この度、新小説を描かせていただきました
初めましての方は初めまして、ローマンです!
今回は、ウマ娘と妖怪ウォッチのクロスオーバーを描いてみました!
主人公のマチタンを中心に、ウマ娘と妖怪たちの日常を描いていきたいと思います!
それではどうぞ!!
この世で起きる不可解な出来事は、全て妖怪の仕業
そんな妖怪たちを見る事が出来る腕時計こそが"妖怪ウォッチ"です
妖怪達との出会いが、彼女たちのウマ生にどんな影響をもたらすのか
それは、誰にも分かりません……
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私の名前はマチカネタンホイザ
普通のウマ娘
けどそんな私でも、これは普通じゃないと断言できることがある
それは……
「ジバニャン、今日商店街の福引でチョコボー当たったからあげるね〜。」
?「いいニャンか!? マチタン、ありがとニャ〜ン!」
今日たまたま商店街の福引で当たった駄菓子のチョコボーを、腹巻がトレードマークの赤い猫、ジバニャンに手渡した
喜んでくれてるようでこっちも嬉しいですな〜
?「タンホイザさん、あまりジバニャンを甘やかし過ぎてはいけませんよ?」
「ふぇ? そうなの?」
?「そもそも猫にチョコレートは毒なんです、あまり与え過ぎるのは……」
「オレっちは妖怪だから関係ないニャンよ?」
?「だとしても! ワタクシもジバニャンみたく、タンホイザさんに甘やかされてみたいのでウィス!」
「本音が出たニャンね……」
「あはは……」
もう1人の名前はウィスパー
ソフトクリームみたいな見た目で、自称私の執事
そっか、ウィスパーも甘やかしてほしかったんだ〜
「じゃあウィスパーにも……はいっ!」
「こ、これをワタクシに?」
「ウィスパーにも感謝の気持ちということで〜。」
「あ、あの〜タンホイザさん?」
「どうしたの、ウィスパー?」
「タンホイザさんがくれたの、ポケットティッシュなんでウィスけど……」
「あぁぁぁぁ! ごめんね〜ッッ!!?」
とまぁ、これが私の日常なのです! むんっ!
……さてさて、もうお察しかもしれませんが、2人は人間でもウマ娘でもありません
そう、2人は妖怪なのですっ!
「よ〜っす、タンホイザ〜。」
「あ、ネイチャ〜。」
「このウマ娘、マチタンの知り合いニャン?」
「ナイスネイチャさん、タンホイザさんのチームメイトでウィスね。」
妖怪は普通の人には見えず、この世界で暮らしています
私は以前、とある妖怪を助けたお礼として妖怪ウォッチを手に入れた
そのおかげで、私は妖怪たちの姿が見えるようになっている
ちなみにウィスパーとジバニャンは、普段私と同じ妖怪ウォッチを手にした人間の男の子と行動を共にしている
今日みたいに、私と行動してくれる時もあるけど
「じゃ、ウィスパー、ジバニャン、練習行ってくるね〜。」
「いってらっしゃいでウィス。」
「がんばれニャ〜ン!」
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「ふにゃ〜……ターボエンジン、ガス欠だぁぁ……」
「アンタはペース配分考えずに走るから……」
「お疲れ様、今日はにんじんジュースあるよ!」
「飲むっ!! ありがとうマチタン!!」
私とネイチャが所属しているチーム・カノープスでの練習
その日の練習終わりにフラフラになっていたのは、チームメイトのツインターボ
今日は購買でにんじんジュースを買ってたから、ターボにも分けてあげよう
「あれ〜? そういえばイクノは?」
「イクノなら、トレーナーと今後の練習メニューについて話すって言ってたけど……」
「今日の練習メニューは終わったって伝えてくる!!」
「あっ、こら! あはは……ターボは相変わらずですな。」
「だね。」
私たちもターボの後を追いかけトレーナー室を目指したけど、何故かターボが怯えた様子で立ち尽くしていた
「ターボ、どうしたの? 中に入らないの?」
「ネイチャ、マチタン、イクノとトレーナーが〜……」
「おや……?」
少しだけ開いていたドアからトレーナー室を覗きこむと、イクノとトレーナーが何やら言い争いをしている声が聞こえた
「ですから! ここのメニューは私が組むと言っているじゃないですか!!」
「イクノさんは今後もレースが控えています! いくら徹底的な管理プランといえど、あなたはまだ学生なんです!!」
「学生だろうがトレーナーだろうが関係ありません! 私は私のメニューでやらせていただきます!!」
「……そうですか、ならあなたの好きなように練習をなさればいいでしょう。」
「えぇ、そうさせていただきます。」
うわぁぁ……空気が重いですなぁ……
でもイクノとトレーナーが、練習方針でここまで揉めるなんて珍しい
「け、喧嘩は駄目だぞっ! イクノもトレーナーも仲良く……」
「「ターボさんは黙っててください!!」」
「っ……!! うぅぅっ……! イクノとトレーナーのばか〜っ! あんぽんた〜ん!!」
「あぁっ、言わんこっちゃない……」
何とか喧嘩を仲裁しようとしたターボだったけど、イクノたちの言葉を受けてトレーナー室を飛び出して行ってしまった
あわわ……余計状況が悪化しちゃったよ〜……
ってあれ? これってもしかして……
「ねぇ、ウィスパーいるかな……?」
「はぁい! ワタクシに何か御用ですか?」
「これって絶対妖怪の仕業だよね!? イクノとトレーナーがこんないざこざしてるのおかしいもん!!」
「それはあり得ません! 単に教え子と指導者の衝突はよくあることです。そもそも空気を悪くする妖怪なんて見たことも聞いたことも……」
「居たぁっ!!」
「えぇっ!?」
私は近くにいたウィスパーに声をかけ、妖怪の仕業じゃないかと尋ねる
ウィスパーはそんな妖怪居ないと言ってるけど、試しに妖怪ウォッチのライトで照らしてみると……その原因であろう妖怪の姿があった
「どしたのタンホイザ? 急に大声上げて……」
「あぁいやいや! 何でもないよ!?」
あ、ちなみに妖怪は普通の人間やウマ娘には見えない
「ウィスパー、あの妖怪なに!?」
「え、え〜っとえ〜っと……ありました! あれは妖怪ドンヨリーヌ! 周りの空気を悪くしてしまう妖怪です!」
「あの、ドンヨリーヌさん……? 2人に取り憑くのはやめてもらえないかな……?」
「そんなこと言われても……ワタクシも好きでここに来たわけじゃないジュワン……」
「ドンヨリーヌさんはどうしてここに来てしまったんですか?」
「旦那と喧嘩してしまって……それでこの学園に迷い込んでしまったの……本当に申し訳ないボボジュワ〜ン……」
どうやらドンヨリーヌさんに悪気はないみたいだし、何とか力を貸してあげたいけどどうすれば……
「そうだ! それならドンヨリーヌさんの旦那さんを探してあげればいいんじゃないかな!?」
「なるほど! それでしたらドンヨリーヌも動いてくれるかもしれません!」
「よしっ、それなら誰かに手伝ってもらおうかな〜……それじゃあ、とっておきのこの子で……!」
私はドンヨリーヌさんの旦那さんを探すべく、とっておきの友達妖怪を呼び出すのだった
今回は、ひとまずここまで
不定期での更新となりますので、のんびりとお待ち下さい
次回はドンヨリーヌの夫である、あの妖怪が登場します!
お楽しみに!!