レイフォルの燈を 作:ぽらりす
何が起きた?
僕は、動けなかった。
目の前で、街が燃えているのに
仲間や市民が、すぐそこに倒れているのに
「……少尉、………小隊長が死亡しました。
――あなたが指揮官です」
そんなはずがない
だって、ほら、みんな元気じゃん
「……レイレスさん。俺は、あなたのような人と過ごせて、本当に良かった」
なんでそんなことを言うんだ……?
こんなにいい天気で、平和な日だろ?
「レイレス!部隊を率いて先に進め!」
貴方は、何を言っているんですか?
「貴様が先陣を行け!この弱虫めが!」
戦っていないお前が、偉そうに言うな
「君がこの部隊に来てくれて、俺は本当に幸運だった」
待て、やめろ
そんなことを言うな
「私にとっての最高の上官は、貴方だったようです。……ありがとう」
……やめてくれ
もう、思い出したくない
「レイレス少尉」
やめてくれ
「レイレスさん!」
もう、喋るな
「少尉!」
やめろ
「レイレス!」
窓から顔を照らしてくる朝日が眩しい。
「・・・・うぁ・・?・・・夢か」
酷い悪夢だった。
やけに現実的で、良くも悪くも内容を覚えてしまった。
悪夢を見る時は体が疲れているとか聞くけど、最近は訓練内容も緩いしなぁ……
……うえっ、寝汗が気持ち悪りぃ
とりあえずベットから降りて洗面所に行こう。
昨日は早く寝たはずなんだけど、体が結構重く感じる。
寝た気がしないなぁ・・・
僕はそう思いながら大きく口を開けて欠伸をした。
「・・・なんだったんだよ、あの夢」
僕はため息をしながら洗面所の鏡を見る。
クマなどはできていなかったけど、いつもより寝癖は多めだ。
特に今日は何もないはずだし、もう一回寝ようかな
ベットに向かう僕にふと、一枚の紙が視界に入った。
『本日、午前中に基地内にて昇級式 ←寝坊しないように』
あぁ、そういえばそうだった・・
今日は僕が少尉に昇級する日だ。
そもそも、なぜ軍に入ったかと言うと、家族に負担をかけたくないからだ。
そして男手一つで育ててくれた父のため、給料の一部をお礼として毎月送っている。
父はいらない、と言っているが、ここまで育ててくれたのに何もしないなんて、僕にはできない。
軍に入隊して四年。
ここまで僕は人一倍日々の訓練に励んできたんだ。
おかげで射撃成績は同期の中でもトップになれたし、階級もいくつか上げることが出来た。
そして今回、やっとの思いで将校になることができる。
昇級式の案内が来た時は嬉しくて舞い上がった。
けれども・・・
「・・・異動命令まで同時に来るなんてなぁ・・ついてない」
あまり運動が得意ではない僕は、軍学校で先輩に兵器開発室への所属を勧められた。
昔から細かい作業は得意だし、何より実戦部隊に比べて訓練回数が少ないことがこの上ない
誘い文句で喜んで所属したんだけど、いやぁ〜、上には上がいるね。
初めは先輩相手に自分の技術は何一つ通用しなかった。
でも、流石に四年もすれば技術も腕も上達する。
おかげで重要な仕事も任されることも増えた。
仲間ともいいコミュニケーションを取れていたと思うんだけど・・
異動先は、第24歩兵師団…?
・・・あぁ、港の方にある基地に駐屯する部隊か。
練度も一般師団より高いって言うし、こりゃ訓練も今までの比にならないな。
僕は腕につけている時計を見る。
これ?ムーに研修で行った時に、仲良くなった友人からもらったんだ。
流石は世界第二位だよ。こんなに小型なのに正確に時間を表示してくれる。
そういえば、マイラスさんって言う人だったね。
博識で、当時何も出来なかった僕に一から教えてくれた最高の恩師だ。
なんてことを思い出していたら、そろそろ食堂が開く時間だ。
昇級式が始まる前に少しは腹に何か入れておこう。
壁にかけてある軍服を取り、袖に腕を通す。
そしてもう一度洗面所に向かい、櫛で寝癖を直していく。
こりゃ、どんだけ寝相悪かったんだよ・・
その後も数分間寝癖と格闘し、なんとか勝利を収めることが出来た。
最後に全体を確認してから
「よしっ、最高のコンディションだな」
気合いを入れるために頬を軽く叩く。
なんて、素晴らしい日だろう。
悪夢を見て体もだるかったが、昇級を思い出して一瞬で吹き飛んだ。
高揚とした気分で階段を降り、兵舎の外に出る。
天気は快晴で、まるで今の自分の心を映し出しているようだ。
不意に、僕は後ろから肩を掴まれた。
「調子はどうだレイレス!まさかこんなにも早く昇級するなんてな!
