妖怪ウォッチ2、リメイクきたー!!
「そういえばこの前、マックイーンが隠れてスイーツ食べてたんだよ!」
「テイオーさん!? それは内緒の約束ですわ!?」
「こりゃ、マックイーンは走り込み追加だな。」
「トレーナーさん!? あんまりですわ〜!!」
「……あれ? 何でボクあんなこと言っちゃったんだろ……?」
放課後の練習時間
少し離れたチーム・スピカの練習場から、メジロマックイーンの悲鳴が聞こえた
マックイーンはスイーツ好きだって聞いたことあるけど、隠れて食べていたことを同じチームのトウカイテイオーにバラされてしまったみたい
「ま、じたばたしたって始まらねぇよ。ここはゴルシちゃんも特訓に付き合うぜ!」
「ゴールドシップさん……!」
「……そういえばゴルシもこないだ、トレーナーに落とし穴チャレンジやってたよね!」
「落とし穴……あれ、お前の仕業だったのか!?」
「て、テイオー! その事は黙っててくれって……!」
「……お前もマックイーンと同じく走り込み追加だ。」
「ちょっ!? そりゃないぜトレーナー!!」
「自業自得ですわ。」
あはは……ゴールドシップさんも走り込み追加になっちゃったみたいだね
それにしても、さっきからテイオーさんの様子がおかしいような……
どうやら2人の隠し事を知っていたみたいだけど、何故かトレーナーさんの前で全部バラしちゃったし、何かあったのかな……?
「おやおや〜? 何だかトウカイテイオーさんの様子がおかしいでウィスね。」
「そうなんだよ、さっきからマックイーンさんやゴールドシップさんの隠し事をバラしちゃってるみたいで〜……はっ! これは妖怪の仕業なのでは!?」
私は妖怪ウォッチのライトでテイオーを照らしてみると、彼女の顎元にナニかが張り付いているのが見えた
「いたっ! って、何あの小さなお婆さん!?」
「ヤツはバクロ婆! 秘密だと言われたことを次々と暴露させてしまう妖怪でウィス!」
「それでテイオーはスピカの皆の秘密をバラしてたんだねっ!」
「ババーン、ババンバ?(アンタたち、アタシが視えるのかい?)」
バクロ婆はテイオーから離れると、長い両手でピョンピョンとこちらへ寄ってきた
何と言ってるかは分からないけど、私たちの様子をじっと見ていた
そして、ウィスパーの顎にピタッと貼り付く
「あ〜っ! ウィスパーが取り憑かれちゃった!?」
「……タンホイザさん、実はワタクシ……妖怪合コン、8連続で失敗してるでウィッス〜!!」
「……妖怪合コン?」
「はっ!? ワタクシとしたことが、何て恥ずかしい秘密を〜!!」
妖怪の世界にも合コンってあるんだね……
8連続……上手くいかない日だってありますとも〜
むんっ
「許せませんバクロ婆! タンホイザさん、早くともだち妖怪を呼び出すのでウィス!」
「うんっ! それなら〜……私のともだち、出てきて! ジバニャン!」
やっぱりこういう時はジバニャンに解決してもらおう!
私は妖怪ウォッチに、ジバニャンの妖怪メダルをセットして呼び出す
「ジバニャンッ! ……だるいんですけど〜。」
「ジバニャン、バクロ婆を何とかして!」
「何とか言ってもニャ〜……」
ジバニャンは面倒くさそうに腹巻きからチョコボーを取り出すと、ゴロゴロし始めてしまった
どうしよう〜、ジバニャンしか頼みの綱がいないのに〜!!
「ババーン。」
「ニャッ?」
「あ〜っ! バクロ婆に取り憑かれちゃったよ〜!?」
「……オレっち、こないだネイチャが商店街のおじさんたちから貰ったお菓子食べてやったニャ〜ン! 美味しかったニャンよ〜!」
「あはは……ネイチャが聞いたら怒られそうですな〜……」
「誰が怒るって?」
「わぁっ!? ネイチャ居たの!?」
どうやらネイチャは、今までの話を聞いてたみたい
ジバニャン、後で謝っておきなよ……?
