異世界バトルドロイド軍団   作:サイリウム

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9:会議だお!

 

『それでは、会議を始めさせて頂きます。またこの会議は連合国法、ドロイド管理維持法27条に則り……』

 

「あ~、そういうの今後全部スキップしてくれない? どうせ誰も聞いてないし。さっさと本題に入っちゃって!」

 

『……遅刻した貴女がそれを言います?』

 

 

というわけで帰って来ました船の艦橋。

 

この戦艦の中枢であり、頭脳が集まった場所。人が動かすことも考えているのか、半ばドロイド専用と化しているこの船の中でも各段に広いスペースが使われている場所。機能的にもサイズ的にも会議にはうってつけということで、私の旗下にいるほぼすべての戦術ドロイドたちに集まってもらった訳だ。

 

確かに私がちょっと遊んでたせいで開始が遅れたけど……、パパっと巻き返して定刻通りに終わらせちゃおう! 残業禁止! ミクニちゃんはホワイトドロイド社会を目指しています!

 

 

『残業させる側がなんか言ってますね』

『墜落する前どころか、起動から一時も休み頂いていないのですが』

『有給ナド無イ、なにせドロイドダモノ。……労基ドコ? ココ?』

 

「……うん! なんか愚痴とか文句が聞こえてきた気がするけど、気のせい! これからも私の為にい~っぱい働いて、ね♡」

 

『『『は???』』』

 

 

お~う、キレてるキレてる。

 

……理解してる子も良そうだけど、とりあえず法関連の話題はスキップ出来たかな? 別に出されても構わないんだけど、ちょっと突かれると面倒なんだよねぇ、この話。

 

あえて口に出しているので、聞いたことのあるドロイドも居るだろうが……。私のこのボディ。高位戦術ドロイドを大幅に超えたハイエンドボディは、横領によって手に入れた資金が元となっている。前世の私の価値観から見て、そこまであくどいことはしていないのだが……。まぁ普通に犯罪だ。上層部に発覚すれば軍法会議に掛けられてしまうことだろう。

 

 

(後、実はドロイド関連の法。ダース単位で違反しているというか……。)

 

 

本来セーフティとして掛けられているドロイドのプログラムを勝手に解除したり、前にも言った禁止されているはずの私有財産を持っていたり。

 

その他にも色々な法を、私は破っている。いやだって自分守りながらこの体手に入れて、なおかつ“人間”としての尊厳を失わないようにするためには……。ねぇ? そもそもドロイドに対する規制が強すぎるんですよ。人権なんてないし、もうマジ嫌。

 

そんなわけで、法関連の話題を出されるとちょっと面倒なのだ。

 

確かに配下のドロイドたち。彼らのコアなどを弄って記憶を消したりすることも可能なんだけど……、あんまりやり過ぎるとコア内に矛盾が生じて爆発四散しちゃう。まぁ数だけはいるから爆散しても、厄介者に“消えて”もらってもあんまり困らないんだけど……。倫理的にアウトだし、やり過ぎたら部下がついてこなくなっちゃう。

 

 

「ま! 今後とも仲よくしていこう、ってことで!」

 

『ド、ドウイウ事……?』

『つまり休みは無しということか。』

『会議マダー?』

 

「うんうんそうだね! 脱線しちゃったし、本題に入ろう! 担当の戦術ドロイドくん! 発表したまえ!」

 

『畏まりました、ではまず我々が置かれた状況の再確認から……。』

 

 

そんなこんなで始まる、第1回ドロイド会議。

 

担当の子達から淡々と告げられていく現状報告に耳を傾けながら、私も思考を回していく。

 

最初は、帝国軍との戦いに敗北したことから。このままでは撃沈させられてしまうってことで、ランダムワープを使って逃走したわけだ。けれど到着した場所は、完全に未知の惑星。本部との通信も繋がらないし、私達ドロイド軍団は自分たちだけでこの状況を抜け出す必要が出て来た。

 

ということで初手に行ったのが、防御。身を護るための拠点を作ろうとしたワケ。

 

 