今度、飯奢ってやる!」
トッド・レイレス。これが僕の名前だ。
「おはようございます、トーリ先輩!
どこの店で奢ってくれるんですか?」
奢ってもらう立場なのに、こんなことを聞くのは流石に失礼か
けれど、トーリ先輩はそんなこと気にしていなさそうだった。
「そんなもんどこでも好きに決めろ。
とっくにお前の方が階級上なんだし、色々と俺の方が頼っちまったからな!」
上官に敬語を使わないところを見られたら怒られるんだけど・・
とりあえず苦笑いでもしとくか
「ははっ、ありがとうございます。では、僕は食堂に向かうので」
「おうっ!昇級式、楽しんでこいよ!」
声、デッカ・・・
それに、昇級式って楽しむものか・・・?
ま、忘れよっと。
そのまま僕は早歩きで食堂に向かう。
なぜかって?そりゃ混むからさ。
けど、僕の努力は虚しく、着いた時には行列ができていた。
大人しく列の最後尾から並ぶとまた声をかけられた。
「・・・お!レイレスじゃないか!昇級おめでとう!」
「メイナード大尉!おはようございます!」
「元気そうだな。・・・にしても、お前も晴れて将校か」
メイナード大尉は魔導士部隊を率いるベテラン魔導士だ。
僕がこの基地に配属した時から大尉にはお世話になっていて、魔導についても個別で教えて
もらったこともある。
僕はスープや料理が乗った皿を持つ。
そして、席がないか食堂全体を見回してみるが、どこも空いていない。
ため息を吐いて大尉の方を向くと、窓側の方に手を振っていた。
・・・どこに向かって手を振ってるんだ?
ご友人でもいらっしゃるのか?
すると、席に座っている人が立った。
手や机に食器類はない。
「そこの窓側の席で食べよう」
部下に席取りさせてるのかよ・・
まぁ、席が無いよりマシか
大尉の席取りをしていた人にお礼を言い、席に座る。
「いただきます」
「・・・レイレス。部隊も異動すると聞いたが、どこに行くんだ?」
大尉がコップを片手に質問してくる。
どこから聞いたんだ?と疑問に思うけど、多分階級が高いから自然に耳に入るんだろう。
「第24歩兵師団です。港の方を担当する師団ですね」
「港の方か・・・治安が良いから見回りは楽だろうな。
それに、店も多い。軍人なら割引してくれるところもあるぞ」
「それは嬉しいんですけど、ただ・・・」
僕が言葉を濁すと、なんとなく察した大尉がにやけ始めた。
「・・訓練が厳しいから、だろう?」
「御名答。流石は大尉ですね」
感情のこもってない声で適当に返すと、大尉は声をあげて笑った。
同期や先輩、後輩の間では僕が体力が少ないことが知れ渡っているのだ。
・・・どっかのトーリとかいう先輩に広められてな
「レ、レイレス?どうかしたか?」
「いえ、とある人物を恨んでいました」
「そ、そうか・・・・そうだ!レイレス。将校になるにあたって重要なことを教えておこう」
あ、申し訳ない
ところで、将校になるにあたって教えることってなんだ?
部下への接し方とか?
「第24は精鋭の師団だ。
おそらくお前は、自分の隊を持つのだろうが、兵器開発しかしてこなかった身だろう?
うちの部隊にもいるが、上官よりも実力が上の部下は何人かいる。
どのような方法でも良いが、・・・舐められるなよ?
