山あいに生きる薬師の兄妹が、
人と鬼、命と死のあわいを渡りながら、小さな灯を繋いでいく話。
原作『鬼滅の刃』の余白に触れるような静かな補完連作です。
時代は室町末期〜戦国初期頃。
政治の世界における「神秘」や「祈り」の力が、
ゆるやかに失われつつある時代です。
※原作要素を含む二次創作/時代背景に基づく死生・医療描写あり。
※史実・設定改変を含みますが、世界観の整合を重視しています。
※本話には幼少期の巌勝、縁壱と、その家族が登場します。
※朱乃さん(巌勝・縁壱の母)の病気を、出産時のいきみによる脳出血+寝たきりによる体力低下としています。
※シリーズ作品のため、第一話「序 灯明」からお読みいただくのをお勧めします。
それでは、どうぞ、ゆっくりと。
暖かくなり始め、朱乃さまが起きていられる時間が少し延びた。床の間に活けられた山吹を整えながら、私——いとは、入側のふたりを少し離れたところから見守っていた。
縁壱さまが笛を抱き、隣に座った朱乃さまが嬉しそうに見ている。
巌勝さまからもらったらしい、おそらく手作りのそれ。
朱乃さまが縁壱さまに耳飾りを渡す。
縁壱さまの聞こえぬ耳を、日輪の神が温かく照らしてくれるようにとご用意されたものだ。
縁壱さまは耳元でからからなるそれを不思議そうに何度か触り、朱乃さまに抱きついた。
この入側は、籠の中の平和だ。
一歩外れれば、痛みも、苦しみも、裸のまま転がっている。
巌勝さまは、赤紫に腫れ上がった頬のまま、剣の稽古に励んでおられた。
縁壱さまは、朱乃さまの子ではなく、忌み子としてのみ扱われる。
朱乃さまは、針を送ることさえできなくなった。
彼女の左手の代わりにと、布を抑える役目を申し出た時のあの目を、私はきっと忘れられない。
「いと。ありがとう。助かったわ」
「いえ……」
本当なら、ご自分の手でやりたかったろう。
あなたが母になる前、殿の衣や産着を仕立てておられたのを知っている。
ひと針ひと針、無事と幸福を祈りながら仕立てられたそれ。
針に糸を通せなくなって、まち針を打つのも、布を張ることもできなくなって。
その度にごめんなさいね、ありがとうとおっしゃって。
小さな絶望を積み重ねて。
喉奥に言葉を押し込む。
日輪の神や仏は、何をほうけているのか。この方ほど信心深く、優しい人を助けずして、何が神仏だ。
奥歯を噛み締めて俯いた。朱乃さまの顔を正面から見つめ返す勇気など、もう擦り切れてしまった。
***
「……あに、うえ」
「もう少しゆっくりの方が自然かしら」
「……兄上」
今の、いいと思う。
そう伝えると、縁壱の気配がふっと和らいだ。
まるで大切な響きを確かめるように、幼子は小さく繰り返す。
「兄上」
「……兄上」
縁壱さまが話せることに気づいたのは、偶然だった。自分は忌子だから、話す必要などないのだと語る幼子に、苦いものが込み上げた。7つになって寺に行った時、本当に話せないままだと苦労するからと、話す練習相手を買って出た。
話し慣れぬ舌はたびたび縺れ、会話はひどくたどたどしかった。すこしずつ滑らかになっていく会話が、喜ばしかった。
2年続けた、相手の表情を読む練習も、声の強弱を人並みに整える練習も、ずいぶん形になってきた。
つい先日、朱乃さまにも縁壱さまが話せると知られてしまった。
驚きも、悔しさも、不甲斐なさも。さまざまな感情をひと息に呑み込むような声で、「縁壱も普通に話していいのだ」とおっしゃられた。
翌日から、縁壱さまの練習はさらに熱が入った。寺へ送られる前に、巌勝さまと話せるかもしれないからだ。
