普通なウマ娘の、フツーじゃない日常   作:ローマン

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 最近、妖怪ウォッチ再ブーム来てる!?







ノガッパと河川敷のお皿

 

 

 

「ネイチャ〜!!」

 

「おわっ!? ターボ、いきなり抱きついてくるなっての……」

 

「楽しそうだね〜、何かあったの?」

 

「ターボ見たの! 河童!!」

 

「河童?」

 

「河童とは……あの妖怪のことですか?」

 

 

 

 カノープスの部室でトレーナーを待っていると、ふいにターボが話題にしたのは妖怪の河童だった

 

 昔から日本の有名な妖怪として話は聞いたことあるけど、実際に見たことはないな〜

 

 

 

「ターボさん、それは本当なのですか?」

 

「見たもん! この前、近くの河川敷に河童のお皿が浮いてたもん!」

 

「河童のお皿……」

 

「あ〜、信じてないな〜!? それなら皆で確かめに行ってみよっ!!」

 

「え、えぇ〜……トレーナーそろそろ来るよ?」

 

「私も、ここまで来たら正体を突き止めたいです。」

 

「イクノまで!?」

 

 

 

 日本でも有名な妖怪である河童……私も確認してみたくなった

 

 どうやらそれは、ターボとイクノも同じようだった

 

 するとネイチャが、こちらに視線を向けながら私に手招きをしている

 

 

 

「ねぇタンホイザ、これももしかして妖怪の仕業とかなんじゃないの?」

 

「多分そうだと思う、けどもし危ない妖怪とかだったりしたら〜……」

 

「その時はアンタの強いともだちの力でも借りればいいんじゃない?」

 

「あっ、そっか……!」

 

「……? ネイチャとマチタン何話してるの?」

 

「あぁうんこっちの話! それで何だって?」

 

「河川敷はこの近くです。トレーナーさんが戻って来る前に確認しに行きましょう。」

 

「イクノって、案外こういうことにノリ良いよね……」

 

 

 

 ターボはともかく、イクノがこういったことへのノリが良いのは意外だよね

 

 それじゃあ、チーム・カノープスで河童探しに行きますか〜!

 

 

 

 

 

 

________________

 

 

 

 

「……ここが例の河川敷ですね。」

 

「何も無いように見えるけど……」

 

 

 

 例の河川敷に着いたけど、やっぱり河童の姿は見当たらない

 

 あ、試しに妖怪ウォッチで照らしてみよう

 

 

 

「タンホイザ、どう?」

 

「う〜ん、妖怪ウォッチで照らしても見つからないな〜……」

 

?(もしかして、オレのこと探してるっスか?)

 

「河童の姿は見当たりませんね……」

 

「居るもん! 絶対河童はここに居るモン!!」

 

?(そうっスよ、オレここに居るっスよ!!)

 

?「あの皿……もしかして……!」

 

 

 

 う〜ん、やっぱり河童伝説はただの言い伝えだったのかな……

 

 ウィスパーとかが居れば聞けたかもしれないけど、今日はケータくんの所だろうし

 

 その時、近くの定食屋で働いている顔馴染みのお兄さんが自転車で通りかかった

 

 

 

「あ〜っ!? あれ、河童じゃないか〜っ!?」

 

「あのお皿、河童が頭に乗せているお皿とよく似ていますね。」

 

「え、本当に河童見つけちゃった感じ?」

 

「お〜! 絶対そうだよ!」

 

?(そうじゃなくて、オレここに居るっスよ〜!?)

 

?「あ〜、こんな所まで流れ着いてたのか……」

 

「「「「え……?」」」」

 

 

 

 先程の定食屋のお兄さんは、川の中に入っていき、お皿を手に取った

 

 ありゃ? あのお皿は河童じゃなかった……?

 

 

 

「良かった、やっと見つかったよ!」

 

「お兄さん、もしかしてそれは〜……」

 

「あぁ、うちの店のお皿だよ。配達の帰りに池に落としちゃってさ。」

 

「つまり、河童の正体は普通のお皿だったと。」

 

「え〜!? 何それつまんない!!」

 

「仕方ありません。そろそろトレーナーも帰ってくるでしょうし、私たちも戻りましょう。」

 

「だね。」

 

「ム~……」

 

「しょうがないよターボ、見間違えちゃうことだってあるよ。」

 

?(だ〜か〜ら〜っ!! オレはここに居るんスよ〜!!)

 

「ん……?」

 

 

 

 今一瞬、何かの気配が……

 

 気のせいかな?

 

 

 

?(そうっス! 待ち人はここに居るっスよ〜!!)

 

「タンホイザ、行くよ〜?」

 

「うん、ちょっと待って……」

 

?(さぁ、その妖怪ウォッチを使って、オレを照らすっス〜!)

 

「……いいい、居た〜!! 河童〜!!?」

 

?「やっと見つけてくれたっスね〜!!」

 

 

 

 妖怪ウォッチで照らした目の前に居たのは、あの有名な姿をした河童だった

 

 

 

「あ、もしかして君は河童……?」

 

「そうっス、オレがノガッパっス! 見つけてくれるまで時間かかり過ぎっスよ〜!!」

 

「何で私怒られてるの!?」

 

「オレ、ずっとアピールしてたんスからね! 妖怪ウォッチ持ってるウマ娘なんて、初めて見たっスよ〜。」

 

「あはは〜……何かごめんね?」

 

「ま、分かれば良いんス。気付いてくれたお礼ににこれやるっス。」

 

 

 

 ノガッパが手渡してくれたのは妖怪メダルだった

 

 彼が本物の河童……なのかは分からないけど、心を開いてくれたってことで受け取っておこうかな

 

 

 

「ありがとう、よろしくねノガッパ!」

 

「よろしくっス!」

 

「おっ、そっちのやり取りも終わったみたいだね〜。」

 

「ネイチャ、居たの!?」

 

「ターボとイクノはとっくに先行っちゃったけどね、早く戻ろ?」

 

「ごめんね! それとまたね、ノガッパ!」

 

 

 

 ノガッパに別れを告げると、私とネイチャはカノープスの部室を目指す

 

 

 

「ネイチャ、さっきのことなんだけどね。実は河童、居たんだよ!」

 

「やっぱり、妖怪の河童さんと会話してたのか〜。」

 

「今度ウィスパーに、ネイチャの分の妖怪ウォッチも頼んでみる?」

 

「いや、アタシはいいよ。妖怪なんて視えるようになったら、話についていけなくなっちゃうって。さ、急ご!」

 

「そうだねっ!」

 

 

 

 ネイチャは妖怪ウォッチを要らないと話していたけど、こっそりウィスパーに頼んじゃおうかな?

 

 そう考えながら、私たちはカノープスの部室へと戻るのでした!

 

 ちなみにトレーニングには間に合いました! むんっ!

 

 

 

 

 

 







 今回はノガッパ編でした!

 次回はバクロ婆の登場を予定しています!

 次回もお楽しみに!!





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