なんかの佃煮、鮭のハラスといくら、筋子、それに味噌汁かな?」

 

 ザジがこのかに相槌を打った。

 

「クロワッサン・サンドもルシル様は好きですね。ベーコンとスクランブルエッグ、トマト、レタス、他にもゆで卵やソーセージ、ハムとか、スモークサーモンにクリームチーズとか、生ハムにピンクグレープフルーツとか、週一でレパートリーになっています」

 

「それは美味しそうだね…………このか君とザジ君がいて本当に安心したよ……」

 

 タカミチは家庭訪問して、エヴァにその点どうなのと質問した。

 

「ふんっ、ルシルは体脂肪率3%はある」

 

「それ、プロ・スポーツ選手だよね……」

 

「太れないのが悩み。肥やそうとしてくる女の子達も悩み」

 

「頼むから肥やされて…………なんか批判されそうだよ……」

 

「炭水化物食べてるのに太れない不思議」

 

「ルシルの炭水化物はほとんど酒ではないか」

 

「はい?」

 

「メロンや梨、桃、マンゴーなどの芯をくり抜いてそこに並々と清酒を注いでいる」

 

「ええと……、酒は炭水化物じゃないよね?」

 

「清酒の原料の米は炭水化物だからね。朝食や食後のデザートに重宝している。イチゴやパイナップルも至福。まるでパイナップルの花陽浴をパイナップルにとか、乙」

 

 タカミチは額を抑えた。

 

「…………確かに糖分にはなっているのか…………ルシル君、朝っぱらから酒は健康に悪いと思うよ?」

 

「エーレンフェストの教育方針。宴席で酔わされて乱暴されないようにって」

 

「昔のルシル君の容姿を考慮するとご両親が対策するのも当然のことか……」

 

「このか達が見かねてルシルの朝食を作るようになった原因だ。ハウスエルフ達はルシルに絶対服従で、ルシルに甘いからな」

 

「慕われているね、ルシル君……」

 

「お陰様で麻帆良生活楽しいよ。詠春さんが過保護になる気持ちも、近爺がこのかを心配する気持ちもわかる。私にはもったいないいい子だよね」

 

「学園長に伝えておくよ」

 

 タカミチはルシルとこのかの仲が良いことに安心した。

 

 そこにこのかとザジ、愛衣が入室してきた。

 

「ルシル君、これここだけで消費できないリストなんよ」

 

「ルシル様、アイテムボックスがあるから消費できません」

 

「放出しませんか?」

 

 リストに目を通してみたところ納得した。

 

「タカミチ、近爺やしずな先生、他にも話のわかる魔法先生達も招待して中華ガーデン・パーティーしない?」

 

「ルシル君、中華にも精通しているのかい?」

 

 精通しているけど、いくらなんでも怪しすぎるから……

 

「ちょっと待って」

 

 とある未来チャイ娘に電話した。

 

「私私、次の日曜日空いてる?」

 

『空いてるけどどうしたネ?』

 

「中華高級食材を贅沢に使って料理してみない? 食材調味料は全て私が提供する。ギャラは”ピーーーッ”」

 

『引き受けるネ!』

 

 チャオリンとハカセ、クー、さっちゃんゲットだぜ!

 

 楓や夏美、美空、鳴滝姉妹にも連絡して、アルバイトも確保した。

 

 

 

 ガーデン・パーティー当日、麻帆良の先生達と2A生徒達でアイゼンライヒの庭園は賑やかなことになった。

 

「ほう、ここがルシル君の家か。家は西洋風でモダンだが、庭園は日本そのものですな」

 

「ホッホッホッ、このかの着物も似合っておるな」

 

「うん、わたしルシル君のお嫁さんになるえ」

 

 このかの宣言に明日菜達からもルシル君の嫁宣言が相次いだ…………恐ろしいのは麻帆良の世界樹認識阻害結界だ。

 

「はいはい、まずは前菜からネ!」

 

 そこにチャオリン一味が現れた。

 

 フカヒレスープ美味

 