隠れて覗き見たり、寝顔を見たりするしかできなかった兄と話せる……!初恋の少女もかくやというほど、縁壱さまは浮き足立っていた。
一方で、朱乃さまの病状は、悪化の一途を辿っていた。
雨が続く頃は特に顕著で、血の巡りを良くするあん摩をしても軽く撫でられた程度の感覚しかないという。縁壱さまの目にも、日に日に向こう岸へ歩みを進める姿が見えているらしい。
稲わらの布団で横になる時間も増えた。感覚の鈍い左半身に
時折部屋に届けられる苔玉を眺めているとき、そのままふっと空気に溶けてしまうような儚さが滲み始めた。
私の目にまだ映らないなら、きっとまだ少し先だ。
それだけを頼りに、沈みかけた思考を中断した。
***
「忌み子の手を引いても大丈夫なんですか?」
縁壱さまの手を引いて、巌勝さまの寝所に向かう道すがら、ぽつんと訊かれた。いつも通り、どこを見ているのかわからない目が、ぼんやりとこちらを向いている。ほんのわずかにこちらを案じるような色が入っているのを見つけて、息を詰めた。おもわず、足を止める。
「縁壱さま、失礼しますね」
縁壱をひょいと抱き抱えると、不思議そうにしながらもこちらに体を預けてくる。肩に寄りかかった頭から、普通の子供よりやや高い熱が、命のありかを伝えてきた。
「縁壱さまは、忌み子がどんなものかご存知ですか」
「よくないものなんでしょう」
すっかり呼ばれ慣れた子どもの目だった。自分たちが旅先で受けたような視線を、この子は家でも向けられるのだ。
「よくないものとしたがる人は多いですね。普通の人と少し違う見た目のものがそう呼ばれるんです。だから、私も月詠も同じですよ」
「おなじ……?」
「陽にすかした時、私たちの目は黒でも、茶色でもない色でしょう。それが恐ろしいと思う人もいるようです」
額の痣に触れる。いつも体温の高い子どもの中で、一等あつい場所。
「私は縁壱さまの痣、割と好きですよ。いつもあたたかくて、生きてる感じがする」
縁壱は照れたように目を逸らした。綴弦の手にそっと自分のそれを重ねる。
綴弦はそれを嬉しそうに、あるいは微笑ましいものを見るように眺めている。
「縁壱さま、ひとつ覚えておいて欲しいのは、忌まれるものも悪いものばかりではないということです」
「いまれるものも悪いものばかりではない……?」
「怖がられたり、嫌われたりしていても、悪いものとは限らないのですよ。たとえば、そうですねぇ。山中には、漆という触れるだけで体が痒くなる木があるのですけれど、それを使って、朱乃さまや巌勝さまのお部屋に置かれるような家財ができるんです。ね、悪いものばかりでもないでしょう?」
縁壱はしばらく考えていた。
「……私も、漆になれるでしょうか」
「ふふっ、なれますよ。縁壱さまなら」
綴弦は思わずというふうに吹き出して笑った。巌勝さまの続き間を開けると、よね殿が目を丸くした。
「まあ、綴弦さん。どうしたんです、その格好」
「少々話し込んでしまいまして」
その晩もまた、ふたりは満ち足りた顔で眠った。
***
山吹が、ひときわ鮮やかに咲いている。
朱乃さまは床に横になったまま、その花をぼんやりと眺めては、また微睡みに戻られる。楽しみになればと贈られたそれが、今は少しだけ恨めしかった。命の色が薄れていくほど、花の黄はいっそう深く目に刺さる。
入側をかけてくる音がして、勢いよく戸が開く。縁壱だった。
何も言われないまま手を掴まれ、凄まじい勢いで引っ張られる。草履を履く間もない。もつれそうになる足を無理やり動かす。
ようやく勢いが弱まった。目を開けると、泡を吹いて倒れた男性と、おろおろしている巌勝さま。何が何だかわからなかった。どうにか息を整える。けろりとしている縁壱さまが今ばかりは少々羨ましい。