じゃないと実戦で独断行動とかするからな」
「・・そうですよねー」
射撃や細かい作業が得意な僕だが、体力だけはどうしても下から数えた方が圧倒的に早い。
さらに兵器開発室は訓練がほとんど無い。
軍学校時代よりも体力は確実に落ちている。
こりゃ、訓練で笑い物にされるなぁ・・・
おそらく今後起こるであろうことを想像し、思わず苦笑いをする。
大尉も軽く苦笑いして返してくれた。
「・・・・と、こんなところだが、時間は大丈夫か?」
「はい・・・?」
あ、待て、普通にやばいかもしれない。
僕は恐る恐る腕時計をみる。
時間は開始まで15分を切っていた。
「食器の片付けをお願いできませんか?」
「・・・どうやら、遅刻しそうなんだな。
よしっ、任せておけ!」
大尉は肩をすくめて承諾してくれた。
「恩に着ります!」
「楽しんでこいよ!」
だから楽しむって何をだよ・・・
「おいっ!危ないぞ!廊下を走るな!」
「すいません!」
やばい、本当に遅刻する!
食堂から基地内を駆け回ったおかげで間に合いそうなのは良いが、急いで階段を駆け上がり、
廊下を走っていると角で他の兵士とぶつかりかけた。
「どこに向かう!貴官の階級と所属を述べよ!」
そんな面倒なこと言うのかよ!
・・・ん?待てよ
僕の目線が彼の階級章を捉えた。
こいつの階級は軍曹・・・よし、行けるな
「兵器開発室所属、准士官のトッド・レイレスだ。
今、急ぎの用があると基地司令官に呼ばれたのだが、貴官にそれを止める権利はあるのか?」
まぁ、昇級式で階級章をくれるのは基地司令官だし、間違ってない。
軍曹は・・・・ありゃ、縮こまっちゃった。
「もっ、申し訳ありません!お急ぎ中なのに止めてしまい、失礼致しましたっ!」
「いや、不注意なのはこっちだから・・・あれっ?」
震え上がった軍曹は処罰を恐れて走り去ってしまった。
ごめんね、悪いのは僕なのに
後で会ったら売店で奢ってあげよ
やっべ、急がないと!
再び僕は廊下を走り出す。
こう言う時に限って道が長く感じるっ!
「すいませーん!通ります!」
「で、そのグラ・バルカスってのが・・うおっ!危ねぇな!」
「ごめんなさーい!」
よし、もう少しで着く!
後はそこを右に曲がれば・・・
「間に合ったぁ・・・」
「レイレス准士官、ギリギリですよ。早く礼服に着替えてください」
準備をしていた兵士に呆れられたような目線を向けられながら礼服を受け取る。
急いで着ている軍服を脱ぎ、礼服に袖を通す。
後は襟を整えれば完璧だ。
「お待たせしました。どちらに向かえば?」
「奥の扉に進んでください。基地司令官はもう待機されています」
僕は扉の前に立ち、深く息を吸う。
なんか、昇級式って直前に緊張がすごいんだよね。
・・・大丈夫だ。階級が一つ上がるだけだ。
「準備できました」
「トッド・レイレス准士官!」
「はっ!失礼致します!」
僕たちレイフォル軍の昇級式を行う場所は、結婚式会場みたいな感じだ。
真ん中に通路があり、その両サイドに椅子が並べられている。
将官に上がる時とかは部下たちがそこに座るんだって。
・・・僕に部下はいないけどね
通路を真っ直ぐと進み、基地司令官の前に立ち、敬礼をする。
司令も敬礼を返してくれた。
「貴官の魔導兵器開発における素晴らしい功績を讃え、貴官を少尉の位に任命する!」
軍服の胸の部分に少尉の階級章がつけられる。
これで、僕は少尉になることが出来た。
僕は再び敬礼をする。
「少尉の使命、この身を持って果たすことを誓います!」
「そうか、貴官のさらなる活躍を期待している!・・・頑張れよ」
司令と握手をしていると、軍服を着たガタイの良い軍人が近づいてくる。
あれっ、廊下を走ってたから?