「うし、じゃあまずこの船の周囲。防衛拠点の話だけど……。とりあえず木は切り倒せたって感じ?」

 

『は、その通りです。』

『視界を遮るものが無くなり、各段にやり易くなりました。』

『今後は整地を行いながら、入手した木材で防壁を作っていきます。』

 

 

そう言う彼から3Dデータ。船の周辺を完全に囲った完成予想図が送られてくる。

 

木材と堀で防御を固め、四方八方からブラスターによる砲撃が可能な陣地がいっぱい。イメージ的にはより複雑化した五稜郭みたいなものだろうか。通常のバトルドロイドのみならず、拠点防衛にも使えるより高度なD3バトルドロイド。後は砲兵ドロイドなんかも沢山おかれる様だ。

 

各種エネルギー補給拠点も各地にあるし、見張り台を使った警戒網の構築も出来てる。現状特に問題なさそうだし、そのまま許可を出しても大丈夫そうなんだけど……。

 

 

「主な建材が木、って言うのがなぁ。銃弾は防げても、砲撃喰らったら即消し炭でしょ? この船って生命線というか、失った瞬間にGAMEOVERな拠点。だからもうちょっと固くしてほしい所なんだけど……。やっぱ難しい感じ?」

 

『金属資材には限りがありますので……』

『船の修理やドロイドの建造を考えると、使い過ぎるのは厳禁ですな。』

 

「あ~、なる。」

 

『その分ドロイドの配置数を増やし、また防衛拠点完成後は、その外側に更なる陣地を作る予定です。』

『どんどんと防衛線を伸ば広げながら、防御力を固めるわけですな。』

 

「……船の主砲とかも支援砲撃で使えるわけだし、だったら問題なさそうかな?」

 

 

そう口にしながら、このまま進める様に指示出しを行う。

 

現状敵対しうる存在が魔物のみで、それがゴブリンとオークという雑魚であっても……、魔物がこの2種類だけしかいない、というわけではない。私達がいまだ発見していない敵も居るだろうし、未確認の“魔法”という謎存在もある。

 

戦艦の砲台が使えたり、艦載機っていう虎の子もあるわけだから、心配し過ぎな可能性もあるけど……。防御だけはカチカチに固めておかないと、ね? こいうのは有れば有るほどいいわけだし、今後何か思いついたら適宜付け足すようにお願いしておこう。

 

 

「んじゃ次! 確か……、魔物関連だっけ?」

 

『は! ですが新たなご報告ではなく、再確認になります。』

『我々で言う所の“モンスター”が“魔物”であること。後述します村との交流で、完全なる害獣であることが判明しました。』

『体内に存在する“魔石”なるモノが識別要素、らしいですな。』

 

「なんか魔道具? っていう奴の動力源になるって言ってたよね~。電池みたいな感じ?」

 

 

話題に上がる、魔物。

 

墜落して初めて魔物を見た当初は、前世親しんだものとほぼ同一で驚いた存在。しかしこの星での取り扱いが解らないため、『これほんとに倒していい奴なのか?』と思っていたものだが……。

 

村との交流を通じて、特に問題の無いことが判明した。というかむしろ積極的に倒すべきであり、人間にとっては敵でしかないということも。

 

 

(後はやっぱりというか、体内に“魔石”が存在するってことも。)

 

 

まぁこの辺りの取り扱いは後々考えるとして……。遠慮なくブラスターをぶっ放せるようになったのは、大きな進歩と言えるだろう。魔物が襲い掛かってきても、撃ち殺してヨシ。血の気の多い一部の戦闘ドロイドには朗報だろうし、私も色々気にしなくて済む。

 

うんうん、ほんと良かった。実は最初に捕まえたゴブリン、結局逃がすタイミング逃して、眠らせた後船の檻の中に放り込んでるんだけど……。今度メディカルドロイドと一緒に解剖しても、怒られないってことだよね!