「縁壱さま、なにがあったんですか?」
「剣の指南を受けたら、あの方が倒れてしまわれた」
「それは……いくつ?」
縁壱が黙って自分の体の部分を指差す。人を指差すのはいけないと教えたのが実っていることは嬉しいが、どこも急所ばかりでくらりとした。縁壱は巌勝の方が心配だとばかりに見つめている。
私の目にも縁壱さまの目にも、命に別状はない、と映っている。だが、侍としてのこのかたの人生は……。
縁壱が巌勝の方へ一歩近づくと、巌勝は一歩後ずさった。綴弦にもあとで伝えなければ。
なんにしても男手が必要だ。
通りがかった使用人に頼み込んで、近くの空き部屋に運び込む。訓練場に置かれていた手拭いを水に浸し、腫れ始めた患部を包んだ。
***
あの騒動から4日経ち、倒れられた武士さまの熱もようやく下がり始めた。綴弦はずっと気がかりだった巌勝の下に向かう。
嫡男として立派だと言っても、まだ7つの子どもだ。月詠の話だと、力そのものが恐ろしくなっているかもしれない。
続き間の女中から聞くところによると、ここ数日——あの騒動の日の晩からほとんど眠れていないのだという。横になっても目は開いたまま、明け方近くにようやく浅く眠るだけ。
周囲は部下を思って心を痛める優しい若君と思ってくれるかもしれないが、どう考えても体にいいわけがない。
「今晩、巌勝さまと少しお話しさせてください」
「朱乃さまや、榎本さまには」
「ご内密に願います。……もしものときは、私に脅されたのだとお伝えなさい。幼子が眠れぬ夜を過ごすより、よほどいい」
女中はすぐには返事をしなかった。彼女にも、同じ年頃の子がいると聞いた。傷だらけの手は、子を守る母の勲章なのだと。
やがて彼女は深く頭を下げた。
「……今宵だけ、でございますよ」
その晩。月明かりだけの入側に出て、障子の前に座る。
「巌勝さま、」
驚いたような衣擦れ。
「綴弦です。夜分遅くに申し訳ありません。少しだけ、お話しさせていただけませんか」
今ここにいるのを誰かに見つかれば、私の首はおろか、月詠のそれも飛ぶだろう。かなり分の悪い賭けだ。
ひとつ、ふたつ、みっつ……かたん、と障子が開いた。目尻の少し赤くなった巌勝さまが、手招きをした。
障子を閉めると、部屋は欄間から差す月光だけに包まれた。
「こんな非常識な時間の訪問となり、申し訳ありません」
「いや、萩先生の治療に当たってくれていると聞いた。先生は、大丈夫か」
「ひとまず、峠は超えました。重湯も啜れるほどにはなったので、あとはご本人の気力次第でしょう」
「そうか……」
「巌勝さま、あまり、眠れておりませんか」
「……」
「もし思うところがおありなら、私に少し話していただけませんか。口に出すだけでも、頭の中は整理されてくるものです」
「榎本や、父上には、内緒にしてほしい」
「えぇ、もちろん。私たちは継国に仕えているのではなく、ちょっと疲れた人たちのためにありますから」
少々おどけていうと、巌勝はようやく笑った。
巌勝を床につかせて、傍に座る。話している途中で眠ってしまってもいいし、内容は取り留めのないもので構わない。頭の中でぐるぐる回っているものを一旦外に出して、走り回る勢いをゆっくりにするのが目的だから。というと、ひとつ頷いて語り始めた。
*
縁壱は赤子の頃からにこりと笑うことすらなく、7つになるまで喋らなかったので、耳が聞こえないのだと思っていた。
違うと分かったのは、蝶が飛び始めた頃だ。私が庭で素振りをしていると、縁壱は音もなく松の木の影に立っており、それだけでも、内心肝を冷やした。