「てか、アタシは少しお菓子を食べられたぐらいじゃ怒らないよ。そこまで怒りの沸点高くないっての。」
「ご、ごめんなさいですニャン……」
「よろしい。でバクロ婆だっけ? ……ほ〜、あれですか。」
「ネイチャ!? いつの間に妖怪ウォッチを!?」
「は〜い! ワタクシがネイチャさんにも事情を話して、妖怪ウォッチを差し上げたのでウィス!」
「まぁ要するに、アンタのサポートってことで。」
ネイチャもウィスパーから妖怪ウォッチを受け取ってたみたい
妖怪のことは基本的に誰にも喋っちゃいけないから、ネイチャみたいな理解者が居てくれるのは、非常に助かるよ〜!
「バクロ婆って何でも秘密をバラしちゃう妖怪なんだっけ? それって誰呼び出しても対処のしようがないんじゃない?」
「た、確かに……」
「ババーン? ババンバ!(何を喋ってるんだい? 何もしないならこっちから仕掛けさせてもらうよ!)」
「ハッ!? 今度はタンホイザさんに!?」
「タンホイザ、離れて!」
「むんっ?」
「マチタンが取り憑かれちゃったニャン!?」
私たちの会話に痺れを切らしたのか、バクロ婆は私の顎に貼りつき、取り憑いた
「私は…わ、私は……!」
「タンホイザさん……!」
「私は……明日の小テスト、解ける自信がないよ〜!!」
「「「……へ?」」」
「……ババ?」
「はっ!? わ、私、何て恥ずかしい秘密を〜!!」
あわわ……バクロ婆に取り憑かれたせいで、私の恥ずかしい秘密が〜!!
……って、何でウィスパーたちはそんな反応なの!?
「ババーン!(まだまだ!)」
「私、蜘蛛が大の苦手なのですぅ〜!!」
「あ〜、そういえばそうだったね。」
「ババーン!(このっ……!)」
「マメにトレーニングノートも付けてるよ! むんっ!」
「よしよし、偉いぞ〜タンホイザ。」
「ババンバ……!(アンタの秘密をっ……!)」
「ううっ、こないだ個性的な走りの娘の歩き方を真似してたら、柱に頭どーん!で鼻血が出ちゃったんだよ〜!!」
「……ウィスパー、これはマチタンの勝ちニャンね。」
「そうでウィスね。」
私の勝ちって何!?
恥ずかしい秘密を暴露しちゃって、顔から火が出そうなのに〜!!
「ババーン〜……(こりゃ、アタシの負けだ〜……)」
「バクロ婆が離れたニャンよ!」
「タンホイザの普通さが、まさかこんなところで輝くとはね。」
「ババーン、ババンバ。(アタシの負けだお嬢ちゃん、参ったよ。)
「あ、妖怪メダル。いいの?」
「ババーン!(あぁ、よろしく頼むよ!)」
「あ、ありがとう。」
私としては不本意さは否めないけど、まぁ無事にバクロ婆とともだちにもなれたし、万事解決ってことで
むんっ!
「まさか、タンホイザさん自身がバクロ婆に勝利してしまうとは、ウマ娘は奥が深いでウィスね〜。」
「あはは、ウマ娘はあんまり関係ないと思うけどね〜……」
「それと、今日はターボがスピカの視察に行きたいってさ。イクノも乗り気だよ。」
「じゃあ、今日も【妥当スピカ】だねっ!」
こうして私たちはいつも通り、チーム練習に向かう
私は何もかも普通だけど、カノープスと皆に出会えたことだけは特別だって思える
さて、今日の練習も頑張りますか〜!! むんっ!!
というわけで、バクロ婆回でした!
今回のお話から、ネイチャも妖怪ウォッチを所持することになります!
現時点で妖怪ウォッチを手にしているのは、マチタンとネイチャの2名になりましたね!
いやぁ、前書きにも書きましたが、妖怪ウォッチ2のリメイクが来るの嬉し過ぎます!
またブームが来てくれたら良いなぁと
少し長くなりましたが、ではまた次回!!