翌日学校に登校するととある話題で持ちきりになっていた。
『魔法少女フレイム、敗北』
昨日戦った魔法少女の名前だ。
まだ詳細は報道されていないが報道されるのも時間の問題だろう。
ニュース等を見てみても『魔法少女初の敗北』と取り上げられていることからも明日辺りには俺について報道されるだろう。
「まさかフレイムちゃんが負けるとはね」
「ほんとにそう、今まで魔法少女が負けることなんかなかったのにね」
「そういえば魔法少女フレイムってどれくらい強いの?」
「フレイムちゃんはThe中堅ってところ、あんな性格だけど戦闘スタイルは堅実な子だから相当な初見殺しにでも引っかからないと負けることは無いと思うんだけど」
「そうなんだ」
「そんなこと聞くなんて…もしかして香音、魔法少女のファンにでもなった?それなら私を推してみない?」
「別に少し気になっただけだよ」
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家に帰ってから考えていることは魔法少女の対策だ。
加速と性質付与があれば中堅には勝てるらしいが上位層ともなるとそうもいかないだろう。
となると、身につけるものが見えてきた。
魔法だ。魔族も魔法少女も使用することができるものらしいが、
「そもそもどうやって覚えるんだ?」
思わず声に出てしまうほどにわからなかった。
魔法についての本などがあるわけではないので魔法を覚えるという強くなる方法の1つが実質使えない状態なのだ。
「しょうがないダメ元で魔法少女管理局のホームページでも見てみるか」
魔法少女管理局とは魔法少女の指揮や管理そして芸能事務所的な役割を持っている。
「もしかしたら『魔法少女になったらまずはこの魔法を覚えよう』みたいなところがあるかもしれないし」
そうして魔法少女管理局のホームページを開いた瞬間、頭の中になにか情報が流れ込んでくるのがわかった。
「これは、魔法か!」
多分、ホームページには魔力を持つ人に基礎的な魔法と魔法の基礎を覚えさせる仕掛けがあったのだろう。
これで俺も魔法が使えるようになった。
覚えた魔法は、魔力感知、魔力弾の2種だ。
魔力感知はその名の通り、魔力を感知することができる魔法で魔力の大小を図ることはできないが魔力を持つ人物がどこににいるかがわかるようだ。
魔力弾も名の通り、魔力を弾丸として発射できる魔法のようだ。
魔力感知には自分の魔法適性を知る効果があるようだ。
魔法適正とは、火や水といった魔法の適性のことである。
魔法少女管理局では思った以上に魔法の情報が得られるようだ。
俺の魔法適性は光、光の魔法適性は光線を出したり発光したり、様々なことができるようだ。
とりあえず魔族を探すために魔力感知を使ってみた。
魔法少女か魔族かどうかは魔力の雰囲気が違うためすぐに分かるらしい。
サーチしていると、魔族らしき魔力を感知できたのですぐさまその場所に向かった。
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その場所に着いて魔族を見つけた瞬間に魔族の方も自分の存在に気づいたようだ。
「なんだテメェ魔力を持っているようだが魔法少女の魔力じゃねぇな」
「それこそ俺達と同じ魔族の魔力じゃねぇか」
「だけど私は魔族じゃなくて人間、とりあえずあなたの力奪わせてもらうね」
そう言って構えたら、
「おぉっと待て戦う前に自己紹介だろ」
「はぁ自己紹介ね」
魔族からこんなこと言われるとは思わなかった。正直以外だ。
「まぁ俺からだな、俺の名はシュバルツこっちの世界には強いやつと戦いたいから来た!」
「じゃあ私ね、私の名前は⋯⋯」
あれ冷静に考えたら自分の名前決めてなくね?本名使ったら知り合いとかにバレるかもしれないし、えーっと
「フリーデン、最低最悪な魔王となる私の名前はフリーデンだ!」
「ハハッおもしれぇ魔王様になるってかじゃあさぞかし強いんだろうな!」
シュバルツも構えて戦闘が始まった。
最初に攻撃を仕掛けてきたのはシュバルツの方、様子見がてら相手の蹴りを受けると、
「お、重い」
「ハハッ重てぇだろこれが俺の固有能力、重量操作自分の重さなら自由自在に変えられるんだよ!」
なるほど、攻撃のときは重く回避のときは軽く、まさしく自由自在に重さを変えることで戦闘のしやすさを変えているのか。でも、
「重たいだけだね、この程度じゃ私は倒せないよ」
「なにっ!?」
加速+衝撃の性質で一気にぶち抜く!
「ごはっ!」
「な、何だこの速度と衝撃は!?ありえねぇ魔力があるとはいえ人間が出せる出力じゃねぇ」
「これだけダメージがあるならいけるかな?」
私がシュバルツに触れるとシュバルツの体は塵になって消えた。
それと同時に重量操作の能力が自分のものになったと実感した。
「待ちなさいそこの魔族!」
「私は魔法少女アクア、フレイムの敵取らしてもらうわ」
「へぇ〜あの子の知り合いね、でも今は疲れてるのだからあなたに構ってる暇は無いわ」
「待ちなさい!」
「それじゃあ、私も自己紹介としましょうか。私の名前はフリーデン最低最悪の魔王になる者だよ」
加速+衝撃はこの世界だと馬鹿にならない火力をしています。
1撃食らって意識を保ててるシュバルツくんを褒めてあげましょう。
作中上位勢の仲間入りするにはこれに余裕で耐えなければやっていけないくらいには防御力が必要になるようにしようと思っています。
ちなみにアクアがフレイムをやったのがフリーデンだと知っていた理由はフレイムから特徴を聞いていたからです。