壊れた吹雪   作:黒米資料館

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艦これ復帰して約1ヶ月なので口調等おかしな所があると思います。
その際は教えていただけると幸いです。


新しい鎮守府

…はい、私です、吹雪です、はい…

どうやら新しい鎮守府に移されるようです、はい

…また戦いの日々が始まるんですね、今度こそ沈めるといいなぁ

 

長門「…大丈夫か?」

そう声をかけてくださったのは戦艦長門さん、現在新しい司令官様のいる執務室へ向かっている最中です

響「…無口だね、こんな吹雪初めて見た」

長門「それだけ前の鎮守府が酷い環境だったのだろう…痛々しくて見ていられん…」

響「…そうだね」

そんな話を聞いていると、執務室前に到着していた

長門さんが扉をノックすると中から返事が返ってくる

「入っていいよー」

長門「失礼する…提督、こちらが本日着任する吹雪だ」

提督「ようこそ!私の鎮守府へ!歓迎す…る…」

司令官様は私の姿を見て絶句する

提督「っ…吹雪、あなたは…やりたいこととか、ある?」

質問の意図が分からない、やりたいこと?そんなのひとつしかありません

吹雪「…沈むこと、解体されること」

これが私の望み

提督「…えっ…と、長門、響、吹雪に鎮守府を案内してあげて…」

長門「…わかった、こっちだ…吹雪」

そうして私たちは執務室から退出した、扉の向こうから何か聞こえてくるけど、まぁいいや

そうして鎮守府内を案内されて居ると…

夕立「あっ!長門っぽい!」

時雨「ほんとだ、駆逐艦寮に来るなんて珍しいね」

誰かが話しかけてきた

長門「あぁ、夕立に時雨か」

響「今、今日着任する事になった吹雪さんを案内しているんだよ」

夕立「そうなの?始めまして!吹雪ちゃっ…ひぃぇ…」

時雨「っ!…初めまして、僕は時雨、よろしく」

…手を差し出されたけど…何をすればいいんだろ

とりあえず挨拶…?挨拶…

吹雪「…吹雪…です」

挨拶、これでいいか、私も手を差し出して…

吹雪「…よろしく」

 

 

執務室 提督side

 

最初聞いた時は憤怒した、艦娘を使い潰し、私利私欲の為に利用した提督がいることに!

次にやる気に満ち溢れた、その鎮守府の唯一の生き残りが私の鎮守府に来るのだから、いっぱい幸せにしてあげようと誓った

そして実際に出会って…驚愕した

 

長門「失礼する…提督、こちらが本日着任する吹雪だ」

来たっ!まずはとびっきりの笑顔で!

提督「ようこそ!私の鎮守府へ!歓迎す…る…」

そこに立っていたのは…左目に眼帯をし、全身に傷を負った少女、目には隈が遠目から見てもわかる位はっきりとついており、地獄を見てきたのだろう、感情を…感じなかった

私は、自身の決意の浅さを情けなく感じた

酷い環境だったのは聞いていた、でも、目の前にいる少女は、その鎮守府の犠牲者である彼女は…

私が想像していたよりも、遥かに酷い目に会い続けてきたのだろう…

私ができることは少ないかもしれない、でも…

必ず笑顔にしてみせる

その為にはまず、吹雪のやりたいことを聞かないとね!どんな事も叶えてあげるから!

提督「…吹雪、あなたは…やりたいこととか、ある?」

その言葉を聞いた吹雪は即座に、こう答えた

吹雪「沈むこと、解体されること」

光を失った目がこちらを見つめる

本気だ、本気で願ってるんだ

…沈むことも解体されることも、等しく死を意味する…

吹雪は、死ぬ事を、本気で、願ってるんだ

彼女の事を考えるなら…叶えるべきなんだろう…

でも、私は、認められない

絶対に幸せにしてみせる、そう心に誓ったから

それは私のエゴなんだろう…でも、笑顔にしてあげたい

 

私は吹雪を退出させ、背もたれにもたれかかる

提督「…どうしたらあんなふうになるんだっ!」

私は、前の提督に深い怒りを覚えた

私の知る吹雪は、やる気に溢れてて、笑顔に溢れてて、よく駆逐艦のみんなと仲良く遊んで、頑張り屋で、眩しい娘

提督「…吹雪の姉妹艦が居たら良かったんだけど…」

この鎮守府には吹雪の姉妹艦は居ない、それがいい事か、悪い事かは分からない、けど…

提督「…まずは、死を望まない環境を作ろう…生きていたいって思える環境を…」

…でもそれって…どうすればいいんだろ

…とりあえず、間宮で昼飯食べよ…腹が減っては戦ができぬって言うし、お腹減ってたらいい考えも浮かばないよね…うん!

そして私は間宮へと向かった、今現在、間宮で大変な事が起こっていることを知らず…

 

 

食事処 間宮

 

 

提督「おっ昼、おっ昼、ごっはっん!間宮さん!今日のメニューはー…あの、何があったの…?」

間宮の1席、完全にお通夜モードの席に向かう

メンバーは…長門、響、夕立、時雨、それと…吹雪

夕立「…提督さん…助けて欲しいっぽい…」

時雨「…まさか食べ物を初めて見た…なんてね…」

響「食べ方、飲み方、箸やスプーンの使い方、そもそも飲み込み方すら分からないってさ…」

長門「…ほら、吹雪…流動食だ…飲み込み方は…口の中の物を体内に送る感じで…」

吹雪「……あ、……ん……吹雪、飲み込みました…」

長門「…美味しい…か?」

吹雪「……?おいしい…とは…なんですか?」

その言葉にみんなの動きが止まる

提督「…美味しいって言うのはね、食べ物を食べて!幸せっ!ってなることだよ?どう?吹雪!」

何とか言葉を捻り出して伝える、もっとうまい説明とか例えが出せればなぁ…自分の知能を恨む…

吹雪「……幸せ………?」

提督「そう、幸せ!」

吹雪「………あ、ん」

吹雪は流動食を数秒見つめ、口に含む、ぎこちなく飲み込むと…

吹雪「…よく、分からないです」

提督「…そっか……」

やっぱり私じゃ無理なのかな…

吹雪「でも」

吹雪「…戦場に、居る時より、暖かい、です」

そう吹雪が告げる…私は焦っていたのかもしれない、そうだよね、少しずつ笑顔を増やして行こうね!

提督「うん!なら食べ方覚えてもっと暖かくなろ!」

誓うよ、必ず幸せにしてあげるって!

…それはそうと来週演習なんだけど…吹雪大丈夫かな……




因みに提督は女提督です。
後、うちの吹雪がLv85になりましたやったね!
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