異世界転生したサモナーさんは呪いの世界に行く 作:cohaku
「ちっ」
「宿儺様!」
「裏梅!油断するな!」
石柱の雨が降り注ぐのを解で切り飛ばし、目の前にいる存在を睨みつける。
禪院樹に敗れ奴の式神になってしまった俺と裏梅は、すぐさまこの戦場に放り込まれ一日中ほぼ休む暇もなくただひたすら山のようにデカい亀を相手にひたすら戦わせられていた。
ここは奴の領域である火星のある場所だ。近くには様々な鉱石の取れる鉱山があり拠点では常に式神達が鉱石を製錬し加工していた。そして俺達が放り込まれた戦場は、その拠点から近い山のようにデカい亀が出現する場所でデカい亀が出現するたびに式神達はその亀を討伐して何かを採取していた。
「はぁ、はぁ」
相手にする亀はあまりにも大きく頑丈で並大抵の攻撃では全く通用しない怪物だ。俺達はその戦闘に四苦八苦しており、毎回毎回呪力を極限まで削られる戦いを強いられていた。
「くそなんだあの怪物亀は!」
「耐久力も回復力もけた違いですね」
式神が持ってきた飲み物を一気飲みした。他の式神にはないから元人間の俺達に配慮して用意されたものだろう。
「やあ、頑張っているね」
「「禪院樹!」」
「毎日毎日ご苦労様、宿儺達も頑張っているみたいだね」
「一体あの亀は何なんだ!何故毎日毎日腐るほど戦わねばならん!」
「え?アレのドロップアイテムが必要だからだけど」
そう言うと亀がいた場所から何かを採取してきた式神から何を受け取る禪院樹。
「ほら、これが必要なんだよ」
樹は白い何かの石を見せてきた。
「なんだそれは」
「ダイヤモンドの原石だ。派閥に配るブレスレットにも使うし商売にも使えるからいくらあっても困らないんだ」
「それがダイヤモンドなのですか?」
宿儺も裏梅も器になった人間が持っている情報のダイヤモンドしか知らない故に宝石らしい輝きの無いその白い石がダイヤモンドだと言われても実感はなかった。
「ここからさらに磨かないと君たちが知っているダイヤモンドにはならないからね。付与効果が結構いいから使い勝手が良いんだよ、だからここで大量に集めてる」
「付与効果?」
「これを加工すると全耐性上昇、つまり毒とかに耐性が出来る装備が出来る。身内に渡すにはちょうどいい効果だし、ダイヤモンドそのものも価値の高い宝石だから重宝している感じだな。だから頑張ってたくさん集めてくれ、君たちの性格だと接客とかは任せられないから戦闘一択だからね、大丈夫死んでも一日経てば再召喚できるから安心して戦っていると良いよ。
ああ、それと本人の希望でここに新人が来るよ」
「新人?」
「うん、おいで万」
「すっくなーーー♡」
同じ戦いばっかで飽きてきている呪いの王ですがサモナーさんの召魔なので逆らえません。
面倒な奴は固めるに限る
どんな番外編が読みたいとか意見があったら教えてください
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1 日常小話
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2 IF小話
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3 サモナーさんが特級に成るまでの前日譚
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4 その他(コメントに書いてください)