「アワビ、フカヒレ、伊勢海老、ツバメの巣、熊の手、すっぽん、ラクダのコブ、ナマコなんかもあたネ。満漢全席できるよ」

 

「ええ……、なにその高級食材の数々は……」

 

 時計塔産物だね ♪

 

 

 

 

 

 ルシル君は図書委員ののどかが何冊も本を持っていて階段で転けそうな場面で助けた。

 

「重そうだね。持つよ」

 

「え……、ルシルさん……?」

 

 のどかから本を取り上げた。

 

「これから図書館島? この量を女の子が持って階段とか危ないから」

 

「あ、ありがとうございます…………え、ルシルさん指一本で本を……」

 

「余裕」

 

「あ、あの……、ルシルさんは最近どんな本を読みましたか?」

 

「最近というよりも、愛読書はあるね。ヘッセの『車輪の輪』とヘミングウェイの『老人と海』」

 

「『老人と海』はわたしも読みました。折角の釣果が……あれは海の厳しさと人生ままならないものだということを教えてくれる名作ですよね」

 

 のどかは本のことになると饒舌になるね。

 

「ヘルマン・ヘッセもお勧め。結末はかつての日本の詰め込み教育の末路を彷彿させるものがある」

 

「『車輪の輪』、今日借ります」

 

 広がれ、本好きの輪!

 

「ルシルさんは日本の作品も読むんですか?」

 

「ジャンルを問わずにね。漫画だと『ドラゴンボール』好き」

 

 ドラゴンボールについてツッコんでいったところ、のどかの顔は真っ赤になった。

 

 ※ 本好きの念能力者 @ 魔法科高校 ぼくらの七日間戦争編

 

 他にも珍遊記とか大好きだ。あれはシュールで爆笑する。

 

 のどかの前髪を上げて「可愛い顔しているのに隠すなんてもったいない」と呟いた結果、のどかは美容室でイメチェンして、ポニーテールにして顔を隠すことはなくなった。

 

「あ、本屋ちゃんイメチェンしたの? そっちの方が可愛いわよ。ねえ、ルシル?」

 

「うん、可愛い、似合ってる」

 

「あ、ありがとうございます……/// ほ、本屋ちゃんは止めてください〜」

 

「あはは、ごめんごめん」

 

 ルシル君はのどかを図書館島デートに誘い、隠れたスペースに認識阻害と人避けを使ってのどかとしてしまった。

 

 事後、のどかの背後からお胸様をもみもみ堪能しながら賢者タイム。膨らみ始めの未成熟果実もいいものだ。

 

「のどか、凄い可愛い。気持ちよかったよ」

 

「んっ、わ、わたしも、は、初めてを、ルシルさんに…………んっ、き、気持ちよかったです……///」

 

 なにこの可愛い女の子

 

「ごめん、のどかが可愛いからまたしたくなった」

 

「え……、は、はい……///」

 

 バックからのどかの両足を抱えてヤッてしまった。図書館というのも素晴らしいシチュエーションだ。ユルゲンシュミットの貴族院図書館でそのようなことをしようものなら、英知の女神 メスティオノーラが激怒するからね。あの女神は成人しているのに未成年を装っている初心な永遠の乙女だから。

 のどかもいい子だな。お願いするとなんでもしてくれる。

 

 このかも図書館探検部に入ったため、ルシル君はこのかとのどかと図書館島で度々するようになった。

 

 …………図書委員による図書館島本返却には問題しかないため、メスを入れた。のどかみたいに階段から転落して死にそうになったら、怪我したり死んだら、どうやって責任を取るんだよ。のどかは原作でもあの階段から転落していたよね。千鶴に頼んで那波重工に階段横にエスカレーターとエレベーターを設置してもらい、本は台車などで運搬させることを義務付けさせた。

 

 魔法など使わずに解決できるじゃない。魔法使いは魔法馬鹿しかいないのか?