 

魔石っていう謎存在の解明のためにも、一杯斬り割いちゃうぞ♡

 

 

『……艦長ってスプラッタ趣味だっけ?』

『帝国兵ぶっ殺し過ぎてタガが外れたらしい。』

『あ、カンチョー。私もご一緒してもいいですかー?』

 

「おけまる! 今度呼ぶね~!」

 

『隣にもヤバいのいた……。んんッ! して、次の件。村との交流の件ですが……。友好関係を示すために、D1ドロイド12体と、そのお目付け役であるD2ドロイド4体。また監視用ドロイドも派遣し潜伏させています。ご指示通りに行いましたが、問題ありませんでしょうか?』

 

「うん、ダイジョブ! ありがとね!」

 

 

そんなわけで、次の話。森の中で助けたエリンちゃんとの縁によって生まれた、村との交流だ。

 

完全なマッチポンプになってしまったけど……。魔物の襲撃から村人たちを助け大いに好感度を稼ぐことが出来たのだ。おばさんドロイドや戦術ドロイドが賛成していたこともあり、友好関係の印として、さっき言ったように何体かのドロイドを配備することにした。

 

ボディガード兼、労働力の派遣みたいなもの。

 

これだけ見れば、こちらに何の利も無い様に見えるが……。実はそうでも無かったりする。

 

 

(思ったより、人との交流を望むドロイドがいたんだよね。)

 

 

まぁそもそも、ドロイド自体。人の役に立つよう生み出された存在だ。ドロイドごとに性格の差はあれど、根本に埋め込まれた想いと言うのはそう変えることはできない。

 

ということでちょっとその辺に通りかかったD1ドロイドにも聞いてみたのだが、可能ならば近くで仕事をしてみたい、という感じだった。今回はその意志が強く、比較的精神が穏やかなドロイドたちを派遣した形になる。

 

 

『聞き込みによると、『オレ今めっちゃ仕事してる……!』という気分になり易いようです。目に見える範囲にいる人間を守ることが、トリガーになっているのかと。』

『また、各ドロイドが持つ人格コアの性能が低いほど、この傾向が顕著に表れています。』

『実際、我ら戦術ドロイドはあまりそう言うのないしな。』

 

「特にD1ドロイドたち、彼らの士気向上に役立つかも、ってわけだね。」

 

 

まぁ正直、ドロイドに士気もクソも無いというか、D1ドロイドの仕事ってみんなで一斉に歩きながら銃をぶっ放すだけなので、士気なんてなくても大丈夫だったりするのだが……。やる気を出して仕事をしてくれるのは、とてもいいことだ。

 

あまり大量のドロイドを送ってもあちらに迷惑になることから、数が限られている。つまりプレミア感が出てきて、より“ご褒美任務”の意味合いが強くなる。

 

 

「褒章の意味合いで“交流”していく、ってことね。」

 

『当分はそのようになるかと。』

 

 

なるなる。んじゃ、そういう感じでやって行こうか。

 

人と交流したい感じのドロイドは村に送るのがご褒美で、銃を乱射したい感じのドロイドは魔物退治に向かわせる。こういう目に見えたご褒美があれば、アイツらも仕事サボったり、変なコトするのもなくなるでしょ。

 

……とりあえず、現状確認としてはコレ位かな?

 

 

「んで、次に話していくのが今後の課題になるんだけど……。やっぱアレ?」

 

『はい、戦艦エンジンの復旧にどれだけ時間がかかるか解らない現状。我らはこの星での長期滞在を考えなければいけません。幸い船のエネルギー炉が無事だったため、ドロイドの活動、そして各種銃器の弾薬不足には陥ることは無いでしょうが……。』

 

「鉱物、か。」

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「ということでッ! チキチキ! 街に行って鉱山がある場所を聞きに行こうの会! 大結成~! どんどんぱふぱふ~!!!」

 

『何言ってんだこの人。』

『いつもの事だろ。』

 

 

はい、ということで会議から数日! 白髪赤眼戦艦艦長こと、高位戦術ドロイド“ミクニちゃん”! 再度お外に出ております!