「兄上の夢は、この国で一番強い侍になることですか?」
初めて口を聞いたと思えば流暢に喋りかけられ、息が止まるほど驚いて、私は木剣を取り落とした。
「俺も、兄上のようになりたいです。俺は、この国で2番目に強い侍になります」
縁壱は10になったら寺へ追いやられるはずだった。侍ではなく僧侶になると決まっていたのだ。
分かっているのかいないのか。縁壱はこれも初めて顔を綻ばせて笑った。——気味が悪かった。
命をかけて戦う侍は、母親を見ればすぐしがみつきに行くような者がなれる筈もない。
しかしそれ以後、縁壱が稽古中教えて欲しいとうろちょろするようになった。あの日、萩先生が戯れに袋竹刀を持たせた。持ち方と構え方を、口頭で軽く伝えただけだった。それだけで、さぁ打ち込んでみよと。
私が、
私がどれほど打ち込んでも一本取れなかった先生は、瞬きする間に縁壱から四発叩き込まれ、失神した。
縁壱はその後、侍になりたいと言わなくなった。
縁壱にとって人を打ちつける感触は、耐え難く不快なものだったからだ。
『剣の話をするよりも俺は、兄上と双六や凧揚げがしたいです』
私は、剣の道を極めたかった。
痛みと苦しみを伴う道だが、才覚を認められていた私は、努力すればするだけ力をつけた。しかしそれは、亀の歩みでしかなかった。類稀なる、日輪の子の前では。
縁壱は、剣の話をする時、ひどくつまらなそうだった。抜きん出た剣の才があろうと、爪の先ほども嬉しくはない。剣の道は、縁壱にとっては凧揚げより価値がない。
あの日から立場が逆転した。家を継ぐのは縁壱だ。配下の男から聞いた父が、私に家督を譲る意味はない。
父上が家に帰ってくる時が、私の夢の終わりだ。私はあの3畳の部屋へ押し込まれ、3年後には寺へ追われる。
*
「私は、萩先生の身を案じているのでも、縁壱の将来を案じているのでもない。自分のことしか考えられない、汚い生き物だ」
巌勝が、血が滲みそうになるほど、手を固く握りしめる。それぞれの手に綴弦が自分のそれを重ね、指を差し込む。ふっと力が弱まった。
『私は、この国で一番強い侍になるんだ。……私も、父上や綴弦さんのように大きくなれるだろうか』
初めて会った時から、根っこは何も変わらないのだ。
「巌勝さま。少なくとも私にとっては、巌勝さまは心優しいお方ですよ。だって今、力を弱めたでしょう。私の手の指なんて、よく患者に折られるものです。それでもあなたは、傷つけまいとされた。それが私には嬉しい」
自分の本心と、事実だけを並べる。今の彼の前で、虚言を言うのはそのまま信を失うことに等しい。
朝露に濡れた藤のような目が、月光を受けてゆらめく。
「望む者の下へ、望む才が与えられればどんなにいいでしょうね」
巌勝は、瞬きをひとつして、綴弦を見つめた。雫が髪を濡らした。
彼の目も雨に濡れた木の葉のようだった。今まで出会ったことのない大人がいた。
自然と、手を握り返した。彼は少し驚いたように目を開いて、笑った。きっと、私も同じだ。
久しぶりに、息が深く吸えた。
巌勝は眠りに落ちてもなお、綴弦の手を握りしめていた。
***
【世界観補足】
*日輪
太陽のこと。この場合は、朱乃さんが特に信仰していた太陽の神様のこと。
*武家の奥方のお仕事
武家の奥さんの役目は多岐に渡りますが、家族の衣を用意するのも大切な仕事のひとつでした。
嫁いできたばかりの朱乃さんは、戦に出る夫の無事を願っていくつもの装束を仕立てたり、お腹にいる我が子の産着を縫ったりしていました。
