着替えろヴィラン!!魔法少女なんてどうだ?   作:運命決定

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なぜ原作で誰もミスコンを知らなかったのか



文化祭があります

 

一年A組の教室

 

チャイムが鳴ると、相澤先生が眠たそうな表情のまま教室へ入ってきた。

 

「文化祭があります」

 

その一言で教室の空気が「「「ガッポイ!」」」と一気に高まった。ただし、今回は一般客は呼ばないらしい。ごく一部の関係者を除き学内だけの文化祭になるとのこと。ヴィランの勢いが増すこのご時世。だが全寮制などヒーロー科主体の動きに他科にストレスを抱えてるものも少なくなく、文化祭は他科が主役だからそう簡単に自粛するわけにもいかないらしい。

 

さて、出し物を決めることになったので飯田と八百万を中心に決めていくことになる。相澤先生は教室隅へ腰掛け寝袋を纏った。

 

「では!文化祭の出し物について意見を募集する!」

 

「メイド喫茶!」

「奉仕か!」

「おっぱb」

「重りあるかしら?」

「ダンス!」

 

どんどん意見が出てくる。そんな中、俺は静かに手を挙げた。

 

「爆豪ファッションショー」

 

「誰がやるかクソが!!!」

 

「じゃあ普通にファッションショー」

 

「衣替君らしい!」

 

八百万は黒板へ案を書き出していく。しかし決め手がない。

 

「あっちもいいな」

「でもこっちも……」

「準備間に合う?」

 

意見はまとまらない。気付けばチャイムが鳴っていた。その音で相澤先生が起き上がる。

 

「明日朝までに決めろ。決まらなかったら公開座学にする」

 

「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」」

 

そう言い残すとそのまま教室を出て行った。

 

公開座学は俺も嫌だが……相澤先生が話題に出さなかったことで、俺はやりたいことがあるので静かに立つ。

 

「出し物とは別件だけど、今年もミスコンあるよね。出る人いる?」

 

女子たちが顔を見合わせる。

 

「え〜、衣替興味あるの〜?」

 

「ある」

 

「そりゃあるか〜」

 

「ミスコン!!最重要イベントだろ!!!!」

 

「誰か出ようぜぇ!?」

 

峰田と上鳴だけ盛り上がる。それはそれとして、一応聞いてみたが俺の中ではもうターゲットは決まっていた。

 

「八百万、出てほしい」

 

「わ、私ですか?・・・理由を聞いても?」

 

「まず身長、173cmでスタイルもいい。ドレスもパンツスタイルも映える」

 

「なんでそんな正確に身長知ってんだ??」

「見ればわかる」

「え、こわ・・・」

 

「次に職場体験でCM出演済みで知名度が一年生の中ではかなり高い。最後に、主に女子票を狙う」

 

「「「「女子票?」」」」

 

「毎年開催だからな。先輩方にはほぼ固定ファンがいるだろう。男子人気だけで一年生が勝つのは厳しいので狙いを変える」

 

「女子が憧れるタイプってこと?」

 

「そう、可愛いじゃ勝てない。だから、カッコいい。女子が『着てみたい』『こうなりたい』と思う方向でいく。ロングコートでも軍服でも似合うだろう。なので八百万が一番適任。もちろん男子票も諦める訳ではなくちゃんと集める」

 

八百万は少し照れながらも困ったように微笑んだ。

 

「ですが・・・文化祭の準備もあります。ミスコンの準備までしてしまうと、クラスの出し物へ参加できなくなるのではありませんか?」

 

「そこは大丈夫。これは俺のワガママだから」

 

「・・・え?」

 

「八百万は俺が準備した衣装を着てステージを歩いてくれるだけでいい。それだけで勝てるコーディネートを目指す」

 

八百万はしばらく考え込んだ。八百万はあまりこういう方向のイベントにノってくれるタイプじゃない。だが俺の熱意は伝わっているのであろう。やがて小さく息を吐き、穏やかに微笑む。

 

「・・・そのくらいでしたら。微力ながら、お力になります」

 

「ありがとう」

 

俺は小さく頭を下げた。

 

「モモちゃん、絶対似合うと思う!」

 

「うんうん! 女子ウケヤオモモ見てみたい!」

 

「ここまで言われたら、ちょっと期待しちゃうよね」

 

女子たちは期待してくれてる。俺は真剣な表情のまま頷いた。

 

「期待してくれ。今年一番格好いい八百万を見せます

 

「カッコイイ系か残念・・・いやセクシー系もありえるな・・・オイラはそれに賭けるぜ!」

 

「だがまずは・・・」

 

飯田がメガネを抑える。

 

「出し物を決めようみんな!!今日中に!!」

 

「「「おうー!」」」

 

A組全員が力強く頷いた。公開座学だけは何としても避けたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後

 

インターン参加組の五人は文化祭の話し合いに参加できず、そのまま補習へ向かっていた。授業を離れていた分を取り戻すためだ。補習が終わる頃には外はすっかり暗くなっていた。

 

「我が一年A組の出し物は!生演奏とダンスによる催しだ!」

 

「みんなで踊って!みんなで盛り上がって!お客さんも一緒に楽しめる!」

 

「テーマは━━━パリピ空間!

 

飯田の報告に俺ら五人は賛成した。芦戸も上鳴もテンションが上がっている。なるほど俺らA組はライブか。

 

ドラムはまさかの爆豪。もうあいつが出来ないことを探した方が早いかもしれないレベルの才能マンっぷりだ。ダンスは芦戸が中心に指導する。

 

みんなやる気満々というか、爆豪が殺る気を出してみんなも意識を切り替えたらしい。やるなら馴れ合いじゃなく殴り合いだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして深夜一時を回った頃

 

目に隈をつくった飯田はホワイトボードに貼られた役割分担表を指さした。

 

「よし!これで全員の役割が決定だ!!」

 

バンド隊

・耳郎

・爆豪

・八百万

・常闇

・上鳴

 

演出隊

・口田

・切島

・瀬呂

・轟

・衣替

 

ダンス隊

・飯田

・緑谷

・青山(兼演出)

・蛙水

・砂藤

・芦戸

・峰田

・葉隠

・障子

・麗日

 

俺は演出担当に決まった。だが一番重要なことにまだ手をつけていない。俺にとって一番重要なこと……ライブといえばそう、衣装。つまり服だ。俺の服屋精神が疼いてしょうがない。

 

「ライブ衣装も必要になるだろう?」

 

俺の一言にクラス全員の視線が集まる。芦戸がぱっと笑顔になった。

 

「あっ!衣装全部衣替にお願いしたらめっちゃ豪華になるんじゃない!?」

 

「確かに!一瞬で全員着替えられるじゃんよ!」

 

「それは・・・かなりいい演出かも」

 

上鳴も耳郎も頷いてくれている。俺は小さく笑う。

 

「せっかくの文化祭だ。全員、一番似合う衣装を用意しよう」

 

「やった!ライブ衣装楽しみ!」

 

「かわいいのお願いね!」

 

葉隠も混じって手を挙げながらはしゃぎ、そして飯田が〆る。

 

「よーしみんな!明日から忙しくなるぞー!」

 

「「「「おー!!」」」」

 

こうして一年A組は、それぞれの役割を胸に、本格的な文化祭の準備へと動き始めた。

 

 

 

 

 





文化祭本当にまとまらない

文化祭の準備期間が1ヶ月あるので日常も挟みたい

ライブはいつ投稿できるか……どう文字で表現すれば……
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