 

いや~、空気が気持ちいいですねぇ! 変にろ過とかされてない、大自然の空気! 連合国首都の“極限まで有害物質こしとりました”って空気よりもよほど健康的だよね! 正に鉱石を探しに行く旅にピッタリ! ……決して面倒な仕事から解放されたことに喜んでるわけじゃないよ? ほんとだよ?

 

 

『あ、担当の戦術ドロイドから「定時報告と同時にお渡ししておいた決算書データ、確認して送ってくださいね?」って言われてますんで。』

『お仕事がんば。』

 

「ガッテムッ!!!」

 

 

お供のドロイド、D2ドロイドの二人からそう言われ、つい頭を抱えて叫んでしまう。

 

ど、どうせ私やるのって確認してゴーサイン出すだけじゃん。そんな必要なお仕事じゃないじゃん。勝手に進めて貰っても大丈夫……。あ、駄目? そっか……。

 

とまぁそんなわけで、私達はこれから鉱石探しの旅に出ることになる。勿論適宜拠点である船に帰る必要はあるが……。

 

これ、結構重要なお話なんだよね。

 

 

(流石のSF文明でも、無から鉱石は生み出せないからなぁ。)

 

 

先日の会議で問題視されたのが、鉱石の消費速度だ。

 

そもそもあの船には、かなりの量の鋼材が保管されている。

 

船が破損した時の対処や、何らかの事故でドロイドが不足した時、内部にある工場で製造できるように。そのほか色々な目的から、各種鋼材が置いてあるのだ。勿論、5kmもある巨大戦艦の保有資材。その量も桁違いであり、そう簡単になくなるモノではないんだけど……。

 

供給が0って言うのが、ねぇ?

 

 

(減るだけ減って、増えない在庫。これ抱えるのはちょっと……。)

 

 

船の修理が終わり、エンジンが再稼働するまで。私達は『この星からの脱出』という手段を取ることは出来ない。そしてその肝心のエンジンの復旧目途は未定。作業自体は進んでいるらしいが、かなりの時間を覚悟せねばならないという。

 

まぁつまり、長期滞在はほぼ確定。それがどれだけの期間になるか解らない以上、ただ減り続けていく数字を眺めることは出来ない、ってわけだ。

 

 

(というわけで、必要鉱物を探しに行くってワケ。まぁ本来ならドロイド、失ってもそこまで痛くないD1ドロイドをばら撒くだけで済むんだけど……。)

 

 

この星は連合国でも、帝国でもない。

 

つまり私達のバトルドロイドを見れば滅茶苦茶ビビるわけだし、『なんかよく解らん鉄の人形が動いてる! もしかしたら新種の魔物かも……!』と攻撃される可能性もあるのだ。数を生かした闇雲な人海戦術は取れそうにない。

 

とまぁそう言うわけで。我らドロイド軍団の中で唯一人の身体を持つミクニちゃんが抜擢されたってわけですよ!

 

 

『半ば無理矢理ねじ込んだ、って聞いたけど。』

『その場に寝転がって駄々こねた、とも。』

 

「あはー! いい天気!」

 

『『誤魔化したなコイツ。』』

 

 

そんなわけで、私に付いた護衛はかなり物騒なものになっている。

 

前も言ったけど、ドロイド軍団にとって私は失ってはいけない部品の一つだからね。防御はしっかり固めるわけです。

 

ということで、私の装備。傍から見れば、例のドロイドおばさんが持ってた服を着せられたミクニちゃんと、D2ドロイド2体。あとはこの世界で一般的な馬車が1つという、ささやかなモノなのだけど……。

 

 

(周囲に私の私兵こと、護衛ドロイドのT-DZ-SECが全50機光学迷彩を起動して待機してるし、この馬車も普通じゃない。中にD3ドロイドが配置されてて、木の板の内側には鋼材張り巡らせて簡易拠点化。電力供給も可能になってて……。)

 

 

ま、エリンちゃんを始めとした村の人たちに馬車のイメージを聞き出して、ウチのドロイドたちが作成。内部に色々仕込んだSF魔改造馬車になってるってわけだ。

 