側仕えのいとさんは、そんな彼女の姿を一番近くで見てきたひとです。
*漆
日本で昔ながらのコーティング塗料として使われる植物及びその樹液のこと。山歩きなどの際に漆の木に触れたり、乾燥しきっていない漆器に触れたりすると、漆かぶれを起こすことがあります。
一方で、食器や壁、床、高級家具などに漆で装飾を施すと、見た目も美しく、長持ちします。巌勝や朱乃の部屋に置かれているような家具の多くは漆仕上げです。縁壱は、縁壱は、漆が塗られていない使用人用の家具を使っています。
*指南役のお侍さん(萩之介さん)
20代後半〜30代前半くらいの、体力がピークを迎える年頃です。江戸時代のような教養としての剣ではなく、戦場で敵の首を落とすための剣を教えるのなら、身体能力が高い若者の方が重宝されたのでしょう。
萩之介は家柄が良く、幼い頃から主君(継国)に仕えるべく教育を受け、剣の才にも恵まれました。若くして当主の信頼を得て嫡男(巌勝)の指南役を任せられる程度には、エリートだったのです。
ですから、縁壱に一瞬で倒された事態は彼の人生を壊すには十分すぎるものでした。たった7つの子に打たれて高熱を出し、生死の境を彷徨うなんて、異様な事態ですから。
不幸中の幸いというべきか、彼の腫れ上がった首を見た者たちは、一目で縁壱の異常性を知ることができました。萩之介には、相手が悪かったと慰めるものも少なくなく、彼の元には連日誰かしらが見舞いに訪れていました。
*重湯
おかゆの上澄液です。
萩之介は首、胸、腹、足を強打されていたため、最初は水を含ませても吐き戻してしまうほどでした。事件から4日後、ようやく栄養のあるものとして重湯を啜ることができるようになりました。
*縁壱の視界について(現状)
透き通る世界のことを知っているのは、月詠、綴弦の2人のみです。原作では縁壱が無自覚なまま巌勝に話してしまっていましたが、このお話では月詠があまり人前で話すものではない、と口止めをしています。顔の痣に加えて奇妙な視界を持つと知られれば、今よりもっと厳しい立場に追いやられることを危惧してのことです。
月詠は割合早い時期に見える世界が自分とも周りとも違うことに気づきます。人には皮膚があって、それを肉で動かして表情というものを作ること、それを読み取ってコミュニケーションを図るのだと教えました。
声を出す練習も、同じくらいの時期から始まったものです。
*続き間の女中
うまく本編に入れ込めなかった設定をここに。
女中さんは、よねさんといいます。いとさん同様、25〜30歳くらいのイメージです。彼女は、戦で負傷して働けなくなった夫の代わりに働き、家計を支えています。自分の子どもの面倒を見られない分の母性まで、巌勝に注いでいるような方です。
綴弦の『幼子が眠れぬ夜を〜』の幼子は、(もちろん巌勝のことも指していますが)よねさんの子どものことでもあります。
*薬師の指
当時は麻酔なしの処置が当たり前だったため、患者が咄嗟に掴んだものを強く握りしめてしまうことはままあることでした。綴弦・月詠の指は、よく見ると何度も折れ曲がってくっついたように歪んでいます。
*望むものの下へ、望む才が与えられれば
望まぬ才を押し付けられ、普通に生きることができなかった綴弦。
渇望してやまない剣の才を、目の前で蔑ろにされてしまった巌勝。
どちらも立場は違いますが、この願いは共通でしょう。
*今まで出会ったことのない大人
巌勝の周りにいる大人は、武家社会の大人です。他者に弱みを見せない立ち回りをする、強くあるべきと信じる人たち。
そんな彼にとって、綴弦は初めて出会った”大人なのに弱い男性”です。