魔法の才能ゼロの令嬢に最強ジジイが科学を教えたら?→A.めっちゃ無双する:【才無し侯爵令嬢と魔法ジジイの科学革命】 作:Koh_novel
グリモワルドが軽く手を振った。
部屋の中を飛び回っていたミニフェニックスが、ふっと消えた。赤い光の粒が散って、空気に溶けていく。
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グリモワルドが、ピリカの方を見た。
「さてピリカ。大会で使った”無詠唱の爆裂魔法”、つまりは"水素爆発"がどう起きるかを説明せい」
「はい。空気中の水素と酸素というものがあり、そこに着火すると結びついて爆発が起きて水になります」
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アリサが目を瞬いた。
——水素? 酸素? 爆発して水になる?
聞いたことのない言葉が並んでいる。だが、ピリカは淀みなく答えている。
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「わしからするとまだまだ雑じゃが——まぁ、"何が燃えてるかわからないけど燃えている"に比べると、だいぶ精度は高いわな」
グリモワルドがコーヒーを啜った。
「では、水素と酸素の作り方は?」
「はい。水に魔力を流して、水素の空気と酸素の空気に分けるイメージをしています」
「え——水から、空気が生まれる……?」
アリサが思わず口を挟んだ。
「そうじゃ。その通り」
グリモワルドが頷いた。
「今までの魔法が"魔力を流すと、なんかいい感じに結果をくれるもの"だとしたら——ピリカがやったことは"過程をきちんと認識して、そこを魔力で補助するもの"じゃ」
「…………」
「その準備さえやってやれば、あとは起動するだけ。その起動も、火花ひとつで問題ない」
「…………」
「そして、わしらは最近これを"魔法"と対比するものとしてこう呼んでおる」
——"魔術"とな。
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——過程を認識して、補助する。
アリサは、さっきのピリカの説明を思い返した。水素と酸素。着火すると結びつく。爆発して水になる。——何が起きているかを理解した上で、魔力はその過程を"手伝う"だけ。
だから、魔力が少なくても成立する。
「……つまり、魔術は"とても効率がよい魔法"ということですか?」
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「そのとおーり!」
グリモワルドが手を打った。
「お主、本当に筋が良いのう」
「私、それに気づくのに三日くらいかかったのに……」
ピリカが肩を落とした。
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「ちなみにじゃが——」
グリモワルドがコップをテーブルに置いた。
「わしは魔法も魔術も、どっちもめちゃめちゃ使えるぞ」
「…………」
「考えるのが面倒な時、大雑把に結果をくれる魔法は大変便利じゃ。さっきのフェニックスもそうじゃな。その分、細かい制御が効かない傾向はあるがの」
——魔法も魔術も、両方使える。
アリサは、ようやく理解し始めていた。さっきのコーヒーを淹れる並行魔法。ミルクの遠心分離。フェニックスの短縮詠唱。——あの全てが、この人にとっては「どちらかの道具を適当に選んでいるだけ」なのだ。
【10分間の完全オリジナルAIアニメ】が完成しました!!!
原作、脚本、映像、BGM、声、主題歌、それぞれ製作して合わせた現時点での集大成となっています!
場面は【魔法大会の決勝〜決勝に至るまでのピリカとグリモの修行の日々〜ここから先の展開のちょい出し】という感じです。
この小説をここまで読んでくださっている方は100%楽しめる自信があるので、ぜひ10分間だけお時間をください!!!!
↓↓Youtubeリンクです↓↓
https://youtu.be/iO6VIm0o6fM?si=hzx5QsIesxzGCVwG
そして観て、もしよかったら——高評価、コメント、お待ちしております!!
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miwさん、sakamaiさん、ツインズさんより高評価いただきました!(*>∇<)ノ
「一気読みするくらい面白い」とか「このお話に会えてよかった」とか、作者冥利につきますね、、、( ; ; )