 

 

 

 

 

 

 

 桜子は時計塔金融部門……リモートでアルバイトすることになった。ラッキーガールだからスカウトした。

 

 美砂はルシル君に一目惚れして、円と共に熱い視線を感じる。円とはジャンクフード会話で盛り上がる。

 

「ルシル君、牛丼屋って体験したことある?」

 

「NYに吉野家が進出したから食べたことはある」

 

 前世でも牛丼屋初体験はNYだったな。

 

「おおう、凄いレベルね」

 

「ルシル君ジャンクフード食べるんだ」

 

「クソ不味いマ◯クとかの大衆ハンバーガーチェーンやファミレスはありえないけど。マッ◯、一口口にしたらクソマズッて吐き出した。あそこはポテトも塩ジャリジャリしてて、コーラもクソ不味い」

 

 これも前世のことだけどね。

 

「ルシル君の舌が肥えてるだけなんじゃない?」

 

「ハンバーガーはチェーンじゃない個人店の方が美味い」

 

「それ当たり前」

 

「あれ、美容の大敵だよね。ぶくぶく太ると思う。私の好みは手足細い女の子なので」

 

 女の子達は一斉に従った。

 

 

 

 ルシル君はお昼一緒に食べようと誘われて個室に案内した。

 

「凄っ! ルシル君なんでこんな豪華な部屋をもらったの!?」

 

 美砂を始めとして驚いている。理由を説明したところ納得された。

 

「ルシル君神憑った絶世の美少年だものね」

 

「納得だよね」

 

「それで学食でルシル君を見かけなかったのね」

 

 …………この3人とは純粋な友達かな。ここ女子校だから他に男子いないんだよ…………私が欲しいのは純粋な友達だ。チアガール3人って最高の友達だよね?

 

 

 

 …………ところが明日菜とこのかと寝ていたところ、目覚めた時にご奉仕していたのは美砂と円、桜子で…………ムラムラして最後までヤってしまった……

 

 とっくに下校時間過ぎていたためにエヴァをパクティオー・カードで召喚してお泊りしてしまった。やはりエヴァに爆笑された。

 

 

 

 

 

 

 

 ルシル君の個室に、タカミチとしずなが様子を見にきた。

 

「これは……、凄まじいね……」

 

「どれも豪華で落ち着いた雰囲気ですね……」

 

 二人をダイニングサーバーに案内した。

 

「ルシル君これは?」

 

「アイテムボックス完備のダイニングサーバー。食材調味料を収納してレシピを登録するとメニューに加わる。タッチパネルから好きなメニューを選んで」

 

「それは、凄い発明だね…………折角だから休憩させてもらおうかな。軽食から前菜〜肉魚、デザート、和洋中エスニックまで揃ってるのか……」

 

 タカミチはガトーショコラを、しずなはベリータルトを選んだ。

 

「本当に出てきましたね……」

 

 着席してから、ドリンクフリーでそれぞれ好みの飲み物にした。

 

「はい? 水が紅茶になったのは……?」

 

「ははは、しずな先生、ルシル君の固有魔法『ドリンクフリー』ですよ。ルシル君の想像した飲み物になるそうです。このコナコーヒーとガトーショコラも絶品だね」

 

「羨ましい魔法ですね…………このダージリン香り高くて美味しい…………一家に一人ルシル君が欲しくなります……」

 

「汚い川の水も美味しいドリンクになったのは予想外だったね」

 

 エーレンフェストの実家の昔の環境からそうなったのだろうけどね……

 

「それは、どこでも重宝されるわね……」

 

「貧民街生まれだから、これは絶対に死ぬと確信して、それで誕生した魔法だね」

 

「え……」

 

「……ルシル君がスラム生まれってなんの冗談なんだい?」

 

「私は赤子の頃から、生まれた時から自我があった。生まれた時に臭っさいご近所さんにお披露目された時には、こいつら私を殺す気かと悟って必死になった」

 

 タカミチとしずなはまさかのカミングアウトに絶句している。

 

「信じられる? 母が妊娠出産で三ヶ月休んだ後職場復帰したんだけど、預けられた託児所は老害婆……世話をする気などない不潔不衛生極まりないところだった」

 

「それは……、」

 

「……ルシル君の立ち居振る舞いから、それはありえないよね?」

 

