普通なウマ娘の、フツーじゃない日常   作:ローマン

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 前回の続きです

 今回からマチタンとよく行動している、とっておきのともだち妖怪が登場します

 それでは、どうぞ!!







ホノボーノとはじめてのともだち

 

 

 

 

「うぇーん!! イクノとトレーナーのあんぽんた〜ん!!」

 

 

 

 チーム・カノープスのトレーナー室から少し離れた場所にある大樹のウロ

 

 ここでは悔しさや気持ちを発散したいウマ娘たちが、その思いの丈を叫ぶ場所として利用されている

 

 そこにいたのは、先程トレーナー室を飛び出して行ったターボだった

 

 

 

「うぇぇん……って、あれ……?」

 

 

 

 さっきまでイクノとトレーナーが自分を部外者呼ばわりしていたことに駄々をこねていたターボだったが、大樹のウロへ辿り着いた途端、不思議と心がぽかぽかとしてきた

 

 

 

「タンホイザさん、あそこに居るのはターボさんじゃありませんか!?」

 

「ほんとだ! ターボ、ここに居たんだね!」

 

「……マチタン! マチタンはいつも頑張ってて偉いぞっ!」

 

「ふえぇ!? いきなりどうしたの!?」

 

「マチタンの頑張る姿を見てるとね、ターボも頑張ろうって思えるんだ!」

 

 

 

 そう言いながら、ターボは私に抱きついてきた

 

 さっきイクノたちに言われたことを気にしてるかと思ったけど、むしろいつも以上に明るい調子だ

 

 これはもしかして……!

 

 と思い、私は妖怪ウォッチのライトで辺りを照らしてみると……

 

 

 

「居たっ!」

 

「タンホイザさん、あれがホノボーノです!」

 

「てことは、ドンヨリーヌさんの旦那さん?」

 

「ボノ? 私の妻を知っているボーノ?」

 

「実はドンヨリーヌさんが私たちのチームの部室にいるんです! ホノボーノさん、私たちに力を貸してくれませんか!?」

 

「喜んでだボーノ。」

 

 

 

 周りをほのぼのさせてくれる妖怪であるホノボーノさんは、ドンヨリーヌさんの名前を聞くと、直ぐに私たちへ協力してくれた

 

 そうしてほのぼのしたままのターボも連れて、私たちはカノープスの部室へ戻るのだった

 

 

 

 

 

____________________

 

 

 

 

「イクノさん、もうあなたのトレーニングは面倒見ませんからね。」

 

「トレーナー! あなたは大体……!」

 

「あ〜あ〜、もうその辺にしときなって……(参ったな……こりゃアタシじゃ手に負えないよ……)

 

 

 

 一方カノープスの部室では、相変わらず険悪なムードが続いていた

 

 ネイチャが取りまとめようとしていたけど、これ以上は限界そうだ

 

 

 

「ボボジュワ〜ン……ワタクシなんて……」

 

「ボーノ! ここにいたボーノ!」

 

「……! あなた……!」

 

 

 

 そこへホノボーノさんが現れて、ドンヨリーヌさんはパッと表情を変える

 

 

 

「私が言い過ぎたボーノ、ごめんなさいだボーノ。」

 

「いいえ、ワタクシが勝手に出て行ってしまったのが悪いのジュゴン、ごめんなさいなのジュゴン……」

 

 

 

 ドンヨリーヌさんとホノボーノさんが再会すると、周りの空気が不思議といつも通りになってきたような気がする

 

 

 

「この感じ……」

 

「ドンヨリーヌとホノボーノが出会うと、空気が中和されるのでウィス!」

 

「なるほど!」

 

「タンホイザ、ターボ見つかった? ……ターボ、何かやけに明るくない……?」

 

「ネイチャもいつも皆を引っ張ってて偉いぞっ!」

 

「ちょっ、急にどうしたの……あれ? なんか心がぽかぽかするような……」

 

 

 

 どうやらネイチャもホノボーノさんのおかげで、心がほのぼのしてきたみたい

 

 

 

「……あの、トレーナーさん。先程は言い過ぎてしまい申し訳ありませんでした。」

 

「いえ、私の方こそ、イクノさんのことを考えずあんなことを……すみません。」

 

「トレーナーさんがよければ、私と一緒に次のレースの練習メニューを組みませんか?」

 

「勿論です、それがトレーナーとしての務めですから。」

 

 

 

 イクノとトレーナーさんも仲直りしてくれたみたい

 

 やっぱりウチのチームはこうでなくっちゃ!

 

 

 

「これで一件落着でウィスね!」

 

「うん! でも何か忘れてるような……」

 

 

 

 ドンヨリーヌさんとホノボーノさんが再会し、イクノとトレーナーのいざこざも解決したんだけど、何か忘れてるような〜……

 

 

 

?「タンホイザ殿、尋ね人は見つかった……ようだな。」

 

「あぁぁぁっ!! 鬼蜘蛛、ごめんねぇぇっ!?」

 

 

 

 そう、ホノボーノ捜索を手伝ってもらっていた私のとってときのともだち妖怪……その名も鬼蜘蛛

 

 捜索を手伝ってもらっていたのを、すっかり忘れてた

 

 実はウィスパーたちに出会う前からの付き合いなんだけど、その話はまた今度……

 

 

 

「ひとまず見つかったようだな、では我は修行に戻るとしよう。」

 

「うん、修行の邪魔しちゃってごめんね、鬼蜘蛛。」

 

「気にするな、これも修行の一環だ。」

 

 

 

 そう告げると、鬼蜘蛛は私たちの元を去っていった

 

 鬼蜘蛛は戦の神と伝えられた鬼一族直系の子孫とされていて、自らの命を削って破壊力を極限まで高める禁断の秘術を会得した数少ない使い手らしい(ウィスパー調べ)

 

 妖怪にも、色々あるんですな〜

 

 

 

「ボボジュワン、よければワタクシたちのメダルをどうぞ。」

 

「妻を見つけてくれたお礼だボーノ!」

 

「妖怪メダル……! ありがとう、よろしくね!」

 

「これで一件落着でウィスね!」

 

「だねっ! むんっ!」

 

「……」

 

 

 

 ドンヨリーヌとホノボーノは無事再会を果たし、お礼にともだちになってくれた

 

 これで、万事解決ですな!!

 

 そしてそんな私たちの様子を、チームメイトのネイチャは黙って見ているのでした……

 

 

 

 

 

 







 マチタンの口調、難しい……

 こんな感じで、合ってますかね……?(アプリ版はふわふわした喋り方ですが、アニメ版はアプリ程ののんびりした喋り方じゃなかったので……)


 そしてマチタンの相棒ポジションの妖怪は、鬼蜘蛛でした!

 ここからは少し裏話ですが……マチタンは蜘蛛が苦手とプロフィールにあったので、敢えて蜘蛛の妖怪にしてみましたが、同じ系列の土蜘蛛と女郎蜘蛛でも迷ったんですよね(流石に鬼くももんは除外しました笑)
 最終的には土蜘蛛は元祖軍の大将として色々忙しそうだし、女郎蜘蛛は単純に口調が難しかったので、鬼蜘蛛に決定しました

 妖怪ウォッチのキャラも、ゲームとアニメで口調変わるキャラ多くて混乱しますね……


 基本はアニメ版に準拠しながら、話を進めていきます

 不定期更新になりますが、次回もよろしくお願いします!





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