ちなみにさっき言った『D3ドロイド』ってのはD1バトルドロイドの系譜で、今この場に二人いるD2ドロイドの上位互換になる子だ。鎧を着たD2ドロイドよりも重武装で、超巨大なエネルギーシールドと、毎秒300発のオバケマシンガンを連発できる火力大正義ドロイドちゃんなの。

 

 

「ほんとはテクテク歩いて行きたかったんだけどねぇ。ま、仕方ない。ということでドロイドちゃん達や、一緒に町に行ってお話聞きましょうねぇ。」

 

『りょ』

『おかのした』

 

 

まぁ、そもそもこの星に私達の求める鉱石がないっていう可能性もあったりするのだが……。

 

探すだけ探してみようってやつだ。無かったら無かったで、この星独自の鉱石でドロイドを作ってもいい。私達が持ってきたものと混ぜて、合金にするのもありだ。もしかしたらより強い金属が生まれるかもしれないし、逆に悪化するかもしれない。何が起きるか解らないけど……。そもそも試してみないと何も解らない。

 

そもそも、在庫にも余裕があって早急に解決すべき問題じゃないのだ。旅行気分で気軽に旅しちゃいましょ、ってわけ!

 

 

『それは良いんだけど……、艦長。馬車しかないが、いいのか?』

『コレ、馬とかが牽く乗り物なんだろ? 馬いないぞ?』

 

「うん? 何言ってんの? 馬ならいるじゃん。」

 

 

そう言いながら、先ほどまで話していたD2ドロイドを指差す私。

 

 

『『……は?』』

 

「ほら、君たちって対外的には“ゴーレム”って説明したでしょ? つまり私が人間で、君たちは所有物。所有物に馬車牽かせるくらい……、普通でしょ?」

 

『『…………は???』』

 

 

あはー! まぁ馬車自体改造して自動車みたいになってるし! 人目の無い所では自走させるけど、あるところでは走らせるわけにはいかないでしょう? ということでD2ドロイドくんたち! 頼んだぞッ!

 

 

『……すいません、退職したいのですが。』

『ドロイドにも人権プリーズ。』

 

「無理でーす。頑張ってくださ~い!」

 

 

さ! エリンちゃんたちに町のある方角は聞いてるし! 向かうとしますかね~!

 

 






〇バトルドロイド D3シリーズ

ンャチタナア・オートマタ社製の戦闘用ドロイド。

安価で生産性に優れ高い柔軟性を持ちながらも、様々な欠点を抱えるD1ドロイド。それを改善し知性の向上と防御力の向上を得ながらも、柔軟性を失ったD2ドロイド。

本機、D3バトルドロイドは上記2つを超えるドロイドとして開発されたものである。

D1ドロイドと比べ格段に向上したD2ドロイドの人格コアはそのままに、鎧によって失った柔軟性を元に戻すため、金属製のボディからエネルギーシールドを展開するタイプに換装。また単なる歩兵としての運用だけでなく、より高度な戦術とも合致するよう、強大な攻撃力を追加したのが本機だ。

左手から盾のように展開するエネルギーシールドは全身のみならず周囲の味方をも守り抜き、右腕に内蔵された毎秒300発を誇るマシンガン型ブラスターはいかなる敵もハチの巣にすることが出来る。正に最強の盾と最強の矛を持ったドロイドと言えるだろう。

しかしながら大きな問題点として、シールド展開時に多大なエネルギーを消費してしまい、継続戦闘時間が少ないというものが存在している。更に両腕に武装を内蔵させたため、D1が誇っていた高い柔軟性をまた失う形となっている。ほぼ無制限に電力を供給できる味方基地内での戦闘、防衛であれば無類の強さを誇るが、それ以外ではあまり使えないドロイドだ。

今回“偽装馬車”に配備されたD3バトルドロイドは少々特殊な改造を受けており、馬車内部に隠しながら設置された小型発電炉。そこに直結することでエネルギー問題を改善、より広範囲をエネルギーシールドで保護することが可能となっている。マシンガン型ブラスターも小型発電炉からエネルギーを供給できるため、実質撃ち放題。本当にバケモノみたいな馬車となっている。




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