「ありえない? ありえないなんてありえない。私の固有魔法は必死さ故の産物だね。赤子の想像力は凄まじい。あの老害婆の託児所はお役所にガサ入れされて潰された。親孝行で貧民街から脱出したら我が子は天才だって、結果MIT飛び級入学卒業した」

 

「…………納得したわ……」

 

「しずな先生……」

 

「タカミチ先生、そう考えると納得ですよ」

 

「それは、確かに…………ルシル君も相当苦労しているんだね……」

 

 本当に待つのは高み……死だと確信したからね。インターネットで確認してみたところ、1年保たずに高みに上がったトゥーリとマインの兄ということで、案の定かと……

 

「…………それにしてもあのガラス張りの大浴場は、この部屋は不自然に広すぎないかしら?」

 

「空間魔法で空間圧縮している。女子中等部には男子のためのシャワールームないよね」

 

「一人でここまで改造できてしまうのも凄まじいわね……」

 

 しばしまったりお茶をしてから、質問する。

 

「移動購買部って知ってる?」

 

「大型バイクに乗って惣菜パン売ってるあれかい?」

 

「ノーヘルは道交法違反なんだけど?」

 

『…………』

 

「あれいつ人身事故で人を轢き殺しても不思議でもないよね」

 

「すぐに学園長に確認するよ」

 

「ええ、交通事故になってからでは遅いですものね」

 

 タカミチとしずなは慌てて出ていった。

 

 

 

 …………後日移動購買部はキッチンカーによる購買部になった。

 

 そこでまたツッコませてもらおう。

 

「キッチンカーの購買部になったけどさぁ?」

 

「うん、あれなら問題ないよね」

 

「路上営業は警察署の許可なく行うと道交法違反の対象なんだけど、継続的な営業許可は極めて困難だって知ってる? 麻帆良の組織なの?」

 

『…………』

 

「5分以上の駐車は駐車違反になるって知ってる?」

 

『…………』

 

「キッチンカーの弁当販売とか、駐車違反にならないように5分以内に少しだけ移動してるって知らないの?」

 

 前世で梅雨や雨、雪の日などは外出が億劫でキッチンカーの弁当販売を利用したことがあって、そういえば昨日はいなかったよねと聴いてみたところ、そのような事情があり、警察に捕まらないように大変なんですと弁当販売の姉ちゃんから愚痴られたことがあった。

 まあ実際には面倒だからそこまで頻繁には移動していないと思うが。警察署も一々取り締まりしていないと思う。ノルマ達成のために仕方なく? 違反切符を切るのは見せしめかな? それぞれに事情があるということだね。

 実際にリーマンとしても死活問題だ。私は八重洲地下街への外出も億劫な日はデリバリーが多かったけど、毎回ピザとか健康に悪いことこの上なかったな……

 

「…………弁当販売も大変なんだね……」

 

「駐車場に停めて販売することだね」

 

「伝えておきます」

 

「それにしてもルシル君は法律に詳しいね」

 

「入学初日からルシル君のツッコミ炸裂しました」

 

 【発】インターネットでグリモワールが瞬時に検索してくれるからね。

 

「あれはわたしも目を疑ったよ」

 

 異常を異常と認識してツッコミ炸裂させるルシル君が千雨の癒やしになっている。

 

「そういえばルシル君達が登校に使ってるエアカーやスカイボード、大丈夫なのかな?」

 

「エアカーは外交官ナンバープレートがあるから、学園屋上に駐車しても合法。スカイボードは時計塔の新製品ということで」

 

「……なんていうか、ルシル君はインテリだね……」

 

 エアカーはAI自動運転だから航空法に触れることもない、合法だ。

 

 朝の時間は貴重だから、余裕を持って始業5分前に家を出て1分後中等部に到着している。

 中等部の個室に転移してもいいけど、もしツッコまれたら言い訳が面倒くさい。

 麻帆良は何故電車から降りると走る学生が多いのだろうか。普通まったり歩かないかな? スケボーやキックスケーター、ローラーブレードを使う気持ちはわかる。路面電車があるくらいには距離があるから。

 前世高校生時代はヴェスパに乗って登校していたからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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