警戒して少し身構えていたら、なんと握手を求めてきた。
「第24歩兵師団隷下第1大隊第3小隊、小隊長のブルックスだ。階級は中尉。
君が新しく所属する部隊だ。射撃の成績は素晴らしいと聞く。
共にお互いを高め合って、最高の部隊にしていこう」
めちゃくちゃ良い人じゃん。
やっぱり、人は見かけによらないな。
僕は中尉の手を握る。
「トッド・レイレスです。階級は少尉。本日からブルックス中尉の部隊でお世話になります」
「よろしく頼むぞ。レイレス少尉。
・・・早速だが、部下たちが君の歓迎会を準備している。師団長に頼んで食堂を貸切だ」
「マジっすか・・・」
食堂を貸し切りって聞いたことないな・・・
だけど、それが簡単にできるぐらいの歴史があったりするのか
「元はどこの部隊だ?射撃能力がトップなら、近衛にでもいたか?」
「あ・・・、いえ、近衛からもきたんですけど、兵器開発室に・・・」
中尉は両目をこの上なく見開いて驚く。
・・・まぁ、エリートの中のエリートである近衛師団からの勧誘を蹴る人はいないよな
「それは、なんと言うか・・・もったいなくないか?」
全く持ってその通りです、中尉。
確認したら兵器開発室の2倍でしたもん、給料。
「・・・話が変わるが、今頃は本当だったら任務中なんだ」
・・・ん?急にどうしたんだ?
もしかして、警備任務とかが僕が来た所為で無くなったのかな?
無理言って他の部隊に頼んだのか
それは申し訳ないな
だが、返ってきた答えは僕の想像と全く違った。
「今日、朝からとある国の外交官が来ているんだ。
俺たちはそのために港の警備をしなくちゃいけなかったんだがな。
レイレス、君のおかげで無くなったんだ」
「・・・あー、それは申し訳ありません。
なんなら、僕の歓迎会を無くして警備に向かいましょう」
「そう言うことじゃないんだ。むしろ、感謝している」
はい?どう言うことだ?
もしかして、皮肉?
「その外交官を送ってきた国が、グラ・バルカスって言う文明圏外国なんだ」
確かに、蛮族の警備はやりたくないねぇ・・
同期から聞いたことはあるけど、文明圏外国と文明国、列強の外交官を迎える任務の人気度は、
天と地の差があるらしい
みんな、列強の最新の魔導艦とかが見たいんだって
「それは納得ですね。僕も列強の使節団の方々と兵器の情報共有を行う時はとても楽しみでした」
「だろう?だから感謝しているんだ。さて・・・
・・・ようこそ、第3小隊へ!」
「「「ようこそ!レイレス少尉!」」」
「おおっ!」
「悪いな。本当ならもっと盛大に歓迎したいんだが、予算がなくてな。
安物の菓子ばっかりだが、楽しんでくれ」
「もちろんですよ!」
こんなに盛大に歓迎されるなんて初めてだ。
兵器開発室ですら軽く自己紹介だけだったのに。
「初めまして!兵器開発室から異動してきました。トッド・レイレスです!
階級は少尉、射撃や細かい作業が得意です!」
「あー!やっぱりレイレスさんじゃないっすか!」
どこからか聞き覚えのある声が聞こえた。
この声はもしかして・・・
「オマー!?ここの部隊だったのか!」
「久しぶりっすね、レイレスさん!少尉への昇級、おめでとうございます!」
こいつの名前はオマー・マッカラム
階級は二等兵
軍学校時代の僕の二つ下の後輩だ
生意気なのは昔から変わら・・・悪化したな
座学は壊滅的で体力は無限だな
「体力を見込まれて
ここの訓練、たくさん動けて最高っす!」
本当に僕をここに異動させたやつだれだよ・・・
「・・・お前の楽しいは俺の地獄だからな。
まぁ、これからよろしくな」
「こちらこそっす!さぁレイレスさん!ケーキ食べましょう!
みんな!切り分けて!」
「手際が良いな」
僕の問いのオマーは満面の笑みを浮かべる。
そんなに僕が同じ小隊に来たのが嬉しかったのか?
「レイレスさんは、俺にとって兄貴のような人っす!もう最高っすよ!」
切り分けたケーキを皿に乗せ、手渡してくる。
兄貴って、そんなに僕のことを気に入ってくれたのか
僕も笑みを浮かべて返した。
「・・・僕は、良い弟を持ったな」
「レイレスさん?何か言いましたか?」
「いや、なんでもない。さぁ、食べよう」
僕はオマーの隣に座り、フォークを手に取る。
そして、口を開こうとしたその時、
爆風が、食堂の壁を吹き飛ばした
何が・・・?いや、なぜ爆発が、それよりも・・・・・・何が起こった?
・・・耳鳴りが酷い
全身が痛い
「レイレスさん!起きて!」
・・・誰か呼んでる
「レイレスさん!大丈夫ですか!」
この声は・・・・・オマー?
「レイレスさん!」
「・・・・オマー・・?」
僕が答えるとオマーは目を潤ませながら安堵の息を吐いた。
「よかった・・・レイレスさんが、異動初日に死んじゃうのかと思った・・」
「僕はお前に心配されるほど弱くない。それより、
・・・・何が起きたんだ?」
僕はオマーの手を借りて立ち上がる。
うっ、・・・少しふらつくな
僕も弱くなったな
「レイレス!無事か!オマーが助けたんだな、よくやった!」
「中尉!今は、これはどうなっているんですか!」
僕は中尉に詰め寄る。
そして気づいた。
中尉は顔が歪むぐらい怒りを露わにしていることに。
「・・・・グラ・バルカスの戦列艦が砲撃をしたらしい。首都全体で被害が確認されている。
うちの小隊も、先程の攻撃で・・・・・半分が戦闘不能だ」
「そんな・・・・」
僕は周りを見回す。
一言で言うと、地獄絵図だった。
瓦礫が散らばり、ところどころに血溜まりや四肢が落ちている。
「基地司令が死亡し、師団長が全部隊に出動命令を下した。
これより、我が部隊は動ける者を連れて市街地での救助、防衛線の展開を行う」
「了解。オマー、銃を持ってこい」
「すぐに持ってきます!」
「レイレス少尉。オマーが戻ってきたら、一個分隊を率いて防衛線に向かえ。
俺たちは基地内で負傷者を救助したら向かう」
中尉は手招きし、動ける数人を集めていく。
オマーも両手に持てるだけの銃を持って戻ってきた。
「お待たせしました、レイレスさん!
武器庫も被害を受けているようで、使える武器が少なかったっす!
これも使えるかわかりませんが・・・」
「オマー、良くやった。そして今からレイレスの分隊だ。
先にお前らの部隊を先行させるから、レイレスの指示に従え」
オマー含めて九人か・・・分隊としては機能しなくはない
マスケットが四挺、それ以外がフリントノックピストルか・・・
火力が不十分すぎる
「分隊長になったレイレスだ。これから師団長の命令で防衛線の構築を支援しに行く。
現状、火器が不足しているから到着したら補給するように」
「「「はっ!」」」
さすがは練度が高い部隊だ。
新任の僕にもしっかりと従ってくれる。
「行くぞ!警戒は怠るな!」
僕は、至る所から黒煙が上がる街に向かって走り出した。
レイフォル陸軍・人事部
〔トッド・レイレス〕
所属 第24歩兵師団隷下第1大隊
階級 少尉
年齢 22
備考
レイフォリア陸軍学校卒(第316期生)
射撃部門主席
〔オマー・マッカラム〕
所属 第24歩兵師団隷下第1大隊
階級 二等兵
年齢 18
備考
レイフォリア陸軍学校卒(第318期生)
体力部門二位
〔オードリー・ブルックス〕
所属 第24歩兵師団隷下第1大隊
階級 中尉
年齢 42
備考
ダイジェネラ地区陸軍士官学校卒
〔メイナード・ボグズ〕
所属 第5魔導大隊
階級 大尉
年齢 43
備考
レイフォリア魔導大学校卒
〔トーリ・ギブソン〕
所属 魔導兵器開発室
階級 軍曹
年齢 36
備考
レイフォリア魔導工業大学卒